いつまでも、いっしょ・・・
リカちゃん、今ごろどこにいるのかな?ひょっとして近くにいてくれてるのかな?

うちに「リカ」がやって来たのは、たしか1980年だったと思います。
私たち家族が九州に移り住んでいて、間もなく。私が小学校に入ったばかりの頃のことでした。
以前から、「犬が飼いたい、飼いたい」と私たち姉妹は両親にねだっていました。
その頃、ちょうど母のパート先の喫茶店の常連さんが飼われているマルチーズに赤ちゃんが出来たという話があったのです。

『こんなチャンスは無い!』ということで、家族で話し合いました。その結果、『きちんと世話をする。協力する』という約束で、ワンチャンをうちに迎えることになりました。
後日、生まれて間もないマルチーズの赤ちゃんが我が家にやってきました。まだ生まれて90日くらいしか経っていなかったので、とても小さくて両手におさまるくらいの大きさでした。
この日からうちの家族は5人(?!)家族になったのでした。

リカとの生活が始まってまだ間もないある雨の日、私と妹はいつもいるはずのハウスに小さなリカがいないことに気づきました。
「リカ!リカ!」と叫んでも何処にもいない!泣き声もしない・・・。
そこら中、手分けして探し回りましたがいません。なんと、玄関のドアがすこし開いていたのです。
家の周りを探し回ってもどこにもいません。
「どこいったのかな、帰ってくるかな。それか誰か連れていっちゃったかな・・・」
と絶望(?)し泣いているところに、ピンポーン♪とチャイムがなり響いたのです。近所の知り合いの方がいらっしゃいました。
「あのね、道を歩いていたら、私の後ついて来てたの。よく見たら○○さんとこのリカちゃんよね?お家に帰れてよかったね〜!」
と、雨の中小さなリカを連れてきてくれたのです。なんて運が良かったんだろう・・・
(T-T) ウルウル。

それから私達姉妹が成長していくのと同じように、リカも一緒に成長していきました。
どこかへ遊びに行くときも一緒。旅行も、転勤で引越ししても当然一緒。どこへ行くにしても、何をするにしてもとにかく、なんでも一緒だったのです。
いつだか一度だけ、リカの赤ちゃんを産ませてあげよう!という話があって、試みたのですが時期が遅すぎたため、残念ながら赤ちゃんを産むこともできず、そのまま10年以上がすぎたのでした。

リカはおばあちゃんになっても元気だったのですが、とうとう乳がんにかかってしまいました。痛々しい姿、そして2度の手術を受け、細くなったからだを引きずりながら
生活していました。リカは17年もの長い間、私達家族とともに生活してくれたのです。
楽しいときも、悲しいときもずっと一緒でした。

リカが亡くなって、お星様になった日は、私達の悲しみを表したかのように嵐のような日でした。
朝は晴れていたのに、午前中真っ黒の雲がどんどん空を覆い、そのうち雨が降って、風も強くなりました。
午後、雨がやんでからリカを埋葬しに連れて行き、荼毘に付したあと、それまで嵐だった天気も回復し、青空になりました。
一つ残念なことは、単身赴任していた大好きだったお父さんと会うこともなく逝ってしまったこと・・・。
でもきっと今でもお父さんの膝の上に乗って、寝ているんだろうな〜って思います。
あの日のことは決して忘れません・・・。

私達は「リカ」とさよならするとき、「リカちゃん、長い間ありがとう。しんどかったね?
(関西弁で「体が疲れた、キツイ」という意味)今度は人間の子供として、うちの子に生まれて変わってくるんだよ。その日までゆっくりおやすみ」と話しかけました。
ちいさなお骨はいつまでも私たちと一緒に・・・ということで、すぐに取り出せるように、庭にお墓を作りました。将来は一緒のお墓に入れてあげるつもりです。
ペット斎場のおじさんは「犬もネコも、土に返してあげるのが一番だと思うよ・・・」とおっしゃっていました。が・・・、その時の私たちにはどうしてもそうすることが出来ませんでした。
よく「いつかは死んでしまうから、ペットは飼わなくていい」と言われます。
もちろんペットは自分達より早く死んでしまうことは分かってはいますが、
実際に死と直面するということ、命の大切さを考えることって、
とっても大切なことなんだということを「リカ」に教えてもらえたように思います。
今は実家にはレンちゃんがそばにいてくれています。
この子がリカちゃん以上に私たち家族と楽しく、充実した一生を送って欲しいと思っています。
そしていつかゆうたんにも命の大切さ、わかってほしいなと思います。

**名前**
「リカ」ちゃん♀(女の子)

**犬種**
マルチーズ*九州生まれ 5月生まれでした

**性格**
おてんば・短気!マルチーズの中でもとても美人♪な子でした
↑飼い主が言うことではないか・・・(^▽^;)

享年17歳で他界。今、お星様になって私たちを見守ってくれています。