SWEET SWEET SWEET

手作りのお菓子やパン、料理など美味しいもの、
そして大好きな本など紹介します♪

世界名作劇場の赤毛のアン。

近頃、なぜか世界名作劇場をもう一度見たいなぁ・・・と思ったりしています。

今って、どうなんでしょう、私が小さい頃のように、毎日夕方に再放送してたりするのでしょうか。
昔のものは、ほとんど再放送でその内容を知っているようなものですが、毎週毎週、日曜夜の本放送で、話の内容をじっくりと楽しみながら見たとはっきり記憶しているのは、小公女セーラからだと思います。
その前のアンネットや、カトリなどは、本放送を見たことは覚えているのですが、お話の内容が理解できたのは再放送でだと思いますので。

そんな中、今回特に赤毛のアンのことが頭から離れません。
赤毛のアンは、昔から大好きで、アニメはもちろん再放送で初めて見たのですが、その時のことは今でもよく覚えています。特に、再放送第一回を見終わって、次の日に友達と話した内容。
これが
「ちょっと、あの主題歌とエンディング、すごくない?」
ということだったのを、強烈に記憶していました。

おそらく、過去に見たことがなくて、現代になって初めてアニメ「赤毛のアン」を見るという人も、その主題歌とエンディングには、度肝をぬかれると思うんですよね。
なんと申しますか、その当時子供だった私たちには、一回目の強烈な印象は、驚きと共に、今となっては大変申し訳ないのですが、爆笑で捉えられたのです。
アニメの常識を打ち破るオーケストラの迫力ある伴奏。ピアノを習っていながら、全く意識しなかった対位法という技法が、それとは分からないながらも、いやおうなく見せ付けられたのです。(対位法でいいのかな?)
それまで、歌の伴奏といえば、本当に歌手が歌う部分の添えものとしか思えなかったのですが、アンの主題歌やエンディングは、伴奏と歌がお互いになくてはならないものであり、お互いを高めあって、ひとつの音楽になっている、と体験させられたのです。

全てが初めての体験なのですが、何か、それがどうもアニメにしては大げさ過ぎるようにに思われて、冗談のような面白さで捉えられたのです。

しかし!

こういう強烈な印象がもたらすものが往々にしてそうであるように、その主題歌とエンディングは、私の心を、次第にわしづかみにしていったんですね。
ちょっと使い方が違うかも知れませんが、「じわじわ来る」ってやつです。

そうなると、主題歌が始まる瞬間からエンディングの最後まで、一秒も目が離せないんですよ。
まぁ、当時のアニメの見方として、主題歌やエンディングも、そのお話を構成する重要なファクターであったわけです。主題歌の時間では、前回の予告編をおさらいし、今日のお話の想像する。エンディングは、その日のお話の余韻を余すところなく味わう為の時間なわけですよね。

それが、赤毛のアンの主題歌「きこえるかしら」(←クリックで動画が開きます)とエンディング「さめないゆめ」(←クリックで動画が開きます)は、見事に赤毛のアンにハマリまくって、アンの世界にどっぷりと浸らせてくれるんですよねー。
特に、「さめないゆめ」は、本当に素晴らしく、最初に聞いた時あっけに取られて、次の日に友達と笑いあったのが嘘のように、私の心を捉えました。
最初大げさだと思われた曲は、聴けば聴くほど、まさにアンそのもの、ロマンチックで、心の中は大げさと言えるほど美しくきらめき、大きな感情のうねりを湛えているのにもかかわらず、どこまでも軽やか瑞々しい少女を表現しているように思えて、感動するのです。
このエンディングの見せ方も、また変わっていて、なんと、曲が流れている間、アニメーションは無し。画面を取り囲む葡萄のツタの絵だけで、その中に、スタッフの名前が表示されるだけなのです。
絵がないというのも、これまたびっくりして呆れる要素だったのでありますが、次第に、絵がないだけに、私の脳内では、この曲の歌詞のように、アンがお花畑をひたすら走って幸せそうな様子が展開されるようになり、最終的には、コーデリア・フィッツジェラルド姫になったアンが、夢の世界を軽やかにどこまでも走っていく様子がアニメーションで勝手に脳内再生されるようになったのです。

今回、この文を書くにあたって、動画を見てみましたが、改めて、エンディングにアニメーションがなかったことに驚きました。
私の中では、もう勝手にアンの想像が出来上がっていたので、アニメーションがないことは、それほど重要ではなくなっていたんですよね。
むしろ、映像など必要ないと言ったほうがいいかも知れません。
この音楽の前には、どんな映像も余計なものなんです。
完成された音楽には、映像などいらないのです。
必要なのは、聴覚のみ。
いやー、ここまで狙って演出した高畑勲氏には、ただただ脱帽。
いや、狙ったのかどうか知りませんが(笑)。
偉い人には、それが分かっていたんでしょう(爆)。

それにしても、この作曲家・三善晃氏と作詞家・岸田衿子女史は、本当に有名な方がたですが、この二曲を、この世に送り出しくれて、本当にお礼を申し上げます。
というか、この歌詞も、いかにもアンが言いそうなことではありませんか。
ダイアナやマリラ、マシュウに語って聞かせるアンが、目に浮かぶようです。
もちろん、歌手の方も素晴らしいのです。
この伸びやかで透明感のある歌声は、なんと、ワンツードンの、ドンちゃんの声の人なんですって(分かる?)。いやー、最高です。

あとね、劇中に流れる挿入曲もいいんですよ。
いまだにいろんなところで使われていると、「あ、アンの曲だ」って、すぐに分かります。今、次回予告の曲を思い浮かべましたが、全部再生出来ました(笑)。
あ、曲のことばっかりじゃんか、これ。

本編の内容も、いいんですよ。
なんといっても、絵で見る赤毛のアンというかんじで、小説が完全再現されています。
本を読んだだけではよく分からない箇所が、映像で表現されているというのは、いつの時代でも感動するものです。
特に、グリン・ゲイブルズの地下室の様子が絵で見れたときは、すごく感動しました。
あと、大包丁でツケギをすごい剣幕で削るマリラとか、靴脱ぎ器でブーツを脱ぐマシュウとか、どう考えても、日本の小学生には想像が及ばないでしょ?

ちょっと映像が荒いところがあって、カクカクする場面があって、中でもアンがミニーメイを救う回では、なぜか完全に静止画状態になった放送事故状態を見たので、その回についてはトラウマなんですが、二回目に再放送を見たときは、ちゃんと動いてました。

そんな感じで、思い出深い世界名作劇場の赤毛のアン。
とにかく、主題歌とエンディングだけでも見てください。
そして、DVDなどで本編を見る機会があったら、是非主題歌、予告編、エンディングまで、1話分だけでも飛ばさず見てください。あれは、全部ひっくるめて見ることで、完全になりますので。
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KAME HOUSE のハンバーガー。

今日、地震があって、津波が起りました。
ここ何日か、小さな地震が頻繁にあったのですが、やはり大地はまだまだ落ち着かないのですね・・・。

全国のチェーン店くらいしか、ハンバーガーショップって縁がなかったのですが、杜の都の個人経営のハンバーガー店に行ってきました。
KAME HOUSE 
某漫画へのリスペクト?オマージュ?という名前ですが、お店自体は、漫画チックではなく、普通に(?)アメリカ〜ンな内装と雰囲気です。
(ちなみに、KAMEHAMEHAバーガーとかもある)

ハンバーガーだけでも種類が沢山あって(サンドイッチや、サイドメニューも豊富)アボカド入りやパイナップル入りのハンバーガーがウリみたいですが、今回はおとなしくチーズバーガーを選択。
味はバーベキューソースか、スイートチリソースから選びます。
スイートチリソースの辛さを店員さんに尋ねて、
「それほど辛くはなく、マイルドですよ」
といわれ、それなら・・・と、
「なら、照り焼きソースで!」
と、張り切ってこれ以上なく無様な答えを出し、店員さんを凍りつかせる私。

だーかーらー。
バーベキューか、スイートチリって言われましたがな!
と、ボケと突っ込みを一人でこなしつつ。

いやね、チキン系を選べば、照り焼きソースも選べたはずなんですよ。
そういうことなんですよ。

まぁ、手始めに軽く恥をかいたところで。

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キタワァ━━━━━━(n‘∀‘)η━━━━━━ !!!!!
はい。
ポテトとピクルスはもれなくついてくる仕様です。
シェイクを頼みたかったのですが、機械が故障中とのことで次回に。
画像では分かりにくいのですが、大きいです。

hu.jpg


ハンバーガーを包む紙がついてくるので、よいしょっと自分で包みます。
それと同時にパティから肉汁があふれ出す!
おおお・・・。
あと、ナイフとフォークがデフォルトでついてきますので、そちらで召し上がりたい方はどうぞ、というかんじで。

パンが柔らかいのー。
結局ソースはバーベキューを選んだのですが(そう。説明を求めたくせに、スイートチリを選ばない。私はそういう女だ)、味はしつこくないです。
そして、びっくりなのが、パティ!
分厚い!
そしてものすごくしっとりしています。
パサつきがなく、肉汁がジュワッとたっぷり。
肉肉していて、ほんと、たっぷり肉を食べているというかんじです。
ゆっくり食べたのがいけないのか、最終的に包み紙から、肉汁があふれ出てきてしまった(笑)。
あと、いいな、と思ったのが、レタス。
すごくしゃきしゃきしているのですが、バランスが良いというか、食べてて邪魔にならない。
私、ハンバーガーについてくるレタスって、苦手なんですよ。
食べにくくて。
でもこれは沢山入っているのに、そんなストレスを感じなかったのです。

それと、ポテトが美味しかった〜。
揚げたてはもちろんなのですが、表面ザックザクで美味い。
ピクルスもちゃんと食べました。
昔は、マックのピクルスが嫌いでしたが、ちゃんと食べられた(笑)。
ちょっと箸休め的に良かったです。

次は、スイートチリソース、食べたいなぁ。

でも、肉だけでもボリュームたっぷりなので、すごくお腹を空かせていくのがお勧めです!
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甘夏ピール。

日本中で大きな地震が頻発しておりますね。 とにかく、被害が小さく済むように祈っています。 ご近所さんが無農薬の甘夏をお取寄せなさったそうで、ご相伴にあずかりました。 無農薬を逃す手はないと思い、皮の砂糖漬け、甘夏ピールを作ることにしました。

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母がオレンジピールなどが大好きなので、ちょうどよかったのです。 初めて作ることで、部分的にちょっと苦味というか、えぐみというか、アクが残ってしまったようです。 苦味が全部取れたものと、残ってしまったものと分かれたのです。 苦味がないものは、とても美味しく出来たので、ちょっと残念。 次回作る機会があったら、もっとあく抜きを丁寧にしたいですねー。 (そんな機会があるかしらん?) 最初、レシピ通りに全部に砂糖をかけてしまいましたが、その後で、母がオレンジピールのチョコレートがけが好きだったのを思い出して、砂糖をかけた上からさらにチョコレートをかけました。 でも美味しい! 手間はかかりますが、また作ってみたいです。
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エミイのジェリーとメグのジェリーその2

物語の食卓です。

前回に続いて、今回は「続・若草物語」のメグのジェリーについてです。

大変な自信を持って、ジェリー作りをはじめたメグ。しかし、材料を煮て、濾して・・・何度やってもうまく固まらず、とうとう泣き出してしまいます。
このジェリーって、どういうものだったのでしょうか。
ここで大事なのが、メグが作るジェリーとは、おなじみのゼラチンで作るゼリーではないという事です。
ここで言うジェリーは、果物のジャムの一種なんです。

言葉で言っても良く分からないと思いますので、画像を上げますね。

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はい。
メグが作ったのは、カレンツのジェリーなのですが、材料がなかったので、私はアップルジェリーにしてみました。
ジャムといっても、透明で綺麗ですよね。
そして、ちゃんと固まっています。
作り方は、りんごを水とレモン汁で煮たものを、ガーゼで濾して液を取り、砂糖を加えて”jellying point"(ジェリーが固まる温度)まで煮詰めます。それを容器に移して冷ますと、固まったジェリーが出来るというわけです。
このジェリー作りに大事なのは、果汁を固める、元から果物に含まれるペクチンももちろんなのですが、何よりも”jellying point"になるまで煮詰めることが重要です。
これがなかなか難しい!
jellying pointとは、摂氏約104.4度以上のことで、現代では温度計があるので見極めは簡単ですが、温度計がない場合は、つめたく冷やしたスプーンを煮汁に浸して、スプーンから垂れる汁状態を見るとか、冷やした小皿に煮汁を垂らして、しばらく置き、指をつけて膜ができて、さらに動かすと皺が出来る・・・など、もうはっきり言って、経験がものを言う職人技の域なんですよね。

では、なぜメグのジェリーは固まらなかったのでしょう?

これは、作者のオルコットがさりげなくヒントを教えてくれているようです。
と言うのは、メグは「ハンナ(マーチ家のお手伝いさん)が100ぺんもやるのをみてきた」と言うのです。
つまり、見ていただけで、実際作ったことはなかったんですね。
私は今回作って、本を見ただけで作るのは、かなり難しいと感じました。
大体、メグは100度以上の温度計を持っていないでしょうし、ジェリーを作ったのは暑い日でした。そんな日につめたく冷やしたスプーンや、お皿を用意するのは難しく、jellying pointを見極めるのは至難の業だったのではないでしょうか。
しかも初心者のクセに、大量に仕込んだようですから、煮詰めるのにも時間がかかるでしょうしね。
仮に煮詰まったとしても、容器に移して冷ますにはまた時間がかかり、言うまでもなく、冷めないことには固まらないのです。
かくいう私も、なかなか固まらず、辛い思いをしました。一晩たって、ようやく固まったと確信した時は、ホッとしましたよ。
そんな風ですから、暑い日にメグが「固まらない」と思い込んだのは無理ないと思います。

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それにしても、固まったジェリーは、とても綺麗です。
私のジェリーは、かなり甘くなってしまいましたが、リンゴのエキスがギュッとつまっているのに、透明感のある味は、普通のジャムとは全く違っていますよ。

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パンにつけると、さらに綺麗。
紅玉などで作ると、色が真っ赤に染まって、まるでルビーのようになるんですよ。
今回のリンゴは、色が薄かったです。

以前私が赤毛のアンで作った木苺水は、煮詰めすぎて、偶然にもジェリーになってしまっていたんですよね(笑)。

いかがでしょう?
エミイのジェリーとメグのジェリー。
エミイのジェリーは、単にゼリーのことをジェリーと書いてあるだけなのに、いつも食べているゼリーではなく、なんとなく特別なもののように感じられます。
きっと、透明で、甘くて柔らかくて、宝石のようなな食べ物なんじゃないかと・・・。
イメージとしては、まさにメグのジェリーのような感じを想像していました。
まぁ、どちらもジェリーには変わりないのですが・・・。
言葉って、本当に不思議ですね。
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エミイのジェリーとメグのジェリー その1

物語の食卓です!

今回は、ルイザ・メイ・オルコットの「若草物語」です。

これまた超有名な少女小説ですね。
ルイザ・メイ・オルコットの自伝的要素も多分に含んだ小説で、貧しいながらも、誇り高く、また愛にあふれた四姉妹のお話。
皆さんは、四姉妹の中で誰が好きですか?
美しくて優しく、ちょっぴり虚栄心のあるメグ、独立心が強くて、活発なジョー、はにかみやだけど、音楽が大好きで、誰よりも優しいベス、おしゃれで無邪気だけどちょっぴり我侭なエミイ。
一番の人気は、やはりジョーだと思いますが、私は断然エミイが好きでした。
甘えっ子でかなりの自意識過剰、さらに我侭娘なのですが、なぜか憎めないエミイ。
と言うのも、なんとなく、エミイと自分が似てるなぁ・・・なんて思っていたんですよね。
私って、自分で言うのもなんですが、相当我侭で、自分のことしか考えていない子供でした。
特に、ジョーとエミイが史上最大の大喧嘩をするエピソードでは、エミイのかんしゃくが、すごく身にしみたんです。
私も姉と喧嘩をしたりすると、エミイのように何をするか分からないほど爆発したものです。
今思えば、よく姉は許してくれたものです。
そんなエミイも、家族の危機を共に乗り越えるうちに、我侭を抑制し、皆のために働くことを覚えるのですが・・・、私はどうも成長しませんね(笑)。

若草物語といえば、なんといってもブランマンジェやライムのピクルスが有名ですが、今回は、あえて「ジェリー」を取り上げたいと思います。
タイトルの「エミイのジェリーとメグのジェリー」、何のことだかお分かりでしょうか。
若草物語で、ジェリーのことが強く印象付けられる場面があるのですが、一つは、「若草物語」の終盤、ワシントンにいる両親に宛てた手紙に、エミイが「メグ姉さまは、お夕食のときにジェリーを食べさせてくださいます。ジョー姉さまは、ジェリーは私の性質をよくするから大そうためになるとおっしゃいます」という個所と、クリスマスの夕食では、素晴らしい出来栄えのジェリーをエミイが蜜壷に入り込んだはえのように食べたという個所のエミイの「ジェリー」。
もう一つは、「続・若草物語」で新婚のメグが腕によりをかけて作る「カレンツのジェリー」。

この、エミイの大好きなジェリーと、メグが作るジェリーは同じモノなのでしょうか?
ジェリーには、デザートとしておなじみの、ゼラチンで作るあのプルンとした日本で言う「ゼリー」と、果物を煮詰めて作ったジャムの、「ジェリー」があります。
エミイが好きなジェリーのほうは、「夕食に食べる」という記述から、多分デザートとしての、ゼラチンで固めた「ゼリー」だと思いますが、優美な食べ物が大好きなエミイが満足そうにゼリーを沢山食べる光景は、想像するとコチラまでニコニコしてしまいます。
それに対して、メグが作るジェリーは、多分ペクチンなどで固めるジャムのようなものと考えられます。
最初この記述を読んだ時は、この、メグが作る「ジェリー」の意味が分からず、ジャムが固まらなくらいで、なぜメグが絶望するのだろう?と不思議に思っていました。
大体、
「ジェリーが固まらないの、どうしたらいいでしょう!」って、どういう意味なのでしょう?

また長くなってしまったので、メグのジェリーについては次回にします。
次回は、ジェリーを実際に作ってみました。
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真実とは、意外と近くにあるもの。

人間とは貪欲な生き物だ。
いつでも見果てぬ夢を追いかけたりする。
それが身の丈に合わぬものであったとしても。
しかし、時としてその夢を追いかけることに疲れるときもある。

そんな時、ふと足を止め、あたりを見回してみると。
追いかけていたものより、遥かに素晴らしいものが既に身近に存在していたことに気付くこともある。

今日はそんなお話。

注)この記事は、過去のパンドーロずっこけ製作記(1,2,3,4,5)を参照してから読んでいただくと、さらに生暖かく見守る気持ちになって頂けるかと存じます。

ていうか。

前回までの苦闘、奮闘、あさってな方向の努力により、終幕を迎えたパンドーロ製作記(1,2,3,4,5)でありましたが。
ますます持ってパンドーロを希求する気持ちは高まるばかりだったんでありますね。
そんな私に、救いの手が現れたのです。

震災以来、ひっさしぶりに三越に行った時のことです。
ブラブラと当てもなくうろついていた私の目に飛び込んできたものが。
これだ!

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ちょっ!

パンドーロやんけー!!

あったー!
あれほど憧れていた存在。
求めてやまなかった神仙の甘露とも呼ぶべき食べ物。
それが目の前に!!

いやね、
実は、どうも三越のジョアンに、パンドーロが売っているらしいっていう情報は、以前から掴んでいたんですよ。
でもさ、
今迄散々ジョアンに通っていたにも関わらず、パンドーロのパの字も、知らなかったし、見かけたこともなかったわけですよ。
なもんで、
「どうせ、杜の都になんて、置いてないんでしょ。
どうせ、都会にしか、おいてないんでしょ」
なんて、ひがみ根性入ってたわけなんですよ。
それなのに!!
静かに鎮座ましましておりましたわ。
いや、もう、これは無知ゆえに視野が狭くなっていたのでしょうね。

感動に震える手で、持ち上げてみた。

か、軽っ!!

軽い!
私のパンドーロ(笑)とは、質量が違った!

なにこれー。
ちなみに、1,050円也。(税込み)
あと、どこのソースか忘れましたが、
その三越ジョアンのパンドーロが、現在日本で手に入るパンドーロとしては、最も現地の物に近いとする考察をどっかで見たんですよね。
これは、期待できますぞー。

早速、開けてみる。

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ちゃーんと粉砂糖が一緒にパックに入っており、本場のように振り掛ける仕様になっております。
にしても、軽い。
そして柔らかい。
もう見た目からして、そしてもちろん、触ってもケーキとしか思えません。
香りも、ものすごくケーキ。
あの、私のパンドーロのように、ごつごつしたところは、一つもありません。
そして、なんとなく酸味のある香りもする。
そう、ヨーグルトっぽい香りがするんですよ!
思い出して欲しい。
辻料理学校の酵母がヨーグルトであったことを!!

もう、いちいち感動である。

切ってみた。

や、柔らかい!!
そしてしっとりしている!

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うおー!
黄金色!!
もう、感動しすぎてわけわからん。


待ちに待ったこの瞬間である。

食む。

・・・。
・・・。

お、美味しいー!!

何だこれ。
本当に柔らかく、ふんわりとしっとりしており、
まるでケーキ。
確かにスポンジケーキのようだ。
バターケーキのようでは、もちろんない。
口の中で溶けていくようだ。
素晴らしい。

私の作ったあれとは、全く違う。
それだけは分かる。

なぜ、私はこれと180度違うものが出来たのだろう。

ますます謎が深まった。

これが完成形とするならば、私がこれからたどるべき道は、なんと遠いことだろう。
そんな想いに捕われ、脱力感を覚える。
これを食してなお、遥かなるパンドーロへの道、新章への扉を開ける勇気が出るか。
かなりの胆力が求められることは間違いない。

気力、体力、技量の充実が成った時、また、挑戦することがあるかも知れない。
今は、その時ではない、と思う。(時間もない)
しばらく、待って欲しい。


しかし、製作時のあの精神的疲労を考えると、1,050円を安いか高いか判断する時、私としては、圧倒的に前者を選ばざるを得ない。
ジョアンのパンドーロがどのような工程で作られているかを、私は知らぬ。
けれども、これから、ジョアンのパンドーロを食す機会が、あるとしたら!
このパンが、色々、本当に色々なあれやこれやの道のりを経てここまで来ている可能性のことを、ふと思い出してもいいかも知れない。

いや、別に、そんなことを思い浮かべなくても、十分美味しいので、やっぱり、忘れた方がいいのかも知れない。

そんなわけで、長々と綴ってきた
遥かなるパンドーロシリーズ(いつ作った)は、一旦終了と相成りました。
今迄読んでくださって、ありがとうございます。
皆様の、身近なパンドーロに関する情報を、待っていたり、待っていなかったり。

それでは、さようなら。


ブログは、普通に続きますんで。
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5 パンドーロ 兵どもが 夢の跡

かつて兵どもが美味を求めて奮戦し、はかなく散っていった台所に、今はただパンドーロが残るのみであるなぁ・・・。
と言うような感慨を持ちつつ(違)、パンドーロ最終章であります。

注)この文章は、一連のパンドーロ製作日記(1,2,3,)を経てから読んでいただくと、貴女もパンドーロの虜と成り果てるかと存じます。

さて、祈るような気持ちでパンドーロの生地をオーブンに入れた私です。

釜伸びはメッチャいいです。
膨らむ膨らむ・・・。

35〜40分・・・。

完成!

・・・。

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うっ!!

黒い!(笑)

焼きすぎた・・・。

はい。
なんていうか、

「ゴロン・・・」

って、音がしましたもんね。
硬い音がしましたもんね。

・・・。
気を取り直して。

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味見用に、小さなバラの型で焼いた分を切って見ました。

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「ゴリゴリ」
って、硬い音がしたのは、気のせいではない。

っかしーなー。
これって、ふんわり柔らかなパンじゃなかったっけ?
中身は、こげ茶色の表面に反して、ちゃんと黄金色してます。
これだけで満足しますよ。ええ。

食む。
・・・。

ものすっごく、不思議な感触。
なんだろうこれ。
パン
ではないことは分かる。
でも、
スポンジケーキみたいとはとても言えん。
言ってみれば、
バターケーキのが近い。

ええー。

これで正しいの?
ふんわりふわふわしっとり?(ではない)

美味しいことは美味しいのだが。

サッパリ分からん。
頭の中は完全にハテナマークが覆っておりますよ。

でも。
気を取り直して、
パンドーロ型で焼いたほうを、ちゃんとパンドーロの正式な食べ方にしてみました。

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はい。
ビニール袋にいれて、粉砂糖を全体にまぶすように振ると、こんな風に粉砂糖まみれになって、これぞパンドーロでございと主張できるでしょう?

私、「ちゃんと作ったパンドーロは日持ちする」、むしろ、「日にちを置いて食べる為に、今までの苦労をしてきたのだ!」と証明する為に、2日ほど放っておきました。(乾燥しないようにジプロックには入れましたぞ)

で、待ちに待った発酵という名の苦労の成果を見る日がやってきた!
見て!

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これだけ見たら、申し分ないパンドーロに見えるよね。

中身はちゃんと黄金色。
「ゴリゴリ」って音は気のせいという方向で!

食む。

うっ!!


パッサパサやんけー!!


はい。
パサパサに成りました。
2日前は、あんなにバターケーキのように(?)しっとりしていたものが。
パッサパサになりましたとも。
しっとりのしの字も消えうせましたとも。

なんなんだ、これ。

失敗。

完全なる。

すみません。

今迄読んで頂いて、ありがとうございます。
このような結果とあいなりましたことを、深くお詫びいたします。

やっぱり、発酵はなめてはいけませんね。
ううーむ。
謎は深まるばかり。
本当に美味しいパンドーロとは、いかなるものか。

そんな深遠なる疑問を残しつつ、


「遥かなるパンドーロ 第一部・完。」


しかしここで!
ひとすじの光明が!!

緊急告知!

疲れきった私にもたらされた朗報とは!?
これ以上一体何が続くと言うのか!?


待て、次号!
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4 この発酵が終われば、パンドーロが焼ける。

タイトル、何のパロディかお分かりでしょうか。
国語の教科書にあったやつですが、私、この内容がなんていうか、好きでなくて・・・授業に集中できなかったことを思い出します。

注)この記事は、一連のパンドーロの記事(1,2,3)を参照してから読んでいただくことで、パンドーロに関する認識が深まり、また、私の狂おしいまでのパンドーロへの情熱を理解していただけると存じます。

さて前回、致命的な過発酵状態に陥ってしまった発酵種3でありますが。

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どうしようねー。

ここでパンドーロの弱点と申しますか、面倒な点が浮き彫りになりました。
それは、途中で何か失敗を犯したとしても、全く取り返しがつかないということですね。
つまり、何度も中種法で発酵を繰り返しその度に長時間が経過してしまう為、一度何かが起こっても、ちょっとやり直そうかという気には、簡単にはならないってことです。
非可逆的なんですよ。(当たり前だが)
ましてや、この発酵種3は、もう最終段階に近づいているわけですよ。
ここまで来ると、全か無か。
継続するか全てを諦めるかしか選択肢はありません。
というわけで。

やるべし!

はい。
続行です。
この過発酵が、どう考えてもいい方向に働かないとは分かっていますが、もう引き返せないところまできてしまったのです。

で、最終段階。
発酵を終えた(笑)発酵種に、最後の試練が待っています。
ここからがいよいよメインイベント。
すなわち、パンドーロの命、風味と甘み、黄金色を与えるための大量のバターと砂糖、そして卵黄を混ぜたものを加えていきます。
これらが、全量の約33%を占めるのですから、かなりのものでしょう?
この混ぜは、バターが大量なので、ホームベーカリーに任せます。
少しずつ加えていくのですが、あまりにゆっくり加えていたったためか、全部入りきらないうちに、捏ね時間が終了してしまいました。
もう一度捏ねに設定して、バターの混合物を混ぜきります。
これって、つまりこねすぎでしょうかね。
オーバーニーディングってやつ。
まぁ、気にしない!

で、ようやくここまでこぎつけましたよ。
見て!
この黄金色を!

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・・・あれ?
肉眼では、もっと濃い黄色に見えたんですよ。
本当ですよ。
表面がぶつぶつしているのは、加えたスキムミルクがなぜか滑らかに混ざらず、ぶつぶつに残ってしまったからさ。
もう、細かいことは気にしないのさ。

ここで、発酵2時間。
16時間に比べたら、全く埒もないと言えましょう。

・・・。
・・・。

ふ、膨らまない!!
しかし、私は早まらなかった。

もう少し待った。
時計の針は、発酵時間が3時間経過したことを伝えている。
しかし!
膨らまず。
なんなんだこれ。
生地の表面は、私の10分置きのフィンガーチェックにより、穴ぼこだらけだよ。
焦って焦って、画像を残すどころではない。
ここまで来て。
なぜだ。

焦りのあまり、私の心のよりどころ、辻料理学校に電話しようかという考えが、ふと脳裏をよぎる。
学校のレシピとして公開しているのだ。
問い合わせに応える用意くらいはあるだろう。
そう考えた。
しかし。
思い出して欲しい。
私は、勝手にレシピに改変を加えた。
すなわち、ヨーグルト天然酵母ではなく、ホシノ天然酵母を使っている。
この改変により、辻料理学校は、私の質問に答える義務がなくなったと言える。
そう。

正確な手順を踏んだものだけが、正しい答えを得る権利を持つのだ。

私は負けた。
自分の心の弱さに。

そんなこんなを、もっと低レベルな言葉でだらだら考えながら、これ以上待っていられなくなって、無理矢理続行することにする。

全体から450gを切り取って、いよいよパンドーロ型に生地を入れた。
待ちに待ったこの瞬間。
生地が非常にべたついている。
しかもダレている。
これでいいのだろうか。
全く分からない。

ここからいよいよ最終発酵、1時間。

画像が残っていない。
ここら辺になると、心が非常に乱れていて、しかも、手のべたつきも酷く、画像を残すどころではなかった。

ごめんなさい。

1時間が経過した。
先ほどよりは、明らかに発酵しているように見えて、ひとまず安堵。
いよいよ焼きに入る。

ここで、またミスを犯す。
霧吹きで水を生地表面に振るのを、忘れた。

もういい。
水くらいなんだ。
そうだ。
ここまでやれば、誰かが許してくれる。

そう、思っていた。


次回。

本当に最終章です。
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3 パンドーロの姿、いまだ見えず。

前回前々回の続きです。

注)過去の記事を読まれてからのほうが、パンドーロへの認識は深まるかと思われます。

いつまで続くのでしょうか、これ。

さて、前回、16時間発酵させた私の前に現われたる、その姿。

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全く発酵の片鱗も見せぬ姿から受けた私の驚愕のほどを、理解して欲しい。
16時間という時間の間に、ほとんど変化を見せなかったその姿を見たときの、私の落胆を・・・!

その16時間の間に、私がしたことと言えば、
まぁ、
ほとんど寝てるだけだったんだが。

本来ならば、キチンと発酵成ったと見えるまでさらに待つべきなんですが、ここで拙速を選んでしまう愚かな私。
まぁ、いつものことですが。

とりあえず、続行。
次の段階に移ります。
ほとんど発酵していない(もうええっちゅうの)発酵種1から必要量を切り取り、

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卵やらバターやら粉やらの材料を混ぜて、さらに8時間発酵。

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量が少ないので、捏ねるのは上手くいきますわ。

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発酵後の姿です。
おお・・・。
これだよ!
私が求めていたものは!
って言うくらい、ちゃんと発酵しております。
何が良かったのでしょうか。
先ほどと何が違ったのでしょうか。
ほとんど不明です。

気を取り直して、これを発酵種2と名づけます。
発酵種2に、さらに卵やら粉やらバターやらを加えます。
そして今度は
これ、

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もう似たような画像ばかりで大変申し訳ないのですが、
これがあらかじめ用意しておくイースト種です。
実は、この発酵種2に加える材料に、多めの砂糖が含まれており、天然酵母だけでは発酵力が弱まる為、イーストを補助的に加えるのですねー。
辻料理学校のレシピでは、生イーストを使っていましたが、私が使ったのはサフのドライイースト(金)です。
生イーストをドライイーストに換算して使うのですから、そりゃ-もう、肉眼で確認するのもありやなきかの次元ですよ。
ってのは、大げさですが、真剣に微量計が欲しかった。
で、全てを混ぜて、発酵種3とし、またもや16時間発酵。

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なんとなく今回も嫌な予感がしたのですが、とりあえず寝ました。
翌日、朝6時起き。

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ブッ!
でかい!
これは!
発酵しすぎじゃー!
所々ひび割れのように見えるところが、過発酵であることを如実に語っております。
(ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻━━┻
もうね、気分は星一徹。
ちゃぶだい返したい。
なぜ!
私は、(ある程度)忠実にやっている!

そんな心の葛藤は、午前6時に起っている。

私、過発酵になったのは初めてですわ。
触った瞬間、プッシュ〜と、音を立ててしぼむ発酵種3。

うーむ。
これって、このまま使えるのか?
16時間、寝てて放置したのがまずかったのかい?
多分そうなんだろう。
またもやショックのあまり、しぼんだ画像無し。

続きます! 
多分、次回クライマックス!
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2 パンドーロへの遥かなる道のり。

はい、前回の続きです。

それでは、パンドーロ、張り切っていきましょー!

の前に。

パンドーロ、作るのにやたら時間がかかることは、前回にも書きましたが、その内訳をざっと書いてみます。
どんだけ時間がかかるか。

で、どうしてそんなに時間をかけなければいけないかなのですが、このパンは、短時間で作ると、パッサパサの味気ないものになってしまうのです。
それを防止する手段が、天然酵母を使って発酵させるというもの。

天然酵母は、パンの老化を防ぎ、風味を保つ代わりに、発酵に時間がかかると言うわけなんですね。

で、発酵時間の内訳ですが。
まず一番大事な、天然酵母起こし。
私はホシノ天然酵母を使いましたが、これにざっと24時間かかります。

余談ですが、
これが、辻料理学校の指定どおり、ヨーグルト天然酵母を手作りしてみようかって気になると、なんと、種起こしだけで72時間、さらにその種を使ってパンの発酵種を作るために、計32時間かかるという・・・。

まぁ、それはおいといて。
とりあえず天然酵母作りで24時間
次に天然酵母で発酵種1つくりで最低16時間発酵させる。
続いてその発酵種1に他の材料を混ぜ、発酵種2を作り、8時間発酵。
さらにその発酵種2に、イーストで発酵させたイースト発酵種を加えてその他の材料を混ぜ、発酵種3とし、16時間発酵。
おまけにその発酵種3に大量のバター、砂糖、卵黄を混ぜたものをあわせて2時間発酵。
駄目押しで発酵させた生地を成形して、型に入れ、最終発酵1時間
ここで、ようやっとオーブンで焼き上げるという長丁場でございます。

どうです?
これだけで、頭痛がしてきたでしょ?

この、有無を言わさぬ提案を受け入れたところで、ようやく生地作り開始です。
まず、発酵種1作り。
全体の粉の量を200gに抑えるため、最初の発酵種に使う強力粉は
なんと13.6gです(笑)
蜂蜜に至っては、0,08gですぞ。

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右はホシノ天然酵母です。
私ねぇ、ここで悩んじゃったわけですわ。微量計を買うべきか?と。
ほら、0,1gまで測れる電子量りですよ。
でもねぇ。
とりあえず、欲しいのは1万円近くするんだわ。
パン作りには便利なのは分かっていますが、今回はパンドーロの型を買うだけで既に予算オーバーなわけでして、泣く泣く諦めましたわ。
それにさ、一万円近く払っても、測れるのは0,1gまで。
私が量りたいのは、0,08gなのよ。
全然超越してんのよ。
と言うわけで、無理やり、アナログで参ります。

で、どうしたかというと、少量を捏ねたとしても、誤差によって出来上がりの分量が取れるとは限らないので、倍量(つっても粉27,2gはちみつ0,16g)作って必要量を切り取る作戦に変更。
はちみつは、小匙一杯の重さから無理やり0,16gの量を割り出してみました。
ほんと、爪の先程度の分量ですよ。
ちなみに、上の画像の粉の方に、はちみつは既に量って入れてあります。
はい、あんまり少量で、入っているのかいないのか、分かりません!
で、

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手のひらに乗る分量。
言うなれば小さめのお饅頭くらいの発酵種が出来ました。
これを20〜25℃で16時間発酵させる。
私、計算を間違えて、午後一時に捏ね上げた為、16時間後は朝の5時ですよ。
寝てるっつーの!
本当は、翌日の8時くらいの作業時間にしたかったんですが・・・。

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!?
ちょっ!
これ、さっきの画像と何ら変わっていないように見えると思いますが!
16時間経過したものなんですよ!奥様!

全然膨らんでないー!
っかしーなー。
レシピでは、2〜3倍程度には膨らんでいるように見えるのだが・・・?
(まぁ、よーく見ると、ちょっとは膨らんでいるのだが。でも、ちょっとだ)

非常に不安なスタートを迎えつつ、

以下次号!
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