SWEET SWEET SWEET

手作りのお菓子やパン、料理など美味しいもの、
そして大好きな本など紹介します♪

1 pandoro

パンドーロってご存知でしょうか。
実は私、去年まで全く知らず、見たことも聞いたこともありませんでした。
そんな私ですが、たまたま覗いたブログで作り方が紹介されていて、俄然興味が湧いてきました。
パンドーロとは、イタリアのパン菓子で、パネトーネ同様にクリスマスに食べられるものだそうですが、パネトーネは、あれほどポピュラーになっているのに、なぜパンドーロは影も形も見られないのでしょうか。なぞです。
パンドーロは、イタリア語で(というか、イタリア語なんて、さっぱり知りませんが)黄金色のパンという意味があるらしく、卵黄やバター、砂糖たっぷりのパン菓子で、イースト菓子ながら、まるでスポンジケーキのようなやわらかさと、味わい深さで、しっとりしているそうな。
どうです?食べてみたいでしょ?
こうなると、売っていないもんだから、作ってみるしかないわけで、またもや見たことも食べたこともないものを作りたくて作りたくて仕方がなくなってきたわけ。
とは言っても、ちょっと探してもレシピがない!
パン作りの本を探しても、パネトーネは載っていても、パンドーロは載っていないんですねー。しかも、イタリアで修行したと言うパン職人さんの本を見てみても、パンドーロだけないのよ。

これは一体どういうわけだ?

実は、このパンドーロ、ものすごく手間のかかるパンらしく、本場のイタリアでも、手作りする家庭は少ないらしいのです。
そうなってくると、余計食べたくなる私。
ネットで検索してみると、どうもクリスマス時期だけは輸入食品として扱っているお店はあるらしい。
しかし!
そのお値段が、なんと、おひとつ5000円也
ちょっ!
いくらなんでも…。
というわけで、さらに作りたい熱は高まってくる。
しかし、レシピがない。
いや、ある事はあるのですが、なんといいますか、

イタリア語

なんでして・・・。
まぁ、一応世の中にはエキサイ・・ゲフンゲフンとかいう文明の利器があるわけで。

何とか翻訳はできるはできるんでございます。
しかし、第二の難関。
なんと申しますか、このパンドーロ、普通に作っただけでは、本場のお味は再現できないそうな。
パン菓子というだけあって、発酵させるわけなんですが、普通に常識的に発酵させただけでは、パッサパサの味気ないものになってしまうそうです。
そこでどうするかと言うと、何回も中種を作って、段階的に長時間掛けて発酵させるそうです。
書いているだけでも疲れますが、そうしないと、本来の味は出せないんだと。
で、いろいろ、本当にいろいろ考えた結果、
日本語で書かれているレシピで、一発検索できる辻料理学校のレシピを参考にすることにしてしまいましたよ。

しかしここでもまた問題が。

このレシピ・・・どんだけプロの技炸裂させてますのん。

としか言いようがないわけで。
なんと、ヨーグルトから天然酵母を手作りして、やっとパン作りに入るレシピです。
さらに生地作りで2日かかります。
全部再現すると、焼き上がりまで最低でも5日間はかかる計算です。
しかし、私的に今までの経験を踏まえて、ヨーグルト天然酵母は、『天然酵母を作る段階』で失敗する公算が高いと判断して、断念。
代わりにいくらか手軽なホシノ天然酵母を使うことにしました。
さらに、リンク先を見ていただければお分かりいただけますが、辻料理学校なだけあって、一回に作る量がものすごく多い!
粉だけで全量1450gって、どういうこと?
と言うわけで、ベイカーズパーセントを無理やり計算して、何とか粉の量を200gに抑えることに成功。
てか、粉の量200gだと、塩とかが、小指の先くらいの量になるんですけどね。
大丈夫なのかしらん?

そして、パンドーロといえば、特徴的なのがその形。

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なんといいますか、星型のような、八つの角を持つ型なんですわ。
本場では、それを輪切りにして、少しづつずらして置き、まるでクリスマスツリーのごとき形状にして楽しむそうな。
なんとも可愛らしく、想像するだに楽しげであります。
まず何事も形から入りたい私。
パンドーロの型を探してみた。

・・・た、高い・・・。

しかも!
某ショップにおいては、残り僅かとな!?
さらに!
バターや砂糖が多い生地だからかどうかさっぱり分かりませんが、パンドーロには分厚いアルミダイキャストで、シリコン加工のものが最適だとか、辻料理学校の先生はおっしゃるし。

買ってしまいました・・・。
てか、レシピも定かではないのに、よく売ってるよね。
ま、まぁ、パンドーロ以外でも、使おうと思えば使える型だし・・・。
ほら、大きなブリオッシュ型みたいに使えないこともないとも言えるし・・・。
ビスキュイドサヴォワの型に使えるかもしれないし・・・。
とか、いろいろ脳内言い訳しつつ、買いました。
この投資は、吉と出るか、凶と出るか?
果たして、成功するのか否か?

長くなったので、以下次号。
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いちご水。

物語の食卓です。
もう、題名からして、外すことが出来ない飲み物ですよね。

今回は、言わずもがなで超有名な「赤毛のアン」より、
全少女憧れの的と思われる、「いちご水」
です。

マリラから、ダイアナを呼んでお茶会をしていいと言われたアン。
そのとっておきのご馳走いちご水によって大騒動が持ち上がります。
そのいちご水とは・・・?

これ、村岡花子氏の翻訳で育った世代はなんと言ってもいちご水ですよね。
その後の松本侑子氏の翻訳だと、「木苺水(ラズベリーコーデュアル)」となっているはずです。
いちご水。
果たしてどんな飲み物だろうと思いを馳せた人は圧倒的に多いと思います。
大体、いちごジュースと言うものすら、日常的に口にする物ではありませんものね。
しかも、文中のやり取りから、単なるいちごをつぶしたジュースでもないことは明らかです。
「赤い色の飲み物って大好きよ」
とアンは言いますが、日本で子供が飲める「赤い色」の飲み物って、すぐにこれでございって、出てくるでしょうか?
葡萄ジュース?
ちょっと思いつきません。ファンタ?
それだけに、さらに憧れの飲み物になったような気がします。
いちごオーレでは絶対にありません。

さて、現代では、いちご水が「ラズベリーコーデュアル」であるとわかっていますので、作ってみたいと思います。
と言っても、やはり日本ではなじみのない飲み物ですよね。
レシピは、「赤毛のアンのお料理BOOK」より。
まず、ラズベリーを用意します。
冷凍ラズベリーでも可なようですが、あいにく近所のスーパーで冷凍が売り切れていました。
でも!代わりに生が売っていました。

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しかも!
半額!に値段が下がっていた!
これは、作れと天が命令しているとしか思えない・・・。

と言うわけで、とっても美味しい生のラズベリーを泣く泣く使いましたよ。
もったいないねー。
水を加えて、柔らかくなるまで煮ます。

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アクが沢山出てくるので、丁寧に掬います。
ガーゼで、巾着袋を作って、中身を漉します。

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かなり時間がかかるのですが、手で絞ったりすると、透明感がなくなるのです。
残ったのはほんのちょっとですが、
それをまた鍋にもどして、砂糖を加えて煮溶かします。

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殺菌した瓶に入れて、出来上がり!

・・・なのですが。
私、煮詰めすぎたのか、冷めたらゼリーっぽくなってしまいました。

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けれども、プルプルと、とっても綺麗。
これを水で薄めて飲む。
はるか彼方少女時代に憧れた飲み物が今ここに・・・。

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こ、これは!!
とっても美味しい!!
なんと言うんでしょう、ラズベリーの美味しさがそのままで、全く雑味がなく、すっきりとした後味。
砂糖を沢山加えるので、どうかなぁと思っていましたが、水で薄めるので、ちょうどいい感じです。
本当に美味しい。夢のような飲み物です。
これならば、ダイアナが「本当に」いちご水を飲んだとしても、大満足だったのではないでしょうか。

アンシリーズではお茶会が何度も出てきますが、そこに出される食べ物の多さは、びっくりしますよね。
本当に皆食べていたんでしょうか。
しかも、お茶を何杯も飲むのに、さらにいちご水が出たりして、相当時間がかかったのでしょうね。
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ようちゃんさんのパンケーキ・サレ。

また、「きょうの料理6月号」のようちゃんさんのコーナーより、
パンケーキ・サレ
を作りました!
このシリーズ、本当に簡単。
本当に全体で15分くらいで出来てしまいます。
しかも美味しい。

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とうもろこしの缶詰が沢山入ったパンケーキです。
ようちゃんさん著の「フライパンカフェ」のコーンのパンケーキとは、またちょこっとレシピが変化していますので、要チェックですぞ!
とうもろこしがプチプチして、食感が面白いし、とうもろこしの甘さと、生地に入った胡椒が時々ピリッとするコントラストが面白美味しい。
お昼に作って食べました。

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生地の部分がとってもふんわりと柔らかなんです。
おいしいですよ!

ようちゃんさん、またもありがとうございます!
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サリーせんべい作った!

前回のつづきです。

新たに物語の食卓として、カテゴリーを作ることにしました。また何か食べたい児童文学があれば(笑)作りたいと思います。

さて、「続あしながおじさん」に出てくる、主人公につけられたあだ名
サリーせんべい」とはなんぞや。
というのが今回のテーマですが。

結論から言うと、サリーせんべいという食べ物は存在しません。
これは翻訳者の苦肉の策というか、実際の食べ物が、日本ではあまりにも知られていないため、そのまま単語を使ったのでは、シャレにもジョークにもならず、読者が置いてけぼりになるという判断から、こういうことになったのだと思われます。
こういうものって、結構ありますよね。今ほど海外の食べ物に触れる事のなかった子供のために、翻訳者の方々は、さまざまな独創的な言葉を作り上げてくれたのでしょう。

で、サリーせんべい。
これは、つまり、
サリーランブレッド(Sally Lunn bread)の事らしいです。
原書を読んだ事はないのですが、おそらく「サリーラン」とマックレイ先生は言ったのではないでしょうか。
サリーランブレッドとは、ふんわりと軽いパンで、卵や牛乳がたっぷり入っています。
もともとサリー・ランという名前のイギリス人女性が作ったパンらしいのですが、アメリカではポピュラーなもののようです。

えーと、主人公の名前はサリーなので、そのサリーに向かって、「サリーラン」というあだ名をつける・・・。
・・・。
日本で言えば、「前田さん」に向かって「あたり前田のクラッカー」と言うようなものでしょうか。(って、つくづくいつの時代の人やねん・・・)

このサリーランのことを全く知らなかった私は、「サリー先生」の先生をせんべいとかけて、サリーを貶める為につけたあだ名かしらん?なんて思っていました。(サリーは孤児院の院長先生なので)
まぁ、とにかく、サリーランブレッドを作ってみましょう。

レシピはアメリカのサイトのものを使いました。
とにかく水分量が多くて、生地を捏ねるというより、混ぜると言ったほうがいいでしょう。ゴムベラで最後まで混ぜられます。
捏ねあがりは、お菓子で言うと、サヴァランの生地に良く似ています。
というか、そのものかも・・・。
それか、お好み焼の具を入れる前の硬めの生地に似ています。
とても柔らかいので、ハンドミキサーで混ぜるのが楽ですよ。
捏ねあがりはこんな感じ。

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ゴムベラで掬ったところを撮影すればよかったですね・・・。
普通のパン生地とは全く違いますので、ご注意。
発酵はとてもよく膨らみます。
釜伸びも面白いくらいいいので、パン作り初心者にはとてもお勧め。
伝統的な形だと、エンゼル型で作ればいいと書いてあったので、クグロフ型にしました。

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こんな感じ。
綺麗に焼けました。
切ってみると・・・。

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キメは荒めですが、表面はサクっとしていて、中はすごくふんわりと柔らかいです。翌日でも硬くなったりしませんでした。
アメリカのレシピだからか、ちょっとしょっぱかったので、次回は塩を減らしたいと思います。
簡単で美味しいですよ。
お勧めです!

「続あしながおじさん」
日本ではかなりマイナーで、相当差別的な内容もありますので、新版などは出そうもないのですが、それを別にすれば、ロマンチックで、楽しくて、幸せな気分になれるお話だと思います。サリーはもちろんですが、周囲のキャラクターも立っていて、孤児なども愉快な面々がそろっています。
機会があれば、是非。
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サリーせんべい。

物語の食卓です。

今回、新たに物語の食卓というカテゴリーを作りました。
ミステリークッキングのように、物語の中で、想像もつかないような食べ物の名前や、ものすごく美味しそうな描写に行き当たったことってあると思います。そんな思い出の食べ物の再現が出来ればなと思います。

私にとって、長年何のことだか分からなくて悩まされてきた食べ物が一つありました。

その食べ物とは。
サリーせんべい

この単語(?)を聞いて、ピンと来る人は、絶対的に少ないと思いますが、あえて書きます。
出典はかの有名な、
あしながおじさん」の、続編「Dear Enemy」、
日本語題では「続あしながおじさん」です。
この物語は、私、はっきり言って「あしながおじさん」よりよっぽど好きです。
主人公は、「あしながおじさん」のジュディの親友・サリー・マクブライドです。超大金持ちの奥様になったジュディから、孤児院の経営と建て直しを任された(というか、押し付けられた)サリーが、最初はイヤイヤながら、しかしだんだんと仕事と子供に対する愛に目覚め、最終的に高い理想を持って孤児院をより良いものにしていく成長記なんです。
こう書くと、味も素っ気もないんですが、その内容たるや、滅茶苦茶おもろいです

とは言っても、この本は、精神疾患や遺伝子疾患に対する思想として、現代の常識には全く当てはまらないことが非常に多く出てきますので、子供には読ませられない部類の本です。
実はその私も子供の頃に読んだのですけどね・・・(笑)。
その思想というのが、なんと言いますか、言い方が過激かも知れませんが、ナチスドイツのユダヤ人への政策とか、日本における以前のハンセン氏病政策を彷彿とさせるようなものが平気でかいてあるのです。しかし、これは1915年のアメリカで普通に出版された内容なのです。書いたのは当時のアメリカで大学教育を受けた女性で、しかも福祉の勉強などをした女性です。
なので、そういう歴史を知らない子供に読ませるのは非常に危険であることは確かです。
かくいう私は、どうだったでしょうね。とりあえず、サリーの主張がなんだか変だと思ったことは覚えています。

そのようなことを分かった上で、1900年代初頭の思想を元に書かれた事を理解して、現代と合わないところに目を瞑って読むならば、相当愉快な本で、そこさえなければ、超お勧め本だと思います。
で、ここからはそういうことに目を瞑る前提で書いていきます。

お話は、「あしながおじさん」と同じく、孤児院を任されたサリーによる書簡集という形で進むのですが、その手紙が、ジュディの手紙なんかより、よっぽどユーモアがあって、絶対いいのです。
私には、ジュディは、どこか暗くて、引け目を感じ、でもプライドは人一倍で・・・という感じでどうも好きになれないのですが、サリーは本当に明るくて素直であけっぴろげで、手紙で上品に(笑)ずけずけと本心を書くのですが、それを上手くユーモアに包んであるので、全く厭味でないんですよねー。
怒っていても、悲しんでいても、どこか一つは笑える文章が出てくるのです。
最初は周囲に対して不満タラタラで(というか、不満しかない)、早く仕事をやめたい!とジュディに訴えるのですが、それだけで終わらないのがサリーです。だんだん周囲を上手く動かすことを覚えて、もちろん自分でも人一倍働き、それに対して手ごたえと喜びを感じ始めます。
そう、周囲に変わってもらうことを望むのではなく、自分が変わることで、自分を幸せにしているんですよね。
なんだかこれって、現代の働く女性にも通じることじゃないかなぁって思います。最初は、何もかもうまくいかなくて、周囲が全て敵のように感じるけれど、時間が経つと、そうじゃない、自分にも悪いところがあったと気付いたり、そう気付いた途端、どうすればいいか分かってきたり・・・。
しかも、サリーは妙齢の女性ということで、恋愛模様も華やかです。
その恋愛も、かーなーり、ロマンチックです[:ラブ:]
私は「あしながおじさん」より、断然感動しました。

・・・
てか、全然サリーせんべいに到達しない!

ここからが本題。
サリーには敵が沢山います。自分でも敵を作る天才だと言っております。
最初、お嬢様で贅沢に慣れ、楽しいことばかりの生活をしていたサリーにしてみれば、無知で言うことを聞かない孤児院の職員や、あら捜しばかりする評議委員たちは、全く敵にしか見えないのです。
そんな中でも最強の敵は、
「ドクター ロビン・マックレイ」
近所に住む、新しく孤児院の嘱託医となった先生ですが、サリーとドクトルは、ことあるごとに大衝突を繰り返します。
その衝突が、お互い孤児のことを思うあまりというのが、また笑えるのですが。
そして、サリーが最終的にドクターに捧げたあだ名が
「敵様」
これを面と向かって言ってしまうのだから、サリーの開けっぴろげさは推して知るべしです。しかし、こう言っても深刻な事態にはならないところが、サリーの上手い(というか、可愛い)ところなんでしょうね。
そういうわけで、原題の「Dear Enemy」とは、サリーがドクトルに対して手紙を書くときの呼びかけの文なんです。
それに対して、ドクトルがサリーに捧げたあだ名こそ、
サリーせんべい
です。
あー、やっとここまで来た・・・。

で、サリーせんべいって、なんなんや、というのが、長年の謎で・・・。

てか、この文が長すぎや!
すみません!
続きは次回に・・・。
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ようちゃんさんのフライパンスコーン。

いつも訪問させて頂いている「甘くて優しい日々のこと」というブログの、ようちゃんさんが、なんとNHKの「きょうの料理」6月号の「フライパンで簡単おやつ」というコーナーの講師をしていらっしゃるので、早速作ってみましたー! 実は、新聞の広告欄で、今月の「きょうの料理」欄を見たとき、「あ、今月は、ようちゃんさんでてるなー」って、第六感が働いたんですよねー(笑)。 作ったのはこちら。

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フライパンで作るスコーンです。 これが! とっても簡単で、美味しいのー。 このスコーンは、バターを使わず、生クリームだけで生地をまとめていますが、それをフライパンで焼くだけ! なのに、ちゃんとスコーンになるから不思議ー。 あっという間に出来てしまいます。

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割ってみたところ。 画像がしょぼくて申し訳ないのですが、ほら、ちゃんと焼けてるし、スコーンしてるでしょ? 食感は、ものすごくふんわりしていて、しっとりしています。 私はなんとなく切り口も焼き目をつけていますが、本では表と裏をそれぞれ焼くだけでOKになっていますよ。 生クリームはそれほど沢山いらないので、半端に余ったりしたときに、ちゃちゃっとおやつを作るのに、ちょうどいいのでは? お勧めです!
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義援金のことと抹茶のシフォンケーキ

日本中の沢山の方がたのみならず、世界中の方がたから、今回の震災の被災者のために、多くの義援金が送られておりますが、どうも、いまだに被災者に届いていないんですよね・・・。 少なくとも、私の知り合いの方がたには、届いていないようです。 県のホームページを見ると、分配率などは決まっており、あとは手続きを残すのみのようですが、震災から、はや二ヶ月以上が経ったというのに、まだ届かないか・・・と、じりじりする思いを禁じえません。 あ、断っておきますが、これは、私が義援金が欲しいといっているのではありません。我が家には来ませんので、ご心配なく。 本当に必要とされている方々に、義援金が届いていないことを言っているのです。義援金は、深刻な被害を受けた方に送られます。 というのも、私の母の友人が沿岸部で被災しており、その方は家の一回が完全に浸水して、現在は二階で生活しております。 しかし、今後の不安などから、とてもつらい生活を送っているようで、明日も母が訪問に行くのですが、私も及ばずながら、少しでも気持ちが軽くなってもらえれば・・・と、ケーキを焼きました。 その方は、以前両親がわずかばかりですが物資や食べ物を運んで行ったのを気にして、今回はとにかく、会いに来てくれるだけでいいから、今回は、何もないけど、私が何か作ってご馳走するから、とおっしゃっているのです。 なんだか、涙が出てきます。 そんな方がたに、一刻も早く義援金が届いて欲しいと願っています。 どうも、家が全壊で、仮設住宅に入った方にも、義援金はまだ届いてないようなんですよね・・・。 今回は、小嶋ルミさんのレシピで、抹茶のシフォンケーキを焼きました。

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初めて焼くケーキで、プレゼントなのに、心配で一切れ味見をしました。 すみません。

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とても美味しいのですが、膨らみが悪いですね。 抹茶やホワイトチョコが入っているので仕方ないのでしょうが、全く本のようには膨らみません。 プレーンシフォンの経験から、材料を一割増しで作ってみたのですが、膨らまない・・・。 完全に冷ますと、こんな感じです。

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本の写真は正しいのでしょうかね。 というか、レシピのような混ぜ方をすると、全くちゃんと混ざらないのは気のせいなのかなぁ。 最終的な生地の状態は、ふんわりして、ゴムベラで掬ってもすぐには落ちないようにしてありますので、悪くはないと思いますがね。
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クロワッサン作ってみた。

なんと言いますか、クロワッサンを家で作るって、最高の贅沢って気がしますね。 まだまだ震災の爪あとの残るこの土地でクロワッサン作りなんて、罰当たりもはなはだしい気がしますが、もう、どうしても作りたくて、辛抱たまらなくなったのです。 さて、クロワッサン。 皆さんはどんなクロワッサンがお好みでしょうか。 私は、とにかくバリバリっとした歯ごたえがあるものです。 表面はバリバリなのに、中心は、バターの風味豊かなしっとりとした生地。 最高ですね。 私が歯ごたえといい、味といい、最高だー! と思ったクロワッサンは、以前、安食シェフがいた頃に食べた「デフェール」のクロワッサン。 もう、衝撃としか言えなかったです。 多分、食べた時の湿度とか、焼き上がりからの時間などが、ドンピシャのタイミングであっていたのでしょうね。 メゾンカイザーのクロワッサンも、もちろん好きです。 今ではお店も再開しましたので買えるようになって、嬉しい限りですが、やっぱり高いのよね・・・。 というわけで、そんなバリバリでありながらしっとりしたクロワッサンを目指して、作ってみました。 昔、物の本で、表面がバリっとサクっとしたクロワッサンを作るには、一次発酵を長時間冷蔵発酵にすれば良い、と読んだことだけは覚えていました。 そこで、参考にしたのは、eパン工房というサイトさんのレシピ。 このサイトさん、 パン作りの疑問に対する全ての答えがここにあると言っても過言ではないと、私は断言する。 ・・・ほど、素晴らしいサイトさんです。 こんな細かな情報をただで頂いていいのかね、というほど丁寧で、分かりやすい説明には、ほんと、頭が下がりますよ。 実は、レシピの材料については、別のどうしても試してみたいパン職人の配合があったので、そちらを使ったのですが、作り方は、eパン工房のやり方を完全に模倣いたしました。 そして、出来上がりがコチラ。

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ううむ。最高です。 見た目最高です。 実は、私の悪い癖で、一回目の焼き時間を2分ほど延長したのですが、まぁ、どんなお菓子でも焦げ気味にするのが好きなので、問題ありません。 2回目は、キチンと時間を守りましたが、ちゃんと焼けていました(当たり前じゃ)。 お味は・・・。 最高です!! 表面バリバリ! 中はしっとり!! うまひぃぃぃ! 2回目の焼き皿のクロワッサンは、チョコクロワッサンにしてみました。 世の中には、デニッシュ用のチョコレートなどというものがあるのですが、もちろん手持ちにはないので、チョコチップを適量中心に忍ばせます。

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最高です。 最強です。 苦労した甲斐があったってもんです。 そう。 クロワッサンは、大変です。 時間がかかります。 捏ねるのは全く簡単でいいのですが、一晩冷蔵庫に寝かせて発酵させるのです。 つってもそれだって、冷蔵庫に入れているだけなんで、手間無しなんですが、一晩明けて、冷蔵庫を開けた私は、戸惑った。 全く発酵しているように見えない。 eパン工房のレシピでは、一晩発酵させたら、2〜3倍に膨らんでいるはずと書いてあるのですが、一ミリも膨らんだようには見えません。 ・・・(・ε・)キニシナイ!! 続行です。 ではクロワッサンの何が大変なのか? 三つ折りなどの伸ばしに耐えるように加工した、折込用バターを入れて、冷やしたり伸ばしたりの時間が、クロワッサンのハイライトでしょうな。 これが、粉だらけにはなるわ、いちいち冷蔵庫に入れなきゃならんわ、グルテンのせいでなかなか生地が伸びないわで、異様に疲れるんですわ。 しかし、ここをクリアーすれば、後は不可解な二次発酵を残すのみ。 二次発酵って、難しいですよねー。 全く理解できません。 今日は寒かったので、最初の1時間、全く発酵せず、ヒーターを入れて、やっと発酵したときには、2時間経過しておりましたのよ、オホホホ。

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というわけで、完成しました! いや、これは、高くても仕方ないわね。 美味しかったです!
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懐中電灯。

震災後のお話ですが・・・。 4月7日の二度目の大きな地震の後。 3月11日の地震による停電で苦労したにも関わらず、その後特に寝室に懐中電灯を置くなどの備えをせず、夜中の停電で、苦労したという話を、職場でしたところ、非常に呆れられまして・・・。 職場の方は今でも枕元に懐中電灯を置いて寝ているそうです。 危機感ゼロの私を見かねて、ある日 「これ、もっててください!」 と、渡してくれたのが、これ。

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手のひらにすっぽりと収まる小さな懐中電灯です。 ドンキホーテに売ってるそうな。 しかししかし。 小さいといっても、LEDで、とっても明るいです。 これ一つで、暗い部屋がすごく明るくなります。 しかも、上部を注目。 そう、太陽電池で、電池要らずという・・・。 至れり尽せり。 まぁ、ボタンを押しつづけなければならないのですが。 とはいえ、これ一つで、大きな懐中電灯を探し出すまでは、しのげます。 感謝です。ありがとうございます!
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シフォンケーキ比較。

来週、母から近所の方にプレゼントする為にシフォンケーキを焼いて欲しいと言われ、どのレシピで作るか考えました。 小さいお子さんがいる家庭で、お子さんは紅茶などのフレーバーがついていると食べないとのことで、プレーンシフォンがいいとのリクエスト。 プレーンシフォンって、意外と作ったことないんですよね。 しかも、そこの奥さんがシフォンケーキ大好きらしくて、また悩ましいところです。 そこで、小嶋ルミさんのと、イル・プルー・シュル・ラ・セーヌのレシピ両方を作って、どちらが奥さんの好みか、聞いてみることにしました。 まずは 小嶋ルミさん。

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イル・プルー・シュル・ラ・セーヌのレシピでばかりシフォンを作っていたので、緊張しました。 が、切ってびっくり食べてびっくり。 もんのすごくふわふわで柔らかい。キメが細かい!一切れにすると自力で立つのも難しい。 時間が経つと、下のほうがつぶれるくらいでした。 でも卵の風味がしっかりしていますね。 シュワっと溶けていく感じはまさにシフォンケーキのイメージそのものです。 次にイル・プルー。 今まで、普通の薄力粉で作っていましたが、訳あって鳥越製粉のフランスパン用の粉を購入しましたので、早速使ってみます。

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うわぁぁぁ! 初めてくらいに、綺麗に型抜きできたー!(あ、私にしてはってことで) 感動しました。

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おおおお。 確かに、中力粉使用なだけあって、キメは荒め。しかし、本のような感じではあります。 今回、170度に落としてから6分半くらいで取り出しました。上の割れ目に十分焼き色が付いたようなので。 オーブンが今日は十分熱かったのか、早く焼けたようです。 食む。 おおおお。 確かに、最初の歯ごたえはしっかりとある。 しかし柔らかい。シュワっとシフォンらしい音、食感もする。 味は蜂蜜。きちんとしっかりした甘さを感じます。 これは美味しいなぁ。 うーむ、甲乙付け難い。
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