赤い激流・第十六回 レビュー

2011.09.16 Friday 22:26
hirorin


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「死んだ父さんの復讐が始まる」

あらすじ

毎朝音楽コンクール第二次予選まで、あと一週間。
敏夫の中川検事(中山仁)からの取り調べも最後の日になった。検事は罪を認めろと迫るが、敏夫はピアノの練習で取り調べも上の空だ。本物のピアノ弾けないことで、敏夫の精神力も限界になっていた。大沢家にはマスコミが押し寄せ、敏夫とコンクールについて武に取材をする。そんな時も、清司を名乗る男から電話がかかってくる。
武が面会に訪れ、レッスンをするが、敏夫はピアノが弾けないことにいら立っている。山田弁護士(原智佐子)が保釈の申請をしていた。中川検事は強硬に反対するが、武が敏夫の保釈を望むのは、一時間でも長くピアノを練習させたいから。敏夫も同じ気持ちであることを訴える。敏夫の夢をつぶさないでほしいと、裁判官を説得し、保釈の許可が下りた。
しかし、保釈金は500万円に設定された。大学の退職金は、由美子や敏夫の弁護料でかなり減っていた。貯金を合わせても、半分は足りない。武は金策に走り回るが、ローンは組めない。最後の手段で宮島家に借金を申し込むが、学長夫妻は不在で、東山夫妻は首を縦に振らなかった。殺人犯に金を貸せないと言う。武は敏夫が殺人犯ではないこと、それはコンクールでの演奏を聞けば分かるはずと、正彦に詰め寄る。話を聞いていた華江と明彦も同調するが、武はそんな二人に礼を言って立ち去る。華江は、東山夫妻が清司に脅されていたことをばらされたくないから敏夫の保釈に反対なのだと言って、責め、宮島家には、全員アリバイがないことを指摘した。東山夫妻は、殺人などするわけはないと怒る。
そこへまた清司から東山夫妻に手紙が届く。武や敏夫をいじめると、許さないと言う内容だ。
万策尽きて、武は家を売ることにする。信一は、敏夫のために武が財産を手放すことに怒るが、妙子は敏夫兄さんのためなら、家などいらないと言う。
信一は、敏夫のことなど弟とは思わない、家を売るなら自分は出て行くと言う。由美子は、この家を手放すなど、亡くなった奥様に顔向けできないと嘆くが、武は「息子が拘置所にいるのに、親が家でぬくぬくとしているなんてありえない。子供を助けるためなら、親は死んだっていいんだ。私のやることは、500万円作ることだけだ」と断言する。「信一も、薄情な子ではない。わかってくれる」と由美子を慰めた。

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