書いてる人が違うので。
ちょっとがっかりした話。
というか、これはもう主観の問題だから。
最近出た
「注文の多い宿泊客」カレン・マキナニー著。
というコージーミステリー。
B&Bという、ベッドと朝食を提供するホテルを始めた女主人が殺人事件に巻き込まれる話です。
新しいレシピつきコージーミステリーのシリーズが出ましたねー。
朝食のレシピが中心で、アメリカなので、やはり甘いもの中心です。
と言うわけで張り切って買ってみましたが・・・。
内容が・・・なんだかちょっと物足りない感じです。
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かなり辛口です。
というか、翻訳についても。
ネタばれがあるかもなので、注意です!
事件は次々起こるのでで、中だるみはない感じですが。
まず、主人公のキャラクターの書き込みが薄くて、年齢すらよく分からない感じ。友達も。恋人候補の隣人も。「前の仕事は15年くらい続けた」という表現から、30代後半?けど、老後の蓄え・・・とかの表現が頻繁に出てくるので、最初50代かと思っていました。
主人公がホテルを始めたのは、とある観光スポットになりそうな島なんです。
主人公の親友は、その島唯一の食料品店を経営する女性。
主人公はホテルの仕事を始めて間もないようですけど、どうして食料品店の女性と友達になったのかとか、ホテルの敷地内に住まわせてる保安官補の魅力的な男性はどうして住むことになったのかが書かれてないので、なんだか物語に入り込めない感じです。
主人公は、島のリゾート化に反対していて、さらに島に生息している鳥を守る運動の中心人物みたいなのですが、それに対する説明もかなり不足・・・。もともと野生生物に関する仕事をしていたみたいですが、最近島に移住してきた人に、リゾート開発を反対されて鳥を守る中心人物になられても・・・って、感じです。
ホテル経営についても、ホテルって言うより、民宿みたいな感じでしょうか。
仕事を始めて間もないのでしょうが、電気が止まったから、料理が出来ないって朝になって焦ったり、島から出られないからって、窓の修理を他人の好意に任せっぱなしって、どうなの?って思いました。
最近のコージーミステリーの主役は、他人の郵便物を開けたり、建物に侵入したりが平気なのが相当鼻についてきました。
あとー・・・。
この翻訳の人が、クッキージャーのハンナ・スウェンセンシリーズの人と同じなんですけど、翻訳の仕方、文体・表現方法がほぼ同じで、私はかなり気になって┐(´д`)┌ ウンザリします。
原作者が違うのだから、せめて同じ表現にならないように気をつけて欲しいのですが・・・。
「〜はゴクリとツバを飲み込んだ」
って表現が3〜4回くらい出てくるんですが、クッキージャーのハンナも何回「ゴクリとツバを飲み込んで」ることでしょうっていいたくなりましたよ。
あと、魅力的な男性を相手にしている時は「膝がガクガクして、ゼリーみたいになる」とか、ビックリするほど表現が同じなんですよね。
シリーズ化で、次回も同じ人が翻訳だったら、購入は考えるかもです。
こんなに文句ばっかりですみません。
でもねー。
本って安くないんだから、コージーミステリーを売りにするなら、もちょっと頑張って欲しいかなぁと思います。
レシピさえ付ければ売れる・・・ではないと思うので。
Comments
ははは・・・今回は相当な辛口批評だったので、ちょっと心配でしたが、やはり物足りなさを感じてしまいますよねぇ・・・。
彼・・主人公の都合のいいように立ち回る為の人って感じでした。
6かけチョコレートは本当に酷い・・・。
ハンナシリーズ・・・。
いや、まさに、ノーマン&マイク問題は、もう飽き飽きですよ(酷)
ここまで引っぱる理由が解らないです。逆に、引っぱってることで純愛に対する夢を壊してますよ。
ハンナがただの二股女だし、最新刊に至っては、さらに恋人候補が出てくるし・・・で、ノーマン&マイクが少しでも独占欲を見せると怒るし、ノーマン&マイクが他の女性と喋ったりすると焼きもちだし…。てか、ハンナがそれほどもてる理由も・・・?
大体、ハンナ以外の女性が浮気っぽいことをすると、周りに散々非難されるのに、ハンナがやるとみんな大賛成・・・ってどう考えてもおかしいから!という突っ込みを毎回してます。
ここまで引っ張るってことは、二股しても心は自由ってのがアメリカ女性の理想なんですかね?
赤毛のアンのフィリパのように、両方とも捨てるのか・・・。私は早くノーマンにして欲しくてイライラします。
ははは・・・また辛口ですね。
でも、コージーミステリー人気に乗っかってるのは良くない!と問題提起!?してみました(笑)
人物描写が少なすぎるんだ。
主人公が魅力的に感じないんですよね。
唯一の友人も、なぜ友達になったかとか全然描かれていないいし。 そういったエピソードで、親近感とか好感を持たせるってことをしていないんだなー。カレだってねー、魅力的な男性を一人そばにいれておけ!って感じで、なぜそこにいるのかわからないですもんね。おまけにレシピの6かけのチョコレートって。。
ハンナシリーズもコージー好きの母は嫌いなんですよね。
どっちの男がいいかなんてどうでもいい。って(笑)
確かにあれも本題に関係ないし、面倒なんで、いいかげんどっちかに決めてほしい。と思ったり。(夢なさすぎ?)
コージーミステリーは後に残らないライトさが持ち味だから
謎解き本格ミステリを求めるわけではないけど、これじゃあ。。。って思いますよね。
辛口いたしかたなしです!