22日の判決。
うーん・・・。
ずっと22日に出された判決(山口県光市の事件)と、遺族の本村さんのことを考えています。
仕事中だったのですが、丁度いい時間だったので、判決後の本村さんの記者会見を見ることが出来ました。
もう、単純に、なんと立派な答弁(本村さんの記者会見)だろうとしか言えません。
人はあそこまでぶれもなく、また人を納得させられる言葉をつむぐことができるのか、と感動を覚えました。しかも、啓蒙してやろうとか、見下している態度ではなく、同じ位置で、平等な関係の訴えでの説得力。
それは、想像も出来ないような苦しみ、葛藤を超えてきたからこそなんですよね。
もし、あの場に私がいたら、彼と私との間の精神力の圧倒的な差を感じて、下手な質問はできなかったと思います。
それと感じるのは、一審、二審後の本村さんの心理状態と現在とに、計り知れないほどの隔たりというか、成長が見うけられるということです。
もし、一審二審で死刑が確定していたら、今回のような答弁を出来ていたでしょうか。
本村さんは、私などでは考えられないことですが、最終的に犯人のことも考えてあげているんですよね。被害者からしたら、犯人の人権など認められないのが普通だと思う。以前彼は、それを正直に述べていただけだと思う。けれど、今回の答弁では、明らかに犯人の人権を考えていた。考えられるまでになっていたのだと思う。
9年間って、凄く長い。長かったけど、本村さんはこの期間を本当に全て賭けて、家族の為に生ききったのだと思います。
裁判員制度が始まりますが、それを受ける自信がとても持てそうにない自分です。でも、もし機会があったなら、真剣に、真摯に受け止めて、せめて被害者に失礼に当らないように、全力で取り組まなければならないのだ、と本村さんの態度を見て、思いました。
ご意見、おしかりの意見など、あるかと思いますが、正直な今の意見として、ブログに書いてみました。
本村さんの文字が間違っておりました。訂正いたしました。
申し訳ありません・・・。
Comments
いえいえ・・・真面目に考えようとしたって、
後期高齢者問題と同じく、裁判員制度だって解りにくいし、説明不足だし・・・。ってところがありますよね。
ほんと、もし当ったら人の人生に大きく介入することになるわけで、恐いなぁ・・・と思います。
裁判員制度についても皆がしっかり考えていかなくてはならないのに、
文字に出来ない自分が情けないです。
文字に出来て、発表できるhirorinさんを尊敬しています。
思うところはいっぱいあるのですが…
あ・・・ほんとだ・・・(汗)
訂正します〜。ありがとう!
怖いですよねー。
私もね、文字にするか悩んだんですが、とりあえず残してみました。
考えることはいっぱいありますが、
私はなんだか文字に出来ません…。
事件の様子を聞いただけで頭が震えてしまいます…。