漫画「ぼくらの。」のつづき。
地球を救う為には、自分の命を犠牲にしてロボットで戦い、勝利しなければならない。
そんな設定の漫画「ぼくらの」
2巻までは、4人の少年少女(プラス一人)が犠牲になりました。
けど、それぞれ自分が置かれている状況が分かってなかったり、自分の死が分かっても、そこからどうすべきか、ある意味理想的な行動を取る子供達が描かれています。
3巻からは・・・。
ぐっと現実的に。
ものすごく暗い展開なんですが、死の恐怖に押しつぶされてしまう者。
死を受け入れはするが、死を前にして、復讐を果たそうとする者。
とっても人間的です。
どちらも、ありえる話だと思う。まだ中学1年生という設定だし。
(それにしても、あぁいう経験をしていたら、留守番している家に男を上げないと思うんですけどね)
この物語は、続けて読むと、人間の思考のパターンを段階的に書いているのがよく分かります。
もし、これが全て一人の人間がやっているのだとしたら、そのまま成長物語になるのかなぁ、と。
そして・・・ついに敵の正体が明らかになります。
やっぱり、恐怖のどん底です。
この現実を見て、人はどうすべきなのか。
「私、出来る(敵を倒す)」と言うのか、言えるのか、どうして言えるのか。が大きなテーマになっていて、6巻までの見所ですね。
そしてー!
14人の少年少女の中に、裏切り者(?としておこう)がいる!
この戦闘をナビゲートしているコエムシ(宇宙人?)との内通者がいるんですが、ソレはだれか?
あの子しかいないんですが・・・。椅子のことを考えると・・・ね。
「じゃぁ、あなたは償えるの?」って言われてさ・・・。
1巻での伏線がこれでもかー!って効いてます。もう、1巻に作者が描きたいこと全て描いてあるなぁ・・・という感じ。
ちょっとでもおかしいな?という違和感を感じたら、ソレは伏線です。
1巻はじっくり読みましょう!(誰)
うーん、続きが気になります。
あー、意味不明な書き方でスミマセン。
でも、読んでいない人のことを考えるとねー。
絶対知らないほうが面白く読めますので。
Comments
まだ続いている話で、今は8巻まで出ています。でも作者によると、10巻強くらいで終わる予定とのこと。ずーっと引き伸ばすより、スパっと終わってくれたほうがいいですよねー。思うに、一人一人の話をもっと詳しくしようとすればできるのだけど、ギリギリまで余分なところを削り取って読ませてくれている感じです。
>純粋で正義感も1番強い熱い時期
そうなんですよね。この物語は少年少女の純粋さがあってこそ成り立つのかなぁと思えるところが沢山あります。
読んでると、どんでん返しというか、予想をあっさり裏切ってくれるところもあるので、いろいろ推理しながら読むのが楽しいです。
でも、一気に読むとその分気持ちいいだろうなぁと思いますよ。
まだ、続いていたりする?? とにかく完結してからじゃないと私は無理ですね。全員死んだりするパターンだと、もうだめです。
しかし、中1っていう年の設定もいいですね。大人になりきれていない部分もあり、純粋で正義感も1番強い熱い時期だった気がします。
hirorin.さんのレビューだけでとりあえず完結するまでは読んだ気になることにします。^^;