SWEET SWEET SWEET

手作りのお菓子やパン、料理など美味しいもの、
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金柑の蜜煮。

みをつくし料理帖です。

今回は第2巻「花散らしの雨」より。

金柑の蜜煮 です。

この料理は、この巻の2章、「花散らしの雨ーこぼれ梅」に出てきます。
再現仲間のkabatanさんも作られていますので、そちらもどうぞ!

つる家を訪れた又次さんを見て、澪は息を飲みます。以前会ったときより、気苦労を重ねた様子ですっかり面窶れしていたのです。
驚く澪に、又次さんはいつものお弁当箱を取り出して、金柑の蜜煮を作ってくれるように頼みます。お弁当箱の持ち主に金柑の蜜煮を食べさせたい理由、遠い昔の思い出が甦ってくるうちに、澪はその理由に思い当るのです。
澪の母わかも、特別美味しく作った金柑の蜜煮。
澪にとって水害がある前の思い出は、全て本当に大切なものだったんだねと感じられるお話ですね。思い出を大事にしているからこそ、親友の危機を知ることができたんですから。本当に細かいサインを逃さず、相手のことを思いやる。気の利かない私には途方もないことですねぇ…(涙)。

この料理のポイントは、途中で酢を少量加えることで味がまろやかになり、少し長く置けるようになることだそうす。

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我が家はあまり金柑を食べる習慣がないのですが、今回綺麗な金柑をお店で見つけたので、作ってみました。
たくさんある種を全て取り除くので、結構根気がいりますね。

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ひたひたの水とたっぷりの砂糖で煮ていきます。
今回は、上白糖とグラニュー糖半々で作ってみました。金柑は250gで作っています。
シロップが煮詰まってきたら酢を垂らしてひと煮立ちさせたら出来上がり。

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綺麗につやつやしていますね〜。

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出来上がり!
甘くておいしいです〜。
苦みがないあっさりしたマーマレードみたい。
澪の時代には白砂糖は超高級品だったそうなので、三温糖を使ったほうがより江戸時代っぽいかもしれませんね。
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Comments

hirorin ... 2014/05/03 08:50 PM
>ふじつぼさんへ。

ありがとうございます!
そう、酢なんです。でも、加えるのはほんの少しなので、酸っぱいにおいは飛んでしまって、まろやかさだけが残るのです。
ふじつぼ ... 2014/05/02 08:20 PM
酢ですか。
初めて知りました。
つややかでとても食欲をそそる仕上がりですね。
ご馳走様でした。
hirorin ... 2014/05/01 09:26 PM
>kabatanさんへ。

ありがとうございます!
種!本当に手間ですね!でもぶるん!って出てくるとちょっと爽快かも(笑)。
喉にいいんですか!母もそう言っていました。最近気温差がまた激しいので、食べます!
本を読みながら、三温糖の蜜煮を想像しても なんだかうまくいきません(笑)。
白砂糖に慣れきった現代人ですからねぇ…。
hirorin ... 2014/05/01 09:23 PM
>みえさんへ。

ありがとうございます!
つやつや。金柑ってつるんと綺麗ですよね。もともと綺麗なので、余計艶が光っている感じです。
お菓子に使ってもおいしそうですよね。何かできないか考えます!
kabatan ... 2014/04/30 11:23 PM
艶々ですね〜。これは美味しそうです。我が家は毎年の恒例行事になっていますが、種を取り出すのは本当にめんどくさいです(笑)。喉にいいので有り難いんですけどね。
とてもいい感じに仕上がってますね〜。三温糖だと一寸甘さがくどくなって見た目が今一つになりそうだから、やっぱり使うのは難しいかな?。因みに家はグラニュー糖のみ使います。
みえ ... 2014/04/30 10:11 PM
私も金柑を頂く習慣は無いですが・・・何度か頂いた事はあります!
蜜煮・・・これは美味しそうです!
出来上がりの艶、色もとっても美しいくて・・・!
そのまま食べても、ヨーグルトやかき氷とも…ジャムの代わりやパンケーキなどにも合いそうで・・・色々楽しめますね!
ご馳走様です!

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