SWEET SWEET SWEET

手作りのお菓子やパン、料理など美味しいもの、
そして大好きな本など紹介します♪

漫画感想のつづき。

前回の暑苦しいレビュー(←クリック!)のつづき・・・。
マンガ「HELLSING ヘルシング」です。
続きの9巻を読みましたので。

・・・・。

完全にネタばれを含みますので、未読の方、これから読もうと思ってる方は、注意です!
私のブログを読んでくださっている方は、お分かりかと思うんですが、私のマンガとか本の読み方って、非常に偏ってるんですよねー。
美味しんぼの読み方からして、お分かり頂けるかと思うんですけど。
だらからレビューとしては全く参考になりませんので、あしからず!
さらに!前回に引き続きオタク警報発令中です!











さてー。9巻ですよ。

9巻!
それは・・・、

少佐祭りだ!

誰がなんと言おうと少佐祭りだ。(笑)

ははは・・・。ウォルターとアーカードは完全無視の私・・・。
ていうかー。
わざわざ二人をあの姿にする必要あるのかねぇ。
外伝読んでない人には、サッパリ意味がわかんないではないかね。
ま、その作者の潔さも素敵だけど・・・。
分かるやつだけ付いてこいやー!みたいな。
でも、この変身(?)で、8巻でやっとアーカードが好きになってきたのに、あっという間にどうでも良くなったよ。

で、今回やっと少佐の本来の目的が明かされるわけですが・・・。

まずい。

まずいよー!

ごめん・・・。

泣いていいですか?・・・って感じー!(え?私だけ?)
てか、あんた人間だったのかい。

もう、少佐が主人公で良くない?
てか、はっきり言って、少佐、勝ってるよね?

うーん、8巻でアーカードが口走ってたことを鑑みると、もう戦わずして、少佐の勝利なんですけど・・・。

って思ってるのは私だけですからー!(笑)

でも、少佐、その前にロンドンで800万人殺してるからなぁ・・・。
やっぱりダメか。(当たり前)

・・・まぁ私が少佐に肩入れしすぎだってだけですが。

まぁね。
少佐の理論というか、自分は自分。他の誰のものにもならない!誰とも共有なんかしてやらん!自分を堅持するって姿勢は少年漫画の悪役の王道よね。
他とは馴れ合わん!みたいな。


でもさー、やっぱりズルだよね。
セラス(セラスはアーカードのしもべ)vs大尉(大尉は少佐の部下ね)の戦い。やっぱりというか、セラスの精神にベルナドットが出てきちゃったけど。
この「一人では勝てないけど、二人で力を合わせれば勝てる」理論。
少年漫画だねぇ。
セラスは、吸血鬼なんですけど、人間の血を吸うと、その人間の精神が吸血鬼に取りこまれるんですって。それで、戦っててピンチになった時、血を吸ったベルナドットの精神が表れて、「一緒にやっつけよう!」って戦いをサポートしてくれてるって訳。
うーん。これって、私的にはやっぱりズルだよね、としか感じられなかったです・・・。少佐も「何ていうずるだ」って言ってるしー(全然意味違うけど・・・汗)。それはやっぱり私が人間だからなのかな。
ここで、セラスが頭の中でベルナドットのかつての言葉とかを思い出して、それで力が湧いてくるという描写ならちょっとは感動できたかもですが、それとは違うんだよねぇ。
まぁ、2対1にならないと、セラスがいきなり強くなりすぎて、ちょっとバランスが変になるので、そういう手段になるのでしょうが。

魂の共有。少佐はそんなこと絶対したくなかったんだって。

確かに、セラスが怒った、少佐の「自分らが死ぬ為には、何か特別なことが必要だ」みたいな主張には、昨今の「死刑になる為に殺人を犯す」みたいなバカな理論を思い起こさせるものがありますが、それとはちょっとニュアンスが違うのよね。

少佐は自分もアーカードのようにノスフェラトゥ(吸血鬼)になれる機会があった。作画から言って、第二次世界大戦末期、ベルリン市街戦の時だとおもいますが。
もしかしたらアーカードと同等の力持つことになる可能性があったんです。
少佐がうんって言いさえすれば。
でもそれを断固として拒否したんだわ。
吸血鬼になる素晴らしさ。永遠の命、他者との精神の統合の素晴らしさを感じながらも、自分は自分のものであるということを諦めかなったゆえに拒否したんです。
そして、それを拒否しなかったアーカードを自分の敵と認め、完全否定する為に今まで人間として生きてきたのね。(つか、本当に人間か?あのドクの表情ってなんなの?)
普通だったら、ここで主人公の権利があると思う。

超人的な力、永遠の命を受ける機会を与えられながら、人間として生きることを選び、超常の力を持つものを撃破しようとするって、まんま少年漫画の主人公でいいではありませんか。

アーカードも、自分を倒すのは人間でなければならないとか言ってるんだからさー、もう少佐に倒されてよ。

・・・って思ってるのは私だけですからー!すみません!

(それにしても、あの状況で、少佐達ってどうやってベルリンから脱出したのかねぇ。私の予想では、ソ連軍がベルリンに入ってくる直前とかに脱出、だったので。謎です。)

全部のネタバレ、感想のぶちまけ。す、す、すみません・・・。
本当はもっといろいろありますけど、ここまでにしときます。
次回!
ついに最終巻ですよー。
あぁ・・・。寂しい。
悪役なんだから、少佐絶対死ぬよねー。というより、9巻での少佐の言葉の一つ一つが、死の覚悟を示していて、読んでて本当に辛いですよ。

でも今までの流れから行くと、アーカードも死にそうだけど。

大尉って、オオカミ人間・・・なんですけど、なんで少佐に元から仕えてんのかしら。それにしても、中表紙の第二次世界大戦中の大尉。
場所はマルメディですよ。1944年、12月17日!
マルメディ虐殺事件だよねー。少佐はどこにいたのやら・・・。でも一緒にいるよねぇ。
もー!作者ツボ外してなさすぎですね。絵の中では、満月になってますけど、大尉は満月によってオオカミ人間になるとかではないのね。(月齢から言って満月って言うのは「?」ですけど・・。)
しかも・・・。
大尉の襟章は・・・。やっぱり中尉になってる!!
もうやめて・・・。大尉まで中尉に降格してたんかい。ヒトラーめ・・・(笑)。

・・・。
こういう指摘って、重箱の隅をつつくようなというのでしょうか。
これで不快に思われた方がいらしたら申し訳ないと思うのですが、私はこういうことを考えるのが好きなだけで、これで誰かを責めようとか全然思っていませんのでー。まぁ、マンガなので、史実に沿わせる必要もないのですが、こういうことを見つけて、逆にここでこうした作者の意図は?とか、絵的に、こうした方がかっこいいもんねー。とか考えるのが面白いんです(オタクですみません)。
なんにせよ、ここまで読んでくださってありがとうございます。
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久々にマンガのこと。

今回はー、このブログ始まって以来最強のオタクトークかも知れませんのでー、
読んでくださっている方はー、どうぞご容赦下さい!

警告!
この漫画のレビュー、普通と全然違いますので!おまえみたいのが「ヘルシング」語るな!という感想言われても、反論できませんが、受け入れる事もありませんので、よろしくお願いいたします!
警告終わり。


まず最初に一言だけ言わせていただければー、 私は、ミリタリーオタクではありません!!
てか、普通の感覚でー、気になるよねー?ってことを熱く語らせて頂きますので、よろしく!

で、何の漫画かって言いますと、
HELLSING(ヘルシング)」 です。
いまさらヘルシングです。とっくに完結してたみたいです。
そもそも存在を知ったのは1年位前。
でも読み始めたのは、つい先月あたりっていうか、先先週くらいかなぁ・・・という。
全然乗り遅れてます。

でもー!はまる人ははまる。別にー?って言う人は理解できないという、人を選ぶ漫画らしい。

あらすじは・・・
20世紀末、英国では不可解な吸血鬼事件が頻発し、「ヘルシング機関」がその解決にあたっていたが、ヘルシング本部が強襲されるなど多大な被害を受ける。一方で犬猿の仲であるバチカン及びその直属「イスカリオテ機関」と紆余曲折を経て協力関係を持ち、事件の黒幕が南米に逃れたナチス残党による組織「ミレニアム」だと知る。

ブラジルでの戦闘を経て、ミレニアムの正体が先の大戦末期ヘルシング機関が潰した「少佐」と呼ばれる男の部隊であるとわかる。それに対して、少佐は英国王室の会議に乗り込み宣戦布告を行い、無視されたイスカリオテ機関は英国とミレニアムをともに潰そうとする。

そして、ミレニアムは少佐率いる1000人の吸血鬼部隊を率いて再び英国本土を強襲、これに乗じたヴァチカン教皇庁の第九次空中機動十字軍3000人も加わり、ヘルシング機関を合わせた三つ巴の大戦争が始まる。
(・・・スミマセン、ウィキより拝借です)


うーん、そうだったんだー。って感じですが・・・。
わたしねぇ、実はあんまり詳しく読んでないんですよ。だって、この漫画で私が好きなのって、なんと言ってもミレニアムですから。
つまり、主役の敵役ですから。
もう、ミレニアムが出てくる場面しか読んでません。だから、ミレニアムが出てこない第1巻なんて、一回も読み返してないし。 1巻のストーリーなんて、ほとんど覚えてない(酷)。(うん、1巻って、絵柄も安定してないしね。)
しかも、ミレニアムって言っても、少佐が出てこない部分は飛ばし読みしてるし。ミレニアムメンバーでも、リップヴァーンとか、ゾーリンが個人で(?)戦ってるとこなんて、パラパラ見だし。
といっても、一冊の中に、ミレニアム関連のページなんて、十数ページしかないのもあるんですけど・・・(笑) つまり、そのくらいミレニアム・少佐関連のページが濃くてしょうがないんですわー。

私にとって、主役アーカード(吸血鬼)はミレニアムの宿敵、ラスボス。という認識です・・・(笑)でも最近8巻まで来て、やっとアーカードとアンデルセンの存在感に気づけました・・・。アーカードもいろいろあったのねー。というところで。それまでの描写って、とにかく圧倒的に強くて、主人公なのに怖い(笑)、という印象しかなかったので・・・。
でも8巻でようやく好きになってきたかも。

で、本題は少佐。ミレニアムの少佐ですよー。悪役なんですけど、もうビックリするくらい
やることなすこと、全部オタクっぽい。(笑)
かけてる眼鏡が、まずオタク。(言いたい放題すみません・・・)
まぁ、戦時中からおんなじ眼鏡だからね・・・。(しかも!カバー表紙を取ると、マジでオタク)
(あ、誤解のないように言っておきますが、オタクっぽいのと悪っていうのは全く関係ないんですけど。ものすごい悪役がたまたまオタクっぽかったってだけです。)
初めて登場するときは、なんか普通に痩せてる(?)のに、だんだん太ってきて、しかも身長も縮んでるように見えるし、でもそのメタボっぷりがまた悪に拍車をかけてすごい存在感。まぁ、痩せたままだったらキャラとして弱いかなぁという気もしますしね。
とにかく、悪いことすればするほど、人気が出るっていうクチですわ。
絶対友達おらんやろ?って。
とにかく最高最凶いかれた戦争狂で、発する言葉が全て
☆1 8 歳☆ 未満の方は☆ ご遠慮下さい!
ってこっちが言って回らなきゃならないくらい。
やらしい意味ではなくて、悪のカリスマが発するセリフなので、危険というか。
だって、子供に絶対読ませたくないもん。 ☆戦争大好き☆ とか言われたら、泣くしかないじゃん!

「諸君、私は戦争が好きだ」
で始まる少佐の演説は、ちまたで有名らしく(本当に前知識とかない人には大変な内容だと思うので、あえてリンク張りません。探せばすぐありますけど)、そのパロディが無数に作られているらしいですよ。全然知らなかったけど・・・。(ちょっとパロディ探してみたら、「吹奏楽コンクール大好き宣言」のやつが好きだった・・・とりあえず、そっちのリンク先→コチラ。開けてちょっと下に移動すればあります)でも、ただ人殺しの戦争が好きなだけじゃないところに少佐の存在感がいや増す要素があるって言うか。敗戦の屈辱や、自分が傷つくこともひっくるめて、戦争の全てが好きらしいです。はい、変です。変態です。サイテーです。(笑)
ほんと、マンガだから許されるキャラクターですよ。

でー!ここから
オタク警報発令!
オタク警報発令!

危険を察知したものは、直ちに引き返すべし!

8巻ですよ。問題の熱く語りたいところはー!
8巻の最後のページのちょっと前くらいに、第二次世界大戦中の軍服姿の少佐の場面があるんですけど、内容的に、ここって多分ものすごい重要な場面のはずなんですけど!主役と敵方の双方の対比という視点で描かれているはずなので、絶対重要な場面だよねー。
ま、話の内容は置いといて、問題は作画のほうです。
その少佐の軍服の襟章に注目!これがどう見ても、中尉の階級を表す襟章なんですけどー! (てか、私まだ8巻までしか読んでないので、後で何らか説明があったとしたらすみませんですが)

は?それがどうしたの?って思ってる貴方!
全然ピンとこないそこの貴方!
頑張ってついてきてくださーい!

なんでだよー!なんで中尉の襟章なんだよー!少佐と中尉じゃぁ、全然違うでしょうがー!!気になるー!
少佐の襟章のデザインは、星四つでしょ?
問題の絵のデザインは、星三つに線2本で明らかに中尉だよ!
うーむ・・・。外伝とか、中表紙に出てきた軍服ではちゃんと星四つなんですけどねぇ。 いや、私はミリタリーオタクではありません!ナチス好きとかでもありません!ほんとですって!

あ、あれです。ほら、「ヒトラー〜最期の12日間〜」(←クリック!)って映画、あったじゃないですか。私、レンタルで見たんですけど、あれを一回見れば、ドイツ軍のそれぞれの階級がどんな襟章してるか、分かるようになりますから(断言すんな)、一度観賞してください。はい。
でもさー、軍事ネタの漫画だったら、一番こだわるのがそこじゃない?ってくらい階級章って大事だと思うんですけど(てか、軍事ネタの漫画じゃないし)。私程度の人が指摘するまでもなく、皆さん気づいてらっしゃいますよね?別に、鬼の首取ったのごとく大音声で喧伝してるわけではなく、自分的にメッチャ気になる〜!ってだけの話なんですけど。

あー!
ここまで書いて今気づいたけど、3巻の表紙の少佐、やっぱり中尉の襟章だ・・・。
でも、この場面って、アルデンヌ攻勢(「ラインの守り」または、「バルジの戦い」のことです)の場面だよねー?
日付は1944年12月20日だから真っ最中。その時にいたんだねー。
でも、アーカードとかに外伝で研究所つぶされたのって、1944年の9月のはずだからー。で、9月の時点では確かに少佐だったんだよね。
ってことは!
もしや降格!?
二階級特降格かい!?(まぁ、二階級特進の逆の言葉という事で・・・)
吸血鬼部隊を壊滅させられて、責任者として降格処分受けて、
それで前線に回されたってことですかー?
えー、酷すぎる・・・。でもそう考えると、納得いきますねー。つうか、裏設定なのかねぇ。8巻までしか読んでないから分かりませんが、後2巻でそんなこんなが説明されるのでしょうか。まぁ、でも戦争大好きなんだから、歴史に残る大攻撃に参加できて良かったんではないでしょうかね。(って、史実なのにすごい冷めた言い方で申し訳ありません。でもあくまでマンガですから!)

なんて、偉そうに色々書いてますけど、軍事ネタの漫画って、昔の「沈黙の艦隊」とか、「皇国の守護者」くらいしか読んだことないんですけど・・・。いや、本当ですって!
あ、戦艦とか、戦闘機の名前とか、全然分かりませんからー。そんな素人なのに、こんな指摘して、スミマセンでした・・・。

でも10巻で完結なんですよねー。後二巻で終わっちゃうなんて、さびしいなぁ・・・。
あ、ウィキでは、あらすじのトコしか見てません。登場人物の説明とかは読まないようにしてますのでー。どうなるかは知らないのです。

やー、ここまで書いておきながら、全然漫画自体をお勧めするレビューじゃないですよね(笑)。でも万人受けする漫画ではないようですので(ものすごいヴァイオレンスだし)。読んでーっては言いません。

あー、ココまで読んでくださった方本当にありがとうございます。
どうか引かないでくださいね。え?もう引いてる?
み、見捨てないで下さい・・・。

↑追記・・・。戦争の記述で、1994年と書いてしまってました・・・。実際は1944年です。すみません・・・。書き直しました。
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