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テキサス風メキシコ料理のハムとチーズのキャセロール。

ミステリークッキングです♪

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今回は、クッキングママシリーズ第16弾「クッキングママと仔犬の謎」より。
テキサス風メキシコ料理のハムとチーズのキャセロール。です。

クッキングママシリーズに出てくる謎食材。
その名も「ピカンテソース」。

クリップボード01.jpg


クッキングママシリーズのメキシコ風料理には大抵使われているんですが、やっぱり日本人にはなかなか馴染みが薄い。というか、売っていない!
いやね、もちろんネットやコストコにはあるらしいんですわ。
私も以前、カルディで見つけて、大喜びで使ったことはある
でも!
それ以来なぜかお店で見つけることが出来なくなってしまいました(笑)。
それに、ネットでわざわざ送料かけて買うとかなり高くなっちゃうしね〜。
原材料は、トマト、ハラペーニョペッパー、オニオン、醸造酢、食塩、ガーリック、香料などなど・・・。
以前食べた時は、辛いトマトソースって印象だったんですけど、どうでしょうか。
とりあえず、メキシカンのサルサソースって考えればいいんじゃないかな?

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と思って、今回はこちらを買ってみることにしました。
原材料を見て!

pi.jpg


ほら、ピカンテペッパーとかって書いてるし〜。もうこれでいいじゃんって(笑)。
以前ピカンテソースを買ったときは、ホット(辛い!)だったんですね。で、相当辛かったので(汗)、今回はスイートタイプを買ってみました。

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で、味見。
お!
普通のトマトソースみたい。おいしい〜・・・ウッ!辛!!
やっぱり辛い〜!
トマトソースみたいでおいしいのですが、辛さはかなりあります。後から来る辛さなんですね。
もうこれでいいでしょう。
たくさんあるのに、今回は小さじ2しか使わないので、じゃんじゃん活用していきたいと思います!

今回は、材料の問題のほかに、恒例の(笑)、謎レシピでもありましたよ!
このレシピを見て、多分読者の皆様全員が再現不可能と思われたのではないでしょうか。だって、作り方を見ると、どう考えてもセイボリーなブレッドプディングみたいに思えるのに、材料のブレッドの部分が、「発酵させたパン種(サワードウ)、バターを塗って立方体に形成したもの2個」になっているんだもの!(爆)
え〜?どういうこと?
つまり、焼く前の、発酵させた生のパン生地を材料に使えってこと?
そんなの不可能だし、160℃のオーブンで焼き時間が25分、さらに水分を加えて焼くのに、絶対中心部まで焼けるわけがないじゃないですか(汗)。
そういうわけで、再現はあきらめようかと思ったんですが!
ここでまた英語の原文でレシピを発見できました!
原文だと、この部分は「5切れのサワードゥ・ブレッドにバターを塗って、角切りにしたもの(4カップ分)」となっています。つまり、普通のバターを塗ったパンを小さく切ったものだったんですね〜。良かった良かった。
サワードウブレッドというものは、近所のパン屋で売っていませんので(多分)、天然酵母のパン屋さんで、ライ麦パンを買って代用することにしました。

そして、グリーンチリは、多分瓶詰めのハラペーニョとかのことだと思われますが、私は獅子唐を使うことにしました。家にあったので(笑)。
さらに、低脂肪ミルクまたはスキムミルクとあるのは、原文だとWhole milkとも表記されていたので、普通の牛乳を使います。

テキサス風メキシコ料理とは、アメリカでテックスメックス(TEXMEX)と呼ばれていて、ポピュラーなようです。

さて、今回も前置きが長くて申し訳ないことでしたが、やっていきます!

材料は、レシピは4人分ですが、いつものように13センチのグラタン皿を使う分量に換算しました。大体0.7人前ですが、アメリカ人の4人前ですから、まぁ、いいでしょう。

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チェダーチーズ卸したもの(私は小さく切りました)34g、ハム30g、ピカンテソース小さじ2、グリーンチリ(獅子唐・ヘタと種を取ったもの)10g、サワードゥのパン(私は天然酵母のライ麦パン)約一切れ(30gほど)、全卵20g、牛乳50mL、唐辛子少々、パプリカ少々、塩少々。

では、作ってみましょー!

オーブンを160℃に余熱しておく。
グラタン皿にバターを塗っておく。

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パンにバターを塗り、小さく角切りにしておく(約160mL分)。

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ボウルにチェダーチーズ、ハムを入れてよく混ぜる。
別のボウルでピカンテソースとチリ(私は獅子唐の微塵切り)をよく混ぜる。
グラタン皿にパンの半量を敷き、チーズとハムの半量を振りいれ、その上にピカンテソースとチリの半量をかける。
パンの残りを重ねていれ、ハム、チーズ、とソース、チリを同じように重ねる。

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ほぐした全卵、牛乳と唐辛子、パプリカ、塩を加えてよく混ぜ、これをグラタン皿にかけて加える。
オーブンに入れて25分、中まで火が通り、黄金色になるまで焼く。
これ、20分ほど焼いたのですが、中心部がまだ生っぽかったので、さらに5分ほど焼きました。
焦げないように注意してください。

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出来上がり!

匂いはとってもいい香りです。
通常のブレッドプディングのように、液体を入れて時間を置いたりしないのが不思議でしたが、一体どうなっているのでしょうか。

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では早速。

食む。


おいしい!
表面のパンは焼けてカリカリなのですが、中心部は卵液を吸ってしっとり柔らか。
それがピリッと辛いトマトソース、まろやかなチェダーチーズと絡んで、おいしいです〜。
これはいけますよ〜。
チーズ苦手な母がおいしいって食べていましたから、もっと作ればよかったなぁって思ったほどです(笑)。

ピカンテソースの辛さや、加えるチリの辛さで、全然味わいが違うと思いますが、ソースもホットからミディアム、スイートまでいろいろありますし、チリもハラペーニョから日本の青唐辛子、獅子唐(汗)までありますので、お好みに合わせて調節は自在に出来ますね。

召し上がれ!

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comments (6) : trackbacks (0) : Edit

Comments

hirorin ... 2013/09/28 11:07 AM
>ふじつぼさんへ。

ありがとうございます!
>「作らせる全く気ないな」
そうなんですよね〜(笑)。私も何度そう叫んだことか(汗)。
しかし、であるからこそ、いろいろ考え抜いてちゃんと出来上がった時の感慨は格別なんですよね〜。
英語の原文を見つけたときは本当に目からうろこです(笑)。
そう、やっぱり輸入食材などは高価ですよね・・・。しかも、私の場合料理が得意というわけでもないので、応用して他に使うのも難しいという・・・。これまた困ったことです。

いやー、ふじつぼさんも食材をいろいろ準備なさっててすごいです!
ルバーブがお庭にあるなんて、うらやましいです〜。

クッキングママシリーズは、主人公がケータラーなので、読んでいるとお腹が空きます。コージーと呼ぶには精神的にキツイ内容もあり、登場人物が、かなりあくが強いので、お奨めはしにくいんです(笑)。16巻もありますし。

今回はおいしくて満足でした♪
ふじつぼ ... 2013/09/27 11:54 PM
訳者さんに失礼かとは思いますがコージー・ミステリーのレシピの訳って正直「作らせる全く気ないな」と思うものがけっこうありますよね。
超適当に訳されているものがあるうえに手に入りにくい材料だったり日本だと高価だったりけっこう大変なのにhirorinさん凄いですよ。
本当によい刺激いただいてます。

このお料理本当に美味しそうですね。
このシリーズ全く読んでないけど料理だけ作ってみたいかもです。
ごちそうさまでした。
hirorin ... 2013/09/27 09:41 AM
>みえさんへ。

ありがとうございます!
メキシカンってほとんど食べないので、材料とかが本当に分からなくて困っちゃうんですよね(笑)。
でも、このソースは私でもそんなにびっくりするほど辛くなくてよかったです(汗)。
hirorin ... 2013/09/27 09:06 AM
>kabatanさんへ。

ありがとうございます!
そう!ふつうのパンだったんですね〜。これが本当の超訳…って、分からんわ!(笑)
そして原文を見ると、原文には使う型の大きさがきちんと書いてあるのに翻訳にはないことにも気づきました。
このキャセロールも、9×13インチの型を使っているんですが、翻訳には記載がありません(汗)。
私なんかはそこが一番知りたいのにな〜って、いつも悩んでいるんですが(笑)。

これ、美味しいんですよ〜。私はあんまり辛いのが苦手なので、本物に比べたら超マイルドに作ったと思うのですが、辛みがチェダーチーズや牛乳でかなり緩和されますよ。また作りたいです。
みえ ... 2013/09/26 11:53 PM
こんばんは!わあ、美味しそうですよ!
お腹が空いてきちゃいました!(爆)サルサソース、好きです!しばらく頂いてないですが・・・チップスに付けておいしですよね!でも、絶対パンにも合うと思います!
私は辛いのも、好きなので、頂いてみたいですよ!ご馳走様でした!
kabatan ... 2013/09/26 08:11 PM
見に来ました〜。パン生地ではなくてパンを使ってましたか。一寸、誤訳過ぎですね〜(^_^;)。結構レシピの翻訳は間違ってるのが多くて怖いです。ハンナの奴も結構違ってそうです。
ぴりっとしたアクセントがとても美味しそうな料理ですね。ごちそうさまです!。

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