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赤い激流・第二十一回 レビュー

第二十回はコチラ

「私は愛のために死ねます!!」

あらすじ

警察の追跡から逃れるため、武は敏夫を連れて、弟の実を頼ることにした。実は兄が、自分たち全員逃亡幇助の罪に問われることを覚悟の上で頼みに来ていることを確認し、それについて武が申し訳ないと思っていることをあえて聞く。「敏夫がつかまれば、俺は指揮者の仕事を棒に振るってわけか」それを聞いて、武は諦め、他を探すと言うが、その腕を実が掴んだ。「兄貴・・・殴られたいのか・・・俺が見殺しにするとでも思っているのか。俺は兄貴が信じたものを信じる。そのために俺はどうなっても構わん。敏夫が無実なら、何も恐れることはないじゃないか」男・大沢実、一世一代の花道であった。
実のマンションについた一行だが、敏夫は血のつながらない武や実にまでかける迷惑を考え、一人飛び出そうとする。それを武と実は家族は助け合うものと、説得する。由美子は華江だけでも家に帰るように言うが、華江は、愛する人のためだったら死んでもいい。だから、一緒にいると答える。敏夫はこの恩は一生忘れないと4人に頭を下げるのだった。
朝、大沢家に戻る武と由美子。江上刑事や家に来ていた正彦とあやに、敏夫と華江の居場所を問い詰められるが、知らないと答える。正彦とあやが帰った後には、いまにも泣き出しそうな信一が待っていた。「父さんは正直な人間だと、僕は信じていた。でも、父さんは嘘をついている」武は、「俺は正しいと思ったことをやる」と答え、信一は「好きにすればいい」と出て行く。しかし、玄関に出た信一は、正彦を相手にした武が、汗を拭くためにハンカチを出した拍子に落とした鍵を偶然見つけ、それが実のマンションのものだと知る。信一が出て行ったあと、武は鍵がないことに気づき、信一が持ち出したことを知り、あわててマンションに向かう。由美子は敏夫に電話をかけ、信一が向かったことを伝えた。マンションについた信一は部屋を調べるが、だれもいない。信一が部屋の窓から外を眺めると、すぐ下の公園を走る敏夫と華江がいた。
腕が痛んで走れないでいるうちに、公園で信一に先回りされる敏夫。信一は華江に敏夫から離れるように言うが、華江は言うことを聞かない。どこまでも敏夫についていくという華江に、信一は「死刑囚への同情心を愛情と勘違いしているだけだ」と言うが、華江は「敏夫さんを愛している」と言ってしまう。「敏夫といれば、犯罪者になる。それでもいいのか」「信一さん・・・ごめんなさい・・・」その瞬間、信一が華江の頬を打った。
警察に知らせるという信一を敏夫が止める。二人揉み合っているところに、武が到着した。武が信一を取り押さえているうちに、逃げる華江と敏夫。信一はすぐにでも警察に言おうとするが、武が今日一日だけ、待って欲しいと頼む。その間に新しい手掛かり・西条医師を調べると。26年間育ててきて、1日も待ってもらえないのかと武が言う。その言葉に、信一は、1日だけなら待つと答えて、去る。
西条医師は、病院の屋上で、「明日アメリカに発つ。秘密は洩らさない。お互いのために」と言って、だれかと握手を交わしていた。武は、病院につくと西条医師の部屋で、明日西条が日本を発つことを知り、西条が「Rの女」の記事と、木元光子(岸恵子)の記事を保管していることを知る。
武は病院内で、正彦と行き会った。正彦は、宮島学長が重病で入院していると言う。西条医師を見つけた武は、敏夫のことを電話していた相手や、Rの女のことを聞くが、はぐらかされる。武は西条が真犯人と通じていることを指摘し、清司が武の腕の医者・つまり西条を全く信用していなかったこと、持ってこさせる1億円は、武が受け取る権利があると話していたことから、清司は腕の手術を医療ミスだと知って、西条を脅していたのだろうと推理する。西条は証拠を持ってこいと言う。
武は由美子と敏夫にその報告をすると、別の病院で指の検査をしてもらうとことにする。敏夫は夜中の12時で信一が警察に通報することから、検査の結果を待っていられず、西条医師に直接会いに行くと言って焦る。そこへ信一が現れた。信一を殴り倒して出て行く敏夫と華江。信一は怒りながらも、父との約束は守るが、12時になったら即警察に大学病院を包囲させると言って、由美子を残して出て行った。武は別の病院で精密検査を受けた結果、やはり神経をメスによって切断されていたことが分かり、医療ミスだと診断された。西条医師の送別会に潜り込んだ敏夫は、ナイフで西条を脅し、屋上に誘い出す。西条を犯人だと決めつけ、襲いかかる敏夫だが、そこへ武が駆けつける。やはり医療ミスだったと証拠を西条に突きつける武。西条医師は観念して、すべてを話す。
確かに医療ミスを犯していた。しかし、教授の地位に固執するあまり、武に話すことはできず、さらにそれを知った清司に手術の資料を盗まれ、それをネタに1億円ゆすられることになったのだ。悩んだ西条は一億円払うふりをして清司のマンションに向かったが、扉を開けると、すでに部屋には男が倒れていた。西条医師は仰天して誰かも確かめず、とにかく資料を燃やすためにスーツケースに隠し持っていた灯油をまいて火をつけた。その時、誰かが部屋の隅から飛び出して、部屋を出て行った。そのあと、西条医師も逃げ出したと言う。火の中から飛び出した人物、それが犯人だ。それは誰だと問う敏夫だが、それは言えないと西条医師。なおも聞こうとすると、パトカーのサイレンが辺りを覆った。12時を過ぎたので、信一が通報したのだ。「大沢には感謝しているが、警察にはつかまりたくない・・・大沢・・・さようなら」それだけ言うと、西条医師は、屋上から身を投げた。近づくサイレンの音。武は敏夫と華江に逃げるよう勧める。真犯人を捕まえるために、全員でつかまるわけにはいかない。武一人で罪をかぶる覚悟だった。武は逃げ去る二人に「決して諦めるな。何があっても生き延びろ」と声をかける。
一人残された武は、西条のもとに駆け付ける。西条が意識を取り戻し、「Rの女・・・」とつぶやく。武がその意味を聞こうとすると、西条医師は、息を引き取った。
親友の死を悲しむ間もなく、武は警官に取り囲まれた。


感想

ふーむ。なるほどね。
今回で判ったことは次の三点だ。
武の腕の手術は、医療ミスだった。
一億円を持ってこいと脅され、清司の部屋と清司に火を放ったのは、西条医師。
信一は26歳。

これ以外のことは、依然として謎に包まれている。
いろいろ、突っ込みも追いつかない状態だ。


西条医師。彼は人知れず秘密を抱えすぎていたようだ。
西条医師がかばっているのは清司を殺した犯人だろうと思われる。今まで黙っていたということは、犯人も西条医師の放火を知っていて、お互いに秘密を共有して、かばい合っていたということか。
それにしても、医師なら倒れている人物の脈をまず取れよ。
で、疑問。手術の失敗を知った清司が、手術の資料を盗み出して脅したことになっているが、そもそも清司はなぜ手術の失敗を知ることが出来たのか・・・?手術中一緒にいた助手ですら気づいていないというのに。
なんでだろう。さっぱりわからん。
そして、西条医師は、最初から灯油を持ち込んでいるが、清司が死んでいなかったら、どうやって火をつけるつもりだったのか・・・。武には手術の資料を燃やしたかった、俺は殺してない!なんて主張しているが、やっぱり最初から清司を殺すつもりだったと考えるのが自然なんだけど・・・。
そして、前々回までの疑惑がさらに藪の中になってしまった。
西条医師が一億円持ってくるはずの人物だったとすると、マダム・真山はなぜそれを知っていたんだ?
マダム・真山が死ぬ前に「先生の手術はいや・・・」と言っていることから、西条医師が真山との関係を明らかにするのかと思っていたが、それは完全に忘れていたようだ。武も、そこを突っ込んでよね。というか、私も西条医師が死んでしまってから思い出したんだけど。
もしかしたら、真山と西条はまるっきり関係なかったのかもしれないね。真山と関係があったのは清司のほうで、真山は清司から、西条の医療ミスを知らされていて、さらに1億円のことも聞いていたのかもしれない。それで「医療ミスするような医者はいやだ・・・」と言っていただけかもしらん。つまり、ひき逃げは単なる偶然で、手術は適正に行われただけだったのかも。しかし、それだと武に「証言するのは後一日待って欲しい」と言った意味が分からんね。でも引き延ばしが好きな人なので、単に言ってみたかっただけかもしれない。ここらへんって、次回明らかにされるのだろうか・・・?

謎の多い今回だったが、悲しい物語もあった。

信一・・・。
泣いていいんだぞ・・・。
信一26歳・大失恋の回である。
一度は婚約した女性から、はっきりと最後通牒を突きつけられてしまった。
そのあとで華江を殴ったのは良くないが、まぁ、華江だって見方によっては、散々人の気持ちをもてあそんだと言えなくもない。

そして実。
敏夫や武をマンションに匿うことで、自分もつかまるかもしれない。それを案じて言う言葉。
「指揮者の仕事を棒に振るってわけか」
棒を振る仕事を棒に振る・・・。指揮者だけに。
・・・って、ちょっとちがうか。

弟二十二回につづく・・・
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Comments

hirorin ... 2011/09/25 11:17 AM
>キャンディキャンディ赤い激流岸辺のアルバム命さんへ。

ありがとうございます。
まぁ、武の言い分もわかりますね。
キャンディキャンディ赤い激流岸辺のアルバム命 ... 2011/09/24 02:17 PM
1977年昭和52年10月21日放送信一おまえに恩を着せるつもりはないしかしなと言いながら宇津井健恩着せる巻

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