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seikon･聖痕 | 2012.09.15 Saturday
第64回。
なんで陸上部なのに鉄棒ばっかりやってるんだ。
実はお笑いの素養もある貴夫。（だからって駄洒落は待って！）
顔はいい頭も切れる手先は器用性格丸い家は金持ち
さらにお笑いも理解するとなれば、
もう完璧、である。
あの事件さえなければ、である。
陸上部はやめるだろうなぁって思っていましたが、やっぱり鉄棒のせいなんかい。
鉄棒に始まり鉄棒に終わった陸上部。
ああー。また不安になってくる。
大船の頼みの安曇先輩。『大船の』も枕詞なんですね。
『庇護し続けてくれる筈だった。』
『筈だった。』
って言われると、不穏なものを感じるー！
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seikon･聖痕 | 2012.09.14 Friday
第63回。
亜美によって貴夫は悲しみを知り、恋を知り、そこから生まれる愛を知った。
なんか、貴夫が急に大人になっちゃって、少し寂しいわ。
でもそう考えると、亜美ちゃんは必然だったのか･･･。
『われ未だ人を知らぬに･･･』のとこかっこよかったですね。亜美ちゃんにとって全部なくなっても残していたい一番大事な思い出だったんだろうなぁって悲しかったし、今の状況をまさに的確に表現しているし。
「あした」の歌詞の変遷は何を意味しているのかな。文学的素養がないので、すみませんですが、貴夫が亜美ちゃんのために歌詞を変えたんだと思っていたい。
美少年が優しく（？）なったら最強じゃないですかー。
モテに拍車がかかると、怖いのは男子の目。
人を受け入れようとしつつ、でもやっぱり頼るのは安曇先輩だけ。
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seikon･聖痕 | 2012.09.13 Thursday
第62回。
亜美ちゃぁぁぁん･･･！
まさかの展開。
ここでそれですか？
亜美ちゃんは高校卒業あたりで、婀娜っぽくなってまた出てくる予想だったんですけどね。登希夫も関係してくるような･･･。
昼ドラっぽくて駄目か。
そうですか･･･。
このことが貴夫に何か影響を与えるのかな。
貴夫の趣味、本格的すぎ･･･。
糠床をかき混ぜる美少年かぁ･･･。
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seikon･聖痕 | 2012.09.12 Wednesday
第61回。
何で金杉君だけ君付けなのかな？
こういう貴夫みたいな心を開かないけど超美形でモテモテキャラって、昔の少女漫画で死ぬほどいたなぁ。
ちょっとドジで成績も普通で顔も普通の（といっても十分美少女に見える）主人公が、彼が動物とか子供には優しいのを偶然見かけて、どうして学校ではあんな態度なのかな･･･って悶々として。もう僕に付きまとわないでくれよ！葉月君、本当は優しい人なのに！君に僕の何が分かるって言うんだ･･･。で、葉月君の恋人気取りの中里さんから、これ以上貴夫君に付きまとわないで！彼の痛みを掘り返さないで！とか言われて落ち込みつつ、金杉君に告白されつつ、でもやっぱり葉月君が好きで、そんなこんなで葉月君のトラウマとか癒してあげて、なんとなく葉月君が主人公にだけは笑顔を見せるようになって来たとこに、･･･でも･･･葉月君、中里さんは？え、何で中里？だって、中里さん綺麗だし、この間見たの･･･一緒に歩いているところ･･･。あれは･･･中里の亡くなった兄さんが僕の友達で･･･この間偶然墓参りで一緒になったんだ。中里もつらい思いをしていたんだ。中里とは別にそんなんじゃ･･･。でも私綺麗じゃないし頭も悪いし･･･。君が笑ってくれるだけで僕はうれしい。
そんなこんなでハッピーエンド。
聖痕は死んでもそんな展開にならないから安心して読んでいられる。
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seikon･聖痕 | 2012.09.11 Tuesday
第60回。
登希夫はいい感じに深みに嵌っている。
相変わらず貴夫にだけ便宜を図る祖父母に腹を立て、かといって母の優しさも拒絶している。
全て貴夫という基準を元に自分への反応が成り立っているのが、気に入らないんだろう。母の優しさにでさえ、貴夫に比べて可哀相だからという同情をかぎつけている。
でもなぁ、人って、人生って、そういうことの繰り返しなんだ。人だけじゃない。生き物は比べ、比べられて成り立っているんだ。同情を得られるだけまだましなんだ。
登希夫だって、兄と自分を比べることをやめられないんだ。自分が出来ないことを人に望んだって、それは無理ってもんなんだ。
それにしても登希夫が生まれた経緯を考えると、気の毒としか言いようがない。
それを知ったとき、登希夫はどうするのだろう。
しかし葉月家（じいじとばあば）にはかなりの問題があると言える。
いくらなんでも、正月に叔母の家に兄弟の片方しか連れて行かないというのはやりすぎだ。確かに、ひどいもんだ。（登希夫の口調もひどいもんだ）
これではどんなに妬まない信念を持つものであろうと、無理だ。
思い出して欲しい。温泉に連れて行ったとき、初めのうち登希夫がどんなにいい子になったかを。
そんなに力が有り余っているなら、いっそ武道でも習わせたらどうなんだ。礼儀なんかも身につくんじゃないの？
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seikon･聖痕 | 2012.09.09 Sunday
第59回。
さすがの登希夫も食い意地には勝てなかった。
もうそれでいいじゃないか。
…駄目なんだね。
葉月家の庭を浸食する野菜たち。なんと玉蜀黍まであるとな。猛夫じいちゃんの計画は丸つぶれである。
貴夫よ、も少し老後の楽しみを残してやっておくれな。
心配していた合宿はやっぱり欠席。
貴夫が他人に対して恥じ入る心を持っていたのが新鮮。
初めて、貴夫に人間味を感じた。安曇先輩をそれだけ尊重しているということか。
亜美ちゃんに対する反応とは、明らかに違う気がする。
亜美のことは、特に尊重はしていない。
今回はいろいろ突っ込みたいところはあるが、まぁ、ここでそれを言うのは無粋というものだろう。
貴夫の世界では特に不思議と思われないことが、いろいろあるということだ。
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seikon･聖痕 | 2012.09.08 Saturday
第58回。
もてる男はつらいよ。の域をはるかに超えていたはづきのきみ。
住之江先生は多分濡れ衣。
調理実習だけ女子と混ざる･･･って、どうしてお前はそういうことをするのかね。わざわざ争いの原因を作るだけだろうに。
貴夫の料理に対する純粋な探究心は尊重されるべき･･･か？
私立とはいえ、一人だけ特別にカリキュラムを変えるなんて可能なんだろうか。
受験に関係ない科目だからいいのかな。
それにしても、80年代で貴夫の行動というのは相当の覚悟と勇気がないと無理でしょうね。
逆に、貴夫様だから許されたという感じか？
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seikon･聖痕 | 2012.09.07 Friday
第57回。
モテて困るというレベルをはるかに超えていたはづきのきみ。
まぁ、そうなるよね。
中学入学時からその美貌で中等部・高等部両方に狂乱を起こす人といえば、思い出深いのは氷室冴子女史の少女小説で、「クララ白書・アグネス白書」に出てくる「奇跡の高城さん」。
こちらは女子校ですが、全校生徒憧れの的の存在だったんですね。
その美貌たるや、中学入学と同時に親衛隊が出来るほど。少女小説だけに、数多いる美少女の頂点に君臨する存在という位置づけでした。
親衛隊の名称がなんと「大奥」。
親衛隊長は「大奥総取締役」、下っ端親衛隊員は「お腰元」ですよ。カトリック系女子校にもかかわらずこの名称はさすがに氷室女史です。
さらに、元いた大奥総取締役が学園祭にかまけて奇跡の高城さんと主人公の女の子との劇の「ラブシーン」を阻止できなかったというので、�癸欧�失脚させ、そのまま�癸欧�大奥総取締役に就任したというのだからふるっています。
その大奥総取締役も普通ではなく、ベルギー製革鞭を駆使する乗馬部のスター「ドミナ玲子」。
もう、どうにでもしてって感じです。（ドミナについては･･･調べてみよう！）
高城さんは、主人公の親友で超絶変人完璧主義で超美少女のマッキーが「究極の美」と賛辞を送りひれ伏すほどなのですが、本人はいたって気さくでドライ。大奥についても、「玲子が馬鹿騒ぎして面白がっている」程度にしか思っていません。そこがまた惹かれるところなんでしょうね。
私自身、中学から女子校でしたが、一年の頃、周囲はボーイッシュでかっこいい上級生のお姉さまに夢中になっていましたから、奇跡の高城さんを思い出して、「なぁーるほどなぁー」という感じで面白かったですよ。
今回はそんな懐かしい思い出を一気に甦らせる、少女っぽい思いつめたラブレターの数々にやられました。
貴夫や男性諸氏にしてみれば、気持ち悪いの一言なんだろうなぁ･･･。
悲しいけど。（笑）
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seikon･聖痕 | 2012.09.06 Thursday
第56回。
安曇先輩は硬派だなぁ。
でもその生真面目さ、嫌いじゃないぜ。
ちゃんと冗談も言うあたり、バランスが取れていていいね。
上級生との友情かぁ。貴夫はいいポジションを得たのかね。青春だなぁ。
･･･。
それにしても、文化部に入るのかと思っていましたが、運動部でした。モテて大変じゃないのかな。中総体とかあるし。
金杉君さようなら。まぁ、そういうことって、あるよね。
本文に出てこないときも、登希夫の存在があるだけで安寧を得られない。
それだから、表に出てくると、一気に不安が爆発する。
登希夫･･･友達、出来たかい？
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seikon･聖痕 | 2012.09.05 Wednesday
第55回。
問題の原因を作るのも貴夫の美貌なら、それを解決するのもまた貴夫の美貌なのだ。
54回の時点で、仁義なき戦いが『つきまとおうとした』と書かれているので、「あ、結局つきまとえないのかな」とは、なんとなく分かったのだが、こんなのに美少年が付きまとわれたら大変だという恐れと、第二第三の仁義なき戦いの出現の可能性に私は怯え、心痛める。
普通の文庫本ならば、あっという間に読み飛ばしてしまうだろう行数なのだが、新聞連載とはかくもじれったく、妄想を掻き立てるものか。
ところで、とりあえず読み飛ばしていたが、というか、無意識に目が滑っていたため触れていなかった部分について。やはりそのままにしておけないので書く。
53回の文化財について。
おお貴夫よ、お前もか。
いかな美貌を持つ者といえども、駄洒落の呪縛からは逃れられぬのか･･･！
なんとなく、人生の妙味が薄れてしまった感がある。
