東京大学教授の認識。
お久しぶりです。
ご心配おかけしておりますが、私は元気です。
みなさま、本当にあたたかいメッセージ、お心づかいありがとうございます。
何か明るい話題でもと思うのですが、いろんな話を聞いたり、状況を考えたりすると、どうも更新する気がしぼんでしまいます。
そんな中、今朝のラジオを聞いて、悲しく思ったので、更新しようと思いました。
そのラジオ番組は、森本毅郎の「日本全国8時です」というやつで、AMラジオを聞いている人ならだれでも知っていると思います。日替わりでゲストが今話題の時事ネタを論ずるというスタイルの番組です。
その中で、特に昨日今日の話題が酷かった。
特に今日。
ゲストは月尾嘉男という、東京大学名誉教授。
福島原発の事故に関する話題で、ニュースで流れているシーベルトやベクレルの説明をしていました。
問題はその後です。
年間あたりの被爆許容量の説明が始まり、東京の放射線量に言及して、
「現在の値なら、東京では安心して生活できます」
などと笑いながらのたまっったのです。
日本の最高学府の名誉教授の認識がこんなもんかと、心底がっかりしましたよ。
なぜ、これを全国に向かって放送するのか、すごく不思議でした。
そりゃ、東京は安全ですよ。今のところね。
で、安全だ安全だって言って、原発は福島に作られました。もちろん、宮城にだってありますよ。
でも、その安全の裏で、福島の人々は・・・。
そして、その安全のために、福島や茨城の野菜を平気で捨てるような事になっているのです。
住み慣れた土地を離れて、「自主避難」とまで言われているというのに。
私の住む地域だって、いつ避難をいわれるか分かりません。
「東京では、安心して生活できます」
その言葉のために、東京へ送る電気を作る原発のために、いつ帰れるか分からない避難生活に入った人たちの事を考えると・・・。
池上さんのニュース?とかよく分かりませんが、その番組をチラッと見た時も、同じ事を考えました。
確かに、一言、「今、避難されている方には申し訳ないのですが・・・」とか言っていましたが、本当にちらっと、一言だけ。その瞬間以外は、いかに東京が安全かのみを説明していました。
本当に福島に申し訳ないとか言う気持ちがあるなら、全国に向けて放送するなと言いたい。
これを聞いた東京以外の人々の感情を考えられないほど、想像力も思いやりもない名誉教授ってなんなんだろうね。
私の職場ではエアコンをつけていません。あの雪の日もつけませんでした。
照明は、必要最小限にしています。
今これを書いているパソコンはつけているのですが・・・。
そこが甘いですよね・・・(笑)。