SWEET SWEET SWEET

手作りのお菓子やパン、料理など美味しいもの、
そして大好きな本など紹介します♪

肉のゼリー寄せ。

物語の食卓です。

今回は、「赤毛のアン」と、「少女パレアナ」の両方をイメージして作ってみました。

肉のゼリー寄せ。
赤毛のアンでは、アラン牧師夫妻をはじめてお茶に招待した時に、グリン・ゲイブルズで出された料理の、「チキンのゼリー寄せ」。
少女パレアナでは、体の不自由なスノー夫人のためにパレアナがお見舞いの品として持っていく「牛肉のゼリー寄せ」。
どちらも昔から美味しそうだなぁ〜、と思って読んでいましたが、ゼリー寄せと聞いて、強く思い浮かべるのは、パレアナのほうが印象深いでしょうか。

寝たきりのスノー夫人のお見舞いは、夫人が愚痴っぽいこともあって、他の人々は皆イヤイヤしています。しかしパレアナはそれも喜びに変えてしまうんだから、恐れ入りますね。パレアナの家のメイド、メアリーは、お見舞いの品のメニューを牛肉のゼリー寄せ、チキン、羊のスープのどれかをローテーションで持っていくようですが、どれを持っていっても、スノー夫人は喜んでくれません。
必ず、持っていったものとは違うものが食べたかったと愚痴をこぼすのです。
そこで、パレアナが取った秘策とは・・・?
これが子供ならではの発想なんですが、当時はメアリー大変だったろうなーとしか、思えなかったんですけど・・・。
それは、牛肉のゼリー寄せ、チキン、羊のスープを全て少しずつ持っていくというもの。
三種類も作るのはいかにも大変そうですが、パレアナの魔法にかかってしまっているメアリーでは、嫌とはいえなかったのでしょうね・・・(笑)。

その中でも、牛肉のゼリー寄せは、一番大変そうな気がします。
多分アスピックというもので、昔だから、ゼリーじゃなくて、煮こごりをちゃんと作っているような気もします・・・。どうなんでしょうか。
まぁ、今回は、簡単にゼラチンでスープを固めたゼリー寄せです。
しかも、牛肉ではなくて、チキンですが・・・。

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キラキラと、綺麗に出来ました。
参考にしたのは、「赤毛のアンのお料理BOOK」より、チキンのゼリー寄せからです。
赤と黄色のパプリカ、トマト、グリンピースも入っています。
ゼリーがちょっと柔らかすぎて、取り分けるとほとんど冷たいスープのようになってしまいましたが、暑い夏にはピッタリです。
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東北六魂祭。

東北六魂祭に行ってきました。

ニュースなどで御存知かも知れませんが、震災のあった宮城県に、東北六県の夏のお祭りを集めて復興に弾みをつけよう、そして、震災でなくなられた方々の霊を慰めようというお祭りです。

16日、17日の二日間で行われたのですが、私はお祭りのクライマックス、青森のねぶた、秋田の竿灯、岩手のさんさ踊り、山形の花笠踊り、宮城の七夕、福島のわらじ祭りの六つを集めたパレードを見物しに、16日の午後、杜の都の定禅寺(じょうぜんじ)通りに行きました。
いやー、予想はしていましたが、凄まじい数の人・人・人!
立錐の余地もないとは、このことです。
とりあえず、一番町通りのアーケードに出たのですが、全く身動きが取れず、国分町へ迂回して定禅寺通りに出ることにしました。これ、土地勘のない人には、全く無理だと思うのですが、七夕祭りのパレードの時にはある誘導などが、全くなく、初めて来た観光客などは、何のことやらサッパリ分からなかったであろうと思われます。途中で見かけた警察官の方も、見物客にどうなっているのか聴かれても、「私も分からないんです」なんて答えるのみ。
だめだこりゃって感じですよ。
とりあえず17時からパレード開始なので、16時前には着いたのですが、その時点で大混雑だったので、甘かったとしか言いようがないですね。
それでも何とか定禅寺通りに出て、見物のスペースを確保しようとしますが、スペースって言っても、歩道がそのまま見物スペースなので、立ち止まったところが「そこ」って感じ。
まぁ、仕方ないので、「そこ」でパレードを1時間待ちました。
いやー、とにかく暑かったです。杜の都では、例年だと梅雨が明けるか明けないかくらいの日なので、これほどの暑さも予想していなかったと思います。
例年なら、もっと涼しい日よりで見れたと思うのですが。

そして・・・。
本来車道を通行止めにしてパレードを通すのですが、なぜか車道の中央分離帯に陣取って座り込む見物人が後を絶たず。
「中央分離帯は、演技スペースなので、一般の方はどいてください」って、散々アナウンスしているのに、全く退く気配がないのは、一体どういうわけなんでしょう。
あの方がた、ものすごい心臓の持ち主?、あるいは祭りに招待された方がた?あるいは我々とは比べ者にならない高貴な方がた?、あるいはお金を払ってあそこにいる?
全く何の説明もないため、歩道側にいる見物客たちは、彼らを腹立たしげに見つめました。何しろこっちは、早くからござなどで歩道のスペースを取って座っている人たちの後方は、本当に身動き取れないくらいの中で、爪先立ちで暑さに湯がかれているんだもん。
だって、中央分離帯に座り込んでいる人のほうが、絶対涼しそうで、見晴らしもばっちりなんだもん。
最初は、警察やガードマンたちが、話し掛けて何とか退かそうとしていたようですが、全く聞く耳持たないって感じ。そのうち警察も、何も言わなくなりました。
まぁ、そんなこんなで、予定より15分ほど遅れて開始となりました。
遅れたのだって、車道に見物客があふれて、パレードがスタートできないからなんですよね。
いやー、だって、予想客が5万人に対して、この日の人では、13万人超えよ。
七夕パレードより何倍も酷かったよ。

とにかく、開始の前に、震災でなくなられた方がたへ、黙祷を捧げました。
これがあったので、このパレードが、鎮魂のために捧げられることを意識し、おごそかな心境になりました。
一部のマナー違反など、気にならなくなりましたよ
それにしても、ただでさえ狭い定禅寺通りなのに、中央分離帯に人がいたりして、本当にねぶたは走るのかしら?なんて、嫌な予感がしつつ。
私、青森のねぶた祭りは行った事があって、その迫力と高揚感は、何者にも変え難いと思っていました。それが杜の都で味わえるなんて、ものすごく楽しみだったのです。

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ちょうど私がいたあたりの斜め前くらいに、秋田の竿灯がスタンバイされていて、いやがうえにも期待が高まりました。
初めは、今年は開催できなかった仙台の青葉祭りに参加しているスズメ踊りが披露されました。
すずめ踊りは、なかなかマイナーだと思いますが、青葉祭りには、欠かせないものなんですね。
つって、画像が上手く撮れず。すみません。
青葉祭りは、ちょうど5月の中旬から下旬あたりの開催で、今年はもちろん震災の為、中止でした。毎年意識しなくても見れていたものが、今年は見られなかったのだと思うと、感慨もひとしおです。すずめ踊り、なかなかに可愛らしく、また激しい踊りと拍子ですので、マイナーですが、お勧めです。
もう一つ、仙台の七夕まつりから、七夕音頭のパレード。これは盆踊りというかんじで、まったりとした踊りです。これも撮影が上手く出来ず・・・すみません。

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山形の、ミス花笠。花笠踊りも楽しそうでいいですねー。


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出番を待つ秋田の竿灯と、ミス花笠の取り合わせは、絶対稀有だと思いますので、乗っけておきました。

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岩手のさんさ踊り。
これが、迫力あって良かった!
さんさ踊りは、テレビで見たことがあるだけでしたが、太鼓を叩きながら、笛を吹きながら激しいリズムとステップで踊り狂う様は、なんだか、穏やかな岩手の人々からは想像できない感じで、とってもよかったです!

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福島のわらじ祭り。
相馬の馬追のことで、中止だと思っていましたが、規模を縮小して行われたようですね。訂正いたします。暗いニュースが続く福島。福島をこのままにしていていいわけがない。

ここで、なんとねぶたと竿灯のパレードを中止するとのアナウンスが・・・。
ああ・・・。
何でも一番町のアーケードから見物客があふれて、とてもパレードをスタートできないとのこと。
やっぱり・・・。
ものすごく残念。
でも、一番残念なのは、わざわざこの祭りのために来てくださった秋田・青森の方がたですよね。
竿灯は何ヶ月も前から練習して、あの美しい光景が現実のものとなると聞きました。ねぶたは、この杜の都のために、わざわざ新しい山車を作って下さったそうです。本当に、ありがとう。そして、ごめんなさい。

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山車は、無理なので、ハネトさん達がパレードしてくださいました。
上は、ハヤブサ新幹線のハネト(笑)。

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うおおおお!
ぶれぶれで、何がなにやら・・・でも、正式なハネトさんたちです。
「ラッセーラー!」の掛け声と共に、激しく跳ね回るハネトさん。
不完全燃焼ながら、パレードは終わり。
それと同時に、見物人がパレードのあった車道にあふれ返りました。
もう収拾つきませんね。
仕方がないので、せめてねぶたの山車を見に行きました。
見に行ったというより、人の波に押されたという方が正しいですが・・・(笑)。
本当に、よく将棋倒しにならなかったものです。
一時など、満員列車よりも酷い状態でしたから。

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地震を馬に見立てて、それを成敗する伊達正宗。
ありがとう。本当に皆さん、ありがとう。

今更だけど、定禅寺通りでは、本当に狭すぎましたね。
すぐ近くに三越があるので、とりあえずそこに逃れ、ちょっと顔見知りの洋服屋さんに行ってみましたが、上から少し見ていただけでもすごかったとおっしゃっていました。
画像が全て手ぶれが酷く、申し訳ありません。
しかし、これ、全てつま先立ちで、しかも腕を頭の上に目一杯伸ばした状態で撮影したものです。
そして、画像の中でも使えそうなところを切り取っているので、見にくいですが、ご容赦ください。ぶれているので、人の顔が特定されるようなことはないと思うのですが、不都合がありましたら、取り下げますので、コメントしてください。

ずっとつま先立ちだったので、なんと、今日の朝まで足のしびれが取れない状態でした。

いやー、疲れた!
二日目の今日は、なんと21万人の人でだったそうです。
パレードは、縮小して、何とか全て行ったようですが、昨日以上に、見られない人々が多かったのでは・・・(汗)。しかも昼間の一番暑い時間だったし。

とある場所で、パレードは仙台駅の東口の大通りで行った方がよかったのでは?という意見を読みました。激しく同意です。
よく考えてみれば、竿灯などは、立てるだけでも危険なのに、定禅寺通り自慢のけやき並木があっては、さらに危険ですもんね・・・(汗)。
その点、東口大通りは、歩道もものすごく広いし、車道も広いので、危険の回避は、かなり出来たと思います。

なんにせよ、初めてのことで、運営側も大変だったと思います。お疲れ様でした。そして、お祭りに参加された各県の方がた、ありがとうございます。
観光客の方、来てくださって、ありがとうございます。
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世界名作劇場の赤毛のアン。

近頃、なぜか世界名作劇場をもう一度見たいなぁ・・・と思ったりしています。

今って、どうなんでしょう、私が小さい頃のように、毎日夕方に再放送してたりするのでしょうか。
昔のものは、ほとんど再放送でその内容を知っているようなものですが、毎週毎週、日曜夜の本放送で、話の内容をじっくりと楽しみながら見たとはっきり記憶しているのは、小公女セーラからだと思います。
その前のアンネットや、カトリなどは、本放送を見たことは覚えているのですが、お話の内容が理解できたのは再放送でだと思いますので。

そんな中、今回特に赤毛のアンのことが頭から離れません。
赤毛のアンは、昔から大好きで、アニメはもちろん再放送で初めて見たのですが、その時のことは今でもよく覚えています。特に、再放送第一回を見終わって、次の日に友達と話した内容。
これが
「ちょっと、あの主題歌とエンディング、すごくない?」
ということだったのを、強烈に記憶していました。

おそらく、過去に見たことがなくて、現代になって初めてアニメ「赤毛のアン」を見るという人も、その主題歌とエンディングには、度肝をぬかれると思うんですよね。
なんと申しますか、その当時子供だった私たちには、一回目の強烈な印象は、驚きと共に、今となっては大変申し訳ないのですが、爆笑で捉えられたのです。
アニメの常識を打ち破るオーケストラの迫力ある伴奏。ピアノを習っていながら、全く意識しなかった対位法という技法が、それとは分からないながらも、いやおうなく見せ付けられたのです。(対位法でいいのかな?)
それまで、歌の伴奏といえば、本当に歌手が歌う部分の添えものとしか思えなかったのですが、アンの主題歌やエンディングは、伴奏と歌がお互いになくてはならないものであり、お互いを高めあって、ひとつの音楽になっている、と体験させられたのです。

全てが初めての体験なのですが、何か、それがどうもアニメにしては大げさ過ぎるようにに思われて、冗談のような面白さで捉えられたのです。

しかし!

こういう強烈な印象がもたらすものが往々にしてそうであるように、その主題歌とエンディングは、私の心を、次第にわしづかみにしていったんですね。
ちょっと使い方が違うかも知れませんが、「じわじわ来る」ってやつです。

そうなると、主題歌が始まる瞬間からエンディングの最後まで、一秒も目が離せないんですよ。
まぁ、当時のアニメの見方として、主題歌やエンディングも、そのお話を構成する重要なファクターであったわけです。主題歌の時間では、前回の予告編をおさらいし、今日のお話の想像する。エンディングは、その日のお話の余韻を余すところなく味わう為の時間なわけですよね。

それが、赤毛のアンの主題歌「きこえるかしら」(←クリックで動画が開きます)とエンディング「さめないゆめ」(←クリックで動画が開きます)は、見事に赤毛のアンにハマリまくって、アンの世界にどっぷりと浸らせてくれるんですよねー。
特に、「さめないゆめ」は、本当に素晴らしく、最初に聞いた時あっけに取られて、次の日に友達と笑いあったのが嘘のように、私の心を捉えました。
最初大げさだと思われた曲は、聴けば聴くほど、まさにアンそのもの、ロマンチックで、心の中は大げさと言えるほど美しくきらめき、大きな感情のうねりを湛えているのにもかかわらず、どこまでも軽やか瑞々しい少女を表現しているように思えて、感動するのです。
このエンディングの見せ方も、また変わっていて、なんと、曲が流れている間、アニメーションは無し。画面を取り囲む葡萄のツタの絵だけで、その中に、スタッフの名前が表示されるだけなのです。
絵がないというのも、これまたびっくりして呆れる要素だったのでありますが、次第に、絵がないだけに、私の脳内では、この曲の歌詞のように、アンがお花畑をひたすら走って幸せそうな様子が展開されるようになり、最終的には、コーデリア・フィッツジェラルド姫になったアンが、夢の世界を軽やかにどこまでも走っていく様子がアニメーションで勝手に脳内再生されるようになったのです。

今回、この文を書くにあたって、動画を見てみましたが、改めて、エンディングにアニメーションがなかったことに驚きました。
私の中では、もう勝手にアンの想像が出来上がっていたので、アニメーションがないことは、それほど重要ではなくなっていたんですよね。
むしろ、映像など必要ないと言ったほうがいいかも知れません。
この音楽の前には、どんな映像も余計なものなんです。
完成された音楽には、映像などいらないのです。
必要なのは、聴覚のみ。
いやー、ここまで狙って演出した高畑勲氏には、ただただ脱帽。
いや、狙ったのかどうか知りませんが(笑)。
偉い人には、それが分かっていたんでしょう(爆)。

それにしても、この作曲家・三善晃氏と作詞家・岸田衿子女史は、本当に有名な方がたですが、この二曲を、この世に送り出しくれて、本当にお礼を申し上げます。
というか、この歌詞も、いかにもアンが言いそうなことではありませんか。
ダイアナやマリラ、マシュウに語って聞かせるアンが、目に浮かぶようです。
もちろん、歌手の方も素晴らしいのです。
この伸びやかで透明感のある歌声は、なんと、ワンツードンの、ドンちゃんの声の人なんですって(分かる?)。いやー、最高です。

あとね、劇中に流れる挿入曲もいいんですよ。
いまだにいろんなところで使われていると、「あ、アンの曲だ」って、すぐに分かります。今、次回予告の曲を思い浮かべましたが、全部再生出来ました(笑)。
あ、曲のことばっかりじゃんか、これ。

本編の内容も、いいんですよ。
なんといっても、絵で見る赤毛のアンというかんじで、小説が完全再現されています。
本を読んだだけではよく分からない箇所が、映像で表現されているというのは、いつの時代でも感動するものです。
特に、グリン・ゲイブルズの地下室の様子が絵で見れたときは、すごく感動しました。
あと、大包丁でツケギをすごい剣幕で削るマリラとか、靴脱ぎ器でブーツを脱ぐマシュウとか、どう考えても、日本の小学生には想像が及ばないでしょ?

ちょっと映像が荒いところがあって、カクカクする場面があって、中でもアンがミニーメイを救う回では、なぜか完全に静止画状態になった放送事故状態を見たので、その回についてはトラウマなんですが、二回目に再放送を見たときは、ちゃんと動いてました。

そんな感じで、思い出深い世界名作劇場の赤毛のアン。
とにかく、主題歌とエンディングだけでも見てください。
そして、DVDなどで本編を見る機会があったら、是非主題歌、予告編、エンディングまで、1話分だけでも飛ばさず見てください。あれは、全部ひっくるめて見ることで、完全になりますので。
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KAME HOUSE のハンバーガー。

今日、地震があって、津波が起りました。
ここ何日か、小さな地震が頻繁にあったのですが、やはり大地はまだまだ落ち着かないのですね・・・。

全国のチェーン店くらいしか、ハンバーガーショップって縁がなかったのですが、杜の都の個人経営のハンバーガー店に行ってきました。
KAME HOUSE 
某漫画へのリスペクト?オマージュ?という名前ですが、お店自体は、漫画チックではなく、普通に(?)アメリカ〜ンな内装と雰囲気です。
(ちなみに、KAMEHAMEHAバーガーとかもある)

ハンバーガーだけでも種類が沢山あって(サンドイッチや、サイドメニューも豊富)アボカド入りやパイナップル入りのハンバーガーがウリみたいですが、今回はおとなしくチーズバーガーを選択。
味はバーベキューソースか、スイートチリソースから選びます。
スイートチリソースの辛さを店員さんに尋ねて、
「それほど辛くはなく、マイルドですよ」
といわれ、それなら・・・と、
「なら、照り焼きソースで!」
と、張り切ってこれ以上なく無様な答えを出し、店員さんを凍りつかせる私。

だーかーらー。
バーベキューか、スイートチリって言われましたがな!
と、ボケと突っ込みを一人でこなしつつ。

いやね、チキン系を選べば、照り焼きソースも選べたはずなんですよ。
そういうことなんですよ。

まぁ、手始めに軽く恥をかいたところで。

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キタワァ━━━━━━(n‘∀‘)η━━━━━━ !!!!!
はい。
ポテトとピクルスはもれなくついてくる仕様です。
シェイクを頼みたかったのですが、機械が故障中とのことで次回に。
画像では分かりにくいのですが、大きいです。

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ハンバーガーを包む紙がついてくるので、よいしょっと自分で包みます。
それと同時にパティから肉汁があふれ出す!
おおお・・・。
あと、ナイフとフォークがデフォルトでついてきますので、そちらで召し上がりたい方はどうぞ、というかんじで。

パンが柔らかいのー。
結局ソースはバーベキューを選んだのですが(そう。説明を求めたくせに、スイートチリを選ばない。私はそういう女だ)、味はしつこくないです。
そして、びっくりなのが、パティ!
分厚い!
そしてものすごくしっとりしています。
パサつきがなく、肉汁がジュワッとたっぷり。
肉肉していて、ほんと、たっぷり肉を食べているというかんじです。
ゆっくり食べたのがいけないのか、最終的に包み紙から、肉汁があふれ出てきてしまった(笑)。
あと、いいな、と思ったのが、レタス。
すごくしゃきしゃきしているのですが、バランスが良いというか、食べてて邪魔にならない。
私、ハンバーガーについてくるレタスって、苦手なんですよ。
食べにくくて。
でもこれは沢山入っているのに、そんなストレスを感じなかったのです。

それと、ポテトが美味しかった〜。
揚げたてはもちろんなのですが、表面ザックザクで美味い。
ピクルスもちゃんと食べました。
昔は、マックのピクルスが嫌いでしたが、ちゃんと食べられた(笑)。
ちょっと箸休め的に良かったです。

次は、スイートチリソース、食べたいなぁ。

でも、肉だけでもボリュームたっぷりなので、すごくお腹を空かせていくのがお勧めです!
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甘夏ピール。

日本中で大きな地震が頻発しておりますね。 とにかく、被害が小さく済むように祈っています。 ご近所さんが無農薬の甘夏をお取寄せなさったそうで、ご相伴にあずかりました。 無農薬を逃す手はないと思い、皮の砂糖漬け、甘夏ピールを作ることにしました。

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母がオレンジピールなどが大好きなので、ちょうどよかったのです。 初めて作ることで、部分的にちょっと苦味というか、えぐみというか、アクが残ってしまったようです。 苦味が全部取れたものと、残ってしまったものと分かれたのです。 苦味がないものは、とても美味しく出来たので、ちょっと残念。 次回作る機会があったら、もっとあく抜きを丁寧にしたいですねー。 (そんな機会があるかしらん?) 最初、レシピ通りに全部に砂糖をかけてしまいましたが、その後で、母がオレンジピールのチョコレートがけが好きだったのを思い出して、砂糖をかけた上からさらにチョコレートをかけました。 でも美味しい! 手間はかかりますが、また作ってみたいです。
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エミイのジェリーとメグのジェリーその2

物語の食卓です。

前回に続いて、今回は「続・若草物語」のメグのジェリーについてです。

大変な自信を持って、ジェリー作りをはじめたメグ。しかし、材料を煮て、濾して・・・何度やってもうまく固まらず、とうとう泣き出してしまいます。
このジェリーって、どういうものだったのでしょうか。
ここで大事なのが、メグが作るジェリーとは、おなじみのゼラチンで作るゼリーではないという事です。
ここで言うジェリーは、果物のジャムの一種なんです。

言葉で言っても良く分からないと思いますので、画像を上げますね。

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はい。
メグが作ったのは、カレンツのジェリーなのですが、材料がなかったので、私はアップルジェリーにしてみました。
ジャムといっても、透明で綺麗ですよね。
そして、ちゃんと固まっています。
作り方は、りんごを水とレモン汁で煮たものを、ガーゼで濾して液を取り、砂糖を加えて”jellying point"(ジェリーが固まる温度)まで煮詰めます。それを容器に移して冷ますと、固まったジェリーが出来るというわけです。
このジェリー作りに大事なのは、果汁を固める、元から果物に含まれるペクチンももちろんなのですが、何よりも”jellying point"になるまで煮詰めることが重要です。
これがなかなか難しい!
jellying pointとは、摂氏約104.4度以上のことで、現代では温度計があるので見極めは簡単ですが、温度計がない場合は、つめたく冷やしたスプーンを煮汁に浸して、スプーンから垂れる汁状態を見るとか、冷やした小皿に煮汁を垂らして、しばらく置き、指をつけて膜ができて、さらに動かすと皺が出来る・・・など、もうはっきり言って、経験がものを言う職人技の域なんですよね。

では、なぜメグのジェリーは固まらなかったのでしょう?

これは、作者のオルコットがさりげなくヒントを教えてくれているようです。
と言うのは、メグは「ハンナ(マーチ家のお手伝いさん)が100ぺんもやるのをみてきた」と言うのです。
つまり、見ていただけで、実際作ったことはなかったんですね。
私は今回作って、本を見ただけで作るのは、かなり難しいと感じました。
大体、メグは100度以上の温度計を持っていないでしょうし、ジェリーを作ったのは暑い日でした。そんな日につめたく冷やしたスプーンや、お皿を用意するのは難しく、jellying pointを見極めるのは至難の業だったのではないでしょうか。
しかも初心者のクセに、大量に仕込んだようですから、煮詰めるのにも時間がかかるでしょうしね。
仮に煮詰まったとしても、容器に移して冷ますにはまた時間がかかり、言うまでもなく、冷めないことには固まらないのです。
かくいう私も、なかなか固まらず、辛い思いをしました。一晩たって、ようやく固まったと確信した時は、ホッとしましたよ。
そんな風ですから、暑い日にメグが「固まらない」と思い込んだのは無理ないと思います。

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それにしても、固まったジェリーは、とても綺麗です。
私のジェリーは、かなり甘くなってしまいましたが、リンゴのエキスがギュッとつまっているのに、透明感のある味は、普通のジャムとは全く違っていますよ。

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パンにつけると、さらに綺麗。
紅玉などで作ると、色が真っ赤に染まって、まるでルビーのようになるんですよ。
今回のリンゴは、色が薄かったです。

以前私が赤毛のアンで作った木苺水は、煮詰めすぎて、偶然にもジェリーになってしまっていたんですよね(笑)。

いかがでしょう?
エミイのジェリーとメグのジェリー。
エミイのジェリーは、単にゼリーのことをジェリーと書いてあるだけなのに、いつも食べているゼリーではなく、なんとなく特別なもののように感じられます。
きっと、透明で、甘くて柔らかくて、宝石のようなな食べ物なんじゃないかと・・・。
イメージとしては、まさにメグのジェリーのような感じを想像していました。
まぁ、どちらもジェリーには変わりないのですが・・・。
言葉って、本当に不思議ですね。
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