SWEET SWEET SWEET

手作りのお菓子やパン、料理など美味しいもの、
そして大好きな本など紹介します♪

エミイのジェリーとメグのジェリー その1

物語の食卓です!

今回は、ルイザ・メイ・オルコットの「若草物語」です。

これまた超有名な少女小説ですね。
ルイザ・メイ・オルコットの自伝的要素も多分に含んだ小説で、貧しいながらも、誇り高く、また愛にあふれた四姉妹のお話。
皆さんは、四姉妹の中で誰が好きですか?
美しくて優しく、ちょっぴり虚栄心のあるメグ、独立心が強くて、活発なジョー、はにかみやだけど、音楽が大好きで、誰よりも優しいベス、おしゃれで無邪気だけどちょっぴり我侭なエミイ。
一番の人気は、やはりジョーだと思いますが、私は断然エミイが好きでした。
甘えっ子でかなりの自意識過剰、さらに我侭娘なのですが、なぜか憎めないエミイ。
と言うのも、なんとなく、エミイと自分が似てるなぁ・・・なんて思っていたんですよね。
私って、自分で言うのもなんですが、相当我侭で、自分のことしか考えていない子供でした。
特に、ジョーとエミイが史上最大の大喧嘩をするエピソードでは、エミイのかんしゃくが、すごく身にしみたんです。
私も姉と喧嘩をしたりすると、エミイのように何をするか分からないほど爆発したものです。
今思えば、よく姉は許してくれたものです。
そんなエミイも、家族の危機を共に乗り越えるうちに、我侭を抑制し、皆のために働くことを覚えるのですが・・・、私はどうも成長しませんね(笑)。

若草物語といえば、なんといってもブランマンジェやライムのピクルスが有名ですが、今回は、あえて「ジェリー」を取り上げたいと思います。
タイトルの「エミイのジェリーとメグのジェリー」、何のことだかお分かりでしょうか。
若草物語で、ジェリーのことが強く印象付けられる場面があるのですが、一つは、「若草物語」の終盤、ワシントンにいる両親に宛てた手紙に、エミイが「メグ姉さまは、お夕食のときにジェリーを食べさせてくださいます。ジョー姉さまは、ジェリーは私の性質をよくするから大そうためになるとおっしゃいます」という個所と、クリスマスの夕食では、素晴らしい出来栄えのジェリーをエミイが蜜壷に入り込んだはえのように食べたという個所のエミイの「ジェリー」。
もう一つは、「続・若草物語」で新婚のメグが腕によりをかけて作る「カレンツのジェリー」。

この、エミイの大好きなジェリーと、メグが作るジェリーは同じモノなのでしょうか?
ジェリーには、デザートとしておなじみの、ゼラチンで作るあのプルンとした日本で言う「ゼリー」と、果物を煮詰めて作ったジャムの、「ジェリー」があります。
エミイが好きなジェリーのほうは、「夕食に食べる」という記述から、多分デザートとしての、ゼラチンで固めた「ゼリー」だと思いますが、優美な食べ物が大好きなエミイが満足そうにゼリーを沢山食べる光景は、想像するとコチラまでニコニコしてしまいます。
それに対して、メグが作るジェリーは、多分ペクチンなどで固めるジャムのようなものと考えられます。
最初この記述を読んだ時は、この、メグが作る「ジェリー」の意味が分からず、ジャムが固まらなくらいで、なぜメグが絶望するのだろう?と不思議に思っていました。
大体、
「ジェリーが固まらないの、どうしたらいいでしょう!」って、どういう意味なのでしょう?

また長くなってしまったので、メグのジェリーについては次回にします。
次回は、ジェリーを実際に作ってみました。
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真実とは、意外と近くにあるもの。

人間とは貪欲な生き物だ。
いつでも見果てぬ夢を追いかけたりする。
それが身の丈に合わぬものであったとしても。
しかし、時としてその夢を追いかけることに疲れるときもある。

そんな時、ふと足を止め、あたりを見回してみると。
追いかけていたものより、遥かに素晴らしいものが既に身近に存在していたことに気付くこともある。

今日はそんなお話。

注)この記事は、過去のパンドーロずっこけ製作記(1,2,3,4,5)を参照してから読んでいただくと、さらに生暖かく見守る気持ちになって頂けるかと存じます。

ていうか。

前回までの苦闘、奮闘、あさってな方向の努力により、終幕を迎えたパンドーロ製作記(1,2,3,4,5)でありましたが。
ますます持ってパンドーロを希求する気持ちは高まるばかりだったんでありますね。
そんな私に、救いの手が現れたのです。

震災以来、ひっさしぶりに三越に行った時のことです。
ブラブラと当てもなくうろついていた私の目に飛び込んできたものが。
これだ!

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ちょっ!

パンドーロやんけー!!

あったー!
あれほど憧れていた存在。
求めてやまなかった神仙の甘露とも呼ぶべき食べ物。
それが目の前に!!

いやね、
実は、どうも三越のジョアンに、パンドーロが売っているらしいっていう情報は、以前から掴んでいたんですよ。
でもさ、
今迄散々ジョアンに通っていたにも関わらず、パンドーロのパの字も、知らなかったし、見かけたこともなかったわけですよ。
なもんで、
「どうせ、杜の都になんて、置いてないんでしょ。
どうせ、都会にしか、おいてないんでしょ」
なんて、ひがみ根性入ってたわけなんですよ。
それなのに!!
静かに鎮座ましましておりましたわ。
いや、もう、これは無知ゆえに視野が狭くなっていたのでしょうね。

感動に震える手で、持ち上げてみた。

か、軽っ!!

軽い!
私のパンドーロ(笑)とは、質量が違った!

なにこれー。
ちなみに、1,050円也。(税込み)
あと、どこのソースか忘れましたが、
その三越ジョアンのパンドーロが、現在日本で手に入るパンドーロとしては、最も現地の物に近いとする考察をどっかで見たんですよね。
これは、期待できますぞー。

早速、開けてみる。

pa2.jpg


ちゃーんと粉砂糖が一緒にパックに入っており、本場のように振り掛ける仕様になっております。
にしても、軽い。
そして柔らかい。
もう見た目からして、そしてもちろん、触ってもケーキとしか思えません。
香りも、ものすごくケーキ。
あの、私のパンドーロのように、ごつごつしたところは、一つもありません。
そして、なんとなく酸味のある香りもする。
そう、ヨーグルトっぽい香りがするんですよ!
思い出して欲しい。
辻料理学校の酵母がヨーグルトであったことを!!

もう、いちいち感動である。

切ってみた。

や、柔らかい!!
そしてしっとりしている!

pa3.jpg


うおー!
黄金色!!
もう、感動しすぎてわけわからん。


待ちに待ったこの瞬間である。

食む。

・・・。
・・・。

お、美味しいー!!

何だこれ。
本当に柔らかく、ふんわりとしっとりしており、
まるでケーキ。
確かにスポンジケーキのようだ。
バターケーキのようでは、もちろんない。
口の中で溶けていくようだ。
素晴らしい。

私の作ったあれとは、全く違う。
それだけは分かる。

なぜ、私はこれと180度違うものが出来たのだろう。

ますます謎が深まった。

これが完成形とするならば、私がこれからたどるべき道は、なんと遠いことだろう。
そんな想いに捕われ、脱力感を覚える。
これを食してなお、遥かなるパンドーロへの道、新章への扉を開ける勇気が出るか。
かなりの胆力が求められることは間違いない。

気力、体力、技量の充実が成った時、また、挑戦することがあるかも知れない。
今は、その時ではない、と思う。(時間もない)
しばらく、待って欲しい。


しかし、製作時のあの精神的疲労を考えると、1,050円を安いか高いか判断する時、私としては、圧倒的に前者を選ばざるを得ない。
ジョアンのパンドーロがどのような工程で作られているかを、私は知らぬ。
けれども、これから、ジョアンのパンドーロを食す機会が、あるとしたら!
このパンが、色々、本当に色々なあれやこれやの道のりを経てここまで来ている可能性のことを、ふと思い出してもいいかも知れない。

いや、別に、そんなことを思い浮かべなくても、十分美味しいので、やっぱり、忘れた方がいいのかも知れない。

そんなわけで、長々と綴ってきた
遥かなるパンドーロシリーズ(いつ作った)は、一旦終了と相成りました。
今迄読んでくださって、ありがとうございます。
皆様の、身近なパンドーロに関する情報を、待っていたり、待っていなかったり。

それでは、さようなら。


ブログは、普通に続きますんで。
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5 パンドーロ 兵どもが 夢の跡

かつて兵どもが美味を求めて奮戦し、はかなく散っていった台所に、今はただパンドーロが残るのみであるなぁ・・・。
と言うような感慨を持ちつつ(違)、パンドーロ最終章であります。

注)この文章は、一連のパンドーロ製作日記(1,2,3,)を経てから読んでいただくと、貴女もパンドーロの虜と成り果てるかと存じます。

さて、祈るような気持ちでパンドーロの生地をオーブンに入れた私です。

釜伸びはメッチャいいです。
膨らむ膨らむ・・・。

35〜40分・・・。

完成!

・・・。

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うっ!!

黒い!(笑)

焼きすぎた・・・。

はい。
なんていうか、

「ゴロン・・・」

って、音がしましたもんね。
硬い音がしましたもんね。

・・・。
気を取り直して。

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味見用に、小さなバラの型で焼いた分を切って見ました。

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「ゴリゴリ」
って、硬い音がしたのは、気のせいではない。

っかしーなー。
これって、ふんわり柔らかなパンじゃなかったっけ?
中身は、こげ茶色の表面に反して、ちゃんと黄金色してます。
これだけで満足しますよ。ええ。

食む。
・・・。

ものすっごく、不思議な感触。
なんだろうこれ。
パン
ではないことは分かる。
でも、
スポンジケーキみたいとはとても言えん。
言ってみれば、
バターケーキのが近い。

ええー。

これで正しいの?
ふんわりふわふわしっとり?(ではない)

美味しいことは美味しいのだが。

サッパリ分からん。
頭の中は完全にハテナマークが覆っておりますよ。

でも。
気を取り直して、
パンドーロ型で焼いたほうを、ちゃんとパンドーロの正式な食べ方にしてみました。

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はい。
ビニール袋にいれて、粉砂糖を全体にまぶすように振ると、こんな風に粉砂糖まみれになって、これぞパンドーロでございと主張できるでしょう?

私、「ちゃんと作ったパンドーロは日持ちする」、むしろ、「日にちを置いて食べる為に、今までの苦労をしてきたのだ!」と証明する為に、2日ほど放っておきました。(乾燥しないようにジプロックには入れましたぞ)

で、待ちに待った発酵という名の苦労の成果を見る日がやってきた!
見て!

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これだけ見たら、申し分ないパンドーロに見えるよね。

中身はちゃんと黄金色。
「ゴリゴリ」って音は気のせいという方向で!

食む。

うっ!!


パッサパサやんけー!!


はい。
パサパサに成りました。
2日前は、あんなにバターケーキのように(?)しっとりしていたものが。
パッサパサになりましたとも。
しっとりのしの字も消えうせましたとも。

なんなんだ、これ。

失敗。

完全なる。

すみません。

今迄読んで頂いて、ありがとうございます。
このような結果とあいなりましたことを、深くお詫びいたします。

やっぱり、発酵はなめてはいけませんね。
ううーむ。
謎は深まるばかり。
本当に美味しいパンドーロとは、いかなるものか。

そんな深遠なる疑問を残しつつ、


「遥かなるパンドーロ 第一部・完。」


しかしここで!
ひとすじの光明が!!

緊急告知!

疲れきった私にもたらされた朗報とは!?
これ以上一体何が続くと言うのか!?


待て、次号!
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4 この発酵が終われば、パンドーロが焼ける。

タイトル、何のパロディかお分かりでしょうか。
国語の教科書にあったやつですが、私、この内容がなんていうか、好きでなくて・・・授業に集中できなかったことを思い出します。

注)この記事は、一連のパンドーロの記事(1,2,3)を参照してから読んでいただくことで、パンドーロに関する認識が深まり、また、私の狂おしいまでのパンドーロへの情熱を理解していただけると存じます。

さて前回、致命的な過発酵状態に陥ってしまった発酵種3でありますが。

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どうしようねー。

ここでパンドーロの弱点と申しますか、面倒な点が浮き彫りになりました。
それは、途中で何か失敗を犯したとしても、全く取り返しがつかないということですね。
つまり、何度も中種法で発酵を繰り返しその度に長時間が経過してしまう為、一度何かが起こっても、ちょっとやり直そうかという気には、簡単にはならないってことです。
非可逆的なんですよ。(当たり前だが)
ましてや、この発酵種3は、もう最終段階に近づいているわけですよ。
ここまで来ると、全か無か。
継続するか全てを諦めるかしか選択肢はありません。
というわけで。

やるべし!

はい。
続行です。
この過発酵が、どう考えてもいい方向に働かないとは分かっていますが、もう引き返せないところまできてしまったのです。

で、最終段階。
発酵を終えた(笑)発酵種に、最後の試練が待っています。
ここからがいよいよメインイベント。
すなわち、パンドーロの命、風味と甘み、黄金色を与えるための大量のバターと砂糖、そして卵黄を混ぜたものを加えていきます。
これらが、全量の約33%を占めるのですから、かなりのものでしょう?
この混ぜは、バターが大量なので、ホームベーカリーに任せます。
少しずつ加えていくのですが、あまりにゆっくり加えていたったためか、全部入りきらないうちに、捏ね時間が終了してしまいました。
もう一度捏ねに設定して、バターの混合物を混ぜきります。
これって、つまりこねすぎでしょうかね。
オーバーニーディングってやつ。
まぁ、気にしない!

で、ようやくここまでこぎつけましたよ。
見て!
この黄金色を!

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・・・あれ?
肉眼では、もっと濃い黄色に見えたんですよ。
本当ですよ。
表面がぶつぶつしているのは、加えたスキムミルクがなぜか滑らかに混ざらず、ぶつぶつに残ってしまったからさ。
もう、細かいことは気にしないのさ。

ここで、発酵2時間。
16時間に比べたら、全く埒もないと言えましょう。

・・・。
・・・。

ふ、膨らまない!!
しかし、私は早まらなかった。

もう少し待った。
時計の針は、発酵時間が3時間経過したことを伝えている。
しかし!
膨らまず。
なんなんだこれ。
生地の表面は、私の10分置きのフィンガーチェックにより、穴ぼこだらけだよ。
焦って焦って、画像を残すどころではない。
ここまで来て。
なぜだ。

焦りのあまり、私の心のよりどころ、辻料理学校に電話しようかという考えが、ふと脳裏をよぎる。
学校のレシピとして公開しているのだ。
問い合わせに応える用意くらいはあるだろう。
そう考えた。
しかし。
思い出して欲しい。
私は、勝手にレシピに改変を加えた。
すなわち、ヨーグルト天然酵母ではなく、ホシノ天然酵母を使っている。
この改変により、辻料理学校は、私の質問に答える義務がなくなったと言える。
そう。

正確な手順を踏んだものだけが、正しい答えを得る権利を持つのだ。

私は負けた。
自分の心の弱さに。

そんなこんなを、もっと低レベルな言葉でだらだら考えながら、これ以上待っていられなくなって、無理矢理続行することにする。

全体から450gを切り取って、いよいよパンドーロ型に生地を入れた。
待ちに待ったこの瞬間。
生地が非常にべたついている。
しかもダレている。
これでいいのだろうか。
全く分からない。

ここからいよいよ最終発酵、1時間。

画像が残っていない。
ここら辺になると、心が非常に乱れていて、しかも、手のべたつきも酷く、画像を残すどころではなかった。

ごめんなさい。

1時間が経過した。
先ほどよりは、明らかに発酵しているように見えて、ひとまず安堵。
いよいよ焼きに入る。

ここで、またミスを犯す。
霧吹きで水を生地表面に振るのを、忘れた。

もういい。
水くらいなんだ。
そうだ。
ここまでやれば、誰かが許してくれる。

そう、思っていた。


次回。

本当に最終章です。
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3 パンドーロの姿、いまだ見えず。

前回前々回の続きです。

注)過去の記事を読まれてからのほうが、パンドーロへの認識は深まるかと思われます。

いつまで続くのでしょうか、これ。

さて、前回、16時間発酵させた私の前に現われたる、その姿。

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全く発酵の片鱗も見せぬ姿から受けた私の驚愕のほどを、理解して欲しい。
16時間という時間の間に、ほとんど変化を見せなかったその姿を見たときの、私の落胆を・・・!

その16時間の間に、私がしたことと言えば、
まぁ、
ほとんど寝てるだけだったんだが。

本来ならば、キチンと発酵成ったと見えるまでさらに待つべきなんですが、ここで拙速を選んでしまう愚かな私。
まぁ、いつものことですが。

とりあえず、続行。
次の段階に移ります。
ほとんど発酵していない(もうええっちゅうの)発酵種1から必要量を切り取り、

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卵やらバターやら粉やらの材料を混ぜて、さらに8時間発酵。

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量が少ないので、捏ねるのは上手くいきますわ。

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発酵後の姿です。
おお・・・。
これだよ!
私が求めていたものは!
って言うくらい、ちゃんと発酵しております。
何が良かったのでしょうか。
先ほどと何が違ったのでしょうか。
ほとんど不明です。

気を取り直して、これを発酵種2と名づけます。
発酵種2に、さらに卵やら粉やらバターやらを加えます。
そして今度は
これ、

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もう似たような画像ばかりで大変申し訳ないのですが、
これがあらかじめ用意しておくイースト種です。
実は、この発酵種2に加える材料に、多めの砂糖が含まれており、天然酵母だけでは発酵力が弱まる為、イーストを補助的に加えるのですねー。
辻料理学校のレシピでは、生イーストを使っていましたが、私が使ったのはサフのドライイースト(金)です。
生イーストをドライイーストに換算して使うのですから、そりゃ-もう、肉眼で確認するのもありやなきかの次元ですよ。
ってのは、大げさですが、真剣に微量計が欲しかった。
で、全てを混ぜて、発酵種3とし、またもや16時間発酵。

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なんとなく今回も嫌な予感がしたのですが、とりあえず寝ました。
翌日、朝6時起き。

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ブッ!
でかい!
これは!
発酵しすぎじゃー!
所々ひび割れのように見えるところが、過発酵であることを如実に語っております。
(ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻━━┻
もうね、気分は星一徹。
ちゃぶだい返したい。
なぜ!
私は、(ある程度)忠実にやっている!

そんな心の葛藤は、午前6時に起っている。

私、過発酵になったのは初めてですわ。
触った瞬間、プッシュ〜と、音を立ててしぼむ発酵種3。

うーむ。
これって、このまま使えるのか?
16時間、寝てて放置したのがまずかったのかい?
多分そうなんだろう。
またもやショックのあまり、しぼんだ画像無し。

続きます! 
多分、次回クライマックス!
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2 パンドーロへの遥かなる道のり。

はい、前回の続きです。

それでは、パンドーロ、張り切っていきましょー!

の前に。

パンドーロ、作るのにやたら時間がかかることは、前回にも書きましたが、その内訳をざっと書いてみます。
どんだけ時間がかかるか。

で、どうしてそんなに時間をかけなければいけないかなのですが、このパンは、短時間で作ると、パッサパサの味気ないものになってしまうのです。
それを防止する手段が、天然酵母を使って発酵させるというもの。

天然酵母は、パンの老化を防ぎ、風味を保つ代わりに、発酵に時間がかかると言うわけなんですね。

で、発酵時間の内訳ですが。
まず一番大事な、天然酵母起こし。
私はホシノ天然酵母を使いましたが、これにざっと24時間かかります。

余談ですが、
これが、辻料理学校の指定どおり、ヨーグルト天然酵母を手作りしてみようかって気になると、なんと、種起こしだけで72時間、さらにその種を使ってパンの発酵種を作るために、計32時間かかるという・・・。

まぁ、それはおいといて。
とりあえず天然酵母作りで24時間
次に天然酵母で発酵種1つくりで最低16時間発酵させる。
続いてその発酵種1に他の材料を混ぜ、発酵種2を作り、8時間発酵。
さらにその発酵種2に、イーストで発酵させたイースト発酵種を加えてその他の材料を混ぜ、発酵種3とし、16時間発酵。
おまけにその発酵種3に大量のバター、砂糖、卵黄を混ぜたものをあわせて2時間発酵。
駄目押しで発酵させた生地を成形して、型に入れ、最終発酵1時間
ここで、ようやっとオーブンで焼き上げるという長丁場でございます。

どうです?
これだけで、頭痛がしてきたでしょ?

この、有無を言わさぬ提案を受け入れたところで、ようやく生地作り開始です。
まず、発酵種1作り。
全体の粉の量を200gに抑えるため、最初の発酵種に使う強力粉は
なんと13.6gです(笑)
蜂蜜に至っては、0,08gですぞ。

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右はホシノ天然酵母です。
私ねぇ、ここで悩んじゃったわけですわ。微量計を買うべきか?と。
ほら、0,1gまで測れる電子量りですよ。
でもねぇ。
とりあえず、欲しいのは1万円近くするんだわ。
パン作りには便利なのは分かっていますが、今回はパンドーロの型を買うだけで既に予算オーバーなわけでして、泣く泣く諦めましたわ。
それにさ、一万円近く払っても、測れるのは0,1gまで。
私が量りたいのは、0,08gなのよ。
全然超越してんのよ。
と言うわけで、無理やり、アナログで参ります。

で、どうしたかというと、少量を捏ねたとしても、誤差によって出来上がりの分量が取れるとは限らないので、倍量(つっても粉27,2gはちみつ0,16g)作って必要量を切り取る作戦に変更。
はちみつは、小匙一杯の重さから無理やり0,16gの量を割り出してみました。
ほんと、爪の先程度の分量ですよ。
ちなみに、上の画像の粉の方に、はちみつは既に量って入れてあります。
はい、あんまり少量で、入っているのかいないのか、分かりません!
で、

pan3.jpg


手のひらに乗る分量。
言うなれば小さめのお饅頭くらいの発酵種が出来ました。
これを20〜25℃で16時間発酵させる。
私、計算を間違えて、午後一時に捏ね上げた為、16時間後は朝の5時ですよ。
寝てるっつーの!
本当は、翌日の8時くらいの作業時間にしたかったんですが・・・。

pan2.jpg


!?
ちょっ!
これ、さっきの画像と何ら変わっていないように見えると思いますが!
16時間経過したものなんですよ!奥様!

全然膨らんでないー!
っかしーなー。
レシピでは、2〜3倍程度には膨らんでいるように見えるのだが・・・?
(まぁ、よーく見ると、ちょっとは膨らんでいるのだが。でも、ちょっとだ)

非常に不安なスタートを迎えつつ、

以下次号!
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1 pandoro

パンドーロってご存知でしょうか。
実は私、去年まで全く知らず、見たことも聞いたこともありませんでした。
そんな私ですが、たまたま覗いたブログで作り方が紹介されていて、俄然興味が湧いてきました。
パンドーロとは、イタリアのパン菓子で、パネトーネ同様にクリスマスに食べられるものだそうですが、パネトーネは、あれほどポピュラーになっているのに、なぜパンドーロは影も形も見られないのでしょうか。なぞです。
パンドーロは、イタリア語で(というか、イタリア語なんて、さっぱり知りませんが)黄金色のパンという意味があるらしく、卵黄やバター、砂糖たっぷりのパン菓子で、イースト菓子ながら、まるでスポンジケーキのようなやわらかさと、味わい深さで、しっとりしているそうな。
どうです?食べてみたいでしょ?
こうなると、売っていないもんだから、作ってみるしかないわけで、またもや見たことも食べたこともないものを作りたくて作りたくて仕方がなくなってきたわけ。
とは言っても、ちょっと探してもレシピがない!
パン作りの本を探しても、パネトーネは載っていても、パンドーロは載っていないんですねー。しかも、イタリアで修行したと言うパン職人さんの本を見てみても、パンドーロだけないのよ。

これは一体どういうわけだ?

実は、このパンドーロ、ものすごく手間のかかるパンらしく、本場のイタリアでも、手作りする家庭は少ないらしいのです。
そうなってくると、余計食べたくなる私。
ネットで検索してみると、どうもクリスマス時期だけは輸入食品として扱っているお店はあるらしい。
しかし!
そのお値段が、なんと、おひとつ5000円也
ちょっ!
いくらなんでも…。
というわけで、さらに作りたい熱は高まってくる。
しかし、レシピがない。
いや、ある事はあるのですが、なんといいますか、

イタリア語

なんでして・・・。
まぁ、一応世の中にはエキサイ・・ゲフンゲフンとかいう文明の利器があるわけで。

何とか翻訳はできるはできるんでございます。
しかし、第二の難関。
なんと申しますか、このパンドーロ、普通に作っただけでは、本場のお味は再現できないそうな。
パン菓子というだけあって、発酵させるわけなんですが、普通に常識的に発酵させただけでは、パッサパサの味気ないものになってしまうそうです。
そこでどうするかと言うと、何回も中種を作って、段階的に長時間掛けて発酵させるそうです。
書いているだけでも疲れますが、そうしないと、本来の味は出せないんだと。
で、いろいろ、本当にいろいろ考えた結果、
日本語で書かれているレシピで、一発検索できる辻料理学校のレシピを参考にすることにしてしまいましたよ。

しかしここでもまた問題が。

このレシピ・・・どんだけプロの技炸裂させてますのん。

としか言いようがないわけで。
なんと、ヨーグルトから天然酵母を手作りして、やっとパン作りに入るレシピです。
さらに生地作りで2日かかります。
全部再現すると、焼き上がりまで最低でも5日間はかかる計算です。
しかし、私的に今までの経験を踏まえて、ヨーグルト天然酵母は、『天然酵母を作る段階』で失敗する公算が高いと判断して、断念。
代わりにいくらか手軽なホシノ天然酵母を使うことにしました。
さらに、リンク先を見ていただければお分かりいただけますが、辻料理学校なだけあって、一回に作る量がものすごく多い!
粉だけで全量1450gって、どういうこと?
と言うわけで、ベイカーズパーセントを無理やり計算して、何とか粉の量を200gに抑えることに成功。
てか、粉の量200gだと、塩とかが、小指の先くらいの量になるんですけどね。
大丈夫なのかしらん?

そして、パンドーロといえば、特徴的なのがその形。

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なんといいますか、星型のような、八つの角を持つ型なんですわ。
本場では、それを輪切りにして、少しづつずらして置き、まるでクリスマスツリーのごとき形状にして楽しむそうな。
なんとも可愛らしく、想像するだに楽しげであります。
まず何事も形から入りたい私。
パンドーロの型を探してみた。

・・・た、高い・・・。

しかも!
某ショップにおいては、残り僅かとな!?
さらに!
バターや砂糖が多い生地だからかどうかさっぱり分かりませんが、パンドーロには分厚いアルミダイキャストで、シリコン加工のものが最適だとか、辻料理学校の先生はおっしゃるし。

買ってしまいました・・・。
てか、レシピも定かではないのに、よく売ってるよね。
ま、まぁ、パンドーロ以外でも、使おうと思えば使える型だし・・・。
ほら、大きなブリオッシュ型みたいに使えないこともないとも言えるし・・・。
ビスキュイドサヴォワの型に使えるかもしれないし・・・。
とか、いろいろ脳内言い訳しつつ、買いました。
この投資は、吉と出るか、凶と出るか?
果たして、成功するのか否か?

長くなったので、以下次号。
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いちご水。

物語の食卓です。
もう、題名からして、外すことが出来ない飲み物ですよね。

今回は、言わずもがなで超有名な「赤毛のアン」より、
全少女憧れの的と思われる、「いちご水」
です。

マリラから、ダイアナを呼んでお茶会をしていいと言われたアン。
そのとっておきのご馳走いちご水によって大騒動が持ち上がります。
そのいちご水とは・・・?

これ、村岡花子氏の翻訳で育った世代はなんと言ってもいちご水ですよね。
その後の松本侑子氏の翻訳だと、「木苺水(ラズベリーコーデュアル)」となっているはずです。
いちご水。
果たしてどんな飲み物だろうと思いを馳せた人は圧倒的に多いと思います。
大体、いちごジュースと言うものすら、日常的に口にする物ではありませんものね。
しかも、文中のやり取りから、単なるいちごをつぶしたジュースでもないことは明らかです。
「赤い色の飲み物って大好きよ」
とアンは言いますが、日本で子供が飲める「赤い色」の飲み物って、すぐにこれでございって、出てくるでしょうか?
葡萄ジュース?
ちょっと思いつきません。ファンタ?
それだけに、さらに憧れの飲み物になったような気がします。
いちごオーレでは絶対にありません。

さて、現代では、いちご水が「ラズベリーコーデュアル」であるとわかっていますので、作ってみたいと思います。
と言っても、やはり日本ではなじみのない飲み物ですよね。
レシピは、「赤毛のアンのお料理BOOK」より。
まず、ラズベリーを用意します。
冷凍ラズベリーでも可なようですが、あいにく近所のスーパーで冷凍が売り切れていました。
でも!代わりに生が売っていました。

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しかも!
半額!に値段が下がっていた!
これは、作れと天が命令しているとしか思えない・・・。

と言うわけで、とっても美味しい生のラズベリーを泣く泣く使いましたよ。
もったいないねー。
水を加えて、柔らかくなるまで煮ます。

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アクが沢山出てくるので、丁寧に掬います。
ガーゼで、巾着袋を作って、中身を漉します。

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かなり時間がかかるのですが、手で絞ったりすると、透明感がなくなるのです。
残ったのはほんのちょっとですが、
それをまた鍋にもどして、砂糖を加えて煮溶かします。

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殺菌した瓶に入れて、出来上がり!

・・・なのですが。
私、煮詰めすぎたのか、冷めたらゼリーっぽくなってしまいました。

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けれども、プルプルと、とっても綺麗。
これを水で薄めて飲む。
はるか彼方少女時代に憧れた飲み物が今ここに・・・。

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こ、これは!!
とっても美味しい!!
なんと言うんでしょう、ラズベリーの美味しさがそのままで、全く雑味がなく、すっきりとした後味。
砂糖を沢山加えるので、どうかなぁと思っていましたが、水で薄めるので、ちょうどいい感じです。
本当に美味しい。夢のような飲み物です。
これならば、ダイアナが「本当に」いちご水を飲んだとしても、大満足だったのではないでしょうか。

アンシリーズではお茶会が何度も出てきますが、そこに出される食べ物の多さは、びっくりしますよね。
本当に皆食べていたんでしょうか。
しかも、お茶を何杯も飲むのに、さらにいちご水が出たりして、相当時間がかかったのでしょうね。
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ようちゃんさんのパンケーキ・サレ。

また、「きょうの料理6月号」のようちゃんさんのコーナーより、
パンケーキ・サレ
を作りました!
このシリーズ、本当に簡単。
本当に全体で15分くらいで出来てしまいます。
しかも美味しい。

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とうもろこしの缶詰が沢山入ったパンケーキです。
ようちゃんさん著の「フライパンカフェ」のコーンのパンケーキとは、またちょこっとレシピが変化していますので、要チェックですぞ!
とうもろこしがプチプチして、食感が面白いし、とうもろこしの甘さと、生地に入った胡椒が時々ピリッとするコントラストが面白美味しい。
お昼に作って食べました。

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生地の部分がとってもふんわりと柔らかなんです。
おいしいですよ!

ようちゃんさん、またもありがとうございます!
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サリーせんべい作った!

前回のつづきです。

新たに物語の食卓として、カテゴリーを作ることにしました。また何か食べたい児童文学があれば(笑)作りたいと思います。

さて、「続あしながおじさん」に出てくる、主人公につけられたあだ名
サリーせんべい」とはなんぞや。
というのが今回のテーマですが。

結論から言うと、サリーせんべいという食べ物は存在しません。
これは翻訳者の苦肉の策というか、実際の食べ物が、日本ではあまりにも知られていないため、そのまま単語を使ったのでは、シャレにもジョークにもならず、読者が置いてけぼりになるという判断から、こういうことになったのだと思われます。
こういうものって、結構ありますよね。今ほど海外の食べ物に触れる事のなかった子供のために、翻訳者の方々は、さまざまな独創的な言葉を作り上げてくれたのでしょう。

で、サリーせんべい。
これは、つまり、
サリーランブレッド(Sally Lunn bread)の事らしいです。
原書を読んだ事はないのですが、おそらく「サリーラン」とマックレイ先生は言ったのではないでしょうか。
サリーランブレッドとは、ふんわりと軽いパンで、卵や牛乳がたっぷり入っています。
もともとサリー・ランという名前のイギリス人女性が作ったパンらしいのですが、アメリカではポピュラーなもののようです。

えーと、主人公の名前はサリーなので、そのサリーに向かって、「サリーラン」というあだ名をつける・・・。
・・・。
日本で言えば、「前田さん」に向かって「あたり前田のクラッカー」と言うようなものでしょうか。(って、つくづくいつの時代の人やねん・・・)

このサリーランのことを全く知らなかった私は、「サリー先生」の先生をせんべいとかけて、サリーを貶める為につけたあだ名かしらん?なんて思っていました。(サリーは孤児院の院長先生なので)
まぁ、とにかく、サリーランブレッドを作ってみましょう。

レシピはアメリカのサイトのものを使いました。
とにかく水分量が多くて、生地を捏ねるというより、混ぜると言ったほうがいいでしょう。ゴムベラで最後まで混ぜられます。
捏ねあがりは、お菓子で言うと、サヴァランの生地に良く似ています。
というか、そのものかも・・・。
それか、お好み焼の具を入れる前の硬めの生地に似ています。
とても柔らかいので、ハンドミキサーで混ぜるのが楽ですよ。
捏ねあがりはこんな感じ。

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ゴムベラで掬ったところを撮影すればよかったですね・・・。
普通のパン生地とは全く違いますので、ご注意。
発酵はとてもよく膨らみます。
釜伸びも面白いくらいいいので、パン作り初心者にはとてもお勧め。
伝統的な形だと、エンゼル型で作ればいいと書いてあったので、クグロフ型にしました。

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こんな感じ。
綺麗に焼けました。
切ってみると・・・。

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キメは荒めですが、表面はサクっとしていて、中はすごくふんわりと柔らかいです。翌日でも硬くなったりしませんでした。
アメリカのレシピだからか、ちょっとしょっぱかったので、次回は塩を減らしたいと思います。
簡単で美味しいですよ。
お勧めです!

「続あしながおじさん」
日本ではかなりマイナーで、相当差別的な内容もありますので、新版などは出そうもないのですが、それを別にすれば、ロマンチックで、楽しくて、幸せな気分になれるお話だと思います。サリーはもちろんですが、周囲のキャラクターも立っていて、孤児なども愉快な面々がそろっています。
機会があれば、是非。
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