なんと言いますか、クロワッサンを家で作るって、最高の贅沢って気がしますね。
まだまだ震災の爪あとの残るこの土地でクロワッサン作りなんて、罰当たりもはなはだしい気がしますが、もう、どうしても作りたくて、辛抱たまらなくなったのです。
さて、クロワッサン。
皆さんはどんなクロワッサンがお好みでしょうか。
私は、とにかくバリバリっとした歯ごたえがあるものです。
表面はバリバリなのに、中心は、バターの風味豊かなしっとりとした生地。
最高ですね。
私が歯ごたえといい、味といい、最高だー!
と思ったクロワッサンは、以前、安食シェフがいた頃に食べた「デフェール」のクロワッサン。
もう、衝撃としか言えなかったです。
多分、食べた時の湿度とか、焼き上がりからの時間などが、ドンピシャのタイミングであっていたのでしょうね。
メゾンカイザーのクロワッサンも、もちろん好きです。
今ではお店も再開しましたので買えるようになって、嬉しい限りですが、やっぱり高いのよね・・・。
というわけで、そんなバリバリでありながらしっとりしたクロワッサンを目指して、作ってみました。
昔、物の本で、表面がバリっとサクっとしたクロワッサンを作るには、一次発酵を長時間冷蔵発酵にすれば良い、と読んだことだけは覚えていました。
そこで、参考にしたのは、eパン工房というサイトさんのレシピ。
このサイトさん、
パン作りの疑問に対する全ての答えがここにあると言っても過言ではないと、私は断言する。
・・・ほど、素晴らしいサイトさんです。
こんな細かな情報をただで頂いていいのかね、というほど丁寧で、分かりやすい説明には、ほんと、頭が下がりますよ。
実は、レシピの材料については、別のどうしても試してみたいパン職人の配合があったので、そちらを使ったのですが、作り方は、eパン工房のやり方を完全に模倣いたしました。
そして、出来上がりがコチラ。
ううむ。最高です。
見た目最高です。
実は、私の悪い癖で、一回目の焼き時間を2分ほど延長したのですが、まぁ、どんなお菓子でも焦げ気味にするのが好きなので、問題ありません。
2回目は、キチンと時間を守りましたが、ちゃんと焼けていました(当たり前じゃ)。
お味は・・・。
最高です!!
表面バリバリ!
中はしっとり!!
うまひぃぃぃ!
2回目の焼き皿のクロワッサンは、チョコクロワッサンにしてみました。
世の中には、デニッシュ用のチョコレートなどというものがあるのですが、もちろん手持ちにはないので、チョコチップを適量中心に忍ばせます。
最高です。
最強です。
苦労した甲斐があったってもんです。
そう。
クロワッサンは、大変です。
時間がかかります。
捏ねるのは全く簡単でいいのですが、一晩冷蔵庫に寝かせて発酵させるのです。
つってもそれだって、冷蔵庫に入れているだけなんで、手間無しなんですが、一晩明けて、冷蔵庫を開けた私は、戸惑った。
全く発酵しているように見えない。
eパン工房のレシピでは、一晩発酵させたら、2〜3倍に膨らんでいるはずと書いてあるのですが、一ミリも膨らんだようには見えません。
・・・(・ε・)キニシナイ!!
続行です。
ではクロワッサンの何が大変なのか?
三つ折りなどの伸ばしに耐えるように加工した、折込用バターを入れて、冷やしたり伸ばしたりの時間が、クロワッサンのハイライトでしょうな。
これが、粉だらけにはなるわ、いちいち冷蔵庫に入れなきゃならんわ、グルテンのせいでなかなか生地が伸びないわで、異様に疲れるんですわ。
しかし、ここをクリアーすれば、後は不可解な二次発酵を残すのみ。
二次発酵って、難しいですよねー。
全く理解できません。
今日は寒かったので、最初の1時間、全く発酵せず、ヒーターを入れて、やっと発酵したときには、2時間経過しておりましたのよ、オホホホ。
というわけで、完成しました!
いや、これは、高くても仕方ないわね。
美味しかったです!