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seikon・聖痕 | 2012.10.05 Friday
第84回。
なになになんなの。
急に登希夫が成長して引き締まった容貌になったんだと。
そして女の子と遊ぶようになったんだと。
えー。
いきなり処世術を獲得した登希夫。
まぁ、この頃の子供って結構変わったりする・・・か?
そのほうが生きやすいって、学んだのか?
乱暴な男の子が優しくしてくれたりすると、結構ドキッとするもんだ。
お誕生日会。
昔の少女漫画では、やはりあるあるネタである。
ちょっとー、はづきの君、中里さんのお誕生会に行くんだってー!えー・・・やっぱりあの二人・・・。とかの会話を聞いて主人公は相当なショックを受けるけど、ねぇ、良かったら貴女も来てくれない?とか中里さんに誘われちゃって。中里さんと仲良くない地味な自分がなぜ誘われたのか不思議に思いながらも行ってみると、中里さんち超金持ちで他の女子も超着飾ってて、地味な自分、全然場違い。手作りのクッキーやら家で丹精したお花のお誕生プレゼントを渡すも、地味すぎて鼻で笑われる始末。いたたまれなさ過ぎて泣きそうなんだけど、無理に笑顔な自分。思ったとおり中里さんと取り巻きは、葉月君に付きっきりで。頃合いを見て用事もないのに用事作って抜け出すと、なぜか葉月君が付いてきた。もう帰るの?あ・・・、ちょっと用事があって・・・。じゃぁ、僕も帰るよ。・・・え?で、中里さん超引き止めるけど葉月君帰ることに。憧れの葉月君と一緒に歩いているー!それだけで心臓バクバクの自分。今日さ、金杉君も来るって聞いてたんだけど、用事が出来て僕だけになったんだって。女の子の集まりに僕一人いても仕方ないしなぁ。・・・え、そう・・・なの?君って、料理うまいんだね。・・・え?クッキー、美味しかったよ。・・・(ドキドキ!)あ、ありがとう・・・。ナツメグの香りが凄く良かった。ホールを卸して使ってるの?う、うん、そうなの。葉月君、詳しいのね。はは・・・料理、好きだからさ・・・。僕、家で野菜作ってるんだ。君は花が好きなの?・・・うん、大好き。僕、これから野菜の肥料買いに行くけど、君も行かない?
聖痕は死んでもこんな展開にならないから、安心して読んでいられる。
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seikon・聖痕 | 2012.10.04 Thursday
第83回。
鉄棒は貴夫にいろいろなことを教えてくれた。
運動の楽しさを教え、体を鍛え、コミュニケーションの一助となり、お笑いを創造させ、怪我による痛みを与え、調子に乗ることの危険を教え、秘密の暴露への警戒を教えた。
ありがとう、鉄棒。
って、本当に何で陸上部なのに鉄棒ばっかりやってるんだ。
そう、盲腸、怖いよね。
子供の頃、何かというと腹痛を起こしていて、「この子は盲腸の気がある」とずっと言われていた私だったので、貴夫の恐怖はよく分かる。私も盲腸になったら絶対ばれるよねとずっと思っていました。
まぁ、私の場合、盲腸の気があると言われ続けて、この年になるまで盲腸は全く異常ありませんが。
どうなんでしょう、こうして盲腸って言葉が出てきたので、お話の中でいつかそんな瞬間が来るのかなぁ。
でも年を取って、いろんな病気が出てきたら、絶対隠し通せないよね・・・。
言ってしまえば、死んだときが、ばれる時なんだ。
貴夫の手術をした医者に相談するとかできませんかなぁ。
美しく、聡明なはづきの君が人知れず盲腸のことで悩み、はいつくばっているなんて、周囲は想像も出来ないでしょうね。
貴夫が余りに完璧すぎ、何者も恐れていないように見えるので、読者も貴夫が悩んでいることを忘れがちなんですが、この描写に、続けて読む動機を得た気がしました。
どんな人間にも闇はあるんだ。
登希夫初めての北海道旅行。
貴夫はその様子を知らない。
無関心?無視?
聞きたくもないということか。
貴夫様、今回はちょっと人間らしいな。
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seikon・聖痕 | 2012.10.03 Wednesday
第82回。
貴夫視点の「ぼくは」で語られる内容が多くなってきた。
今までは、ここぞというところで「ぼくは」だった気がするけれど、これから違ってくるのかな。とりあえず今回は違った。
なるほど、食とはあらゆる分野に通じる学問だったのだね。広い視野が身に付きそうだ。学問に無駄なもの一つとしてなし。
代わりに、ほかの無駄と思えるものは、貴夫の場合一切排除している。
そうやっていつまでも生きていければ、いいけどね。
どんどん逞しくなる貴夫。
どんな容姿なのか、想像が難しい。
まぁ、好きなように考えよう。
とりあえず、男に凝視される容姿なんだ。
・・・うーん。
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seikon・聖痕 | 2012.10.02 Tuesday
第81回。
巴里・羅馬豪遊編終了。
ここまで引っ張った割にはあっさりめに終わりましたね。
貴夫がまた少し大人になった旅だった・・・ってことで。
貴夫がとっさに、麻衣子に秘密を明かすこともやむなしと考えたのは、麻衣子に家族の匂いを感じていたからだろうか。
船越と対峙したときとは明らかに違う対応だった。
中学を卒業したばかりなのに、この落ち着き。
麻衣子、これ以上の恥の上塗りは避けて、貴夫を避け続けるのかな。
麻衣子に秘密がばれたら、結婚もありかもと思ったのですが、考えたら麻衣子にはなんのメリットもないんですよねぇ。もともと麻衣子は寿観の後取り娘だし、一緒にいると劣等感だし。
食への探求と希求は深まるばかり。
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seikon・聖痕 | 2012.10.01 Monday
第80回。
酒の力を借りて何かをしようとする人間は醜く、酩酊したことによりしでかしてしまった行為ほど恥ずべきことはない。
前者と後者では、意識と無意識(又は半無意識)という大きな隔たりがるのだが、私は前者をより憎む。
後者には・・・誰だって思い当たる節はあるだろう。そうは言っても、酒の席だからと許されたとしても、自分自身を許す言い訳にはならない。
人は、恥じ入るべきなんだ。
私が言いたいのは、それだけだ。
さて、
ああー。
もうー。
やっぱりなぁ、という感じでした。
それにしても最低だな、麻衣子。
とても良家の子女と呼べる行為ではない。
意識か無意識か。
貴夫は麻衣子と結婚することになったりして。
麻衣子が第二の登希夫になるか?
そんなに早く結婚問題は解決しないかぁー。
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seikon・聖痕 | 2012.09.30 Sunday
第79回。
不穏すぎるー。
いちいち書き方が不穏だー。
『従姉弟同志が過ごすことになる。』
ああー。
麻衣子ガー。
初めは感じ取れないような小さな痛みだったのが、徐々に気になり始め、現在では無視できないほどの激痛となって劣等感に苛まれているー。
これは辛い。
中途半端に自分の容姿に自信があるらしいだけに辛い。
こういう展開を予想して、鬱々としていたわけかい。
しかしここまで顕著とは信じたくなかったのかもしれない。
大体サー。
貴夫が男ばっかりの目を惹いているのが…(笑)。
美少女に見えるってことなのかなぁ。
それとも男同志って分かってて言ってるの?
どちらなんでしょうか。
ホテル・エデンかー。
もう言うのも飽きてきたけど。
お金持ちめ!
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seikon・聖痕 | 2012.09.29 Saturday
第78回。
ところで麻衣子は未成年・・・じゃなかったっけ。
飲みすぎはそうなんだけど、それを監督するのが計伊子叔母ちゃんの仕事でしょ!
15歳の貴夫にそれを押し付けていた。
いやー、葉月御一行様の豪遊ぶりは潔くて、なにやら気がせいせいしますなぁ。
私など、「おかねもちめ〜(ギリギリ)」と、毎回ハンカチ噛み締めておりますわ。
昨夜、私はこんな夢を見た。
どこか大きな音楽ホールで、オーケストラの演奏が行われている。
オーケストラの後ろには、大きな和太鼓があり、和太鼓奏者がいる。
そう、この演奏は「ピアノ協奏曲」ならぬ「和太鼓協奏曲」なのだ。
そしてオーケストラの指揮者が持っている指揮棒は、和太鼓のバチ。
指揮者自身が和太鼓奏者なのだが、指揮者が実際にたたくのではなく、いうなればエア和太鼓状態で、そのリズムに合わせてオーケストラや別の和太鼓奏者は演奏するのだ。
その演奏がとっても良かったので、現実にこのような演奏が普通にあるのだ、と思ったら夢だった。
貴夫の夢なんて初めてじゃないかね。
夢がなんだかSFっぽかった。
(注・SFのことよく知らないけど。SF以外のこともよく知らないけど。)
その記念に、私も見た夢を記録してみた。
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seikon・聖痕 | 2012.09.28 Friday
第77回。
おお・・・また不穏な予感がする・・・。
麻衣子、ローマで貴夫になにかしないでくれよ。
酒の勢いを借りて何かを。
それとも・・・。
あ、前後不覚になって貴夫を見捨てたりとか。
ひぃー、怖いよぉー。
「寿観」の主、計伊子叔母ちゃんのだんなさんは酒豪。
老舗和菓子屋の主のはずが、ぜんぜん存在感がないなぁ。
計伊子叔母ちゃんの尻にしかれてるのかなと思っていたけど、酒豪だった。
巴里の豪遊。
葉月ご一行様は物欲中心の観光。
お金持ちめ!
でも私も貴夫みたいに巴里のカフェめぐりしたいなぁー。
巴里のケーキたちを味わいたいよ。
八百屋さんも見たい!
こりゃ、お土産も大変な量になりそうですね。
夜は正装だから、日本から持っていったお衣装もたくさんだろうし。
旅行がのんきすぎて、後が怖い・・・。
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seikon・聖痕 | 2012.09.27 Thursday
第76回。
フランス男性をも魅了する貴夫。
確かにこれでは麻衣子の立つ瀬がない。
麻衣子、貴夫になにかしないでくれよ。
猛夫じいちゃんの思い出話に花が咲く。
まぁ、亡くなってから一年も経っていないのだから、そりゃそうだ。
けれど、
私が貴夫に物足りなさを感じるのは、こういうときだ。
こういうとき、彼は何を思っているのだ?
普通なら単純に祖父を悼むだけなのだろうが、貴夫は、祖父の死の原因を、ほぼ確信を持って知っているのだ。
弟が殺したのだろうと。
常人ならば、そのことに気を取られて、複雑な思いを抱き、単に思い出話をするどころじゃないのではないだろうか。料理の味もしなくなるのでは?
しかし、貴夫がそのことを思う描写はなく、料理を心ゆくまで堪能している。
そういえば、祖父がなくなって両親祖母が死の原因について話し合っているのを聞いているときも、料理をしていて、そのことについてどう思っているかのつまびらかにはされなかった。
やはり、
美味>>>越えられない壁>>>大好きなおじいちゃん
ということなのか?
それか、天才は頭の切り替えがはっきりしていて、私のように考えても仕方のないことをグチグチといつまでも考えないのだろうか。
貴夫は自分のことにしか興味がないのかな・・・と感じていたが、亜美の件でそれは是正されたのかと思っていた。
けれども、そうではなかったのか?
「聖人のような一生を送る」とは、こういうことなのか?
祖父の死の原因について考えることは暗黒面に繋がるので、貴夫(または神=作者)は、あえて避けているのか?
って、なんでジェダイやねん。
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seikon・聖痕 | 2012.09.26 Wednesday
第75回。
貴夫を月下美人に例える麻衣子。
月下美人って、私はなんとなく不穏なものを感じる。
一晩しか咲かないものに例えるって、何か意味でもあるのだろうか。
別にないか。
単に貴重なものってことかな。
それにしても、卑下しているとはいえ、自分を百合に例える麻衣子もたいがいである。
巴里に着いたよ。
計伊子叔母ちゃんは、やっぱり一人幸せな人だ。
リッツかー。
お金持ちめ!