SWEET SWEET SWEET

手作りのお菓子やパン、料理など美味しいもの、
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聖痕少々感想。

第44回。

恐ろしい子供だ。
登希夫には可哀相と思う気持ちがなく、自分に置き換えて考えるなどが出来ないらしい。
自分と同じ5歳という年齢で兄に起こったことに対して、秘密を握ることで優位に立つ喜びしか感じていないとは。

それにしても、朋子おばあさん、その脅しは良くないね。脅しはさらなる脅しを呼び、いつか自分に返って来る危険性があるのでは。
大体、『お母ちゃんにも見捨てられるよ』って、その時の母佐知子のリアクションを教えて欲しいです。そこが全く抜けていました。
『ほとんど貴族』の息子が、弟に軽侮の視線を向けられていますよ、お母さん、
今のお気持ちは?
そのうちドーンと佐知子の独白とかあるのかしらん?…別にないのかな。

弟が自分の秘密を暴露するかもしれない恐怖に毎日さらされているって、ほんと地獄ですよ。しかも貴夫はまだ小学生。逃げ場のない恐怖。私だったらノイローゼになっているかも。
というか、貴夫の独り言はなんか、登希夫に関してはどうにかして解決しそうな感じに聞こえます。どうなるのか…。
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聖痕わずかに感想。

第43回。

う〜ん・・・。
だめだった・・・。
説得は最悪の結果を引き出しそうです。
もうだめ・・・。
5歳にして、家族への復讐を選ぶのか?
それほど駄目人間なの?
いや、5年間の愛されていない自覚が正義を殺してしまったのか。

こういう底なしの悪意が詰まった話に、気持ちがやられてしまうんですよね・・・。
新聞連載で細切れだから余計にきます。

これから、貴夫に地獄が訪れるのでしょうか。
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聖痕少し感想。

第42回。

ああ・・・。
ついにこの時が来てしまった・・・。
だから温泉はいかんて言ったじゃないか・・・。
もうね、今日のを読む前から、映像が見えるようだったもん。

まぁ、起きてしまったことは仕方ない。
葉月家の大人達よ、ここが正念場だ。
貴夫のさらには登希夫のこれからを決する剣が峰。
こうなっては伸るか反るか、乾坤一擲の大勝負で真実を話し諭すしかない。

この事件が、登希夫5歳で起こったところに意味があると思いたいのですが、いかがでしょう。
明日、どうなることやら。

今までの書き方から、とりあえず大丈夫かなって気もしますが。
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聖痕ちょっと感想。

第41回。

温泉行っちゃったぁぁぁぁ・・・。
怖いよ〜!登希夫が絶対何かするよ〜!
露見する。
多分今日、夢に出る。

アレだね。
この恐怖を回避するには、おじいちゃんの部屋に貴夫、若夫婦の部屋に登希夫って、分けて泊まらせるしかないんじゃないかな。
それじゃぁ話が盛り上がらないんだろうけど。

もうそれでいいんじゃないかな。
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聖痕3

まだ毎日ドキドキしている聖痕です。

ちょっとのんびりした話になったと思ったら、すかさず落とす。それが聖痕のやり口。
貴夫がリアリティあふれる絵を描くエピソードで、また無駄に優れた才能か…と思ったら、そう繋がりますか。いくら家族が避けようとしても、あの男に関しては、ずっと放置というわけにはいかんでしょうね。

おじいちゃん、旅行はだめ!温泉には行っちゃだめ!それは私が最も恐れることだ。登希夫が絶対なんかやらかす。貴夫の秘密がそこでばれてしまうのではないのですか?

登希夫よ。お前はひがみっぽいね。ひがむ前に、自分に何が足りないか考えろ。
それが出来れば、誰も苦労はせんのだが。

小林亜美。貴夫にまとわりついて、最初はウザったい子供じゃと思っていましたが、貴夫の守護天使になったり、脂肪臭のする女臭さを纏わせて迷惑がられたり、思春期で吉屋信子の世界に突入したり、なんか忙しい子である。

それにしても、子供時代だから仕方ないのか、エピソードが細切れで、なかなか深まっていきませんね。もっと読みたいと思ったら次の話という感じです。
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聖痕のこと。

困ったなぁ…。
なぜかブログの編集画面で画像のアップが出来ない状態なんですよね〜。
画像はたまっているのですが…。そういうわけで、画像が必要な記事は少々お待ちください。もうしわけありません。

仕方ないので筒井康隆氏の小説・聖痕について書きますね。
前回母親のことを書きましたが、どうも母親がちょっと変になりつつあるかもなぁ…。貴夫のことを『だってあの子はほとんど貴族なんだから』なんて考えています。(なんじゃそりゃ)
息子に起こった事件や美しすぎる容姿などにより、息子を特別視しすぎてきたのかもしれませんね。
元々貴夫の母は、控えめな女性だったようです。(初めに蠱惑的な美しさと表現されていたので、ちょっと違う印象だったのですが)
夫の満夫とも外食したりすることもめったになく、家を守るのが自分の勤めと認識しているようです。それに引き替え、貴夫の叔母、計伊子は実父・猛夫の外食につきあったりして、銀座に店を持つ老舗和菓子屋の嫁におさまった割には、自由にしているようです。
祖父の猛夫は、豪放磊落な人物らしいです。緊張が続くお話の中で、猛夫が独り言をするときは『ぬはは』とか笑っちゃったりして、いいじいちゃんみたい。惰弱になるのを心配しつつも、貴夫への溺愛っぷりはすごいです。
登希夫に対しても、いじめられれば貴夫に『なぜ弟を助けてやらない』と聞いたりして、嫌ってばかりでもなさそうです。

それにしても、「僕はリブロースが好き」とか言っちゃう貴夫@小学生って、いやだなぁ…。サーロインは脂っこくていやなんだと。
あ、今日の回で、貴夫の具体的な容姿が描写されました。
小さい頃の美しさと、成長してきたころのそれではかなり違ってくると思いますから、あえて書いてなかったのかもしれませんね。

それにしても、この連載小説の挿絵はさっぱり意味が分かりませんな。
こういうお話なので、私にとっては不安をかきたてるようで、その方があっているかもしれませんが。
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「聖痕」筒井康隆

昨夜、ついに聖痕の夢を見てしまった。

なんか、日を置いての更新なのに、こんな感想ですみません。
ええと、現在朝日新聞で連載中の筒井康隆氏の「聖痕」の話です。

久しぶりにというか、ここまで毎日読み始めるのにドキドキする新聞連載も初めてかもという感じで、楽しみに(?)読んでいます。
あらすじというか、本当に導入部ですが…。
1960年代の終わり近く、東京に生まれた主人公の男の子は、たぐいまれな美しさに恵まれ、周囲を騒がせる。だがその美しさゆえに、ある事件を招く――。

というお話で、とりあえず絶世の美男子が主人公です。

いやー、私、こういうお話が実に苦手なんですよね〜。
読み始める前から、不穏な予感を禁じ得ないお話。絶対悪いことが起きるに決まってるお話。幸せにはならんだろうなぁって読んでて分かるお話。
そういう意味では、前回の「沈黙の町で」もそうなんですけど。
もう、だめ。
でも、読み始めちゃった。
単行本で一冊にまとまっていれば、まだ一気に読み進められて気が楽なんですけど、新聞連載なので、細切れでしか読めない!毎日毎日、不吉なことが起こるのをただじりじりと待つしかない気分。
もうひどいです。
でも面白い。
主人公・貴夫の生まれながらの特別性が際立っているせいもあるんですが、貴夫に起こってしまった事件の異常性には、否が応でもひきつけられる感じ。
事件の詳細はちょっと書かない方がいいかもしれませんが。

ところで、主人公の貴夫、美しいことは明らかなのですが、その美しさについて、筒井氏は、具体的には書いていません。肌が白皙であることは描写していますが、それ以外はただ「美しい」「綺麗」「苦み走った」というふうにしか書いていないんですよねー。なので、読者がいかようにも想像できるんです。読者がそれぞれに思う最も美しい顔、姿を想像できるようにしてあります。

それはさておき、導入部の事件が起こった辺りの暗さは、これ、朝から読むのは辛いなぁって感じだったんですけど、それが最近ちょっと弛緩されていたんですよね。
弛緩と言っても、昨日辛いお話だったら、今日はちょっと明るい、でも明日またちょっと辛い…という風に、小さな波は毎日あるんです。
でも!大きな緊張がまた来ました!
貴夫に登希夫という弟が生まれて、少し成長してからの話で、また一気に不安に身がすくむ思いをさせられました。(笑)
で、恐怖のあまり、昨夜夢にまで見てしまったのです。(バカ)
というのも、昨日のお話は、成長した登希夫が父に訴えるところで終わるからです。不器量な自分に比べて、美しく出来のいい貴夫が明らかにひいきされていると。
それは貴夫の子供部屋になぜか風呂とトイレまでついていることからも明らかであると。
ここまで読んで、登希夫が貴夫に起こったことを知っているのかどうかは分かりませんが、私は、困った父親が、登希夫をなだめるために、貴夫の秘密を喋ってしまうのではないかと、予想してしまったのです。
そのために、登希夫が貴夫を散々痛めつけるのではないかと。
それを夢に見るほど怖くなってしまったんです。
昨日の回を読んでから今日の回を読むまで、本当にドキドキしてしまいました(爆)。
今回、幸いにも私が予想した展開にはなりませんでした。
でも、いつかは通るべき試練の道であることは間違いないです。
あー、いやだいやだ。でも読んじゃう(笑)。

それにしても、今日の回を読んで強く思ったのですが、貴夫の母親に関して、どうも印象がぼやけたなぁという感じ。
初め母親が出てきたとき、弱弱しい馬鹿女かなぁと思ったんですよね。でも言うべきことははっきり意見したり、ひくべきところは引くことをきっちりわきまえているなかなか頭のいい人だと描写されていたんです。しかし、今日、登希夫の苦悩を知りながら登希夫を慰める描写がなかった。今までの賢母のイメージならば、ここで登希夫へ母の愛情を表現して、登希夫を安心させるべきなのに。登希夫が生まれてからの母親の描写はなんだかぼんやりしています。
貴夫が登希夫のいたずらを母に訴えたとしても、母は困るだけだろうと貴夫は考えます。これはどうしたことでしょう。
祖父母が粗暴な登希夫を嫌っていることから、もしかして登希夫を生んだ母親の立場が、葉月家の中で弱いものになってしまったのかなぁと勘ぐってしまいました。

貴夫は11歳くらい、登希夫は5歳くらいだと思います。
カインとアベル的に、兄弟の葛藤があるのかなぁ…。
いやー、怖いなぁ。不吉だなぁ…。
もういや…。でも読んじゃう(笑)。
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