レンちゃん。
ご無沙汰しておりました。
多分、まだ受け入れられていないと思いますが、更新していこうかと思います。
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
心配して、姉のyurimamaのブログにコメントをくださったり、メールで慰めてくださった方々、更新してなくてもブログを覗きにきてくださった方々、本当にありがとうございます。
前回の記事にある通り、家族の一員を永遠に失ってしまいました。
レンちゃん。
ミニチュアピンシャーの女の子です。
私の赤ちゃん。そう思っていました。
体の一部のように、私がソファに座ると、必ず膝に乗ってきたレンちゃん。
知らないところに行くと、不安になって
「だっこして〜」
と言ってきたレンちゃん。
もう会えないなんて、本当にいやだ。
レンちゃんは、ずっと私の中に生きていてくれます。
レンちゃんが亡くなった日、レンちゃんが家に来てから、その日までのことが脳裏にがーっと思い出されて、本当に全部よみがえりました。
初めての日、なじめなくて部屋の隅っこにいたのに、私が部屋に入っていったとき、真っ直ぐに駆け寄ってきてくれたあの感動。
なかなかトイレが覚えられなくて、でもはじめておずおずとトイレに入っていき、私の顔を見ながら、できた日のこと。
仕事に行く前、
「降りりしてー」
と言うと、
「はーい」
って、私の膝から父の膝に移動するレンちゃん。
出先から帰ってきて、車から降りると、
「ワン!」
って駐車場で、家の中からの第一声を聞くことが出来ました。
夏の日、伏せの状態から、いきなり飛び上がって、頭上の蚊をキャッチしたね。
びっくりして、
「出しなさい!」
っていったら、「ペッ」って蚊を吐き出して…。
おかしいやら、びっくりやら、大変だったよ…。
私が腹痛で苦しんでるとき、いつもはお客さんが来たら、何を置いても大騒ぎで玄関に大歓迎しにいくのに、その時は私の側にいてくれたね。
お客さん、「いつもはレンちゃんがワンワン言うのに、今日はいないの?」って不思議そうに母に聞いたそうです。私は痛さで朦朧としてましたが、レンちゃんが
「お客さんのとこに行きたいけど、こっちも心配やなぁ…」
とそわそわしながら
「クーン、クーン」
と言っていたのを覚えています。
レンちゃんの亡骸を何度も何度もなでました。
人間の条件反射というか、幻視というか、思い込みって、滑稽なほど哀しい…って思ったのは、レンちゃんの顔の上に手を持っていったとき、いつもみたいにまぶたが「ピクッ」って動いたように見えてしまったの。
前足をなでたときも、いつもみたいに、脚気の検査のように「ピクッ」って動いたように見えたよ。
亡くなって、火葬にするまでの2日間、レンちゃんのとなりで眠りました。
2日目の夜、夢を見ました。
私が仕事から帰ってくる途中、父がレンちゃんを散歩させているのを見かけました。車を止めて声をかけると、それは父ではなく、知らない人で、ミニピンを3匹散歩させてる女性でした。その中の1匹がレンちゃんそっくりです。
その女性は言いました。
「そんなにレンちゃんに似ているなら、この子、差し上げますよ」
私は言いました。
「ありがとう。でもレンちゃんじゃないから、結構です」
同じ夜に2回、同じ夢を見ました。
目を覚ますと、いつもと違う風景に
「何でここで寝てるんだっけ?」
と一瞬考え、また悲しみが襲ってきました。
レンちゃん、全てが大事でした。
こんなに早くいかせる事になってしまってごめんね。
ずっと忘れません。
最後の日の事は、まだ書けないようです。
あのレンちゃんの様子、精一杯私達に応えてくれたレンちゃんの優しさを思うと、涙が出てきて…。
病院の先生が言ってました。
「レンちゃんは賢かった。賢すぎて、人がしゃべってる事はすべて理解していたようだ」って。
また、レンちゃんの事を時々書きたいと思います。
レンちゃんを感じる事と、自分が元気になるために。
ぼちぼち更新していきますので、またよろしくお願いします。