デブ・ファイブのダイエットクラブシリーズ。
デブ・ファイブのダイエットクラブシリーズの紹介です。
次回のミステリークッキングにレシピを使うつもりなのですが、あまりに久しぶりなので、紹介記事を書こうと思いました。
コージーミステリーで、作者はJ.B.スタンリー。
現在まで
『ベーカリーは罪深い』 Carbs & Cadavers
『アイスクリームの受難』 Fit to Die
『料理教室の探偵たち』 Chili Con Corpses
『バーベキューは命がけ』 Stiffs and Swine
『とんでもないパティシエ』 The Battered Body
の5冊が翻訳されています。
このシリーズは、元大学教授で現在図書館長のジェイムズが、離婚後故郷に戻り、いろいろなストレスからかなり太ってしまっていたところをダイエットクラブに誘われ、週一度ダイエットメニューを持ち寄って食べる「デブ・ファイブ」の一員になることから始まります。
ダイエットに苦しみながらも絶妙なチームワークで殺人事件を解決するうちに、互いに強い絆で結ばれるデブ・ファイブの5人は読んでいて本当に楽しいんですよね。
ジェイムズはとっても繊細で優しい主人公。常に自分の言うことに気をつけて、周りの和を本当に大事にする人です。でも大学教授まで務めていた割には、自分に自信がなく、いつも一歩下がっているようなおとなしい性格。デブファイブのメンバーも、初めは太っていることへのコンプレックスで内向的なんですが、優しい人ばかりで安心して読んでいられますよ。そして仲間に悩みを打ち明けたり信頼しあううち、次第に本来の性格・明るさや、楽天性を取り戻していきます。ジェイムズの故郷の住人は、それぞれ悩みを抱えながらもお互いを思いやり、善意にあふれた人という描写で、読むといつも心がほんわりと温かくなります。
ジェイムズの最初の頃の最大の悩みは、自分が太っていることに加え、実の父・ジャクソンのこと。もともと偏屈で頑固だったのが、ジェイムズの母である妻が亡くなったことで、さらに扱いにくい人になっています。会話さえもろくに出来ない状況が続きますが、こちらも次第に変化が・・・。ジャクソンの変化と、ジェイムズとの交流の変遷もこのシリーズの読みどころだったりします。
ただ、訳者さんに言いたいんですけど、ジェイムズがジャクソンのことを「パパ」って呼ぶのがちょっとなぁ・・・って、気になります(笑)。せめて「とうさん」にして欲しいんですが。
作者のJ・B・スタンリーさんは、とても綺麗な人です。
一応(汗)、コージーミステリーなので、殺人事件もあるのですが、なんというか、デブファイブのそれぞれのエピソードや、それとは別に図書館員の双子が起こす騒動(?)が面白くて、読み続けられるシリーズだと思います。
図書館員の双子が起こすエピソードって、毎回殺人事件と全く関係ないことなんですよね。それでも双子がジェイムズの大事な仲間って印象付けられているのってすごいかもって思います。
毎回いろんなサプライズがあるお話ですが、最新刊では本当に「ええ〜!?」ってことが起こります。ジェイムズの人生にかかわることなんですが、ジェイムズも、ジェイムズの家族もものすごく捉えかたが前向きで、日本だったらこうはいかないのでは・・・って、すごく不思議でした。
ネタばれになるので、何を言っているのか分からないと思いますが(笑)。
レシピつきのコージーミステリーではあるのですが、そのレシピにやはりちょっとした問題があり、長らく再現は見合わせていました。
ですが、本文の食べ物の描写が本当においしそうで、作りたい熱が高まり、頑張ってみることにしたんです(笑)。
コージーミステリー初心者の方にもお奨めの本です!
次回のミステリークッキングにレシピを使うつもりなのですが、あまりに久しぶりなので、紹介記事を書こうと思いました。
コージーミステリーで、作者はJ.B.スタンリー。
現在まで
『ベーカリーは罪深い』 Carbs & Cadavers
『アイスクリームの受難』 Fit to Die
『料理教室の探偵たち』 Chili Con Corpses
『バーベキューは命がけ』 Stiffs and Swine
『とんでもないパティシエ』 The Battered Body
の5冊が翻訳されています。
このシリーズは、元大学教授で現在図書館長のジェイムズが、離婚後故郷に戻り、いろいろなストレスからかなり太ってしまっていたところをダイエットクラブに誘われ、週一度ダイエットメニューを持ち寄って食べる「デブ・ファイブ」の一員になることから始まります。
ダイエットに苦しみながらも絶妙なチームワークで殺人事件を解決するうちに、互いに強い絆で結ばれるデブ・ファイブの5人は読んでいて本当に楽しいんですよね。
ジェイムズはとっても繊細で優しい主人公。常に自分の言うことに気をつけて、周りの和を本当に大事にする人です。でも大学教授まで務めていた割には、自分に自信がなく、いつも一歩下がっているようなおとなしい性格。デブファイブのメンバーも、初めは太っていることへのコンプレックスで内向的なんですが、優しい人ばかりで安心して読んでいられますよ。そして仲間に悩みを打ち明けたり信頼しあううち、次第に本来の性格・明るさや、楽天性を取り戻していきます。ジェイムズの故郷の住人は、それぞれ悩みを抱えながらもお互いを思いやり、善意にあふれた人という描写で、読むといつも心がほんわりと温かくなります。
ジェイムズの最初の頃の最大の悩みは、自分が太っていることに加え、実の父・ジャクソンのこと。もともと偏屈で頑固だったのが、ジェイムズの母である妻が亡くなったことで、さらに扱いにくい人になっています。会話さえもろくに出来ない状況が続きますが、こちらも次第に変化が・・・。ジャクソンの変化と、ジェイムズとの交流の変遷もこのシリーズの読みどころだったりします。
ただ、訳者さんに言いたいんですけど、ジェイムズがジャクソンのことを「パパ」って呼ぶのがちょっとなぁ・・・って、気になります(笑)。せめて「とうさん」にして欲しいんですが。
作者のJ・B・スタンリーさんは、とても綺麗な人です。
一応(汗)、コージーミステリーなので、殺人事件もあるのですが、なんというか、デブファイブのそれぞれのエピソードや、それとは別に図書館員の双子が起こす騒動(?)が面白くて、読み続けられるシリーズだと思います。
図書館員の双子が起こすエピソードって、毎回殺人事件と全く関係ないことなんですよね。それでも双子がジェイムズの大事な仲間って印象付けられているのってすごいかもって思います。
毎回いろんなサプライズがあるお話ですが、最新刊では本当に「ええ〜!?」ってことが起こります。ジェイムズの人生にかかわることなんですが、ジェイムズも、ジェイムズの家族もものすごく捉えかたが前向きで、日本だったらこうはいかないのでは・・・って、すごく不思議でした。
ネタばれになるので、何を言っているのか分からないと思いますが(笑)。
レシピつきのコージーミステリーではあるのですが、そのレシピにやはりちょっとした問題があり、長らく再現は見合わせていました。
ですが、本文の食べ物の描写が本当においしそうで、作りたい熱が高まり、頑張ってみることにしたんです(笑)。
コージーミステリー初心者の方にもお奨めの本です!