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hirorin |
diary・日々の話 | 2011.04.09 Saturday
小さな余震はまだ続いているものの、その状態になんとなく慣れて、あまり驚かなくなった頃。
ライフラインが復旧して、元の生活に戻れそうだと安堵した頃。
そんな時、4月7日の23時半過ぎに、またそれは起こりました。
大きな余震でした。
3月11日の地震以来、夜、床についた途端に割と長い余震を感じることは結構あったので、今回もそんなものか?と思った瞬間。
「違う!」
あの時を思い出させる揺れを感じました。
布団から飛び出した途端、
「ガッシャーン」
と何かが割れる音が近くで鳴り、さらにパチパチと爆ぜるような光。
多分この瞬間に停電したものと思われます。
3月の地震の時に元に戻した本たちがまたバラバラと落ちる音もします。
雨戸を閉めているため、完全の闇の中、手探りで扉を探し、廊下に出ました。
廊下の電気をつけようとしますが、もちろんつきません。
両親の寝室に行くと母が姉から電話を受けていました。
そんなことをしている間も、地震の揺れは、全くおさまらないのです。
とりあえず、母の布団の中にもぐりこみ、頭を防御しました。
なんて長い、そして強い地震だろう。
この間の地震より弱いとは思いましたが、その分、時間は長いように感じられます。
と言うより、地震に耐性が出来て、より冷静になったため地震が長いと感じたのでしょうか。
永遠に続くかと思われました。
そんな長い地震も、終わりの時が来ました。
やっと治まった・・・。
でも、別の恐怖で私の頭はいっぱいでした。
母から電話を受け取って、姉が震度を教えてくれますが、私はほとんど聞いてません。
「福島は!?」
この地震で、確実に、原発はダメージを受けた。
そう思いました。
さらに、
津波。
石巻は。
気仙沼は。
南三陸は。
名取は。
宮古は。
大船渡は。
この恐怖に、再び、皆は、耐えられるのだろうか。
何とか、暗闇の中、携帯電話の光を頼りに、懐中電灯やろうそくを用意し、ラジオを聞いて、状況を把握します。
津波警報。
到達予想時刻が過ぎた。
けど。
私たちには、本当に津波が来たのか、来ていないのか、分かりません。
何とか、皆さん、逃げて。
そう思うしかない無力さ。
心の中で祈りながら、明日の為、ライフラインがまた断絶した時のことを考えて、鍋や水差し、タッパー、風呂に水を溜める作業を開始します。
ガスは幸いにもまだつきました。
数日前に復旧したばかりのガス。
でも電気がなければ、また風呂は駄目だな。
そんな風に考えます。
その瞬間、ものすごくがっくりしている自分を感じました。
それが終わると、ろうそくの光で自分の部屋があの日と同じようになっているのを確認し、家具を戻す作業を黙々としました。
壊れたのは、ガラスのランプシェードでした。
ラジオが、原発は無事だと教えてくれました。
ホッとしつつも、本当だろうか・・・と疑念が頭をよぎります。
そして、停電がまた各地に広がっていることも分かりました。
この暗闇で、津波が来る恐怖と戦うなんて・・・。
一通り部屋を片付け、一階で酷い状態になっている所を片付け、今日はもう寝ようということになりました。
本棚を集中しておいてある部屋は、前回の地震でもダメージが酷かったのですが、今回も同様でした。
「本なんてもう捨てたら?片付けるの大変だし」
という母の冷たい言葉(笑)に苦笑しつつ、本棚は明日片付けることにして、とりあえず寝ようということになりました。
布団に入ってからも、目がさえて眠れません。
3月11日の夜の方がすぐに眠れたくらいです。
あの時は、こんなことになっているなんて、まだ、信じていなかったから。
ここまでの現実があるなんて、まだ知らなかったから。
朝、明るくなったら、どうなっているのだろう。
朝、何を知ることになるのだろう。
そう思うと、眠れませんでした。
長くなったので、次回に続きます。
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hirorin |
diary・日々の話 | 2011.04.01 Friday
昨日は、悲しい記事ですみません。
誤解があるとまずいので、書いておきますが、
昨日のような、「これくらいの被爆量は大丈夫です」と言うこと自体は間違っていないと思うんですよ。パニックが起こらないように、正しい認識を周知する意味で、とても大事だと思います。
でも、それならば、昨日のように地域限定の情報を流すならば、東京だけに放送すればいいことだと思うんですよね。
しかも、名誉教授のような人ならば、大学教授でなくても説明できるような分かりきったことをしゃべるのではなくて、もっといろいろする事があるのではないか(工学博士ならばなおさら)と思って、あえて記事を書きましたわ。
すみません。
ところで、納豆。
またもや「日本全国8時です」の今日の話題ですが・・・。
今日のゲスト、評論家の小沢遼子の第一声。
「納豆が買えないのよー」
我が家では、父しか納豆を食べないため、特に気にしませんでしたが、確かに納豆はないらしい。
しかし、その理由を彼女は
「買いだめのせい」
と切って捨てました。どうも自分以外の卑しい人々が、納豆を一人占めすべく、買いだめしていると言いたいらしいです。
はぁ?
てか、納豆は茨城産が多く、茨城は今回被災しており、納豆関連の工場も被害を受け、そのため納豆の流通が少なくなっている事は、ちょっと考えて、情報を得ようとすれば、すぐに分かる事です。
なんていうか・・・。
「ものがない=作れないからor運べないから」とつながらない発想の貧困さというか。
私も、今回の震災で、お店に物がない状況を見てきたつもりです。
それは、確かに買いだめのせいもあろう。
しかし、私は別の恐怖も感じました。
「もう、本当に買えないのではないか」と。
職場の同僚は、
「今回、お金があっても、ものがないと買えないんだなぁって、お金だけあっても、仕方ないんだなぁって、当たり前の事に気づきました」
としみじみ言っていました。
今、幸運にも、流通は復活しつつあり、スーパーにもものが並びつつあります。
でも・・・。
宮城県の水産業はご存知の状況でありますし、原発はあのとおりだし、
もしかしたら、お魚を食べられなくなるかもしれない。
いや、その通りであろう。
と、切実に感じています。
(今のところ、スーパーにはお魚は並んでいますが)
それ以前にも、
牛乳も、卵も、これが最後かもしれんね。
と思いながら生活してきました。
「納豆がない=誰かが買いだめしているから」
としか捉えられない評論家って・・・。
納豆の先にある、納豆製造工場や、納豆のパックを作っている工場、それを運んでくる人々・・・それに想いをはせて欲しい。
この人達、買いだめを蛇蝎のごとく嫌っているらしく、森本毅郎氏など、
「買いだめしてるのを見ると、『すげーなー』としか思えなくて、おれなんて、最初に餓死するだろうね」
などとうそぶいており、買いだめなんて下品な事出来るわけないと言わんばかりでありました。
そんな人に限って、いざそうなると、生に執着したりするんよね。
そうかと思うと、小沢女史、
「そうよねー、森本さんのとこなんて、奥様もおっとりしてるからついていけないよね・・・」
などと応ずる。
また女史、
「この間出かけた時、(自分にはそのつもりはなかったが)友人が最後に残ったトイレットペーパーを取ってくれたんだけど、自分が買いだめしたみたいで、嫌な気分だった」
とか、もう、何がしたいんだよ。という話をしておりました。
つまり、何が言いたいかっていうと、
ものは、人間が作っているのであり、魔法のようにスーパーに勝手に並んでいるわけではないのであり、お金さえあれば、ものが買える時代はもう終わりに近づきつつあるかもしれないのであり、ものがないからといって、すぐ自分以外のせいにするなという事なんですね。また、全国に向かって、無知をさらすなって事ですわ(爆)。
まぁ、そんなに頭に来るラジオなら聞くなという事なんですが、その前後で流している番組が、ローカル番組なのであり、そのローカル情報が、とても現地の役に立つ情報ばかりなので、聞かざるをえないんですね。
また悲しい話題で申し訳ありません・・・。
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hirorin |
diary・日々の話 | 2011.03.31 Thursday
お久しぶりです。
ご心配おかけしておりますが、私は元気です。
みなさま、本当にあたたかいメッセージ、お心づかいありがとうございます。
何か明るい話題でもと思うのですが、いろんな話を聞いたり、状況を考えたりすると、どうも更新する気がしぼんでしまいます。
そんな中、今朝のラジオを聞いて、悲しく思ったので、更新しようと思いました。
そのラジオ番組は、森本毅郎の「日本全国8時です」というやつで、AMラジオを聞いている人ならだれでも知っていると思います。日替わりでゲストが今話題の時事ネタを論ずるというスタイルの番組です。
その中で、特に昨日今日の話題が酷かった。
特に今日。
ゲストは月尾嘉男という、東京大学名誉教授。
福島原発の事故に関する話題で、ニュースで流れているシーベルトやベクレルの説明をしていました。
問題はその後です。
年間あたりの被爆許容量の説明が始まり、東京の放射線量に言及して、
「現在の値なら、東京では安心して生活できます」
などと笑いながらのたまっったのです。
日本の最高学府の名誉教授の認識がこんなもんかと、心底がっかりしましたよ。
なぜ、これを全国に向かって放送するのか、すごく不思議でした。
そりゃ、東京は安全ですよ。今のところね。
で、安全だ安全だって言って、原発は福島に作られました。もちろん、宮城にだってありますよ。
でも、その安全の裏で、福島の人々は・・・。
そして、その安全のために、福島や茨城の野菜を平気で捨てるような事になっているのです。
住み慣れた土地を離れて、「自主避難」とまで言われているというのに。
私の住む地域だって、いつ避難をいわれるか分かりません。
「東京では、安心して生活できます」
その言葉のために、東京へ送る電気を作る原発のために、いつ帰れるか分からない避難生活に入った人たちの事を考えると・・・。
池上さんのニュース?とかよく分かりませんが、その番組をチラッと見た時も、同じ事を考えました。
確かに、一言、「今、避難されている方には申し訳ないのですが・・・」とか言っていましたが、本当にちらっと、一言だけ。その瞬間以外は、いかに東京が安全かのみを説明していました。
本当に福島に申し訳ないとか言う気持ちがあるなら、全国に向けて放送するなと言いたい。
これを聞いた東京以外の人々の感情を考えられないほど、想像力も思いやりもない名誉教授ってなんなんだろうね。
私の職場ではエアコンをつけていません。あの雪の日もつけませんでした。
照明は、必要最小限にしています。
今これを書いているパソコンはつけているのですが・・・。
そこが甘いですよね・・・(笑)。
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hirorin |
diary・日々の話 | 2011.03.17 Thursday
ブログに来てくださった方々、コメントを残してくださったかたがた、本当にありがとうございます。
私は無事です。
家族も無事です。
家も無事で、近所のかたがたに助けられながら生活しています。
本当に皆さんご親切で、人の優しさが身にしみています。
こんな状況ですが、皆さんユーモアを忘れず、何とか明るくやっていこうとしています。
ご心配をおかけしておりますが、体は健康であり、家族一緒にいられる幸せをかみ締めております。
今回の被害の大きさを考えると・・・。
この状況で、ブログを書くなんて、いいのだろうかと思いながらですが、コメントを残してくださった方へのお返事として、これを書いています。
本当にありがとうございます。
早く姉に会いたいです。
なんとか、状況が良い方に向かうことを祈っています。
最後になりましたが、みえさん、ようちゃんさん、tomamamaさん、kabatanさん、いつもありがとうございます!ご心配おかけして、本当にすみません。
私は元気ですよ!
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hirorin |
diary・日々の話 | 2011.01.19 Wednesday
今、NHKで、「めざせ!あこがれのパティシエ」
という番組をやっています。
私は最初知らなくて見落としており、番組のテキストを買って見始めたのが第4回からという、なんとも中途半端なことになってしまったので、今回が特別だったのか、この番組がそういうことになっているのかは分からないのですが、
今週の第6回・マカロンの回は、面白かった。
この番組って、あのサダハル・アオキがお菓子作りの「お」の字も知らなかった片岡鶴太郎に教えるという、心ひかれる内容となっているわけですが、なんというか、サダハル・アオキの遠慮のなさというか、厳しさというか、クールさが前面に出た番組でありますね。
大体、テキストを読みながら番組を見ていると、テキストに書いていないようなコツみたいなものを、サダハル・アオキがさらっと口走って、そのまま終わるっていうことが往々にしてあるような気がします。
テキストと違うことも平気でやるし。
「ここ、テストに出るから、チェックしとけよー」
みたいな注意って、特になく流されちゃうので、メモを取るだけでも大変だったりして。
そうかと思ったら、後で見ると、ちゃんとテキストに載ってるじゃん、ってこともあったりして、授業って、大変やね。
まぁ、そんなこんなで、今回のマカロンの回。
なんと、このマカロンを、サダハル・アオキと鶴太郎さんが、大失敗の巻きを演じてくれるんですよね。
もう、完全なる失敗。
嬉しくなるくらい。
しかし同時に、これはなんという演出だろうともおもったわけです。
だって、最初のトークタイムで、サダハル・アオキは、自分のマカロンが完成するまで、どれだけ失敗を繰り返したかを語っているわけです。
それなのに、いくら先生が隣にいるとしても、ズブの素人が、一回目で成功するかよってことを、これでもかと見せ付けてくれたんですよね。
それが証拠に、失敗しても、サダハル・アオキは
「あーあw」
みたいに笑っているわけ。
NHKの料理番組で失敗の巻きを放送するのかっていう驚きもありましたけれど、これは挑戦する人に対する警告であろうとも感じたわけで。
一回失敗するくらいは当然だよって、励ましてくれているのかな、って思いました。
で、二回目に鶴太郎さんは挑戦して、見事に成功するわけですが。
失敗をわざわざ見せることで、どこが悪いのかをより分かりやすくしたんでしょうね。
それにしても、私はマカロンを家で作ろうとは思ったことがありません。
私だって、わざわざ今回の失敗を見せられなくても、自分がマカロンを作って成功するとは、これっぽっちも信じていなかったですし、もっと大きな理由は、
家でそんなにたくさん出来て、食べきれるだろうか。
という疑問があるため。
あれは一日に一個か二個でいい。
しかも、日持ちしないよね。
だから、多分作らない。
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hirorin |
diary・日々の話 | 2010.10.17 Sunday
ドラマの方ではなく、児童文学のほうで。
世界で唯一、動物語を喋れる獣医・ドリトル先生シリーズは、小学校の時に友達の家にハードカバー版が全巻あり、それを一冊づつ借りて夢中で読んでいました。
全く、純粋と言うかなんというか、ドリトル先生は実在の人物だ!なんて、信じちゃったりしていましたよ。
私の当時の夢は、ドリトル先生のように、動物語を喋れるようになること。
そのためには、オウムを一羽、なんとしても手に入れなければならなかったのですが・・・。もちろん、夢で終わりました。(笑)
一時期、人種差別の観点から、出版されなくなったりしていたようで、驚いたのも思い出です。
アフリカの人種に対する記述が問題だったのでしょうか。
でも、ドリトル先生自体は、人種がどうであれ、決して差別するような人ではなかったんですけどね。それどころか、彼らのために献身的に働いたりしていたんですが・・・。
ドリトル先生は、もともと人間のお医者さんだったのです。
それが、英語を解するオウムのポリネシアから、「どうして動物を治さないのです?」と言われたことをきっかけに、ポリネシアから動物語を習い、動物を治す獣医になったのです。もともと、オウムに英語を教えたのは、ドリトル先生なのです。
ここから、動物とドリトル先生を巡るお話が始まるのですが、井伏鱒二の翻訳がなんと言っても素晴らしいのです。
動物達の話す言葉の優しくて美しいこと。
動物達は、世界で唯一の獣医ドリトル先生を最大に尊敬していて、いつでも尊敬語で話すので、考えてみると、とても勉強になると思います(笑)。
動物達の個性豊かさは、良くぞここまで書き分けられると感心させられますよ。
ドリトル先生の家にもともといる動物達だけでも個性の強い顔ぶれです。
まず、オウムのポリネシアは超がつく賢いオウム。ドリトル一家の参謀です。商売っ気のないドリトル先生がホームレスにならずにすんでいるのは、ポリネシアと数学家のふくろうのトートーがいるからです。ポリネシアが闘牛場で見せた機知は、本当にかっこよかったです。トートーも賢くて、先生の金遣いの荒さに、切れたこともあります(笑)。犬のジップは、好奇心旺盛で、人情(?)に厚い犬。家政婦であるアヒルのダブダブは、一家のお母さん的存在。面白いことがあれば夜更かしも厭わない一家を厳しく律しています。
美食家の豚のガブカブは、うぬぼれやで、トラブルメーカー。けど、憎めません。サルのチーチーは、故郷のアフリカを恋しがりつつ、ドリトル先生の近くがやっぱりいいのです。
そして、その他にも沢山出てくる動物達。喧嘩っ早くて口が悪いロンドンスズメのチープサイドとその妻ベッキー。世界のニュースをいち早く届けてくれるツバメの韋駄天のスキマーなどなど。
そして、一冊のほんの中に、これでもかー!って、動物達とドリトル先生の面白いエピソードが詰め込まれているのです。
面白いのは、事件や、歴史上(あるいは聖書の)の出来事、果ては殺人事件の裁判まで!を、全て動物側の視点から描ききった点でしょうか。
物語の中には、動物が経験した出来事を、動物自身が語るという手法が度々とられています。そのどれもが、なんというか、矛盾なく、納得させられるというか楽しい物語になっているんですねー。今ならベスビオ火山の噴火のことだったのだなぁとか、ノアの箱舟のこととか、元ネタは分かるのですが、そんな事知らない子供でも夢中にさせてしまう楽しさです。
そして、なんと言ってもドリトル先生が魅力的!
優秀で人気のある医者だったのに、先生を慕う動物が世界中から沼のほとりのパドルビーの先生の家に押し寄せる為、患者が寄り付かなくなってしまいますが、彼はちっとも気にしません。
ドリトル先生って、何歳くらいなのかしら。
いろんなところに旅行に出かけたり、激しい運動をしたりしているから、そんなに老人ではないはずですが、ちょっと想像がつきませんね。
日本人が演じるとしたら、故小林桂樹なんかがいいと思いますが、老年過ぎるかな・・・。
私が一番好きなエピソードは、「ドリトル先生のサーカス」のオットセイのソフィを海に帰す冒険の、「ソフィと先生の駆け落ち編」でしょうか。
サーカスに捉えられたオットセイは、北の海に残してきた自分の夫の身を案じて毎日泣いています。ドリトル先生は、ソフィの夫がオットセイのボスで、彼がソフィを想ってボスとしての役割を果たせず、オットセイの群れが危機的状況に陥っているのを知って、ソフィを海に帰す決心をするのです。
しかし、海に帰すといっても、もちろん極秘で。
遠い海までの旅をドリトル先生とソフィの二人は、無事に終えることができるのか?
この旅が、全く面白くて、ワクワクするんですよ。
もちろん動物達も協力して活躍するのですが、その協力の仕方も、動物ならではなんですよねー。
ドリトル先生は、サーカスの追っ手から逃げている間も、至って落ち着いており、ひとまず逃げ込んだ空家で、庭の手入れをしたり、髭をそったりします。
この、庭の手入れと言うのが、幼心にあまりピンとこなかったのですが、今考えてみると、イギリス人の大好きなガーデニングが、ドリトル先生も好きだったってことなんですよね。さらに、おなかがすいたドリトル先生は、庭で玉ねぎを探したりしますが、玉ねぎなんて、見つけたとして、どうするのかしら・・・。って、今でも謎です(笑)
牢屋に入れられても、全然平気。
牢屋で支給されたパンについて、「なんと上等なパンだ!後でパン屋の名前を聞かなければ・・・」なんてつぶやいたりします。
もうエピソードは書ききれませんが、ドリトル先生が創設した「引退した辻馬車馬・荷馬車馬の会」に入りたい血統の良いサラブレッドの(と思われる)馬・オニユリ号や、「雑種犬ホーム」に入りたい数々のドッグショーで優勝しているダルメシアン犬など、人間にとっての幸せと、動物にとっての真の幸せの違いを考えさせられるエピソードなどは、痛快ですよ。
これほど動物に慕われている先生ですが、人間の中では、変わり者扱いです。動物語が喋れるのを知っているのは、助手のトミー・スタビンズ君、ネコ肉屋(ネコ肉屋って職業は、今でも謎ですが)のマシュー・マグとそのおかみさん、アフリカのジョギリンギの王子・バンポくらいです。
でも、そのことを知らなくても、ドリトル先生の元患者さんや、人柄を知る昔からの友人は、度々先生の窮地を救ってくれます。
ドリトル先生のお話に出てくる食べ物(キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!)にも、興味が湧いていた小学生でしたが、中でも謎だったのが、塩漬け肉と、「ドリトル先生の楽しい家」に出てくる「種入りケーキ」。
種入りケーキのお話は、ロンドンの動物園に来たドリトル先生が、案内役のチープサイドから聞いたエピソード。
動物園に捉えられたカンムリサケビドリに何かしてあげたいと、スズメのチープサイドが好物を聞いたところ、干したスグリが好きだという答えが返ってきます。
そこで、動物園の中で、動物学者が始終お茶ばかり飲んでいる建物に探しに行きますが、なぜか種入りケーキしかない。そこで、人間に「種入りケーキ」ではなく、スグリのケーキを出させるにはどうすればいいか・・・。
その答えとは・・・
この、種入りケーキって言うのが、長年の謎だったのですが、これはつまり、「シードケーキ」のことではないかと思います。
昔の翻訳で、児童文学なので、「シードケーキ」と書いても、スグリのケーキとは区別が付けられませんものね。
ここは翻訳者の苦労がしのばれる場面でした。
ちょっと!長すぎますね。この記事。
でも、どんどん思い出が湧いてきて、やっぱりドリトル先生のお話は楽しかったなぁ・・・って、思います。
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hirorin |
diary・日々の話 | 2010.10.15 Friday
更新できない・・・。
まぁ、色々日常であるのも理由なんですが、とにかくパソコンの調子が最悪!
てか、夏の初めから言いつづけていて、さっさと買い変えろって所なんですが。
姉の旦那様からも、
「寿命だって(笑)」
って、失笑されつつも、なんとなく使いつづけており・・・。
ま、そんな事はどうでもよくて、
これですよ。
「
天板ひとつで作るたくさんの焼き菓子」
親愛なる
ようちゃんさんの新刊です!
パウンド型ひとつで作るたくさんのケークの姉妹本。
今回は、天板で、いろんなお菓子、スクエアケーキだけではなく、丸いタルトや、ショートケーキなどなど、多彩なお菓子や、タルト・フランベという、ピザのようなしょっぱい系のタルトが紹介されています。
今回、タルト・フランベって初めて知りました。
これがまた美味しそうでねー。
早く作りたい!
今、ちょっと時間がないので、作れていませんが、レシピを見るだけでよだれが・・・。
そして、改めて思ったのですが、ようちゃんさんのご本って、本当に痒いところに手が届くと言うか、ようちゃんさんがこのご本で使っている天板は、基本一種類なんですけど、ちゃんとそれぞれの家庭で使っている天板にも応用出来るよう、レシピの倍率を割り出す計算式付きなんですよぉ!
ほんと、
これだよ!
私が求めていたものは!
って感じで、嬉しかったなぁー。
とにかく、美味しそうなレシピ満載ですし、ちゃんと乙女心を刺激する可愛らしくって美麗な雰囲気のレシピもあるよ!
(あれよ、あれ!ラズベリーのあれとか、バラとラズベリーのあれとか!他にもたくさん!)
ようちゃんさん、これからも応援しておりますー!
またレポしていきますねー。
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hirorin |
diary・日々の話 | 2010.06.26 Saturday
なんてこった!
ひと月以上も放置しておりました。
申し訳ありません。
そろそろ再開できるかなぁ・・・と思っていますが。
どうでしょう。
とりあえず、明日、ド━(゚Д゚)━ ン !!!とネタをやります!
成功するか、どうだか((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブルです!
author :
hirorin |
diary・日々の話 | 2010.04.17 Saturday
なんと!
あのバターミルクが!!
クオカで買えるそうな!
しかも安いよ!
kabatanさんの情報より!
ありがとうkabatanさん!
これでみんな、心置きなく作ってくれるよ。
author :
hirorin |
diary・日々の話 | 2010.04.17 Saturday
朝起きたら、そこは雪国だった。
もう〜!!
積もりすぎ!って感じで雪でしたよ・・・。
皆様いかがですか?
昼近くまで降ってましたからねぇ・・・。
寒かったです。