SWEET SWEET SWEET

手作りのお菓子やパン、料理など美味しいもの、
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聖痕幾分感想。

第83回。

鉄棒は貴夫にいろいろなことを教えてくれた。
運動の楽しさを教え、体を鍛え、コミュニケーションの一助となり、お笑いを創造させ、怪我による痛みを与え、調子に乗ることの危険を教え、秘密の暴露への警戒を教えた。
ありがとう、鉄棒。

って、本当に何で陸上部なのに鉄棒ばっかりやってるんだ。

そう、盲腸、怖いよね。
子供の頃、何かというと腹痛を起こしていて、「この子は盲腸の気がある」とずっと言われていた私だったので、貴夫の恐怖はよく分かる。私も盲腸になったら絶対ばれるよねとずっと思っていました。
まぁ、私の場合、盲腸の気があると言われ続けて、この年になるまで盲腸は全く異常ありませんが。
どうなんでしょう、こうして盲腸って言葉が出てきたので、お話の中でいつかそんな瞬間が来るのかなぁ。
でも年を取って、いろんな病気が出てきたら、絶対隠し通せないよね・・・。
言ってしまえば、死んだときが、ばれる時なんだ。
貴夫の手術をした医者に相談するとかできませんかなぁ。
美しく、聡明なはづきの君が人知れず盲腸のことで悩み、はいつくばっているなんて、周囲は想像も出来ないでしょうね。
貴夫が余りに完璧すぎ、何者も恐れていないように見えるので、読者も貴夫が悩んでいることを忘れがちなんですが、この描写に、続けて読む動機を得た気がしました。
どんな人間にも闇はあるんだ。

登希夫初めての北海道旅行。
貴夫はその様子を知らない。
無関心?無視?
聞きたくもないということか。
貴夫様、今回はちょっと人間らしいな。
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