恋愛漫画だったら。
かなり久しぶりに「美味しんぼ」を借りて読みました。
21巻から24巻まで。
すると・・・新しい登場人物が!
二木まり子 登場です。
この人、山岡さんが勤める東西新聞の系列の東西グラフという雑誌の記者です。
その東西グラフは「世界味めぐり」という企画の為に、山岡さんの食の知識をあてにして、東西新聞文化部に協力を求めてきます。
しかし!
その裏には、二木まり子の隠された野望が・・・。
実は、この二木まり子、山岡さんに惚れちゃってます。
さらに、二木さん、なんと日本有数の財閥のお嬢様。
山岡さんを二木財閥のお婿さんにと考えてるのです。
で、山岡さんと仕事をすることで、近づこうと考えているわけ。
そのアタックの勢いたるや、周囲にバレバレ。
気づいてないのは山岡さんくらいなもんです。
栗田ゆうこ、ピーンチ!!
で、21巻から、二木まり子を含めての究極vs至高の対決もあったりするのですが・・・。
結論から言うと、私は二木まり子が好きだ。
正直言って、財閥のお嬢様のくせに、カレーを作るのにインスタントのルーがいいと言って譲らなかったり、あまり食の知識がなかったり、海原雄山側にスパイを送って、究極vs至高対決の情報をつかんだりと、結構家柄を無視した描き方をされていたりするのですが・・・。
それにしても、彼女は自分の気持ちに素直なんですね。
山岡が好き。
少しでも一緒にいたい。一緒に仕事を続けたい!
そのためなら前述の、山岡の為にスパイするくらいなんでもないという、よく言えば育ちの良さゆえの無邪気さを持っているわけ。(雄山風に言うと、考えが浅いんですけど。ちなみにこの対決での雄山の心情表現の按配は、尋常ではありません。)
うーん、気持ちわかるなぁ・・・なんて、遠い目をしてしまうのさ。
さらに、お金持ちのくせに、インドの物売りから山岡が買わされた実際は100円の価値のガラス玉の指輪をもらったと言って、無邪気この上なく喜び、さらに栗田に自慢するという可愛らしさ。
中学生か!みたいな喜びようなんです。
どうでしょう。
それに引き換え栗田って、なんなのさ。
自分では特にモーションとかかけず、そのくせ山岡に女の影がちらつくと、途端に焼きもち。
さらに文化部の三谷・荒川両女史に可愛がられ、何も出来ない自分の代わりに山岡を成敗してもらい、二木まり子に対しても皮肉を言ってもらったりするという、お姫様待遇。
この、「自分からは積極的に動かないが、山岡のことを一途に想っている」というスタンスが、栗田の可愛いところなのでしょうか。
そして、三歩下がってその影を踏まずというたたずまいが女性のあるべき姿として好ましいと、作者が考えているのでしょうな。
しかし、それは栗田が常に山岡と一緒に仕事ができるというポジション、すなわち究極のメニューを作るパートナーという位置にあぐらをかいているようにしか見えないと私は思うわけです。
二木まり子は、東西グラフの「世界味めぐり」の企画がなければ山岡と一緒にいられないのです。
だから必死にアタックするわけですね。
いいじゃん、二木まり子。
私は、例えば究極のメニューの担当をはずされるなどして、山岡にひっついていられなくなった時、その時の栗田ゆうこを見てみたい。
その時彼女はどうするか。
それまでのように、二木まり子を批判できる自分でいられるのか。
・・・てか、
この漫画は「そういう」漫画でない為、そんな展開は絶対無いと思われるところが残念です。
逆にいえば、女性の作者だったら、このシチュエーションは絶対、絶対!はずせない展開ですよ。
と言っても、絶対はずせない展開であるがゆえ、使い古されたプロットなので、いまさら読みたくないっていう気もしますがね。
それにしても、テレビドラマでのいかにもお嬢様風の二木まり子より、漫画の中のまり子のほうが、何十倍も知的で落ち着いており、好感が持てます。
フレーヾ(゚ー゚ゞ)( 尸ー゚)尸_フレー
二木まり子!
・・・何十年(?)前の漫画なので、タイムリーなレビューでなくてスミマセン・・・。
21巻から24巻まで。
すると・・・新しい登場人物が!
二木まり子 登場です。
この人、山岡さんが勤める東西新聞の系列の東西グラフという雑誌の記者です。
その東西グラフは「世界味めぐり」という企画の為に、山岡さんの食の知識をあてにして、東西新聞文化部に協力を求めてきます。
しかし!
その裏には、二木まり子の隠された野望が・・・。
実は、この二木まり子、山岡さんに惚れちゃってます。
さらに、二木さん、なんと日本有数の財閥のお嬢様。
山岡さんを二木財閥のお婿さんにと考えてるのです。
で、山岡さんと仕事をすることで、近づこうと考えているわけ。
そのアタックの勢いたるや、周囲にバレバレ。
気づいてないのは山岡さんくらいなもんです。
栗田ゆうこ、ピーンチ!!
で、21巻から、二木まり子を含めての究極vs至高の対決もあったりするのですが・・・。
結論から言うと、私は二木まり子が好きだ。
正直言って、財閥のお嬢様のくせに、カレーを作るのにインスタントのルーがいいと言って譲らなかったり、あまり食の知識がなかったり、海原雄山側にスパイを送って、究極vs至高対決の情報をつかんだりと、結構家柄を無視した描き方をされていたりするのですが・・・。
それにしても、彼女は自分の気持ちに素直なんですね。
山岡が好き。
少しでも一緒にいたい。一緒に仕事を続けたい!
そのためなら前述の、山岡の為にスパイするくらいなんでもないという、よく言えば育ちの良さゆえの無邪気さを持っているわけ。(雄山風に言うと、考えが浅いんですけど。ちなみにこの対決での雄山の心情表現の按配は、尋常ではありません。)
うーん、気持ちわかるなぁ・・・なんて、遠い目をしてしまうのさ。
さらに、お金持ちのくせに、インドの物売りから山岡が買わされた実際は100円の価値のガラス玉の指輪をもらったと言って、無邪気この上なく喜び、さらに栗田に自慢するという可愛らしさ。
中学生か!みたいな喜びようなんです。
どうでしょう。
それに引き換え栗田って、なんなのさ。
自分では特にモーションとかかけず、そのくせ山岡に女の影がちらつくと、途端に焼きもち。
さらに文化部の三谷・荒川両女史に可愛がられ、何も出来ない自分の代わりに山岡を成敗してもらい、二木まり子に対しても皮肉を言ってもらったりするという、お姫様待遇。
この、「自分からは積極的に動かないが、山岡のことを一途に想っている」というスタンスが、栗田の可愛いところなのでしょうか。
そして、三歩下がってその影を踏まずというたたずまいが女性のあるべき姿として好ましいと、作者が考えているのでしょうな。
しかし、それは栗田が常に山岡と一緒に仕事ができるというポジション、すなわち究極のメニューを作るパートナーという位置にあぐらをかいているようにしか見えないと私は思うわけです。
二木まり子は、東西グラフの「世界味めぐり」の企画がなければ山岡と一緒にいられないのです。
だから必死にアタックするわけですね。
いいじゃん、二木まり子。
私は、例えば究極のメニューの担当をはずされるなどして、山岡にひっついていられなくなった時、その時の栗田ゆうこを見てみたい。
その時彼女はどうするか。
それまでのように、二木まり子を批判できる自分でいられるのか。
・・・てか、
この漫画は「そういう」漫画でない為、そんな展開は絶対無いと思われるところが残念です。
逆にいえば、女性の作者だったら、このシチュエーションは絶対、絶対!はずせない展開ですよ。
と言っても、絶対はずせない展開であるがゆえ、使い古されたプロットなので、いまさら読みたくないっていう気もしますがね。
それにしても、テレビドラマでのいかにもお嬢様風の二木まり子より、漫画の中のまり子のほうが、何十倍も知的で落ち着いており、好感が持てます。
フレーヾ(゚ー゚ゞ)( 尸ー゚)尸_フレー
二木まり子!
・・・何十年(?)前の漫画なので、タイムリーなレビューでなくてスミマセン・・・。