SWEET SWEET SWEET

手作りのお菓子やパン、料理など美味しいもの、
そして大好きな本など紹介します♪

天然酵母のスコーン。

これは、パンのカテゴリーに入るような気もしますが、お菓子の本に載っていたので、この手作りケーキの分類にしてみました。

「天然酵母でつくるお菓子」という本があり、一時期話題になっていましたが、遅ればせながら、その中でも評判の良いスコーンを作ってみました。
本来ベーキングパウダーを使って膨らませるスコーンですが、その力を天然酵母に置き換えるというわけ。
冷蔵庫で発酵させる為、1〜4日間の発酵が必要です。
その1〜4日間の発酵の時間によって、出来上がりが変わってくるそうで、その変化を楽しみに作りました。
1日目はどっしりしていて、4日目は軽い食感になるそうです。
果たして。

それにしても、スコーンって、パパっとざっくり作って焼く!みたいなイメージがあり、のんびり発酵させてというのは、なんだか違うような気もします。
が、昔読んだ大草原の小さな家シリーズで、「かあさん」が作るビスケット(つまりスコーンのようなもの)には、天然酵母のようなものが使われているという描写があった覚えがあります。(勘違いだったらすみません)「かあさん」は、もともとスコットランド系移民の出身のはずですから、もしかしたら、天然酵母を使うスコーンのレシピがあったのかも・・・なんて、無理やりこじつけてみました。

閑話休題。
砂糖はかなり少なめのスコーン生地を作ります。
フードプロセッサーを使うのですが、水分は牛乳と卵と酵母の生種。
この水分を生地に加えた時、ちょっと感動しました。
バターと牛乳の香りも作用していると思うのですが、生種を加えると、とってもいい香りがするんですよねー。
なんて言うか、とってもいい香りのバナナ。そんな匂い。
ここにチョコチップを加えると、明らかにチョコバナナの香り。
もううっとりしてしまいました。
生種は、もともとお酒の香りがするので、いろんな香りが混ざってそんな風になるのでしょうね。

で、一日発酵させたものをとりあえず焼いてみました。
本当は丸形で抜くのですが、ちょうどいい大きさのものがなかったので、切っただけです。

sc.jpg


焦げたように見えますが、うん。
ちょっと焦げています。
火が強すぎたのかな。
で、

食む。

あ、スコーンだ。
ちゃんとスコーンしています。
一日目はどっしりという描写ですが、なるほど、表面はザックザックというか、ゴリゴリとしっかりした食感です。香ばしい。しかし、中心はかなりしっとりしています。
生焼けとかではなく、しっとりしているのです。目が詰まっているような感じですが、硬くはないという。

二日目、三日目と試してみましたが、なるほど、だんだん表面は軽くサクサク、中心はふんわりとなっていきます。
そして四日目。

sc2.jpg


見た目はほとんど変わらないように見えるかも知れませんが、中から膨らむ力によって、狼の口のようには割れませんでしたが、ひび割れが結構大きく、また高さも一日目より5ミリから1センチ膨れています。

食む。

やっぱりふんわりしていますね。表面も、より軽い食感です。
なるほどねー。
自然な甘さっていうか、チョコチップが入っているので、どれほど自然の甘さが出いているのかは分かりませんが(甘さに対する味覚がもともと狂っていますし)砂糖が少ない割には、それほど気にせず食べられると思います。

美味しかったです!酵母が余ったらまた作りたいです。
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