牡蠣の宝船。
みをつくし料理帖です。
今回は、第7巻「夏天の虹」より。
牡蠣の宝船です。
牡蠣が旬の季節。澪はつる家の献立に、牡蠣で新しい料理を考えようと試行錯誤を繰り返します。
しかし牡蠣はシンプルな牡蠣殻焼きが一番おいしいと考える江戸っ子に、それ以上の満足を感じてもらうのは至難の業。凝った料理にすればするほどつる家の店主種市さんやお運びのりうさんからは首を横に振られるのです。
考えに考えた末、澪が出した答えとは・・・。
この話の牡蠣料理は、本当に苦心の末考え出したって言うのが読んでいてよく伝わりました。
確かに、牡蠣を殻のまま焼いたり蒸したりしたのっておいしいですよね!別にこれ以上何も足さなくてもいいんじゃ・・・って気になるのは仕方ないと思います。
でも澪はそれでは納得しないんですよね。
こういう、これで最高、もういいじゃないってところで満足しない姿勢は頭が下がります。私みたいなものぐさ太郎には真似できないことですよ・・・(汗)。
さて、澪が考え出した牡蠣料理とは、いつも出汁をとるのに使っている真昆布より薄い日高昆布を船のような形にして、そこに牡蠣を詰め、七輪であぶり、少量のお酒で酒蒸しにするというもの。
つけた名前は牡蠣の宝船。
折り紙の宝船で弟を励ましたふきちゃんを見て、思いついた名前です。
このたび偶然に昆布を縛る干瓢をいただいたので、作ってみることにしました。
作り方は簡単で、日高昆布を水にぬらして柔らかくし、しわなどを広げてからこちらも水で戻した干瓢で船のような形になるように両端を縛ります。
塩水で洗った牡蠣を中に詰め、網の上であぶり、熱くなってきたらお酒を牡蠣に降りかけてさらに熱する。
十分熱が入ったら柚子を添えて出来上がり。
牡蠣は今回加熱用を使いましたが、生食用を使ったほうが安全かもしれませんね(汗)。
牡蠣に火が通ってふっくらと膨らんでいます。
では早速。
食む。
お、おいしい〜!!
すっごい甘みとうまみ。
口に入れた途端にうまみが口いっぱいに広がります。
それに牡蠣の甘みが重なって美味しい!!
醤油などかけなくてもこのままで十分美味しいです。
お酒のおかげか、臭みは全くありません。
柚子をちょっと絞ると爽やかさがプラスされてまた違った美味しさ。
食べた後の昆布も裂いて食べてしまいました。
これはいいですね〜。
殻付きの牡蠣って、家庭ではなかなか難しいですが、これならパック入りの牡蠣でも殻焼きのような味わいを楽しめて、さらに昆布のうまみもプラスされるのでとってもいいと思いますよ♪
今回は、第7巻「夏天の虹」より。
牡蠣の宝船です。
牡蠣が旬の季節。澪はつる家の献立に、牡蠣で新しい料理を考えようと試行錯誤を繰り返します。
しかし牡蠣はシンプルな牡蠣殻焼きが一番おいしいと考える江戸っ子に、それ以上の満足を感じてもらうのは至難の業。凝った料理にすればするほどつる家の店主種市さんやお運びのりうさんからは首を横に振られるのです。
考えに考えた末、澪が出した答えとは・・・。
この話の牡蠣料理は、本当に苦心の末考え出したって言うのが読んでいてよく伝わりました。
確かに、牡蠣を殻のまま焼いたり蒸したりしたのっておいしいですよね!別にこれ以上何も足さなくてもいいんじゃ・・・って気になるのは仕方ないと思います。
でも澪はそれでは納得しないんですよね。
こういう、これで最高、もういいじゃないってところで満足しない姿勢は頭が下がります。私みたいなものぐさ太郎には真似できないことですよ・・・(汗)。
さて、澪が考え出した牡蠣料理とは、いつも出汁をとるのに使っている真昆布より薄い日高昆布を船のような形にして、そこに牡蠣を詰め、七輪であぶり、少量のお酒で酒蒸しにするというもの。
つけた名前は牡蠣の宝船。
折り紙の宝船で弟を励ましたふきちゃんを見て、思いついた名前です。
このたび偶然に昆布を縛る干瓢をいただいたので、作ってみることにしました。
作り方は簡単で、日高昆布を水にぬらして柔らかくし、しわなどを広げてからこちらも水で戻した干瓢で船のような形になるように両端を縛ります。
塩水で洗った牡蠣を中に詰め、網の上であぶり、熱くなってきたらお酒を牡蠣に降りかけてさらに熱する。
十分熱が入ったら柚子を添えて出来上がり。
牡蠣は今回加熱用を使いましたが、生食用を使ったほうが安全かもしれませんね(汗)。
牡蠣に火が通ってふっくらと膨らんでいます。
では早速。
食む。
お、おいしい〜!!
すっごい甘みとうまみ。
口に入れた途端にうまみが口いっぱいに広がります。
それに牡蠣の甘みが重なって美味しい!!
醤油などかけなくてもこのままで十分美味しいです。
お酒のおかげか、臭みは全くありません。
柚子をちょっと絞ると爽やかさがプラスされてまた違った美味しさ。
食べた後の昆布も裂いて食べてしまいました。
これはいいですね〜。
殻付きの牡蠣って、家庭ではなかなか難しいですが、これならパック入りの牡蠣でも殻焼きのような味わいを楽しめて、さらに昆布のうまみもプラスされるのでとってもいいと思いますよ♪