SWEET SWEET SWEET

手作りのお菓子やパン、料理など美味しいもの、
そして大好きな本など紹介します♪

コーラ・ハム。

ミステリークッキングです♪

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今回は、フィリス先生シリーズの
「クッキー交換会の隣人たち」より。
コーラ・ハムです。

フィリス先生の家で開かれるクリスマスディナーに作られた肉料理です。
料理と言っても、ハムにコーラを染み込ませて焼いただけなんですが。

そう。
ハムにコーラを染み込ませて焼くだけです

大事なことなので、二度言いました。

フィリス先生、コーラが好きなのか、第一作の桃のデザートには隠し味にも、コーラで煮込んだ肉を夕食に出していましたね。
これは、非常にミステリーではありませんか。
と言うわけで、ちょうどハムの人から頂いたハムがあったので(誰だよ)、ハムの固まりで試してみることにしました。
ハムの固まりと言っても、さすがはアメリカ。
フィリス先生が使ったハムはなんと8kgもあります。
私のは、ロースハム400gですよ。
しかも、世にも恐ろしげな味になったら怖いので、半分に切ってやってみることにする体たらく。

コーラのレシピって、いまだに企業秘密なんですね。
先ごろ、コーラのレシピが流出したというニュースがありましたが、コカコーラは、絶対偽者だと言い張っているとか。
その時のレシピには、様々な香辛料が使われている感じだったので(確か、シナモンとかナツメグとか、オレンジの何とかがあった気がします)、いろんな調味料に漬け込んで作る肉料理と考えれば・・・いける・・・か?

とりあえず。
フィリス先生は、クリスマス仕様と言うことで、パイナップルとかブラウンシュガーとかを飾りに使っていますが、レシピに省略していいと書いているので、ごくシンプルに、コーラだけを使います。
もう、めっちゃ簡単。
ハムに適当に深く穴をあけて、コーラを染み込ませるようにかけ、全体にもコーラをかけて160度に温めたオーブンでハム500gにつき15から18分くらい焼く。ハムの中心が60度になればいい。
焼いている途中で、表面が乾かないようにコーラを何度かかける。

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綺麗に(?)焼けました〜。
この、途中でコーラをかけるというのは、スポイトとか、シリンジを使うのがいいでしょうね。
何しろ、賞味200gしかないもんで、グラム当りの焼き時間は当てになりませんから、とりあえず15分ほどは焼きました。

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はい。
切ってみました。
いたって普通のハムです。

食む。   (はい、突っ込んでー)

ううむ・・・。
これは・・・。

全然、全く、焼く前と変わりない!(笑)
っかしーなー。
レシピでは、すごく柔らかくなるって書いてあるんですけど、特に柔らかくなったとは感じられず。
味も、特に甘くなく、コーラ臭もほんのりしか感じられず・・・。
なんでだろう。
日本のハムと、アメリカのでは、ハムの定義が違うのかしらん?
てか、コーラをカロリーゼロにしたのがまずかったのかしら・・・。

なんとも、消化不良のミステリークッキングでありましたが、いかがでしたでしょうか。
結構、ネタとして期待していただけに、がっかり度合いが大きかったです。

とりあえず、召し上がれ!
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プラリネシャーロット。

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今回は、ハンナ・スウェンセンシリーズの、「レモンメレンゲパイが隠している」より、
プラリネシャーロットです。

リサの母親の従妹から送られてきたプラリネにヒントを得たクッキーです。
私は、プラリネをフロスティングにしているということなので、キャラメル状のものにナッツが混ざっているものかと思っていましたが、実際は・・・?というミステリークッキングでございました。

出来上がりは、こちらです。

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左がフロスティングあり。右は無しです。
ペカンナッツがひとつ載って、砂糖とバターたっぷりのフロスティングです。
このフロスティングが、私が想像していたプラリネとは、違ったのですが。
味の感想は、後回しにしまして、
早速作り方です。

まず、クッキーのレシピは1/8量で作りました。約1ダース出来る計算です。
無塩バター約42gをレンジで溶かします。
そこにブラウンシュガー25g、バニラエクストラクト小匙1/4を加え、ベーキングソーダ小匙3/4、ベーキングパウダー小匙1/8、塩小匙1/8を加えてよく混ぜる。

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ペカンナッツ16gをフライパンで乾煎りしてからみじん切りにして加える。
さらにとき卵大さじ1を加え、薄力粉45gを加えて混ぜる。

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この、薄力粉を入れた時点で、相当柔らかいのですが、しばらく置くと、生地が落ち着いて固くなります。

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生地を大さじ1ずつ丸めて、天板に並べ、フォークで十字模様をつけてボールをつぶす。180℃のオーブンで10分焼く。

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天板のまま2分冷まし、ラックに移して、完全に冷ます。
13個、出来ました。

続いて、プラリネフロスティングですが・・・。
今迄知っていたプラリネと違う・・・。
と作りながら思っていたことはもう、どうしようもないので、受け入れようぜ。
無塩バター21gを小鍋で中火にかけ、時々かき混ぜながらピーナッツバター色になるまで焦がす。ブールノワゼットってやつですね。
鍋を火からおろし、私は一応漉し器で漉しました。
粉砂糖36gバニラエクストラクト小匙1/4にバターを加え、ローストして細かく刻んだペカンナッツ大さじ1を加え、よく混ぜる。生クリーム小匙2も加えよく混ぜる。

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クッキーにかけ、ローストしたペカンナッツを上に飾る。
これでクッキー9個分くらいに使えました。
このフロスティング、プラリネと言っているのですが、キャラメル状でもなく、バターを焦がしているので、ナッツのような香りはしますが、味はやっぱり単なる砂糖・・・(笑)
あー、もしかして、レシピには、火から降ろしたバターの鍋に砂糖を加えるとあったのに、砂糖のボウルにバターを加えたのがまずかった?鍋に加えれば、キャラメル状になったのか?どうなんでしょう。でも、やっぱり漉し器で漉したかったので、こうなりました。とはいえ、やっぱりさらに火にかけないと、キャラメル状にはならないよねー。
プラリネには、ナッツを砂糖でくるんだという単純な意味もあると、ウィキさんに書いてあったのでまぁ、これはこれでいいとすることにしました。

味の感想は、ハンナのクッキーにしては珍しくものすごくサクサクしていて、食感から言うと、日本でよく食べられるクッキーにかなり近いです。
一口目は、おお!美味しいじゃないですか!
と驚いたのです。
ですが・・・。

どうも、やっぱりというか、塩味がかなり強いんですよねー。そして、なぜか油をすごく感じるというか、胃にもたれる。2つ食べたらもうお腹いっぱいというかんじです。それほど大きいクッキーではないのに。
あと、ベーキングソーダの匂いが少々気になるかな・・・。
フロスティングはなくていいですが、なくても胃にもたれるんですねー。
不思議です。

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とりあえず、召し上がれ!
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さつまいものキャセロール。

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今回は、ハンナ・スウェンセンシリーズの「シュガークッキーが凍えている」より、
さつまいものキャセロールです。

はい。
このさつまいものキャセロール、何かのパーティーをするコージーミステリーによく出てくると思います。
アメリカではポピュラーな付け合せのようなのですが、ここで問題なのが、材料や作り方を見ていると、どう考えても、おかずにはならなそうな感じなんですよねー。
それって、お菓子じゃない?デザートじゃなくて?
って思われるのです。
しかし、この「シュガークッキーが凍えている」のレシピ集でも、分類は副菜。他のコージーミステリーでも、付け合せとして出しているんですよね。
そこで、このさつまいものキャセロールなるものが、本当におかずとなりうるのか、検証したいと思います。

例によって例のごとく、どうもパーティー料理らしく、大量にできるレシピなので、実際は23×33センチの耐熱容器で作るレシピを、一人用のグラタン皿で作るくらいに減らして作りました。
計算上は、全体量の15%の量で作ればいいと大体の予想を立てます。
そこで、
さつまいもは皮をむいて187gを小さく切って、柔らかくゆでる。

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ゆでたら、水を切ってつぶし、上白糖15g、バニラエクストラクト少々、生クリーム20mL、バター8gを加え、混ぜる。もう、面倒なので、鍋に入れたまま混ぜる。
とき卵20gを加え、さらに混ぜる。
ここで、バターが単に「バター」となっていることに気付いた私。
というより、アメリカンクッキングに欠かせない「塩」が抜けていることに気付いた私。
多分単なるバターということは、レシピを書いた人は有塩バターのつもりで書いているとアタリをつけ、勝手に塩少々を加える。
バターを塗った耐熱皿に詰める。

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ちょっと。
我ながら、正確な比率を割り出した自分に戦慄を覚える。
グラタン皿にピッタリだよ。
と、大げさな自画自賛はおいといて、
トッピングを作る。

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ブラウンシュガー約20gと、みじん切りにしたピーカンナッツ約20g、薄力粉9gを混ぜたものに、柔らかくしたバター16gを加えて、ポロポロになるまでフォークで混ぜる。(私は、バターが固すぎたため、指先ですり混ぜました。そのほうが早いんではないかと思います)
ポテトを覆うように散らす。

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175℃のオーブンで15分焼く。
15分の時点で焦げそうだったので取り出しました。
レシピを全量で作ると、30〜40分かかるとのこと。
卵が入っているので、しっかり火を通したほうがいいでしょう。
私は15%の分量でしか作っていませんので、短めです。

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出来上がり!
温かいうちに食べるもののようなので、早速取り分けます。

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おお。
甘さは思ったほどではなく、さつまいもの自然な甘さを感じるのに邪魔しない程度です。
上のトッピングがサクサクしてて、甘くて美味しいですね〜。

というか、
完全にどう考えてもお菓子です。

しかし、これが副菜らしいですぞ。
お菓子にしては甘さが足りないということでしょうか。
それにしても、スイートポテトパイとかもあるのに、どういうことでしょう。
箸休め的な何かなんでしょうか。それにしては量が多い。
日本人的感覚だと、お菓子として美味しいですよ。

謎は深まるばかりですが、とりあえず

召し上がれ!
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‘きかざる言わざる’クッキー。

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今回は、ハンナ・スウェンセンシリーズの「シュークリームが覗いている」より、
‘きかざる言わざる’クッキーです。

多分「シュークリームが覗いている」の中で、一番のミステリーかと思います・・・。
なぜか?
それは・・・。
クッキーに、ザウアークラウトが入っているから!
ザウアークラウトとは、ドイツのキャベツの漬物で、酸味があり、ソーセージなどの肉料理の付け合せとして食べられるものです。

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とりあえず、買ってきたものはこちらです。
においをかいでみても、とても酸っぱそうで、食べてみても、とても酸っぱいです。漬物です。
しかし、このクッキーには、元ネタがあって、ザウアークラウトケーキというものがあるらしい。
そこで、検索してみたら、ザウアークラウトクッキーがあっさりレシピでヒットしました。
一体、どういうことなのか、サッパリ分かりません!
検索先のレシピには、出来上がりの画像とかありませんでしたので、作ってみるほかないのです!

あ、ちなみに、‘きかざる言わざる’クッキーの語源ですが・・・。
このクッキーの名前を聞いたり、言ったりするだけで、お腹がすいてくるので、ダイエット中のハンナにとっては、‘きかざる言わざる’が良い。というわけで命名されたらしいです。

では、いつもながら長い前置きはここまでにして。
作ってみましょー。
今回のレシピでは、8ダース分できる計算なので、また1/8の量で作ってみることにしました。
まず、ザウアークラウトを約40g量って、水でよく洗いざるにあげて水を切ります。私は3回くらい水を変えて洗いました。
で、包丁でみじん切りにして、よく水気を絞る。水気を絞ったことで、体積がちょうど半分になります。
柔らかくした無塩バター27gに砂糖80g(!)を加え、ハンドミキサーでよく混ぜる。
ここで、ふんわりするまで混ぜるとなっていますが、
バター27gに砂糖80gですよ。混ざるわけないじゃないですか。

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こんな風に砂状にしかなりませんでした。
諦めて、卵約30gを少しずつ混ぜる。

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ここでやっとふんわりなめらかに混ざったかなぁというかんじ。

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なぜか、重曹小匙1/8、無糖ココアパウダー15g、バニラエクストラクト小匙1/4を加え、かき混ぜる。
なぜココアパウダーを先に混ぜるのか、謎。
小麦粉合わせてふるってからじゃ駄目なのかな?というか、面倒なことが嫌いなハンナは、バターに直接ココアパウダーを混ぜてしまう方が楽なのかしら。
そう、粉類は特にふるうという指示はありません。
でも私はふるいましたが。
バターミルク15mLと小麦粉35gを加えてサックリ混ぜる。
一通りなじんだら、またバターミルク15mLと小麦粉40gを加えてサックリと混ぜる。
というわけで、バターミルクは全部で30mL、小麦粉は75gを加えます。

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最後に、よく水を切ったザウアークラウトを混ぜ込みます。
水を絞って、一塊になっているので、バラバラに崩しながら加えるといいと思います。

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小匙山盛り1杯(私、かなり山盛りにしました)を量って、クッキングシートを敷いた天板に並べ、175℃のオーブンで10〜12分焼く。
私は、全部で16個出来ました。
レシピ通りだと1ダース出来る計算ですから、もう少しそれぞれ大きくてもいいのかも知れませんね。
クッキーとクッキーの間は、なるべく空けて置いてください。

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このように広がりますので。
よく見ると、ザウアークラウトのしろいプツプツが確認できます。
果たして、お味は!?

の前に、アイシングも作ります。
これが、見るからに甘そうなアイシングなので、レシピの1/16で作ることに!
セミスイートチョコレート7gを溶かし、濃く入れたコーヒーほんのちょっと(笑)を加え、柔らかくしたバター7gを加え、よく混ぜる。粉砂糖大さじ3杯を加え、よく混ぜる。固い場合はコーヒーで固さ調節。
私、ちょっと固すぎたかも知れませんね。
はい。この量でちょうどクッキーの半数に塗ることが出来ました。
甘いです。
なんて言うか、アメリカの甘いチョコレートそのものって感じです。
でも、なんとなく許せる感じになっている私。
甘さのネジがゆるすぎるのかしら・・・。

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出来上がり!
アイシングありと、ナシを並べました。

食む

・・・。
美味い!
これ、クッキーというより、小さなケーキというかんじです。
サックリサクサクのクッキーではなくて、柔らかいのです。
でもケーキより噛み応えがあって、しっかりしています。
なんて言うか、食感だけで言えば、こういうお菓子、日本でもあるよね・・・。
まるぼうろとか、そんな感じかなぁ・・・。
ハンナがこれを食べる時、ダイエット中なので、ひとつしか食べられず、2分もかけてゆっくり大事に食べたという描写があり、読んだ時は、「クッキーにどうやって2分かけるんじゃ!」と思いましたが、なるほど、これなら分かるような気がします。食べ応えやかみ応えがあるのです。
大きさも割とありますしね。
しかし、確かにダイエットには大敵なクッキーです。
アイシングがあってもなくても美味しいですね。
ココアパウダーがたくさん入っているだけあって、チョコレートの風味もしっかりしていて美味しいですよ!

・・・
え?
ザウアークラウト?
・・・
あ、
うん。
え〜と・・・。

別に、いらなくね?

って感じで・・・。

どうなんでしょうね・・・。
食べた後、なんとなく口にキャベツのプツプツが残って、それに関してやはり漬物の酸味を感じル酔うな気がしますけど、やっぱり感じませんね。味に影響があるのかどうかは、全く分かりません・・・(笑)。
なんとなく、ココア単独より、コクがあるような気がします(?)。
一度、ザウアー入れないやつの食べたいな・・・。
多分、作らないけど(笑)

とりあえず、思いのほかとても美味しいお菓子でしたよ!

召し上がれ!
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はなはだしく非正当なクール・ア・ラ・クレーム。

久しぶりのミステリークッキングです♪
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新年一発目は、
クッキングママのダイエット」より。
はなはだしく非正当なクール・ア・ラ・クレームです。

今回のクッキングママでは、ベリー類を沢山載せたクリームチーズのパイが何度か登場します。ゴルディは、あらかじめ焼いておいたパイ生地と、冷やしておいたチーズクリームを取り出して、すばやくパイにして出しています。
いかにも美味しそうなパイを作ってみました。
出来上がりはこちら。

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はい。
今回、ベリー類をランダムに載せて、でもおしゃれっぽくなる飾り付けを目指して見ましたが、どうしてもかっこよくいかないのよねぇ・・・。
やっぱり、あれね。
才能よね。

とまぁ、一通り落ち込んだところで、作り方ですが。
クール・ア・ラ・クレームとは、クリームで出来たハートという意味らしいのですが、もともと陶器で出来たハートの型で作るデザートです。材料はフロマージュブランを使うのですが、今回はマスカルポーネを使います。
また、本来パイ生地にのせるようなデザートではないので、はなはだ非正当ということになるのでしょうか。

さて、レシピは・・・。
今回は12人分が全量なので、1/3量にして作りました。
まずパイ生地。
ペカンナッツ約50gをフライパンで香ばしく炒って、粗微塵に切る。

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15cm×15cmの型を用意し、オーブンは175℃に温める。
小麦粉80gとグラニュー糖大さじ1をふるいにかけておく。
バター75gを溶かしたものに、小麦粉、ペカンを混ぜてサックリ混ぜる。
ここで、混ぜたものは

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こんな風に、べったんべったんになります。
全然パイ生地らしくないです。

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とりあえず、型に敷き詰めて、15分ほど焼く。
フィリングの用意。
生クリーム200mLを固く泡立てる。
マスカルポーネチーズ75gにグラニュー糖60g、バニラエクストラクト約3mLを混ぜて柔らかくなるまでミキサーで混ぜる。
泡立てた生クリームを加えて、サックリと混ぜる。
ここで味見。

甘い!

ちょっとびっくりの甘さです。
と言うわけで、かなり不安になる私。
けれど、ここまで来たら引き返せない。
続行です。
ここでチーズクロス登場。チーズクロスって、つまりガーゼらしいです。
クール・ア・ラ・クレームつまりハートの陶器型か、漉し器にガーゼをひいてフィリングを流し込んで、一晩冷蔵庫で水気を切る。
私、クレームダンジュをイメージして作っていたんですけど、それだと泡立てた卵白を入れるんですよね。しかし今回は入らない。
で、一晩置いてみましたが、サッパリ水なんか出てきません。
翌日見て笑ってしまいました。
どこをどうしたら水が漉せるのかよく分かりませんでした。
フロマージュブランだったら、水も出てきそうですが、今回はマスカルポーネだしね・・・。
で、パイ生地にクリームチーズを載せて、イチゴやブルーベリーを飾り付けて、出来上がり!
本当は、アプリコットジャムを緩めたものを塗るのですが、まぁ、いいじゃないか。

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食む。

濃厚!

いやー、こってりです。
美味しいことは美味しいのですが、何しろ生クリームにマスカルポーネ、さらにパイ生地は、ナッツたっぷりでさらにバターたっぷりなので、胃にもたれますね。
でもパイ生地のナッツたっぷりのザクザク感は、捨て難いですね〜。
ものすごいザクザクでクリームと良く合うんです。しかし濃厚!
そして、甘味の方ですが、チーズクリーム単体だとあれほど甘かったのに、パイ生地やベリー類と一緒に食べることで、ちょうどよく中和されて、ほどよい甘さに変化するんですねー。不思議です。
なので、砂糖は特に減らしたりしなくてもいいと思います。
正月明けの疲れた胃にはパンチが重過ぎるデザートになりました。

召し上がれ!
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ミネソタ風鍋焼き料理。

ミステリークッキングです♪

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今回は、ハンナ・スウェンセンシリーズの
「シュガークッキーが凍えている」より、
ミネソタ風鍋焼き料理(ホットディッシュ)です。

はい。
レイクエデンの郷土料理・・・というか、住人それぞれの得意料理を集めて一冊の本にする計画を、絶賛進行中のハンナ。
その本に載せる料理の試食会として、町をあげてのクリスマスパーティーも開かれました。
はっきり言えば持ちよりパーティーで飲めや歌えの大騒ぎというわけ。
住人がそれぞれのレシピを試して作ってくる為、もちろんロハ。
いいねぇ。
それにしても、素人が作ってきた料理の写真を調理例として本に載せちゃおうってんだから、編集者も根性あるよ。
まぁ、その素朴さが売りでもあるらしいのですが。
あ、地元の婦人会が作った郷土料理を載せるような感覚でしょうか。

で、その料理本に載っている一品がこれ。
大体、ハンナの料理は日本では手に入りづらい材料のものばかりだったり、いかにも日本人の感覚からかけ離れている味と見た目(笑)の場合が多いので、この「シュガークッキーが凍えている」には大量にレシピが載っているとはいえ、再現しづらいんですよね。
そんな中、これなら・・・という料理をピックアップしてみました。

ミネソタ風鍋焼き料理。
この鍋焼き料理という部分に、「ホットディッシュ」とルビが振ってあるんですね。
気取った言い方だと、キャセロールと言うそうな。
レシピを見ると、肉を甘辛く炒めたものに、ご飯を混ぜる・・・と言う感じ。
味付けに醤油が使われていることが、再現しようと思う決め手になりました。
そう酷いことにはならないはずだ・・・と予想して。
出来上がりは、これです。

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はい。
焼き飯みたいです。
味は甘め。
甘味が強くなったのは、とうもろこしの割合が多すぎたせいかもしれませんが、味付けに蜂蜜が入っているんです。プラス醤油なので、味は甘辛風。
なかなかいけますよ。
焼き飯にしては、ご飯より肉の方が多いのですが。
てか、これをメインディッシュにしてもいいのかなぁ・・・。
では、作ってみましょう!

レシピは10人前だったので、その1/8にしてみました。
非常に中途半端ではありますが。
だって、アメリカ人の10人前よ?
鵜呑みにすれば、どんなことになるか・・・分かるでしょ?
まぁ、そんなこんなを経て。
まず残り物の調理済みの肉(なんだそれ)を55g用意。
これが良く分からない記述なんですが、残り物の調理済み肉って、ハンバーグみたいなもんか?ステーキ?良く分かりませんが、味付きってことでしょうか。その割にはソーセージでもいいとか書いてあるんですよね。ソーセージだったらそれ自体が肉として調理済みだから焼かないでいいわけ?
本当によく分からないので、とりあえずソーセージとベーコンを合わせて約55gほどをみじん切りにしていためておく。

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次にひき肉(私は合挽きを使用)55gと玉ねぎ1/4個のみじん切りを炒める。

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ひき肉がポロポロに、玉ねぎが透明になるまで中火で炒め、鍋に溜まった脂を捨てる(私が作った量では、脂なんて溜まるまでもいかないので、華麗にスルー)。
バターを約13gほど加える。
てか、さっき脂を捨てたばかりなのに、あえてバターを投入?
・・・。
コクをプラス?
バターと溜まった脂では風味とかが違うのでしょう。

なんだかんだ言いつつ一応加えてみる。

残り物の調理済み肉を加える。
ゆでたむきえび約100gを加え、蜂蜜小匙2杯、醤油大さじ1を加える。

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これに酒が入れば、すき焼き風か?
しかし酒は、入らない。

10分煮て、味をなじませる。私の場合量が少ないので、適当に混ぜ合わせて火を通す程度でいいと思います。
汁気が多くなくてはならないと書いてありますが、それほど汁気はない。
汁気をたすために醤油か酢(ハンナはラズベリービネガーを加える)とありますが、いくらなんでも、汁気を増やすのに醤油を足す・・・?味は無視・・・?と疑問を呈しつつ、偶然棚の奥から発見したラズベリービネガーを足してみる。
酢の成分はすぐ飛ぶので、大丈夫。
まあ、汁気については、私くらいの少量だったら、気休め程度で十分です。

で、ガーリックパウダー小匙1/8、黒胡椒小匙1/8を加える。
ここで問題。
この料理、さらにミセス・ニュードスン(誰だよって感じですが、レイクエデンの住人です)の調味塩を使うことになっているんですね。でも、作るには材料をいちいち揃えるのが面倒なので、適当に棚の奥にある調味料をぱっぱっと振ることにしました。
まず塩小匙1/8、オレガノ少々、セロリシード少々、パプリカ少々・・・これしかありませんでした。
まぁ、適当でいいと思います。
で、辛くしたければここでタバスコ少々なのですが、あいにくないので省略。
でも味は甘めなので、タバスコ入れてもおいしそうです。
冷凍ミックスベジタブル約120gを蒸すかゆでるかチンするか、とにかくどうにかして火を通しておく。
冷凍ミックスベジタブルは家になかったので、生のにんじんと、偶然夏に冷凍してあったとうもろこしを解凍して、約100gにして湯がく。
缶詰のマッシュルーム25gを汁気を切ってミックスベジタブルと共に鍋に加える。

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炊いたご飯を約180mL(大体ね)を加えてよく混ぜる。

これでおおむね出来上がりらしいですぞ。
なんて言うか、混ぜご飯ですね。
お手製ミックスベジタブルに、緑の要素がなかったのが悔やまれます。が、ピーマンもグリンピースもなかったのだ。
私は一応、グラタン皿に移してみました。
グラタン皿にふんわりと盛って二皿分です。
すぐに食べない場合は、165度のオーブンで温めておくとなっていますが、一応試してアルミホイルをかけてやってみたところ、熱すぎずにとってもいい具合に温まっていました。

これはなかなかいけます。
やはり最初の方で加えたバターがボディーブローのようにじわじわ効いて、脂っぽい気がしますが、まぁ、美味しいかな、という感じで。
醤油の甘辛風なので、日本人には、抵抗なく食べられると思いますよ。
そぼろご飯に近いような気がします。
では、召し上がれ!
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グレイ・ホエール・インーブレックファスト・ストラータ

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今回は、簡単です。
朝食の美味しいB&Bシリーズ
「料理人は夜歩く」より、
グレイ・ホエール・イン・ブレックファスト・ストラータです。

この小説に出てくる料理は、やたらと名前が長いですね.
では、今回もいってみましょー。

B&Bを経営するナンシーがお客さんに出した朝食です。
ストラータって、映画とかでも良く朝食に作ったりしていますよね。
クッキングママシリーズでもレシピにはありませんが、出てきたことがあります。
内容としては、塩味のブレッドプディングって感じでしょうか。
サイコロ状に切ったパンとソーセージなどの具材、そしてチーズを重ね、上から塩味の卵液を流して焼いたものです。
出来上がりはコチラ。

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はい、なんだか、グラタンみたいです。
食べた感じもグラタン風ですね。
朝に食べるのはちょっと重い気もしますが。

では、レシピです。
今回は、全量の1/4で作りました。
全量だと、1リットルの耐熱容器で作るのですが、ちょうど250mLの耐熱容器があったので。
で、材料は、ソーセージ55g食パン1枚(これ、本当は2枚なんですが、どう考えても容器に入りきらないんですね。で、アメリカの食パン一枚は、日本の一斤サイズよりも小さいはずだと、勝手に脳内変換して、一枚にしました。だって、映画とかで焼いているトーストとかって、なんだか小さく見えませんか?)
次に、チーズ約80g。

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これ。
第一の難関がこのチーズでした。
メキシカン料理に良く使われているという「モンテレージャックチーズ」。
このチーズ、レシピを見たときは何のことやらサッパリ分からなかったんですが、輸入食材なども扱う酒屋さんのチーズ売り場で、偶然発見。
しかも、目玉が飛び出るほど安かった(笑)。
まぁ、消費期限が近かったせいでもあることは、否定しない。
チーズは、特に記載はなかったのですが、細かくおろしておく。

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少し食べてみたのですが、なんて言うか、牛乳の香りがふんわりと香り、少し青カビタイプっぽい味がします。
なかなかいけます。
これが、後で分かったのですが、とろけるタイプのチーズなんですね。
とろけたところが、またクリーミーで美味しかったです。

で、後は勝手に加えた食材玉ねぎみじん切り1/4個。
本来は入らないんですけど、どうも肉と食パンと卵と乳製品だけだと、物足りないような気がして。この組み合わせだと、絶対玉ねぎが入ったほうが美味しいかしらと思いまして。
で、みじん切りにしたソーセージと玉ねぎをフライパンで炒めます。
レシピでは、ソーセージをフォークで適当な大きさに切りながら焼くとなっていますが、イミフだったので(笑)、最初に切っておきました。
耐熱皿に油を塗っておき、サイコロ状に切ったパン1/3量を置く。
その上に炒めたソーセージと玉ねぎを置く。
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その上にチーズの1/3量を載せ、さらに残ったパンの半量を載せて、またチーズの残り半量を載せる。
さらに残ったパンを載せて、全体を軽く押さえつける。
ここで、耐熱皿は、パンパンになるはずです。(笑)
あふれ返っています。
食パン2枚なんて、絶対入りませんよ。
<

卵1個、牛乳約90mL、塩小匙1/8、ディジョンマスタード小匙1/4、カイエンヌパウダーひとつまみ(これはなかったので省略しました)、ウスターソース小匙1/8、をボウルに入れてかき混ぜます。

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ここで悲劇が!
ウスターソースが、計量ミスで、ドボッと沢山入ってしまった・・・。
小匙1/8どころか、1/2以上は絶対入ったと思いますね。
でも、まぁ、いいか。と、特に気にせず続行。
この卵液を、耐熱皿に上から回しかけ、さらに残ったチーズを全量上に振りかける。
溶かしバター約10g(これも省略しちゃった☆)を回しかける。

冷蔵庫で1時間〜一晩寝かせ、焼く30分前に室温に戻しておく。
私は1時間置いただけでいきなり焼きました。
でも問題なく焼けました。
量が多くなったら、パンの浸す時間とか考えると、長く置いたほうがいいかも知れませんね。
耐熱皿の半分までお湯に漬かるように天パンに湯を張る。
180℃のオーブンで20分焼く。
全量で焼く場合は、1時間〜一時間半かかるようです。
でも、チーズがこげると思いますけどね。

出来上がり!

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おおお。

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どうしても美味しそうに撮影できないんですが・・・。
汚い画像ですみません。センスないねー。

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チーズが相当クリーミーで美味しいです。
パングラタンって感じでしょうか。
でもやっぱり朝からだとちょっとこってりしてますね。
あ、ウスターソースが多すぎたのは、ちょっとしょっぱく感じました(笑)。

召し上がれ!
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ハンナの極上シュークリーム。

ミステリークッキングです♪
注!今回のミステリークッキングは5割増しで毒を含んでおります!

今回は、またまたお待たせいたしました(え?誰も待っていないって?)。
ハンナ・スウェンセンシリーズ最新作。
シュークリームは覗いている」より。

ハンナの極上シュークリームです。

はい。
まぁ、言ってみればシュークリームなんて、ミステリークッキングに入れてもいいのかね?ってくらい、ポピュラーなお菓子で、作り方も決まっていて、ミステリーになりようがないような気もしますが、まぁ、そこがハンナクオリティ。
ちゃーんと、ミステリーになっておりますよ♪

ハンナの母、ドロレスのためにシュークリームを作ることになったハンナ。
なんと、ハンナはシュークリームを作ったことがなかったのだ!
そこで頼りになる相棒のリサの亡き母のレシピを引っ張ってきて、試作をすることに。
けど、なんだか上手くいかないので、やっぱり自分なりにレシピをいじって試作をするのですが・・・。
という流れ。

で、おなじみの展開ですが、その自分なりにいじってみたレシピが大成功!
やっぱりハンナは正しかったね!
というお話。

しかしねぇ・・・。
今回のいじりの部分が・・・。
はっきり言って、シュークリームの成り立ちの科学を無視しているというか・・・。
だって、

シュークリームのシュー生地を焼いたけど、オーブンから出した途端にぺちゃんこにつぶれちゃった!
どうして?レシピが悪いの?
あ、シュー生地の蒸気を逃がしてなかったからね!
じゃぁ、焼きあがったら、すぐ切り込みを入れて、熱い空気を逃がせばいいのよ!
(てか、つぶれるのは、しっかり焼けてないからだと思うのですが)

と、まぁここまではいいと思うのですが・・・。

あと、膨らみを完璧にする為に、ベーキングパウダーをいれとこう!

って、流れ。

てか、ネット風に感想を述べてみると、

ちょwwwシュー生地にベーキングパウダー入れてドヤ顔とかwwww

って感じですけどね。

私の数多いお菓子の本をひっくり返してみても、シュー生地にベーキングパウダーを入れている本なんて、皆無なんですけどね。
てか、シュー生地は、ベーキングパウダーがなくてもちゃーんと膨らむんですよね。そして、しぼまなくするには、コツが必要なんですね。
まぁ、ここでは難しいことは説明するのはヤボってか、自信がないので、後はネットで検索検索!

しかし!
今回私は、ハンナの言う通り、ベーキングパウダーを入れてみた!

作った量は、ハンナのレシピの半量です。
レシピでは、全量で大きいシューが12個、ミニシューだと30個出来るとなっていますが、4cmに搾り出して焼いたところ、14個くらい出来ました。レシピの半量でこれくらい出来るのですから、ハンナの言うミニシューとは、日本人の感覚からすると、普通の大きさということになりますね。
で、作ってみて・・・

ch.jpg


ch2.jpg


今回は、まぁ、普通にシュークリームの作り方なので、レシピなどは省略しておきます。
で、焼いてみた結果はこれです!

ch4.jpg


はい。
レシピでは205度でミニシューで30分ほど焼くとなっていますが、205度で20分ほど焼いたところで、かなり焼き目がついてきたので、190度ほどに下げてさらに10分焼きました。そして、念のため、火を消して15分ほど空焼きしました。
ここらへんは、ハンナを信じられなかった・・・。すみません。
けれど、うまく焼けたと思います。
さて、次にフィリングです。

エミーのバニラカスタードです。
このレシピの特徴は、カスタードクリームなのですが、卵を全卵で使うところでしょうか。
白身も入ったカスタードなので、なんだか白身が固まってざらざらしている感じで味も淡白な気がします。
でも、まぁシュー生地に入れて食べた感触は、悪くないです。

ch6.jpg


というか、美味しいです!

次に、曾祖母のチョコレートプディング。
これがいつものミステリーでした。
材料に無糖チョコレートの項目があるのですが、これが!

無糖チョコレート・4枚。

うがー!
何グラムが4枚なんだー!
ハンナは、結構こういう書き方はしないと思っていたのですが、やはりそうきたか・・・という感じです。
しかし、ハンナは絶妙なヒントを我にあたえたもうた。
「私は〈ベイカ〉ーのものを使用」とな。

我々は、この一文を精査した結果、ある筋より、ベイカーなる製菓用食品会社の無糖チョコレートは、一枚一オンスであるという情報を得た。

まぁ、いつものごとくネット検索でありますが(笑)。
しかし、この「ある筋」って、今やネットばっかりだな、おい。

ともかく、この無糖チョコレート一枚は、約28gであることが分かりました。
ので、作ってみましたよ。

ch3.jpg


なんていうか、作り方としては、ココアみたいな液体を煮詰めたものにに卵黄を混ぜて火を通し、バニラとバターを加えたというところですね。
とろとろです。
プディングっていうか、固まりません。(私が変なの?)
レシピの1/4量で作りましたが、結構な量が出来ます。
だって、全量作るとすると、なんと卵黄9個!も使うことになるんですのよ。
ところで、レシピ中に、テンパリングについて云々している部分がありましたが、これってどうなんでしょうか?テンパリングの意味って、これでいいの?
牛乳と生クリーム、砂糖、無糖チョコレートを火にかけ、沸騰させてから卵黄に少量を混ぜてることをテンパリングと書いているのですけど、そういうもんなんですかね?テンパリングってさ。そういう意味もあるってことなんですね。しらなかったです。

で、シュー生地にクリームを詰めてみました。

ch5.jpg



はい。
うむ。なかなか美味しいです。
カスタードクリームの方は、普通に甘いですね。
チョコレートクリームの方は、意外や意外、なかなか無糖チョコレートの苦味が利いて、それほど甘くないです。
でもチョコレートクリームがかなりゆるいので、ずっとシュー生地に入れておくと、生地が湿って柔らかくなりそうだなぁ・・・と思いました。
あ、もしかして、エミーのカスタードと、このチョコレートクリームを混ぜて見たら、ちょうどいい濃度になりそう。甘さもちょうどよくなりそうです。

ベーキングパウダーの効果は謎ですが・・・(笑)
今回は、具体的なレシピを書かないで終わってしまいましたが、すみません。色々書くことが多くて、省略してしまいました。

では、
召し上がれ!
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黒白のケーキ。

ミステリークッキングです♪

ミステリークッキングって何?という方は、コチラをクリック!
注!今回はとても長いミステリークッキングとなっております。(いつもか?)

あー、疲れています。
色々あって、今日のPCは絶好調だぜ?
なんでだかサッパリ分からんのさ。
こういう事するから、新しいのは買う気になれないのさ。

さて、今日は
またもや「クッキングママのダイエット」より。

黒白のケーキ

はい。
この「クッキングママのダイエット」の季節は、夏なんですね。
なので、夏らしくアイスクリームを間に挟んだチョコレートケーキです。
チョコレートケーキの部分が黒で、アイスクリーム部分は白のコントラストを楽しむケーキというわけ。
出来上がりは、
コチラ。

b9.jpg



うわー!
出来たー!!
疲れたー!!
なかなか上手くいったんではないかい?
しかし、再現した感想としては、アイスクリームケーキを夏場に作るとは、正気の沙汰ではないとだけ言っておこう。

その理由は以下。

まず、レシピは12人分で(笑)、23センチのケーキ一台分なのですよ。
なので、思い切って15センチのケーキにすることにしました。
15センチだと、底面積から割り出すと大体全量の4割で作ればいいのですが、計算が面倒なので、チョコレートケーキ部分に関しては、半量で作るとことにしました。

これが、後に奇跡的に結果オーライになろうとは、この時点では予想もしていない私ではありましたが。

で、このケーキの問題点は、アメリカンベーキングにありがちの、ケーキ型を複数使って焼くケーキだという部分なんですね。
レシピでは、2つの焼き皿にそれぞれケーキ生地を流して焼き、出来た二つのスポンジを重ねるとなっています。

そんなの、普通に一つに厚く焼いて、二枚に切ればよくね?

って、いつもいつもいつも思っているわけですが、
まぁ、何か海よりも深い理由がありなんと考え直し、このたび、初めて二つの焼型を使って焼くことにしました。
もちろん二つ焼型など、もっておらぬ。
もともと、15センチのセルクルは持っているのですが、色々考えた結果、この15センチのセルクルは、アイスクリームを円形に作る為に使うことにしたので、焼型としては使えません。
そこで、やむなく、焼型を手作りすることにした。

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結果がこれだよ!
はい。何とか上手く15センチのセルクルを厚紙とアルミフォイルで作成いたしました。一応作り方を書いておくと、
2πrで割り出した円周47.1cmを3で割った数15.7cm×縦4cmの厚紙を3本用意します。だが実は15.7cmにのりしろ8mmを足しておき、16.5cmにしておきます。そののりしろ8mmに別の厚紙をホチキスで止め3本の厚紙で円を作り、アルミフォイルでまけば、即席セルクルの出来上がり。
・・・ここでひとまず疲れた。

で、ようやくケーキの作り方。
何々?
フライパンに付けるバターと小麦粉適宜用意?
・・・
フライパン?
一応言及しておくと、このレシピに、これ以降フライパンという単語が登場することはないので、ケーキ型の間違いではないかと主張してみる。

で、まず、
アイスクリーム約440mLを用意する。
全量が1.1Lなので、その4割でそれくらい。
レシピでは、ハーゲンダッツを買え。と書いていますが、今回はMOWで勘弁していただく。

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ちょうど3つで450mLなので。
で、ラップをまいておいたセルクルに柔らかくしたアイスを敷き詰め、冷凍庫で冷やしておく。

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チョコレートケーキ用セルクルにバターと強力粉を振っておく。
万能小麦粉約190g(内訳は、薄力粉150gに強力粉40gにしてみた。なんとなく)と砂糖210g(本当は240gなのだが、かなり怖れをなして、減らしてみました)、ココア23g(うち2gはブラックココアにしました。黒いケーキを目指したかったので)、塩小匙1/2、ベーキングソーダ小匙1を混ぜて二度ふるっておく。
サラダ油120mLと大さじ1(この大さじ1に意味があるのかないのかは謎)とホワイトビネガー大さじ1(ただの酢でもいいんじゃないか?戸棚の奥の奥にいつ買ったのか分からないホワイトビネガーがあったので使いましたが)バニラエクストラクト大さじ1/2、ダークラム大さじ1、低脂肪乳120mLを混ぜたものに、粉類を混ぜる。
ミキサーをつかって1〜2分混ぜるとなっているので、かなりしっかり混ぜてもいいはずです。
ここの画像がないのは、かなり疲れていたのと、焦っていたためです。
なぜそんなに焦っているのかと言うと、その理由は後で判明するのですが・・・。
で175℃に温めておいたオーブンで22分(爪楊枝に何もついてこなくなるまで)焼く。
焼き上がりがこれだ!

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はい。
やっぱり素人が作ったセルクルだけあって、生地が隙間から漏れ出ております(笑)
これが、生地を流し込んだ時点で判明した為、一刻も早くオーブンに入れたくて、焦って画像が撮れなかったわけですよ。
先ほど書いていた、生地が多くても結果オーライなのよ、との理由は、これです。生地がもれて、全体量が減ったのね(笑)

まぁ、もっともらしい、焦ったもう一つの理由としては、ベーキングソーダに酸のものを混ぜた場合、とにかく早く焼いた方がいいからです、と一応書いておく。

油を塗ったラックにケーキを移して完全に冷ます。
触った感じや見た目からして、かなりしっとりというかじっとりした感じのケーキです。軽い感じではないです。
言ってみれば、チューイーというか、今流行りのモッチリ食感です。
がんづきみたいな感じ。

そして・・・嫌でも気付かされる、ベーキングソーダ臭。
バニラエクストラクトでもごまかしきれないその匂い。
私は結構苦手です。
ここで
「失敗」
の二文字が頭に去来しつつあったのですが、とことん無視して、続行。

ケーキが冷めたら、特にレシピにはないのですが、表面の焼けて硬くなっている部分をそぎ落としました。食感が悪いかなぁと思って。
で、冷やしておいたアイスクリームを取り出し、セルクルにチョコレートケーキの生地を一枚入れ、その上にアイスを戻し、その上に二枚目のケーキ生地を載せ、アルミフォイルで覆って冷凍庫で3時間冷やす。

次にチョコレートグレーズ。
色々考えた結果、チョコレートグレーズはレシピの約1/3で作ることにしました。
こういうグレーズって、大体多めに出来るはずだし・・・と、たかをくくって。
細かく刻んだダークスイートチョコレート約100gに無塩バター約100gを入れて、湯煎で溶かし、とけたらコーンシロップ大さじ1を加えてよく混ぜて冷ましておく。

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コーンシロップは、また戸棚の奥の奥にありました。いつ買ったかなんて、覚えてませんって。

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冷めたら、冷凍庫からケーキを取り出す。
って、ケーキを取り出している間に、チョコレートがカチカチに固まるし(笑)
慌ててまた湯煎するし(笑)あっという間に柔らかくなるし(笑)またちょうどいい硬さになるまでかき混ぜるし(笑)
その間、アイスが溶けそうだし(笑)
もう、てんやわんや。
これが夏だったりしたら、アイスが完全に溶けて地獄だよ。

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で、頑張ってチョコレートグレーズをかけました。
うん。大体あってるんじゃないでしょうか。
ちょっと全体を覆うには足りなくて、所々横にはげが出来るかもしれませんが、かなりいい感じで覆うことが出来ました。
それにしても・・・。画像の周りの汚さや、下の広告(笑)などが、私の混乱振りを表現していると思います。

b8.jpg


で、お湯で温めたナイフで切り分ける。

うおおおおおお!
急げー!
溶けるー!
皿!
のっけて!
カメラどこ!
手が!
チョコレートついた!
撮影!
ブレた!
もう一回撮影!
撮れた!
冷凍庫入れて!
の前に!
ラップして!
食べなきゃ!
フォーク!

などなどの混乱があったことは言うまでもなく・・・。

食む!

う、うまい!

チョコレートグレーズが・・・柔らかくて、こってりしていて、美味しいし。
ケーキ生地が・・・あんなにモッチリしていて大丈夫?って感じだったのですが、アイスクリームと食べることでしっとりと良く合うように出来ているんですねー。で、冷えているので、ベーキングソーダ臭も、気にならなくなってるし(笑)。
高さもあって、見るからにアメリカーンなケーキって感じで、満足の出来です。
トムとジェリーのアニメにこういうケーキあったなぁ・・・って思い出しました。

お疲れ様です。
長くてすみません。

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召し上がれ!
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致命的なほどサクサクなクッキー(疑惑編)

ミステリークッキングです♪

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今回は、お待たせしましたクッキングママシリーズ最新作。
(あ、誰も待ってない?すみません・・・)
「クッキングママのダイエット」より、

致命的なほどサクサクなクッキーです。

ブライダルのケータリングを引き受けたゴルディ。花嫁の無理難題に四苦八苦しながら、息子アーチや夫のトムのために作ったクッキーがこれ。
これがねぇ・・・。
まさにミステリークッキングの名にふさわしいクッキーだった・・・。
小説の中では、とにかくサクサクのクッキーとして描写されています。
しかも、夏の最中が舞台なので、間にアイスクリームを挟んでさらにチョコがけにしてデザートにしたり、バタークリームのフロスティングを挟んで、お客さんに渡したりしています。
なので、どう考えても、大きめの普通のオートミールクッキーだと思っていたわけですよ。
ざっと作り方を見ると、ゴルディのレシピにしては珍しく、バターを最初に溶かして作るハンナ・スウェンセンタイプのクッキー。
まぁ、これは普通ですわね。
しかし!!
材料のレシピを見て、私は目を剥いた。

小麦粉大さじ1

!!
これって、どう思う?
クッキーに入る小麦粉がたった大さじ1ってさ。
それに対して、オーツ麦(オートミールと解釈しましたけど、これでいいんかね?)はカップ1と1/2。
どう考えても、比率がおかしいだろー!!

はぁはぁ・・・。

この時点で、もはや青息吐息ですよ。
小麦粉がこの量では、オートミールのつなぎにもならんのではないかね。
しかも、これにベーキングパウダーを入れる?意味あるの?どうなの?

しかし!
私は果敢に挑戦することにした!
これこそ、ミステリークッキングの醍醐味であろうから!!

で、いつもなら出来上がりを先に見てもらいますが、今回は最後に取っておきますよ。
衝撃の映像は、番組の最後で!
って感じで。
最後までお楽しみいただきたい。

で、作り方。
レシピは、クッキーだけで24枚出来るようなので、半分の量で作りました。
まず、無塩バター56gを厚手の鍋で弱火で溶かし、そこへブラウンシュガー66gを入れて中火にして3分ほど炒める。

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炒めたら、耐熱ボウルに入れて冷ましておく。

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別のボウルにオーツ麦(オートミールでいいんだよね?)約60g、無糖ココア大さじ1/2、小麦粉大さじ1/2(汗)、ベーキングパウダー小匙1/2、海塩(てか、塩だよね?)小匙1/8を入れて、よくかき混ぜておく。

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ここに卵1/2個にバニラエクストラクト小匙1を加えて混ぜたものを加えて混ぜる。ここは、しっとりする感じです。
そこへ、冷ましたブラウンシュガーのバター炒めを投入。

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よく混ぜる。

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こんな感じ。一つにまとまります。
てか、オートミールまみれです。

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大さじ1ずつベーキングシートに載せる。
注!
必ず、5cm以上は感覚を開けること!
175℃のオーブンで、10〜12分焼く。
焼けたら、ベーキングシートごと、5分ほどそのまま冷まし、その後へらで慎重にラックに移して完全に冷ます。

結果は・・・
これだ!

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はい。
・・・。

チュイル?

サクサクってか、
カリカリです。
でも。

超σ゚д゚)ボーノ!!!

オートミールが超香ばしく焼けて、アーモンドみたいになって、カリカリなのー。
砂糖がキャラメル状に焼けてものすごくカリカリ。
これは美味い。

しかし!!
バタークリームのフロスティング?
間にアイスクリームを挟む??

はっきり言って、無理!!

ちょっとの衝撃で、バラバラに壊れてしまうから。(笑)

なので、

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こうするより、

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こうした方が、正しいのではあるまいか。

一応ね、
バターフロスティングの用意もしてみたんだが、この焼き上がりを見た途端、作る気が失せましたよ。
挟めるはずがないので(笑)。

しかし!
本当に美味しい。
特に、アイスクリームにバリバリと崩して一緒に食べたときなんて最高です。
カリカリのキャラメル風味のチュイル(と言ってしまいましょう)とアイスのクリーミーさがかもし出す絶妙な食感は、感激ですよ。

でもねぇ・・・。
明らかにおかしいレシピであろうことは確かですね。
作者に聞いてみたい。
小麦粉は、大さじ1ではないでしょう?と。
せめて、カップ1は必要でしょう?と。

とはいえ、このレシピだけで、クッキーが19個出来たのですよ。
と言うことは、もし小麦粉がもっと多い場合は、クッキーがさらに大量に出来る計算になってしまうわけ。
でもレシピでは全量でも24個しか出来ないと断言している。
(クッキーサンドにして12個)
ってことは、やっぱり正しいレシピなの?
うーむ・・・。
分かりません。
それとも、オーツ麦の解釈が間違っているのか?

だれか、教えて!偉い人!

と言うわけで、出版社に聞いてみようかしらん。
で、電凸ってやつ?(笑)

まぁ、とりあえず。
これはこれで美味しいので、

bi8.jpg


召し上がれ!
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