SWEET SWEET SWEET

手作りのお菓子やパン、料理など美味しいもの、
そして大好きな本など紹介します♪

レッドベルベッドクッキー。

ミステリークッキングです♪

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今回は、ハンナ・スウェンセンのクッキージャーシリーズの
キャロットケーキがだましている」より。
レッドベルベッドクッキーです。

クッキージャーの共同経営者・リサの今は亡きお母さんが得意だったクッキーの再現を依頼されたハンナ。
いつものごとく、時間がない中で試作を重ね、結局一晩で作ったのがこれ。

その前に、レッドベルベッドクッキーとはなんぞやって所なんですが。
もともとアメリカには、レッドベルベッドケーキというものがありまして、そこを知らないと、このくだりはちょっと楽しめないかと思います。
レッドベルベッドケーキとは、味はチョコレートで、なぜか色が真っ赤なケーキ。
もともとは、野菜のビーツという赤い株の色をつけたケーキだったらしいのですが、現在は着色料でわざわざ真っ赤にしているケーキです。
日本人の感覚からすると、スボンジ部分が真っ赤なケーキなんて、いまいち受け入れ難いものがありますけれど、アメリカでは人気らしいですよ。
カップケーキなどでも、必ず種類があるようです。
その真っ赤なケーキに、クリームチーズのフロスティングがかかっているのです。

で、今回はそれをクッキーにしてしまおうというわけ。
出来上がりは、とりあえずこちら。

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うーむ・・・。
これ、直接見たら、もっと赤い色が綺麗に出ているんですが、光の関係で、茶色っぽいですね。
撮影の腕が悪いので、スミマセン・・・。
恐怖の、焼きっぱなしはこれだ!

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(笑)
赤いです。
レッドベルベッドケーキは、元々ベルベッドのように、しっとりした口当たりのケーキなんですが、私が作ったクッキーは、特に普通のさくさくとした歯ざわりでした(爆)
でも、
おいしい!
チョコレートを生地に溶かし込んでいて、さらにチョコチップがたくさん入っているので、とっても美味しいです。
べつに、赤い色でなくても、全然かまわないと思います。
口に入れてしまえば、味には無関係ですので(笑)

クリームチーズフロスティングも作ってみましたが、何しろ、砂糖の量が半分でも相当甘かったです。
でもクッキーとの相性は良かったですよ。
時間が経つと、クッキーがフロスティングの水分を吸って、少ししっとりしていましたが、このしっとりさでベルベッドを表現したのかな?よく分かりません。
でも、さくさくでも少ししっとりしても、両方美味しかったです!
私はサクサクの方が好きですが。

今回は、なぜか出来上がりの目安の数が書いていなかったので、何とレシピの1/8量で作ってしまいました。
だって、美味しいかどうかも不安だったんだもの・・・。
真っ赤なクッキーなんて、だれも食べてくれなかったりして・・・とか考えちゃって(笑)。

レシピは・・・。
無糖チョコレート(カカオマス)8g(笑 なんてったって、1/8量だからね!)
を、湯煎で溶かして、クッキー生地に加えるまで冷ましておく。
無塩バター14gにブラウンシュガー10g、グラニュー糖6gを加え、なめらかになるまで混ぜる。
ベーキングソーダ小匙1/16(0,3mL)と塩小匙1/16を加え、また更に混ぜる。
卵約8gを加え、またなめらかになるまで混ぜる。

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ここで赤い着色料投入!
食用色素は、約2mLでしょうか。
私はウィルトンの赤を使いました。
ウィルトンの先生が、「この着色料は、体に悪いものは使っていないよー」と、おっしゃっていたのを信じて(笑)。
ウィルトンの食用色素は、ジェル状というか、ドロっとしているので、計りやすいです。

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ぐあっ!!
目の覚めるような赤だぜ・・・。
きれい、きれいだ・・・。
このような色の食べ物を、私は他に知らない・・・。

さて、遠い目になりつつ、これ以降撮影をなぜか忘れてしまい、もくもくと作業を進めてしまいました。
なので、画像ない。
あまりの赤さに怯んだのかしら。
てか、あまりに赤くて、もしエプロンとかについたら取れなくなりそうで、怖くてカメラを触ったり出来なかったんですよ。

この後、溶かした無糖チョコレート(カカオマス)を入れて混ぜ、小麦粉15gを混ぜ、その後になぜかサワークリーム約20gを混ぜ(少し暖めて柔らかくしたものを混ぜたら、問題なく混ざりました)、その後残りの小麦粉15gを混ぜ、チョコチップ21gを混ぜたら、小匙摺り切り一杯をベーキングシートに並べ、9〜11分焼く。
私は11分焼きました。
小匙でとかいてあったので、摺り切り一杯にしたのですが、ちょっと小さかったかもしれませんね。
これでちょうど14個できました。
小さなクッキーです。

さて、フロスティングです。
クリームチーズ14gにバター7gを柔らかくしたものを加え、バニラエクストラクト小匙1/16を加え、粉砂糖大さじ4杯加える・・・なのですが、粉砂糖大さじ2加えた時点で味見をして驚いた!
甘い!
びっくりの甘さですよ。
それで、砂糖投入はここで中止。
トロトロになるまでというレシピなので、状態はもっと柔らかくなるものと思われます。
冷めたクッキーに塗って、
出来上がり!

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これ、実際本当に美味しいので、お勧めです。
着色料はなくてもいいと思います(笑)
フロスティング無しでも、とっても美味しいですよ!
召し上がれ!
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バーバラ・ハーンのベリード・メドレー・レモン・シュトルーデル・マフィン。

なが〜い。
長いタイトルですが。

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今回も、朝食の美味しいB&Bシリーズの
料理人は夜歩く」より、
バーバラ・ハーンのベリード・メドレー・レモン・シュトルーデル・マフィンです。

このバーバラ・ハーンとは、とっても感じのいいナタリーのB&Bのお客さんで、ナタリーのおもてなしにすっかり満足して、このレシピをプレゼントしてくれたというわけ。ナタリーは早速レシピを試します。

この、ベリード・メドレーとは何かと言うと、沢山の種類のベリーをブレンドしたもので、ナタリーはイチゴ、ブラックベリー、ブルーベリー、レッドラズベリーの入った冷凍のベリーを使っています。
私はラズベリーとブルーベリーの冷凍したものをブレンドして使いました。
出来上がりは、こちら。

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シュトルーデルとは、アメリカ人の大好きなサクサクしたクランブルトッピングのことで、クッキー生地のような甘いものを沢山振りかけて焼くのです。
上に乗っているツブツブがそれです。

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赤とブルーのベリーが生地に映えてとても綺麗。
レモン風味のマフィン生地とも合って美味しいですよ♪

さて、作り方は・・・。
レシピ全量だと、「大きめの」マフィン型9個になるとのことだったので、私はレシピの半量を作ることにしました。それでも「普通の」大きさのマフィン型で9個出来ました。
まず、ベリー類を用意します。
ベリード・メドレーとして、あらかじめ数種類のベリー類を混ぜて冷凍した状態で売っている製品もありますので、それを使うとお手軽です。
が!
はっきり言ってそこまでしなくてもいいと思います。
もちろん、一種類のベリーでも美味しいと思いますよ♪

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冷凍のラズベリーとブルーベリーを半分ずつ、約100gくらい用意します。大体180mLくらいなので、それくらいをカップで測ると、100gくらいになると思います。
これを半解凍させておきます。
半解凍したら、大きなベリー類は小さく切っておきます。
混ぜやすくする為でしょうか。ラズベリーは、大きいので割っておいた方が言いと思います。

シュトルーデルを作ります。
バター28gを溶かして、砂糖約10gを加え、小麦粉約30g(注:小麦粉の量は、実際は60gにしました!)、薄く削ったレモンの皮小匙3/4を加えて柔らかいポロポロした状態になるまで混ぜる。
なのですが、私はレモンの皮ではなく、レモンオイルを加えました。アメリカ産のレモンを買ってきたので、皮は使いませんでした。

ここでちょっと問題が!
私は、普通にレシピの通りの分量で作ってみたのですが、いかにも粉が足りなくて、ドロドロの状態になってしまって、私が知っているクランブルとは全く別物になってしまったので、急遽小麦粉を追加することにしました。
10gずつ追加しましたが、なんと元のレシピの倍、つまり30gを追加した時点で、ようやく

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こんな風に少しポロポロした状態になったのです。
うーむ・・・。
これは明らかにレシピがちょっと違うんではないかなぁと思いますが・・・。
でも、クランブル生地って、私は普通バターを溶かさないで作っていて、それが今回は溶かして使うレシピだったので、ちょっと戸惑ったのですが、それもうまくいかなかった原因かなぁ。どうなんでしょう。分かりませんが。
とにかく、小麦粉は全量で60g使いましたので、お気をつけ下さい。

で、シュトルーデルトッピングは置いておく。

次に、ボールに小麦粉150g、ベーキングパウダー小匙1、ベーキングソーダ小匙1/2、砂糖約132gをふるって入れておく。
次に、溶かしバター56g、卵1/2個、バターミルク120mL、レモン汁大さじ1/2を加え、よく混ぜる。で、本来はレモンの皮をこちらにも大さじ1/2加えるのですが、やはり私はそれをせずにレモンオイルを加えました。

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このマフィンは、溶かしバターを使うのですね。
溶かしバターに他の液体を入れると、バターが固まって、どうも生地が重くなるような気がするので、湯煎してよく温めておきました。

で、粉類にバター類の液体を加えて、サックリ混ぜる。
生地はかなりゆるいです。とろとろとした状態です。
ここに先ほど半解凍して、おいたベリーに小麦粉大さじ1/2を振りかけて、優しく混ぜる。

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マフィン型にペーパーカップをしき、縁を6mmほど残して生地を入れる。
ベリーが均等に行き渡るようにしてください。
シュトルーデルトッピングを振り掛ける。
ここで触ってみて驚いたのですが、冷めたせいもあるのですが、シュトルーデル生地は、ポロポロと細かく砕けるんですよ。
なので、先ほどはいかにもベタベタしたような出来上がりでしたが、やってみると、ぱらぱらと降りかけることが出来ます。

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あらかじめ200℃に温めておいたオーブンで15分焼き、180℃に温度を下げて、更に10分焼く。
指先で触って、弾力が出て、焼き色が付くまで焼く。
オーブンから出して5分間型のまま冷まし、型から外して皿に出す。

ナタリーは朝食用に出すので、温かいまま皿に載せるのでしょう。
私は冷めるまで待ちました。
どうも、果物を焼きこんだお菓子は、キチンと冷めてから食べる方が私は好きだなぁ・・・と最近分かってきたので。
温かいままだと、どうも酸っぱかったり、落ち着かない感じがするんですよねー。
レモンの風味がよく効いて(シュトルーデルにもレモン加えていますもんね)、ベリーとの相性も抜群で美味しいですよ♪
砂糖の量が結構多いと思われるかもしれませんが、これはこれで、甘くて美味しかったです。
これも最近気付いたのですが、生の果物を生地に加えるときは、果物の味に負けないように生地も思い切って甘くしないと味がボケて美味しくない場合もあるので、ひとまずレシピの通りに作ってみようと思ったのです。
このレシピは、見た目も綺麗で可愛いし、美味しいのでお勧めです♪

とりあえず、

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召し上がれ!
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ピーチサンシャインコーヒーケーキ。

ミステリークッキングです♪

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今回は、朝食の美味しいB&Bシリーズの、
料理人は夜歩く」より、
ピーチサンシャインコーヒーケーキです。

寂れた観光地でB&Bを始めたナタリー。
毎日朝食に何を出そうか頭を痛めています。
しかも、今朝は昨夜の幽霊騒ぎで寝坊したので、時間がない!
手早く作れて、お客さんに焼きたてを提供できるもの・・・として作ったのがこれ。

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ピーチサンシャインコーヒーケーキ。
これ、ケーキと言うには、あまりに高さが足りないと思いませんか?
実は、これって失敗なのかなぁ?と不安になっていたりもしています。
けれど、計算上は合っているはず。
そして、お味もなかなかいけますよ。

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切ってみるとこんな感じ。下の部分がいかにも薄いのですが、食べた感じはケーキと言うよりパンみたいです。
と言うのも、お砂糖がちょっとしか入っていないのです。

では早速作り方。
レシピでは23×23cmの四角い焼型の分量ですが、私は15×15cmの型で作りました。そうすると、容積的に、約1/3になるはずなので(ここらへんが不安なのですが)、全体のレシピを1/3量に計算しました。
1/2でもよかったかもしれませんが、多分そうするとあふれるんですよね。

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今回は桃。桃も季節がそろそろ終わりですね。
けれど、スーパーでなんと4個200円でゲットだぜ!(ポケモン風)
まぁ、かなり小さい桃でしたが。
この桃を一個使います。約160mL分をスライスしておきます。

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桃の量は適当でいいと思います。つまり、型の底に敷き詰められるくらいあれば大丈夫なので。

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おおっと!ここで大量のバター投入!
油を塗っておいた型に、溶かしバター37,5gとブラウンシュガー10gを混ぜたものを入れます。レシピでは、シナモン小匙1/6を加えるのですが、私は苦手なので、いつものように省略。代わりにバニラエクストラクトを小匙1/4程入れました。砂糖少ないです。アップサイドダウンケーキみたいなものかと想像しておりましたが、どうも砂糖少ない。

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桃を並べます。レシピでは4列に並べるとなっていましたから、たてに敷き詰めればいいのでしょう。
一旦型はおいておき、次に生地作り。
小麦粉80gにベーキングパウダー小匙1、塩小匙1/6(つまり少々ってことでしょう)、砂糖6gを加え、混ぜる。
ここで注目!
砂糖6gですよ。相当少ないですよ。
これでいいんでしょうかね。
分かりませんが、とりあえず続行。
これにバター25gを切るように混ぜる。
ここで、つまりこの生地はスコーンのようなものなのだろうと理解する私。
だから砂糖が少ないのだろう・・・と思ったわけです。
しかし!!
卵約20gに牛乳80mLを混ぜたものを見て、更に不安は加速!
だって、だって、
この量を混ぜると、

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ですよね〜。
って、なんだかドロドロのダマダマになりましたよ。
どういうこと〜?
なんだか、パンケーキ生地みたいです。

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もう、これこそミステリークッキングの醍醐味として、腹をくくりましたよ。
先ほどの型に生地の半量(約100g)を投入。
表面を慣らして、

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サワークリーム23gとラズベリージャム45gを混ぜたものを上から塗る。

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更に残りの生地を上から塗る。
生地が少なめなので、ジャムが出てこないよう慎重に広げます。

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180℃のオーブンで30分焼く。(レシピでは50分ですが、型が小さいので、それくらいで焼けました)
15分型のまま冷まして、お皿に移す。

はい。
これ、出来上がりはいかにも薄く焼きあがっていますが、焼いている間はすごく膨れて、これ以上生地があると、型からあふれそうだし、型に入れた溶かしバターもぐつぐつ言って、あふれそうなんですよねぇ。
なので、多分これで間違いないのかなぁと思います。
普通の感覚のケーキと言うと、全く違うのですが、パンの代わりと言うと、まぁ納得できるかな?という感じ。
砂糖の量が少ないので、甘くないし。
でも、ジャムの甘さがあるので、やはりレシピには間違いないのだろうと思います。
考えてみると、大昔にアメリカのお菓子のレシピで、こういう生地の桃のお菓子を作ったことありました。やっぱりバターを沢山型にしいて、ドロドロの生地を入れて、桃を重ねて焼くの。
その時ははっきり言って失敗だと思ったのですが、そういうお菓子だったのだろう、と、今になって考えれば納得できなくもないかな。
今探したら、「みなみさんの素敵にケーキ」の中のテキサススタイルピーチコブラーだった。
あれ?ナタリーの出身地はテキサスじゃなかったっけ?
うーむ、そこでつながるか・・・。

とりあえず、

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召し上がれ!
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チキン・ディヴァイン。

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今回は、相当季節はずれですが、
クッキングママのクリスマス」より。
チキン・ディヴァインです。

なんでも、この料理はアメリカの伝統的な料理・チキン・ディヴァンをアレンジしたものだそうです。
この料理に関しては、珍しく翻訳者の方のあとがきに詳しく解説がしてありますので、そちらを読んでください。私も、ちょっと検索してみたのですが、どうもチーズたっぷりの、こってりした料理っぽいです。
とりあえず、鶏の薄切りに、ブロッコリーとチーズ入りのクリームソースをかけて蒸し焼きにしたものらしいので。
さて、今回のミステリークッキングは、鶏の胸肉をこちらではおなじみのバターミルクに漬けてから焼くというもの。
ゴルディの料理は、よく肉や魚をマリネしてから調理するものが多いですが、今回はどのようになるのでしょうか。

とりあえず、出来上がりはこちらです。

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これが!
胸肉なので、パサつくかと思ったのですが、とてもしっとりと美味しく焼きあがりました。
上に乗っているのはハーブのエストラゴン。
エストラゴンって、意識して食べたのは初めてですが、それほど癖もなく、でも爽やかな風味で、とても美味しいです。

早速作り方です。
さて、レシピでは5人前ができてしまうので、全て1/5の分量に直して作ります。
まず、胸肉1枚(一人前が一枚なのです)を、流水で洗って、ペーパータオルで拭いておく。
バターミルク約100mL,ホイップクリーム約50mL、粗塩小匙3/5,グラニュー糖小匙3/5をよく混ぜたものに、胸肉を漬け込み、ラップをして冷蔵庫で一晩寝かせる。

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ちょうどいい大きさの保存容器があったので、それに入れました。
このように、全体がマリネ液に漬かっています。

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オーブンを200℃に熱しておき、肉を漬け汁から取り出し、流水で洗ってから、ペーパータオルで水気をふき取る。
焼き皿に油をひき、鶏肉を皮を上にして並べる。
私は1人前なので、グラタン皿に置きました。
塩コショウをして、乾燥したタラゴンの葉(エストラゴンのこと)小匙2と2/5を砕いて振り掛ける。
オーブンに入れて、35〜40分肉の一番厚い部分に温度計を差して、80度になったら出来上がり。
私は30分ほどで84度くらいになってしまいました。まぁ、1人前ですからね。

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グラタン皿いっぱいだった肉が、こんなに縮んでいます。
しかも、余分な油がものすごく出ています。
ここから取り出して、お皿に盛り付けます。

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よく焼いているので、皮がパリパリになって、香ばしくてグッドです。
鶏の皮が苦手な方でも、ここまでパリパリになれば、大丈夫ではないかなぁと思ったり。
でも、お肉のほうはしっとり柔らかく焼けています。

バターミルクを鶏肉に使うのは、アメリカ南部伝統の料理なのだとか。
パティシエールのようちゃんさんによると、バターミルクの代わりにヨーグルトを使っても、鶏肉をしっとりさせるのに効果的だそうです。

どうぞ、召し上がれ!
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スイート・ピーチ・ロール。

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今回も、お料理名人フィリス先生シリーズの
休日には向かないクラブケーキ」より、
スイート・ピーチ・ロールです。

毎年恒例の、フィリス先生のすむ町で行われるピーチコンテストに出された、永遠のライバル、キャロリンのレシピです。

はっきり言って、苦労したー!
パンなんですけど、今年の猛暑の最中にパン作りって、無謀だったんですけどね。
でも、発酵がすいすい進んだのは助かりましたが・・・。

苦労した理由は、もう一つ。
フィリス先生シリーズって、ハンナのクッキージャーシリーズのように、割と市販のケーキミックスとか、ジャンジャン使うのね・・・。
てか、ベーキングコンテストなのに、市販のミックスを使っていいわけ?って、疑問なんですけど・・・。
で、今回のスイートピーチロール。
パンなんですけど、なぜかレシピに、

イエローケーキミックス

が使われているのさー!
パンなんだから、ケーキミックスなんて必要ないじゃん!って言いたくなるんですけどね。
とにかく、イエローケーキミックスが1パック使われています。
また、1パックって、あいまいな・・・。
あと、酷かったのが、ドライイーストも2パックだったこと。
このレシピ、全然作らせる気ないだろー!って言いたかったです。

で、とりあえずレシピを脳内試行錯誤した結果、出来上がりは、

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こんな感じです。
これが!
ウマイ〜!
とってもふわふわしていて、おいしいの。
桃のジャムを手作りして、中にくるんであります。
上には、粉砂糖のアイシング。

早速レシピですが・・・

第一の問題=イエローケーキミックス

このイエローケーキミックスですが、アメリカでは超ポピュラーなケーキミックスらしく、5ドルもしないで買えるらしいです。
しかしここは日本。
一応近所の輸入食料品店に行ってみたものの・・・。
なぜか、ホワイトケーキミックスはあるのですが、イエローがない!
てか、ホワイトと、イエローの内容の違いもよく分かりませんが。
そういうわけで、検索検索!!
で、根性でイエローケーキミックスの画像を目が痛くなるほど凝視して、1パックが18,25オンスだってことが判明。
容積に直すと約540mLくらいか。
・・・だからどうしたってことですが。
で、更に検索して、あるサイトでイエローケーキミックスの1/3量が170gという記述を発見!
・・・更にだからどうしたってことですが。

で、更に検索してみると、なんとアメリカのサイトで、約1パック分のイエローケーキミックスを自然派食品を使って手作りすると言うレシピを発見!!
これだよ!
私が求めていたものは!!
これで勝てる!
って感じで、早速メモメモ。
とにかく小説のレシピでは、かなり大量に出来るようなので、全体の量を1/4にして計算。
そして、
第二の問題=ドライイースト2パック。
これは、クッキングママシリーズ式を採用。
何かのパンのレシピで、ドライイースト1パックが7gになっていたことを偶然思い出す私。
この素晴らしい記憶力が、他の面で発揮されると嬉しいのだが・・・。
で、色々検証した結果、粉に対するイーストの量は、大体あってる模様。
なので、イースト1パック=7gで乗り切ることにする。

長くなりましたが、そんなこんなで割り出されたレシピはコチラ。
まずイエローケーキミックスを作る。
私が見つけたレシピでは、自然派食品を使うことを主眼としているようでしたが、私は適当にある材料に変更しました。
フードプロセッサーに中力粉約30g(私は、強力粉と薄力粉を半々にして計量)と薄力粉30g、砂糖約78g小匙1のベーキングパウダー、小匙1/4の塩、28〜34gの無塩バターを入れ、ざっと混ぜる。
バターが細かくなったら粉を取り出しておく。

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こんな感じ。
で、出来上がったケーキミックスを、インスタントドライイースト3.5gと水137mL〜150mLと中力粉150g(強力粉と薄力粉半々で計量)を混ぜてよく捏ねる。私はフードプロセッサーで捏ねました。
しかし!ここで問題が!
ヒッジョーに生地が柔らかくなってしまったのです。
水を135から150mLとしましたが、もう少し減らしても大丈夫でしょう。
わたし、135mLにしたのですが、途中で盛大にこぼしてしまっても(笑)捏ねあがりが、かなりゆるくベタベタになってしまったので。
バターや砂糖の量が多いことも関係しているのでしょうか。
とにかく、生地はかなりゆるいです。
で、捏ねあがったら2時間(または2倍に膨らむまで)置いておく。

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これ、二倍に膨らんだところ。
この日は、かなり暑かったので、1時間もしないで膨らんでしまいました。
本当はじっくり発酵させる方がいいのでしょうけど。

このレシピでは、パンチを入れるとかの記載がないので、そのままやるようですが、私は心配だったので、一応パンチを入れ、15分ほど寝かせることにしました。
しかし、そのパンチが・・・。
生地が柔らかいので、もうどうしようもないって感じでしたねぇ。
で、気を取り直して、
生地を1センチくらいの厚さに、長方形にします。
私は打ち粉をしないパン教室で習ったので、打ち粉をしていませんが、レシピでは打ち粉をすることになっています。

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ここに、刻んだ白桃約226g(カップ1/2)と、砂糖80gをかき混ぜながら火にかけ、沸騰したら1分グラグラ煮立たせ、火から降ろし、一晩冷蔵庫に入れたものを使います。
私は、作りやすいようにレシピの1/2量で煮ましたので、この半量を実際は使います。
レシピには、ペクチンを入れることになっているのですが、私は省略しました。
入れなくても、パン生地に乗せる時汁気を切れば大丈夫ですよ。
で、あらかじめ作っておいたジャムの1/2量をパン生地に載せ、ドライクランベリーカップ1/8(大さじ2)を湯通しして、刻んだものを散らす。
で、くるくるとロールケーキ状に丸め、

ここでミステリークッキング!!

なんと、
冷蔵庫に1時間入れてしまう不思議。

・・・。
サッパリ意味が不明です。
仕方ないから、その通りにする。
しかし、どうしても不安になって、30分ほどで出してしまう。
で、よく分からないなりに、生地を約1センチに切り・・・。
って、パン生地を1センチになんて切れないよ!!
しかも、超柔らかい生地だよ!
1インチの間違いではないだろうか。
ってことで、勝手に3センチほどに切る。
ショートニングを塗った18センチの丸型に入れる。

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で、なぜかレシピでは、最終発酵なし。
・・・なんだが、不安なので、更に15分ほど室温で発酵させてから、175℃のオーブンで25分ほど焼く。

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焼けたら、粉砂糖大さじ2、バニラエクストラクト小匙1/8、レモンジュース小匙1/4(レシピでは、水も加えるのだが、私は全量をレモンジュースにしました)を加え、適度な硬さになるまでレモンジュースか水を小匙1/8〜1/4加えながら混ぜる。
焼きたてのパンにかける。
出来上がり!!
長かったー!
しかし、これは本当に美味しかったので、お勧めです。
とにかく生地がふわふわで柔らかく、桃のジャムもまた美味しいし。

とは言っても、捏ねた生地が柔らかすぎるのを何とか改善しないと、作り難いったらありゃしないので、しかも、最終発酵の冷蔵庫1時間の謎を何とかしないと駄目だと思うので、まだまだ完成レシピとは程遠いと思いますが・・・。
とりあえず

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召し上がれ!

追記:ドライイーストの予備発酵について、書くのを忘れていました。
私は最初にイーストを、水の分量の10%くらいのぬるま湯でもどしてから、粉類に入れてフードプロセッサーで混ぜ、そこに残りの水を加えながら混ぜるという方法で作っています。
ちなみに、イーストは、サフのインスタントドライイーストの金色(砂糖多めの生地に使う)を使用しています。
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桃のブレッド・プディング

はい。
ミステリークッキングです♪
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暑いけど、がんばってます!

今回もフィリス先生シリーズ
「休日には向かないクラブ・ケーキ」より。
桃のブレッドプディングです。

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お菓子作りのコンテストフリークともいうべきフィリス先生。
ライバルのキャロリンと、相変わらずしのぎを削っています。
これは第一作「桃のデザートには隠し味」に出てきた地元のピーチフェスティバルに出した一品。
今回の小説の舞台は、地元から遠く離れた場所なので、回想という形で出てきたデザートです。
一年前は、不幸な事件のため、ノーコンテストになってしまいましたが、今年は勝敗がついたようです。
さて、結果はどうだったのでしょうか。

フィリス先生のレシピは結構シンプルで、普通のブレッドプディングに桃を加えたもの。
レシピでは、食パン6枚!使う大人数分だったので、私は1/4量に減らしました。
食パン1.5枚を一晩乾燥させる。・・・のは、面倒なので、思い切って軽くトーストしました。
それにバター14gを溶かしたものをかけておきます。
プディング液ですが、しょっぱなから不可解な材料が!
無糖脱脂練乳!
・・・なんのこっちゃわかりませんが、
とにかく、コンデンスミルクは普通の牛乳を濃縮させたもの。
エバミルクは、コンデンスミルクから砂糖を抜いたもの。
ここから脱脂したものというわけでしょう。
しかし、それを見つけるのは日本では難しそうなので、エバミルクを使うことにしました。
ただ・・・ここで無脂肪のものを使ったとしても、すでにパンに溶かしバターをかけている矛盾・・・。
私が買ったエバミルクの缶は小さめなので、思い切ってこの缶をアメリカのものの1/2と考えて、その半分の量を使うことにしました。つまり75gくらい。
で、卵1個、牛乳30mLと砂糖バニラエクストラクト小匙1/4を混ぜ合わせて。
フィリス先生のレシピでは、本当はシナモン小匙1/4が入っているのですが、私はやっぱり省略しました。
容器に並べたパンの上からかけ、桃1/2個分をスライスしたものを加え、15分ほどおきます。

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175度のオーブンで20分ほど焼く。

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ここで、私、最初に作った時、ブルーベリーがちょうどあったので、彩りがいいかなぁと思って、ちょっと混ぜて焼いてみたんですよね。
でも、特に要らないか・・・と思って、作り直しました。
ブルーベリーが焼きたてはすっぱくてぜんぜんおいしくなかったんですよねー。
冷えるとまぁまぁ落ち着いておいしくなるんですが。
やっぱり桃だけで最初は味わったほうがいいかと。
桃だけで焼いたのはこちら。

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とってもやさしい味のおやつです。
でもコンテストに出すには、ちょっとパンチが足りなかったかなぁー。というかんじ。
手軽にできて、おいしいので、召し上がれ!
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キラー・クラブケーキ。

いやー、またご無沙汰であります!
この暑さで、全く更新する気力がありませんよ。
しかも、PCの調子が最悪で〜。

とはいえ、久しぶりのミステリークッキングです。
今回は、新刊
「休日には向かないクラブケーキ」お料理名人フィリス先生シリーズです。

今回は・・・。
従妹の経営するB&Bの管理を臨時で頼まれたフィリス。
同じみの下宿の面々も一緒に休暇を楽しめるということで、のんびりとリゾートを満喫しております。
そんな中起こってしまった殺人事件。
自分が管理するB&Bの宿泊客だったということで、責任問題も含めて大変な立場です。
そして、被害者の胃から見つかったのが、前日の夕食に出されたクラブケーキで・・・。

という内容。
はい。
今回はそのクラブケーキです。
出来上がりはこちら。

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作ったのはB&Bの料理人なので、フィリス先生のレシピではありませんが。
クラブケーキって、つまり蟹のコロッケみたいな感じですね。
日本のクリームコロッケとは違って、材料はほとんど蟹。
それにつなぎが入るだけです。
お味は・・・。
いやぁ、ほとんど蟹ばっかりなので、美味しいですよ。
蟹美味しいよ。
私は蟹缶で済ませましたが。
ミステリークッキングとして、今回ピックアップすべき食材は・・・。
調味料のオールドベイシーズニングと、レモンペッパーでしょうか。
オールドベイシーズニングとは、なんだかよく分かりませんが、沢山の香辛料を混ぜ合わせたものらしい・・・。日本では手に入りにくいと思います。
てか、暑いので、今日はここらへんで勘弁していただきたい!
オールドベイシーズニングは、張り切って省略しました。すみません・・・。

で、気を取り直して、レモンペッパー。

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これが、S&B食品のスパイスシリーズにあっさりあったので、購入してきました。
レモン風味の塩コショウって感じでしょうか。
これをパン粉とペカンナッツに混ぜ合わせて、衣にします。
ペカンナッツは、すごく細かくした方がいいですね。
ゴロゴロしたままだと、画像のように焦げてしまいます。
衣にレモンペッパーが入ることで、レモンの酸味が効いて、コロッケにレモン汁をかけたような爽やかさがあります。
てか、レモンペッパーがなければ、レモン汁かければいいと思います(汗)
そして、ペカンナッツがいい働きしてますねー。
ナッツの香ばしさがとってもいい香りと味になっているのです。なかなかいけます。
今回はレシピの1/4量。クラブケーキ二個分です。
玉ねぎ1/4個をあらかじめ炒めておき、全乳(って何?よく分からないので、普通の牛乳)15mL、蟹(110g)と卵1/2個ホワイトビネガー小匙1/8、塩小匙1/4ディジョンマスタード小匙1/4とパン粉カップ1/4を混ぜ合わせます。
ここで、オールドベイシーズニングを省略しました。
なくても美味しいと思いました。
どうも蟹の汁を切り足りなかったのか、すごくベチャベチャしています。
二等分してもすごくベチャベチャで扱いにくい!

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で、丸く形作っる(ケーキのように)。
ペカンナッツを細かく刻んだものカップ1/8と、パン粉カップ1/8、レモンペッパー小匙1/2を混ぜたものをケーキにまぶす。
とにかく。ベチャベチャしているので、両面にまぶすと崩れますので、上面にのみまぶしました。

ここで冷蔵庫で2〜4時間冷やすとなっていますが、ここも省略・・・。
冷やす意味が分からん。なじませるのだろうか。

てか、冷やすところを読み飛ばしていただけですが・・・。

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バターを少量乗せ、200℃のオーブンで20分焼く。
出来上がり!
あげるのではなく、焼くのでバターを乗っけるのでしょうが、特に焼き色が良くなったという印象はありませんね。
でも、焼く前は、あれほどベチャベチャで崩れやすかった生地が、焼くとちゃんとコロッケみたいにしっかりと固まってくれるのは良かったです。
ちゃんと焼いてあるので、
衣がサクサクで、蟹が美味しかったですよ。

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召し上がれ!
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レディ・ハーモワンのチョコレートサンシャインケーキ。

ミステリークッキングです♪

ミステリークッキングって何?という方は、コチラをクリック!
今回は久しぶりのハンナ・スウェンセンシリーズ
シュガークッキーが凍えている
より、レディ・ハーモワンのチョコレートサンシャインケーキ。

これ!
最初に言っておきます!
失敗です!
ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!
もう、ショックで1時間ほど、意識が飛んでしまったよ。
魂が抜けたというか・・・。
とりあえず、出来上がりはコチラ。

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うん。普通にチョコレートケーキです。
焼きあがっています。
どこが失敗なの?と申しますと。

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はい。
型抜き失敗です!!
うおー!!
皆様に綺麗なクグロフ型で完璧に焼きあがったケーキをお見せしたかったのですが・・・。
すみません・・・。

で、このチョコレートケーキ、クッキージャーのハンナのレシピなのですが、ここで最大のミステリーが!!
この材料に

「濃縮オレンジジュース」

が入っています。
おい!
日本にそんなもんあるかい!
というわけで、長らく放置していたレシピであります。
調べてみると、コストコでは売っているらしいのですが・・・。
杜の都にはそんなもんありませんので。

大体さー、濃縮オレンジジュースって何なの?ってとこなんですが。
(近頃、いつもこの入り方ですよね・・・。)
日本で手に入るオレンジジュースによく書いてある単語。
「濃縮還元ジュース」
これはつまり、一度ジュースを濃縮したものを、薄めて作っていますよー。ということなんですね。
なんでそんな事するのかというと、確か、鮮度とか、美味しさとか、成分とかが損なわれないようにする方法らしいです。
別に薄めているからといって、質が落ちるとかでは全然ないそうです。
で、その「還元」する前の状態のジュースを使ったのがこれ。
アメリカでは、この濃縮状態のジュースが売っていて、家庭で薄めて飲むように出来ているらしいですぞ。

で、本編ではこのハンナの作ったレシピのチョコレートケーキを、ハンナの母親のドロレスが、スウェンセン家に代々伝わる秘伝のレシピだと自慢しようとします。でもそれは真っ赤な嘘。
だってこの「濃縮オレンジジュース」が入っているから。昔はそんなもん売っていません、というオチ。
でもドロレスはめげません。本来このジュースではなく、オレンジマーマレードを使っていたのを濃縮ジュースにアレンジしたのよー。とまで言って、ごまかそうとしております。すごいね。ほんと。
作者って、このエピソードを書きたいがためにレシピに濃縮ジュースを入れたんではないかと思いましたがいかがでしょう。

で、濃縮オレンジジュースを探して回ること幾年月・・・。
ついに私は発見した!

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これが!今最も日本で手に入りやすい濃縮オレンジジュースだ!!
困った時のクオカさんですよ。
さすがクオカとしか言いようがないです。
これを発見した時は、パソコンの前で狂喜乱舞。
クオカさんの前にひれ伏した。
しかし!!
超絶!
高い!!
詳しくはwebで!

はぁーー。
買いました。
多くは語りますまい。
で、ようやく本題!
作れるよ!!
今回は、約14cmのクグロフ型を使って焼きました。
ここでまた問題が!
ハンナのレシピには、バント型1個と書いてあるのですが、型の大きさとか全く書いていません。
なぜなんだ!
ふぅー。
悩みまくったあげく、(またバント型のカップ数とか調べまくってみました)一応レシピの1/2量で作ることにしました。
私のクグロフ型は大体3カップ入ることになっているのですが、多かったら別容器に入れようとか考えまして。
でやっと作る!
濃縮オレンジジュース106gと無糖チョコレート(カカオマス)56gをボウルに入れ、チョコレートを溶かしておき、冷ます。バター56gに砂糖は気持ち少なめに180g(これ、実際のレシピだと200g以上になる計算なのですが、さすがに怖れをなして少なくした)を加え、よくかき混ぜる。
これ、砂糖が異常に多いので、バターに溶けきらず、ジャリジャリ状になります。
塩小匙1/4とオレンジエッセンス(私はオレンジオイルを適量加えました)を加え、更にかき混ぜる。卵1個をといて、少しずつ混ぜる。ベーキングパウダー小匙1を加えてふるった小麦粉120gの半量を加え、よくかき混ぜ、牛乳60mLを加えてかき混ぜ残りの小麦粉を加える。
チョコレートとオレンジジュースの混合物を加える。

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ピーカンナッツ(私は少なくして)1/4カップをローストして刻んだものを加える。生地を少し寝かせた後、

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型に流し込む。
生地の状態がかなり硬いので、少しずつしか入りません。
で、170度のオーブン47分ほど焼きました。
竹串で挿して何もついてこなくなるまで焼きました。
オーブンから出して、25分間冷ます。(型のまま)

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はい。見てお分かりのとおり、型に対して、生地が多すぎますね。
これも失敗した要因の一つでしょう。
で、少し冷ましてひっくり返した結果!!

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ショック!!
はぁー。
まぁ、仕方ありません。
何がいけなかったのか・・・。
私は焼きがいまいち甘かったのかと思いますが。
水分量が多いので、もっと焼いた方がよかったのかな?
でも、結構これ以上だとこげる気もしますがね。

お味は・・・。
かなりしっとりしています。
そして!
大味!!
ものすごい濃いオレンジの香りというか、味です。
チョコレートも沢山入っていますので、チョコとオレンジが拮抗しているというか、口の中で主張しまくっています。
うーん・・・。
まずくはないのですが、ちょっと・・・いや、かなりくどい感じがしますねぇ・・・。
そして、甘さは私の砂糖の量で結構ちょうどいいかな?
チョコレートのケーキって、カカオマスを使うと結構甘味が足りなかったりするので、思い切って多めに入れましたが、それは間違っていなかったようです。
でも、オレンジの甘さも勝っているため、やっぱり甘めだったかも。
沢山は食べられない感じ。

レシピでは、これにガナッシュクリームをかけるようになっていて、私は実はその準備もしていたのですが、これ以上の甘さは全然必要ないです。

というわけで、いかがでしたでしょう。
今回もかなり準備に時間がかかり、型の計算などで悩んだ為、この結果には、かなり落ち込み、記事のアップにも時間がかかってしまいました。
とりあえず、
召し上がれ!
もう一度作る気には、なれない・・・かも。
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ジュリアンのチーズマニコッティ。後編

はい。前回の続きのチーズマニコッティです。

前回のリコッタチーズで挫折しそうになりつつ、なんとか気持ちを建て直した私。
次なる難敵は、
「フォンティーナチーズ」
これまた聞いたことあるようなないような単語。
もちろん、巷のスーパーにはない。
で、少し調べてみると・・・。
フォンティーナチーズとは、イタリアでチーズフォンデュに使われるチーズだそうな。
処変わればで、スイスの有名なチーズフォンデュとはチーズが違うらしいです。
でも、もう探す気力もお金もない私は、ならばと、普通のチーズフォンデュに使われるグリュエールチーズを使うことにしました。
全く効果の程は不明です。
でも、考えてみると、この料理はイタリアンなので、チーズもイタリアのものを使っているということなのでしょうね。
全く。
そこまでこだわれないよ。

で、ようやく材料がそろったところで。
先ずフィリングから。
全量は7人分という、また中途半端な人数分で、とりあえず大雑把に1/3量にします。
リコッタチーズ1/2カップ(もちろんそんなにないよ)、卵二個をフードプロセッサーで混ぜ、そこへフォンティーナチーズの代わりのグリュエールチーズ100gとモッツァレラチーズ40g、上質のパルメザンチーズ約大さじ2を摩り下ろしたもの、柔らかくしたバター大さじ2、塩小匙1/3胡椒少々、生バジル大さじ2/3を加えて更に混ぜる。

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こんな感じにまとまります。
これをゆでたカネロニ6本(くらいでちょうどよかったです)に詰める。
私のカネロニは、2〜3分ゆでると箱に書いてありましたが、それくらいがちょうど固さを保っていてよかったです。
マニコッティの場合だと、10〜15分ゆでるとなっていますから、根本的に違うのでしょうね。

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私は搾り出し袋でフィリングを詰めました。そのほうが絶対簡単です。

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フィリングを作る前に、ソースを作る。

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ソースは、大体1/2量作りましたが、結構ちょうどよかったです。
オリーブオイル大さじ2ににんにくひとかけをつぶしたものを入れて鍋で熱する。玉ねぎ1/2をみじん切りにしたものを加え、5分ほど炒めて、トマトピューレ(レシピにはペーストとなっていますが、量的にピューレが正しいと思います。)150gに水(ピューレの容器2杯分くらいの水←これ、私のピューレはご覧の通りアルミパックなので、もう超適当量の水です)を加える。
生のオレガノ大さじ2、小ぶりのローリエの葉1/2、塩小匙1/2、胡椒小匙1/4を加えて、煮込む。

バターを塗った耐熱容器にパスタを並べ、ソースをかけて、パルメザンチーズをかけ、175℃のオーブンで20分焼く。チーズが溶けて、ソースがぐつぐつなるまで焼く。

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実は、パスタを湯がいたとき、あまりに固めだったので、パスタがちゃんと柔らかくなるか不安だったのですが、焼いているうちにちゃんとちょうどよい固さになりました。ソースは全体に満遍なくかけたほうが良いですが。

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出来上がり!
これはお勧めです。
美味しい!

召し上がれ!
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ジュリアンのチーズマニコッティ。前編

はい。
題名からしてもうミステリーです。
ミステリークッキングです。

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今回は、「クッキングママの名推理」より。
ジュリアンのチーズマニコッティです。

はて、マニコッティとは何ぞやってとこです。
マニコッティ。
この単語を即座に理解できる日本人は、現在の内閣支持率より低いのではないかと思ったりしたりしますが、いかがでしょう。

マニコッティって、パスタの一種で、言ってしまえばマカロニの巨大版のようです。ペンネのとにかく大きいの、と言えば想像しやすいでしょうか。
それに詰め物をして、焼いたもの・・・だと思います。
なんですけど、私の近所にはどうも売ってないので、代わりにカネロニを用意しました。これこそ、見た目マカロニの大きい版ですね。

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こんなの。大きいです。
これも中に詰め物をして料理するものなので、代用です。
さて、ジュリアンのマニコッティ。
クッキングママの中のレギュラーキャラクターであるジュリアン。
料理ができて、働き者で、優しくて、男らしくてスポーツマンで頭が良くてハンサムなベジタリアン。
これ以上いい男はいないよねって感じの彼。
ほんと、いい人です。お婿さんにほしいですよ。
そんな彼の自信作。
出来上がりはコチラ。

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画像がいまいちで申し訳ありませんが。

これ、はっきり言って、σ゚д゚)ボーノ!
パスタにチーズと卵とバジルのフィリングを詰めて、トマトソースをかけて焼き上げたものなんですけど、とっても美味しいです。
お勧めです。

しかし、いかんせん材料費がかかる・・・。
日本はチーズが高いので、そのフィリングを作るのに苦労するのよね。
と言うわけで、私の苦闘をご覧じろ。
まず、フィリングの材料。

第一にリコッタチーズ。
これ!
日本では高い食材の筆頭ではないでしょうか。
大体、普通のスーパーに置いてないし。
で、ネットで調べてみると、
「リコッタチーズ 手作り」
で結構な数がヒットするのです。
何でも、牛乳にレモン汁を加えて、少し熱を加えれば簡単にリコッタチーズの出来上がりという寸法らしい。
そうか!手作りできるなら安くあがるじゃないか。
そう安易に考えた私。

しかし、ことはそう安易には運ばなかった。
リコッタチーズ作りに必要な牛乳と言うものがあるらしく、それはズバリ、ノンホモジナイズドの成分無調整な牛乳なのさ。ジャージー乳とかそういうやつ。
ええと、分かりやすく言うと、ほっとけばなんだかドロっとしたものがういてきて、ヨーグルトっぽくなってしまう牛乳。
つまり、加工乳ではないことが条件らしい。
低脂肪乳だと、カッテージチーズになるそうです。
そんなの、そこらへんのスーパーには売っていません。
で、少しグルメ向けのスーパーにわざわざ行ってみました。
それでなければ、生クリームから作ろうかと思ったりもしつつ。
で、探してみると果たしてありました!
こんなの。

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でも500mLで350円した・・・。
ところで、そのグルメ向けスーパーには、リコッタチーズも売っていました。
200gで780円です。なんでも円高還元で少し安くなっているとか。
ここで悩んだー!
実物を買うか!それともリコッタチーズを敢えて手作りするか!
今回は後者を選んだ!後学のために!
これでうまくいけば、リコッタチーズを使った料理とかお菓子がジャンジャン作れるじゃん?
などと思って。

いざ!作ってみよう!
の前に、どう考えても美味しそうな牛乳を少し味見してみました。
うぅむ・・・これは・・・。
美味しい!!
このままごくごく飲んでしまいたいくらい美味しい牛乳です。
でもリコッタチーズのために、敢えてレモン汁を加え、鍋で火にかけました。
ほんの少し、牛乳の臭み消しのための塩をパラリと振る。

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しばらく待つと、たんぱく質が分離してくるはずです。

おお・・・。
きたきた・・・。
・・・。
・・・。
・・・?
あれ?
これだけ・・・?
・・・?
え??
お。
おわり?

すくねー!!

リコッタチーズ作りをして思ったこと。
それは・・・。
次回リコッタチーズが必要になったとき、

私はリコッタチーズを迷わず買うであろうということだった・・・。

だってさー、
もう、ショックのあまり、出来上がりを画像に残すことすら忘れるほど少ししか出来なかったんだもん・・・。

大さじ3杯くらいあったかなぁ・・・。(いや、もっと少ないね)
それくらいしか出来なかったのよ。
牛乳500mLから。
そりゃ高いわ。

鍋に残った牛乳を、悔しいから飲んでみた。
うっすいレモン風味の牛乳になっていた。

あぁ・・・。

こんな感じで、ミステリークッキングは次回に続く・・・。
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