SWEET SWEET SWEET

手作りのお菓子やパン、料理など美味しいもの、
そして大好きな本など紹介します♪

賄い三方よし。

みおつくし料理帖の再現レシピです。

今回は、第六巻の「心星ひとつ」より。

賄い三方よし。

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つる屋の料理人・澪が人生の岐路に立って、悩みに悩んでいる時に賄いとして出したものがこれ。
なんていうか…どうしてもきれいな画像にはなりませんね。猫まんま状態なので。すみません。
賄い料理なので、本当に簡単。
塩を少し加えた湯で芯まで熱々にした絹豆腐を大きくすくってごはんに乗せ、鰹節と葱をたっぷりふりかけ、生姜を卸したのをちょこんと乗せる。醤油を回しかけたら出来上がり。
お客さんにはとても見せられるものではありませんが、家でこっそり食べるにはもってこいの軽食です。
特にいわゆる「汚した」ごはんが好きな私にはうれしいもので…。
私、子供のころは白いご飯が苦手だったんですよね…。
なんて罰当たりなって感じですが、どうしてもだめで、ふりかけとかお茶漬けにして食べないと受け付けなかったのです。
社会人になってようやくそういうものがなくても、3角形食べの技を会得できたのですが。(笑)
とにかく、これはそんな私にもさらさらっと口に入るごはんです。
言ってみれば、冷奴の温かいのをごはんに乗っけただけなんですが、これがおいしいんです。
豪快に豆腐とごはんを混ぜながら食べるのが○。

ちなみにの三方よしとは、本来「売り手よし ・ 買い手よし ・ 世間よし」の 近江商人から現代にまで受け継がれる 理念なのですが、この場合は売り物にならない豆腐を使うことで、簡単でよりおいしい賄いになったので、「材料によし、作り手によし、食べ手によし」という三方よしになったというわけです。

簡単で体が温まるごはんですよ♪
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