悩める乙女のプラムタルト。
ミステリークッキングです♪
ミステリークッキングって何?という方は、コチラをクリック!
今回は、クッキングママシリーズ10巻「クッキングママの超推理」より。
悩める乙女のプラムタルトです。
家の窓ガラスをなぜか銃撃されて、ケータリング先のお城に居候することになったゴルディ一家。アメリカなのに、イギリスのお城を移築した一族の末裔の注文で、今回はイギリス風の料理作りに専念します。
まぁ、イギリス風といっても、そこはゴルディがアメリカ人の好みに合わせて料理していますが。
お城で開かれるバンケットパーティーに出されたデザートがこれ。
お城の主、エリオットはイギリスの王侯貴族に習って、タルトに宝石を飾ろうとしますが、ゴルディは「歯医者が儲かるだけなのにね・・・」と呆れ顔。
毎度、お金持ちに振り回されているゴルディです。
プラムといえば、イギリス文学に良く登場するお菓子ですよね。プラムケーキ、プラムプディング、・・・プラムタルト・・・は、あったかな?
このタルトのネーミングは、 damsel in distress plum tart・・・かな?
とにかく、プラムのタルトです。
プラム。
また出てきたよ。
プラム。
直訳すれば、スモモ。
けど・・・。
私は、ずいぶん前に、外国のレシピでプラムのタルトを作って、なんというか、食べられないものを作った覚えがあるので、なんとも不安だったのですが。
どうも日本で作られているプラムと呼ばれるスモモを使うと、どんなに砂糖を使っても、とっても酸っぱく出来るようなのですよね。
あれは熱を入れると、酸味が増すようで、生食に向いているようです。
そこでちょいっと調べてみると!
多分こういうことではなかと。
西洋におけるプラムとは、これすなわち日本における西洋スモモ・プルーンのこと也。
つまり、こういうものです!
ちなみにコチラは山形産プルーン。
そう。
中井喜一さんのプルーンですよ!
あれの生なんですわよ。
なんというか、材料からして、違うみたいなんですよね〜。
もちろん、プルーンだって生食が向いているようですが、多分日本のスモモとは違うものが出来るであろうとアタリをつけて、やってみることにしました。
またまた前置きが長くてスミマセン。
ではでは、作ってみましょー!
まず、タルトの台作り。
今回はレシピをちょうど半量にしています。型は長方形のタルト型24×10cmを使って見ます。(ちょっと小さかった様子)
薄力粉100g、強力粉40g、塩小さじ3/8を混ぜたものをフードプロセッサーに入れ、良く冷やした無塩バター大さじ7って言うと、つまり90gくらいなので、ちょっとビビッて70gにしてしまった臆病な私を許して欲しい。で、冷やした無塩バター70gを入れて、
小麦粉に切り混ぜる。
サワークリーム大さじ1と3/4(約23g)を加えて、一塊になるまで混ぜる。これ、日本のサワークリームは、アメリカに比べて固いということで、なっかなか塊になりません。どうもアメリカのサワークリームはヨーグルトくらいの固さみたいなんですよねー。そして、これ以外に水分が入らないので、日本では塊になりにくいです。
それでも何とかポロポロの状態になったものを練らないようにまとめたものが
こちらです。私はまとめてから一晩冷蔵庫で休ませたのですが、レシピにはそのような記載がなかったので、もしかしたら、ポロポロ状になったものを直接型に敷き詰めて焼いてもうまくいくのかもしれませんね(グラハムクラッカー台のようなイメージ)。
で、タルト型に生地を敷きこみます。
レシピにはないのですが、私はここで生地を空焼きしました。私はパイやタルトって、空焼きしたほうが好きなので。
まずタルト生地を冷凍庫で凍らせてから、タルトストーンを置いて、タルトの周囲にアルミホイルでカバーをして、180度のオーブンで25分焼きます。(ここらはお好みで)
その間に、フィリングを作ります。
サワークリームカップ1/4約52gにグラニュー糖を(本当は150gなのですが、恐れをなして130gに減らした臆病な私を許して欲しい)130g加え、小麦粉大さじ1と1/2をふるい入れ、卵1個を入れてよく混ぜる。
ここで味見をしてぶっ飛んだ!
甘い!!
この私が驚愕、恐怖を感じる甘さだったのだから、どのくらいのものか推して知るべし。
甘いなぁ〜。
しかし!
思い出して欲しい。
ここに加える物のことを!
そう、プルーン。西洋スモモであります!
日本のスモモでやると、どうなるか思い出して欲しい!
プルーンで作ったとて、危険度はまだ未知数なのですよ。
大体、果物をお菓子に加える場合、果物に甘味が必要なので、生地が甘くても結構中和されるんですよね。
そういうわけで、超不安ながらも、続行!
プルーンを4つ切り(皮ついたまま)にして、空焼きしたタルト生地に並べ、フィリングを上からかけます。プルーンはちょうど3個半くらい使っています。
・・・量が多すぎて、ちょっと溢れました。
タルト生地もちょっと余ったので、もう少し大きめの型を使った方がよかったと思います。
まぁ、久しぶりなんで、許してください。
大体、レシピには型の大きさの指定がないんですよ!
で、165度のオーブンで45分焼く。
これがまた、なかなか焼けなくてね・・・(笑)。
焼いている間に、やっぱりフィリングが少し溢れたので、フィリングはもう少し控えめに入れてくだされ。
あまった材料は、小さめの別容器に入れて焼きました。
出来上がり!
プルーンが完全に沈んであまり見えませんが・・・(笑)。
今回私が、長方形の型を使ったのは、レシピに「焼きあがったら長方形に切り分け」という記載があったから。
最初丸いタルトのイメージだったのですが、このレシピの記載で、型を変更しました。
切り分けて・・・。
バニラアイスを添えようか悩んだのですが、タルトに使われている砂糖と、脂肪分を考えて、今回は割愛。(笑)
食む。
お、美味しい!!
これは美味しい!
甘すぎるのでは・・・と心配だったフィリングは、プルーンと焼くことで、驚くほどちょうど良い甘さに仕上がっています。
プルーンは、やはり生のときより酸味は出ていて、でも心配するほどではなく、本当に美味しいと思える甘酸っぱさ。
プルーンを使って良かった!タルト生地は、本当にサックサクで、フィリングとの相性は抜群です。まぁ、脂肪分たっぷりだから当然ですが・・・(汗)。
難点は、プルーンが熟しすぎなのか、そういうものか分かりませんが、プルーンから果汁がたっぷり出るので、切り分けるのが大変なところかな。
これはお奨めですよ♪
召し上がれ!
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今回は、クッキングママシリーズ10巻「クッキングママの超推理」より。
悩める乙女のプラムタルトです。
家の窓ガラスをなぜか銃撃されて、ケータリング先のお城に居候することになったゴルディ一家。アメリカなのに、イギリスのお城を移築した一族の末裔の注文で、今回はイギリス風の料理作りに専念します。
まぁ、イギリス風といっても、そこはゴルディがアメリカ人の好みに合わせて料理していますが。
お城で開かれるバンケットパーティーに出されたデザートがこれ。
お城の主、エリオットはイギリスの王侯貴族に習って、タルトに宝石を飾ろうとしますが、ゴルディは「歯医者が儲かるだけなのにね・・・」と呆れ顔。
毎度、お金持ちに振り回されているゴルディです。
プラムといえば、イギリス文学に良く登場するお菓子ですよね。プラムケーキ、プラムプディング、・・・プラムタルト・・・は、あったかな?
このタルトのネーミングは、 damsel in distress plum tart・・・かな?
とにかく、プラムのタルトです。
プラム。
また出てきたよ。
プラム。
直訳すれば、スモモ。
けど・・・。
私は、ずいぶん前に、外国のレシピでプラムのタルトを作って、なんというか、食べられないものを作った覚えがあるので、なんとも不安だったのですが。
どうも日本で作られているプラムと呼ばれるスモモを使うと、どんなに砂糖を使っても、とっても酸っぱく出来るようなのですよね。
あれは熱を入れると、酸味が増すようで、生食に向いているようです。
そこでちょいっと調べてみると!
多分こういうことではなかと。
西洋におけるプラムとは、これすなわち日本における西洋スモモ・プルーンのこと也。
つまり、こういうものです!
ちなみにコチラは山形産プルーン。
そう。
中井喜一さんのプルーンですよ!
あれの生なんですわよ。
なんというか、材料からして、違うみたいなんですよね〜。
もちろん、プルーンだって生食が向いているようですが、多分日本のスモモとは違うものが出来るであろうとアタリをつけて、やってみることにしました。
またまた前置きが長くてスミマセン。
ではでは、作ってみましょー!
まず、タルトの台作り。
今回はレシピをちょうど半量にしています。型は長方形のタルト型24×10cmを使って見ます。(ちょっと小さかった様子)
薄力粉100g、強力粉40g、塩小さじ3/8を混ぜたものをフードプロセッサーに入れ、良く冷やした無塩バター大さじ7って言うと、つまり90gくらいなので、ちょっとビビッて70gにしてしまった臆病な私を許して欲しい。で、冷やした無塩バター70gを入れて、
小麦粉に切り混ぜる。
サワークリーム大さじ1と3/4(約23g)を加えて、一塊になるまで混ぜる。これ、日本のサワークリームは、アメリカに比べて固いということで、なっかなか塊になりません。どうもアメリカのサワークリームはヨーグルトくらいの固さみたいなんですよねー。そして、これ以外に水分が入らないので、日本では塊になりにくいです。
それでも何とかポロポロの状態になったものを練らないようにまとめたものが
こちらです。私はまとめてから一晩冷蔵庫で休ませたのですが、レシピにはそのような記載がなかったので、もしかしたら、ポロポロ状になったものを直接型に敷き詰めて焼いてもうまくいくのかもしれませんね(グラハムクラッカー台のようなイメージ)。
で、タルト型に生地を敷きこみます。
レシピにはないのですが、私はここで生地を空焼きしました。私はパイやタルトって、空焼きしたほうが好きなので。
まずタルト生地を冷凍庫で凍らせてから、タルトストーンを置いて、タルトの周囲にアルミホイルでカバーをして、180度のオーブンで25分焼きます。(ここらはお好みで)
その間に、フィリングを作ります。
サワークリームカップ1/4約52gにグラニュー糖を(本当は150gなのですが、恐れをなして130gに減らした臆病な私を許して欲しい)130g加え、小麦粉大さじ1と1/2をふるい入れ、卵1個を入れてよく混ぜる。
ここで味見をしてぶっ飛んだ!
甘い!!
この私が驚愕、恐怖を感じる甘さだったのだから、どのくらいのものか推して知るべし。
甘いなぁ〜。
しかし!
思い出して欲しい。
ここに加える物のことを!
そう、プルーン。西洋スモモであります!
日本のスモモでやると、どうなるか思い出して欲しい!
プルーンで作ったとて、危険度はまだ未知数なのですよ。
大体、果物をお菓子に加える場合、果物に甘味が必要なので、生地が甘くても結構中和されるんですよね。
そういうわけで、超不安ながらも、続行!
プルーンを4つ切り(皮ついたまま)にして、空焼きしたタルト生地に並べ、フィリングを上からかけます。プルーンはちょうど3個半くらい使っています。
・・・量が多すぎて、ちょっと溢れました。
タルト生地もちょっと余ったので、もう少し大きめの型を使った方がよかったと思います。
まぁ、久しぶりなんで、許してください。
大体、レシピには型の大きさの指定がないんですよ!
で、165度のオーブンで45分焼く。
これがまた、なかなか焼けなくてね・・・(笑)。
焼いている間に、やっぱりフィリングが少し溢れたので、フィリングはもう少し控えめに入れてくだされ。
あまった材料は、小さめの別容器に入れて焼きました。
出来上がり!
プルーンが完全に沈んであまり見えませんが・・・(笑)。
今回私が、長方形の型を使ったのは、レシピに「焼きあがったら長方形に切り分け」という記載があったから。
最初丸いタルトのイメージだったのですが、このレシピの記載で、型を変更しました。
切り分けて・・・。
バニラアイスを添えようか悩んだのですが、タルトに使われている砂糖と、脂肪分を考えて、今回は割愛。(笑)
食む。
お、美味しい!!
これは美味しい!
甘すぎるのでは・・・と心配だったフィリングは、プルーンと焼くことで、驚くほどちょうど良い甘さに仕上がっています。
プルーンは、やはり生のときより酸味は出ていて、でも心配するほどではなく、本当に美味しいと思える甘酸っぱさ。
プルーンを使って良かった!タルト生地は、本当にサックサクで、フィリングとの相性は抜群です。まぁ、脂肪分たっぷりだから当然ですが・・・(汗)。
難点は、プルーンが熟しすぎなのか、そういうものか分かりませんが、プルーンから果汁がたっぷり出るので、切り分けるのが大変なところかな。
これはお奨めですよ♪
召し上がれ!
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