SWEET SWEET SWEET

手作りのお菓子やパン、料理など美味しいもの、
そして大好きな本など紹介します♪

浅草海苔、政吉風。

みをつくし料理帖です。

今回は第9巻「美雪晴れ」より、

浅草海苔、政吉風です。

いえね、これは私が勝手につけた名前(?)なんですが、本文には特にこれという名前で呼ばれなかったので、暫定的にこうしておきます。

つる家に新しく入った政吉。
さまざまな料理店を渡り歩いただけあって、世事に長け、お客の心を掴むコツも心得ており、お酒も大好き。澪も教わることがたくさんあるようです。
生粋の江戸っ子である政吉は、地元の食材である浅草海苔の使い方も抜群に上手い様子。
澪が見ている前で、すばらしく美味しい物に変化させていきます。

作り方は簡単。
海苔の片面にごま油を刷毛で塗り、油を塗った面同士を貼り付け、七輪でさっとあぶる。海苔をはがして、油を塗った面に塩をパラリ。またその面同士を貼り付け、切りわけて召し上がれ。

はい。
お察しの通り、まぁ、今で言う韓国海苔という感じでしょうか。
でも澪の時代にすでに海苔、ごま油、塩は存在していたわけなので・・・。
まぁ、そこら辺は想像力ですよね。

海苔をあぶる方法ですが、我が家に七輪はないので、トースターのパン温めで焼くことにしました。
我が家はガスコンロなのですが、以前テレビでガスコンロの火には水蒸気が含まれているので、海苔をあぶるには向いていないというのをやっていたんですよね。代わりにトースターでちょっと焼くのがいいとのことでした。
でも気をつけないと、すぐこげて炭になってしまうのでご注意ください!(経験者は語る)

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海苔にごま油を塗りつけて、貼る・・・。
・・・貼れない!(笑)
ごま油が足りないのでしょうか。
なんとなく、ぴったりくっつくのを想像していましたが、特にそんなことはないです(笑)。
トースターでさっと焼いて。我が家のトースターは、ロールパンなどを温める機能があるのでそれを使いましたが、普通のトースト機能だとさらに焦げやすいと思いますので、気を付けて焼いてください。
ごま油を塗った面に塩をパラっとかけて、また海苔を重ね、しばらくおきます。(しばらく置いたほうが塩がなじむかな)

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食べやすい大きさに切って、出来上がり!

ごま油のいい香りがしています。

食む。

それほどごま油の香りはしつこくないです。
ここはごま油の量によって変わるでしょうか。
それにしても焼いて香ばしくなった海苔にさらにごま油の香ばしさがプラスされて、美味しいです。
市販の韓国海苔だとごま油や塩味が強すぎると感じるときに作ると、自分にちょうどいい加減に出来ていいかも知れませんね。
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今日で3年目。

今日で3年が過ぎたんですね。
今日もあの日のように午前中は雪が降っていました。
あの日は地震の後にかなりボタン雪が降ったんですよね。
あの日何も知らずに、私はそれを見ていました。

被災地の現在、土地の嵩上げ工事などがまだ始まって間もないといったところです。
その工事が終わらないことには住むことも何も出来ない。
3年経っても、この状況が現実です。

東京五輪が開催されるまでには復興を!
って、中央の方々がおっしゃっているようですが、五輪に絡めても何でもいいから、以前の姿を取り戻して欲しいです。
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明日は。

明日は東日本大震災が起こった日です。

今の関心事は、沿岸部の集団高台移転、防潮堤建設、復興公営住宅などでしょうか。

高台移転とは、もともと海の近くに住んでいた方が、高台の山を切り開いた場所に移り住む計画。防潮堤は、太平洋に接する海岸線を巨大な堤防で守る計画。復興公営住宅は、住居を失って、自宅再建が難しい方のための公的な賃貸住宅です。

復興公営住宅は、今、ようやく入居希望者を募っているところのようです。
高台移転は、山をどう切り開くかや、住民の戸惑いなど様々な問題があるようで、気仙沼では今工事が行われているとのこと。
防潮堤は9m以上の高さのものが一部出来上がったそうです。
本当に大きくて、人間なんて米粒に見えるそうです。それが、本当に海岸全体を覆ってしまうのでしょうか。
時間ができたら見に行きたいです。
でも今日、国会でその防潮堤建設を見直す案が出されたとのこと。
一度建設してしまったら、海岸はもとには戻らないでしょう。

どれも様々な議論が行われ、正解があるのかどうか正直言って分かりません。
でも、住民の方々が本当に納得して、行われることであってほしい。
これは、内陸部の人間がどうこう言える問題じゃないのかもしれないって思うのです。
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又次の炙り若布。

みをつくし料理帖です。

なんというか、ちょっと地味系です(笑)。

今回は、第7巻「夏天の虹」より、

又次の炙り若布です

ある出来事が原因で、体調を崩してしまった澪。料理人としてつる家の調理場を預かる自信が揺らいでしまいます。その澪を助けるために、種市は吉原の翁屋に頼み込んで、料理番の又次を助っ人として連れてきます。
今回はその又次が吉原のお客から教わったという料理です。

炙り若布。小説にレシピはないのですが、本文中に作り方が書いてあるので、挑戦してみることにしました。
と言っても、基本的に若布を乾燥させるだけ。でもこれが不思議に後を引く美味しさなのですって。
作っている最中の描写が面白いし、いかにもおいしそうに書いてあるので、食べてみたかったんですよね〜。
でも!
私途中で気づいてしまったんです。本文に使われているのは、若布は若布でも、「」若布であることに!

私が今回使ったのは、普通に塩で処理した若布なんですよね(笑)。なので、同じものができたのかどうかわかりませんが、とりあえず食べてみることにしました(汗)。

作り方は簡単。

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生若布を綺麗に広げて、本文では戸板、我が家ではざるに張り付けて天日で半日、ぱりぱりになるまで乾かすだけ。
私は塩で処理した若布を水で塩出ししてから使いました。
手のひらほどの大きさに切り揃え、手で崩してそのまま食べたりご飯に振りかけて食べる。

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出来上がり!
こんなんでいいんでしょうか(汗)。

本文では優しく握るだけで粗く砕けるとなっていますが、私のはなんというか、紙みたいで、結構弾力性(?)があり、指で裂いたら切れました。
では早速。

食む。


これは…。
お酒のおつまみにちょうどいいです!
口に入れてすぐはそれほどでもないのですが、よく噛んでいくと、磯の香、うまみが口に広がって美味しい。
噛めば噛むほど味が出る、するめのような食べ心地なんです。
これはつる家のお客さんがお酒を欲しがったのがよく理解できますね〜。
すごく素朴な味なんですけど、ずっと楽しめるような美味しさです。
ご飯と一緒に食べるのも、ちょうどふりかけワカメになって塩をパラリとやれば、美味しく食べられると思います。
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牡蠣の宝船。

みをつくし料理帖です。

今回は、第7巻「夏天の虹」より。

牡蠣の宝船です。

牡蠣が旬の季節。澪はつる家の献立に、牡蠣で新しい料理を考えようと試行錯誤を繰り返します。
しかし牡蠣はシンプルな牡蠣殻焼きが一番おいしいと考える江戸っ子に、それ以上の満足を感じてもらうのは至難の業。凝った料理にすればするほどつる家の店主種市さんやお運びのりうさんからは首を横に振られるのです。
考えに考えた末、澪が出した答えとは・・・。

この話の牡蠣料理は、本当に苦心の末考え出したって言うのが読んでいてよく伝わりました。
確かに、牡蠣を殻のまま焼いたり蒸したりしたのっておいしいですよね!別にこれ以上何も足さなくてもいいんじゃ・・・って気になるのは仕方ないと思います。
でも澪はそれでは納得しないんですよね。
こういう、これで最高、もういいじゃないってところで満足しない姿勢は頭が下がります。私みたいなものぐさ太郎には真似できないことですよ・・・(汗)。
さて、澪が考え出した牡蠣料理とは、いつも出汁をとるのに使っている真昆布より薄い日高昆布を船のような形にして、そこに牡蠣を詰め、七輪であぶり、少量のお酒で酒蒸しにするというもの。
つけた名前は牡蠣の宝船。
折り紙の宝船で弟を励ましたふきちゃんを見て、思いついた名前です。

このたび偶然に昆布を縛る干瓢をいただいたので、作ってみることにしました。
作り方は簡単で、日高昆布を水にぬらして柔らかくし、しわなどを広げてからこちらも水で戻した干瓢で船のような形になるように両端を縛ります。

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塩水で洗った牡蠣を中に詰め、網の上であぶり、熱くなってきたらお酒を牡蠣に降りかけてさらに熱する。

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十分熱が入ったら柚子を添えて出来上がり。
牡蠣は今回加熱用を使いましたが、生食用を使ったほうが安全かもしれませんね(汗)。

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牡蠣に火が通ってふっくらと膨らんでいます。

では早速。

食む。

お、おいしい〜!!
すっごい甘みとうまみ。
口に入れた途端にうまみが口いっぱいに広がります。
それに牡蠣の甘みが重なって美味しい!!
醤油などかけなくてもこのままで十分美味しいです。
お酒のおかげか、臭みは全くありません。
柚子をちょっと絞ると爽やかさがプラスされてまた違った美味しさ。
食べた後の昆布も裂いて食べてしまいました。
これはいいですね〜。
殻付きの牡蠣って、家庭ではなかなか難しいですが、これならパック入りの牡蠣でも殻焼きのような味わいを楽しめて、さらに昆布のうまみもプラスされるのでとってもいいと思いますよ♪
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仙台箪笥 インテリア&カフェ けやき。

仙台箪笥 インテリア&カフェ けやきのカフェに行ってきました。
ここは仙台箪笥のお店なんですが、カフェが併設になっているのです。
仙台箪笥はそう簡単に私ごときがどうにかできるものではありませんので(汗)、まぁ、カフェが目的なんですけど。
でも箪笥とともに素敵な食器なんかも置いてありますので、見ていて楽しいですよ。
こちらでは、かの有名な松之助N.Y.のお菓子を食べることができます。東北ではここだけなんですよね!最近知ったのですが、なんだか得した気分です。

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注文したのはサワークリームアップルパイとカフェオレのセットと、ブラックアウトNYというチョコレートケーキ。
やっぱりケーキは一度に二個以上頼むのが私のスタンダード(汗)。

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サワークリームアップルパイ、パイがサクサクしていて上のクランブルも甘くておいしい。リンゴはちゃんと酸味が効いていてねっとりしたサワークリームと良く合っています。

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チョコレートケーキはすごいボリューム!
アップルパイよりずーっとヘビーです!
でもこれぞアメリカ〜ンって感じ。
ケーキ生地は塩気が効いていて、クリームは思い切って甘いです。
でも塩気と甘味がいい感じにマッチ。ケーキ生地もどっしりもっちりしていて、それをこってりねっとりのドカーンとしたクリームが包み込みます(笑)。
でもこれがいい。
これだよ!アメリカ〜ンって、みたいな。
でも木のフォークではちょっと食べにくい!(笑)

正直言って、チョコレートケーキを食べたらアップルパイの印象が消し飛んでしまうくらいなので、単体で注文すべきだったかと思いましたです。
でもまた食べたい!
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