マカロンの失敗。
今、NHKで、「めざせ!あこがれのパティシエ」
という番組をやっています。
私は最初知らなくて見落としており、番組のテキストを買って見始めたのが第4回からという、なんとも中途半端なことになってしまったので、今回が特別だったのか、この番組がそういうことになっているのかは分からないのですが、
今週の第6回・マカロンの回は、面白かった。
この番組って、あのサダハル・アオキがお菓子作りの「お」の字も知らなかった片岡鶴太郎に教えるという、心ひかれる内容となっているわけですが、なんというか、サダハル・アオキの遠慮のなさというか、厳しさというか、クールさが前面に出た番組でありますね。
大体、テキストを読みながら番組を見ていると、テキストに書いていないようなコツみたいなものを、サダハル・アオキがさらっと口走って、そのまま終わるっていうことが往々にしてあるような気がします。
テキストと違うことも平気でやるし。
「ここ、テストに出るから、チェックしとけよー」
みたいな注意って、特になく流されちゃうので、メモを取るだけでも大変だったりして。
そうかと思ったら、後で見ると、ちゃんとテキストに載ってるじゃん、ってこともあったりして、授業って、大変やね。
まぁ、そんなこんなで、今回のマカロンの回。
なんと、このマカロンを、サダハル・アオキと鶴太郎さんが、大失敗の巻きを演じてくれるんですよね。
もう、完全なる失敗。
嬉しくなるくらい。
しかし同時に、これはなんという演出だろうともおもったわけです。
だって、最初のトークタイムで、サダハル・アオキは、自分のマカロンが完成するまで、どれだけ失敗を繰り返したかを語っているわけです。
それなのに、いくら先生が隣にいるとしても、ズブの素人が、一回目で成功するかよってことを、これでもかと見せ付けてくれたんですよね。
それが証拠に、失敗しても、サダハル・アオキは
「あーあw」
みたいに笑っているわけ。
NHKの料理番組で失敗の巻きを放送するのかっていう驚きもありましたけれど、これは挑戦する人に対する警告であろうとも感じたわけで。
一回失敗するくらいは当然だよって、励ましてくれているのかな、って思いました。
で、二回目に鶴太郎さんは挑戦して、見事に成功するわけですが。
失敗をわざわざ見せることで、どこが悪いのかをより分かりやすくしたんでしょうね。
それにしても、私はマカロンを家で作ろうとは思ったことがありません。
私だって、わざわざ今回の失敗を見せられなくても、自分がマカロンを作って成功するとは、これっぽっちも信じていなかったですし、もっと大きな理由は、
家でそんなにたくさん出来て、食べきれるだろうか。
という疑問があるため。
あれは一日に一個か二個でいい。
しかも、日持ちしないよね。
だから、多分作らない。