SWEET SWEET SWEET

手作りのお菓子やパン、料理など美味しいもの、
そして大好きな本など紹介します♪

マダムシンコ作ってみた4。

お久しぶりのこの企画。

マダムシンコのマダムブリュレを作ってみようではないか。
という、無謀且つ厚かましいこの企画。
今までの汗と涙(何)の軌跡はコチラ

もう久しぶり過ぎて、覚えている方はいないと思うのですが、やっぱり、あの甘さは、30度越えの猛暑には似合わない。
ってことで、長らく封印してきましたが、ここ2、3日で急にやってきた秋とともに、思い出してみましょう!

さて、バウムクーヘンの表面をカラメリゼして作る(と思われる)マダムブリュレですが、今までの私のやり方は砂糖をバーナーで焼きつけると言う作業を第一回目の実験から延々と続けてきたわけなんですね。
でも、素人のやり方では、どうも限界が見えたわけ。
カラメルが、どうも薄くしかできなかったし、何よりとっても時間がかかって、ガスもいっぱい使う(ような気がする)し、バーナーが…なんか怖いんです…。

で、根本からやり方を見直して、「鍋で作ったカラメルを、バウムクーヘンに流してみよう!」と考えました。
鍋でプリンのカラメルを作る要領でカラメルを作って、バウムクーヘンに流します。
実はこのやり方、夏前から考えていたんですが、何しろカラメルなんで、梅雨時期は湿気が大敵でできないし、夏場は前記の通り、やる気が起きないってんで、ずーっと保留してたやり方なんですよねー。
ようやくできました。
その結果がこれだ!

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この艶!
かなり本家に近づいたと言えると思いませんか?

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相当分厚くカラメルコーティングされていますぞ!
欲を言えば、もっと縁に垂れ下がるくらいにしたかった!
でもまだ砂糖が足りなかったんや。
横に垂れ下がるには、これの1.5倍くらい砂糖がいるみたいです。
そしてー!
久しぶりなだけに、メープルシロップをしみこませるのを忘れましたー!
そこで急きょ、底部分にメープルシロップをしみこませることに…。

食む。

甘い!うへえ、甘い!
でも、マダムシンコっぽい!
カラメルパリパリ!
これは…。
かなり良かったと言っていいと思います。

永かった…。(やってなかっただけだけど)
脳内シュミレーションが永かった。

でも、やって良かった…。

そんな感じです。

とりあえず、バウムクーヘンは別に高級でもないふつうのやつを使っています。
そして、あのしっとりジュワっとあま〜い味の再現は、やっぱりメープルシロップをしみこませたほうがいいようですね。

今回はまぁうまくいきました。
今度誰かに作ってあげよう。いひひひ。
でもこれ1個もらっても、困るかな。いひひひ。
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聖痕ちょっくり感想。

第73回。

お気楽なのは父満夫だけか。

葉月家は、目に見えないがはっきりと感じられるほどの登希夫による悪意と陰鬱さと嫌悪が渦巻いて、非常に不幸な状態だ。

登希夫、開き直るの早いなー。
まぁ、そういうときが来るとは思っていたが。
最低としか・・・。

だから脅しはいかんってあれほど・・・。
脅しには脅しを返すという答えにたどり着くのは、簡単なんだ。

でも、貴夫には祖父のことで秘密をしゃべらせないようにするという発想はなかったのかな。
つくづく穢れのない主人公だ。
いや、悪意がないというのかなぁ。

登希夫をパリに連れて行くという発想が一ミリもない母佐知子。
まぁ、喪中だし。
登希夫と朋子が二人になるのは嫌だろうって、それ以前の問題だ!
絶対二人にしてはいかんよ!

なんか、分かっているのか分かっていないのか、分からない。
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りうのおやつ・木の実の味醂漬け。

みをつくし料理帖です。

昨日のドラマはなかなか楽しめましたが、今日は一人で勝手にみをつくし料理帖後夜祭です。(汗)

今回は、昨日の新聞広告の書下ろし
「秋麗の客」より。
りうのおやつ・木の実の味醂漬けです。

美味しい味醂を煮切ったもので干し葡萄、松の実、胡桃を漬けたものです。
煮切り味醂って、よく使われますが、実際それだけで味わうことってあまりありませんよね。
けれどもこれは木の実をつけ汁ごと味わうんです。

味醂は、もちろんこちらを使いましたよ〜。

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ギヤマンに装って…(笑)

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食む。

美味しい!
味醂ということですが、煮切っていることで変なクセなどは全くなく、すっきりと甘いです。
木の実との相性がいいです!
へー。これはいいですね。
少しずつ熱いお茶と一緒に食べたいです。

と言うわけで、後夜祭、いかがでしたか。
新刊はまだまだ先ですね…。
一体澪はどうなっていくのか、若旦那も気になります。
もちろん澪の大事な親友も…。
でも、辛抱強く、待ちますね。
澪も辛抱強く頑張っているように!
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聖痕ぽっちり感想。

第72回。

ようやく反省する気になった登希夫。
けれども、祖父の死を悲しんでいるわけではなく、警察や少年院に連れいていかれるという恐怖から、やってしまったことを後悔するという、どこまでも自分本位の反省だった。

最低としか…。

「おとなしくな」ったのが「いつまでも続いた」のだから、いつまでも続いてほしいなぁ。
この態度では、もう自分がやったと宣言しているようなものである。
しかし、やったと認めないうちは、どこからも救いの手は現れないのだ。
でも言えるわけないし。
両親とも、これでは手の出しようがない。
「お父さんにだけは本当のこと言ってごらん」とか言って、本当にやってなかったときの大ダメージは、致命傷なのであるから。

そして、こういう人って、いつか自分はやってないって自己暗示をかけてしまいそうで、なんだか怖いのです。

不道化の真岡の大叔父登場!
でもまんまと登希夫を痛めつけただけだった。
真岡の大叔父だけが登希夫の理解者になるかもしれない、そう思っていた時期が、私にもありました。(汗)
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ドラマ「みをつくし料理帖」。

ドラマの前に、皆様

「秋麗の客」

は読まれましたか?
今日、新聞に載っていた、書下ろしのみをつくし料理帖スピンオフ作品ですぞ!
いや〜、ビックリ。
今感想を書いている「聖痕」のちょうど右隣にドーンと載っていて、うおー!と思いつつ、新刊はまだずいぶん先だし…と思って、聖痕を読んだ後、ゆっくりと読ませていただきました。
内容は、みをつくしファンならば、すぐにピーンとくるあのお話の後日談でありますぞ!
いやー、良かった良かった。
明日、これに載っていたレシピの再現もアップしますね〜。

ところで〜。

見ました〜!
ドラマ「みをつくし料理帖」。
見る前はいろいろ心配しておりましたが!

ここからはネタバレ含みますので、いやな方は読まないように!

いやー、思ったより、良かったですよ〜。
ちょっと駆け足だなぁって言うのはまぁ、しょうがないとして。
まず思ったのが、
「あ、下がり眉設定は、完全になくしたのかぁ」
ってこと。
誰も澪の眉について言及しない(笑)。
小松原様でさえ!(笑)
まぁ、仕方ないよね。
でも!
その設定を取っ払ったおかげで、まぁ、素直に見ることが出来ました。
もう、しかたないよ!これは!って。
いい。これはそういうものだ。って。

で、私個人として残念だったのは、ご寮さんの珊瑚の櫛に関するエピソードがまるっと抜けてしまったこと。
そこがかなり私的に泣きポイントだったので。
あと、あさひ太夫の言葉が完全に吉原言葉になってしまったこと。
まぁ、ここで上方言葉にしてしまうと、最後の感動もなんも無くなってしまうからここも仕方なかったんですけど…。
も一つ、脚本として、ドラマの始まりの頃は、暗い暗いの一辺倒なので、暗い中にも、もうちょっとクスっと笑えるようなような演出にしてほしかったなぁと思いました。

あとこまごまありますが、もうこれは原作を先に読んでいる故の不満。
どんな映画でも原作を読んでしまっていると私はだめな方なので、もう仕方ないですよ。

それはもう置いといて!
役者さん方、すごく良かったですよ〜。
かつてキャストに関して、いろいろ言ってしまいましたが!(すみません)

澪。
下がり眉の設定がないものと考えれば、すんなり入って来たなぁと言う感じです。
泣きの演技がすごく頑張っていたなぁって感じです。
不自然でもなかったです。
たぶん、北川さん自身、不安があったと思いますが、私は良かったと思います!暗い表情が多かったのはまぁそういう設定なので仕方ないのですが、(北川さんは美人なので、暗い顔をしちゃうと、本当に悲愴感が漂ってしまうんですよね。原作では暗い顔でもどこかのんきそうということでバランスを取っているんです)北川さんは良かったと思いますよ〜。

小松原様は、一番不安だったりしたのですが(汗)、良かった良かった。
原作のイメージとして、もっとやさぐれてて軽い感じで思っていたのですが、澪を導く役割として、ドラマとしてはこれくらいの重厚さがあって良かったと思います。

又次さんは、私の中のイメージは、「風車の弥七@水戸黄門」なんですよね〜(汗)。

いろいろありますが、私としてはこのドラマ、良かったと思います!
ちょっとジーンと泣きそうになってしまいました。
いい思い出になりそうですよ♪

書き足りないところもあると思いますが、今夜はこの辺で…。
明日は、「秋麗の客」の再現です!
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聖痕微量感想。

第71回。

おじいちゃん、私も大好きだったよ…。
貴夫のお爺ちゃんへの想いが「大好きだったお爺ちゃん。大好きだったお爺ちゃん」にあふれいていた。良かった。

連載の初めの頃の貴夫の述懐から、おじいさんは亡くなるのかなと、なんとなく思っていましたが、これほど早く亡くなるとは思っていなかった。しかも、原因が原因だけに、やはり酷い。
これほど頭がいいのだから、貴夫は登希夫のやったことを勘付いているのだろう。

朋子おばあちゃんの勘は相変わらず冴えわたっているな。
そう、このままじゃ次はあんただよ。
それにしても母佐知子。
「警察にだけは言わないでくださいお母さん。この家から犯罪者が出ることになります。」
それ、息子がやったって認めてる!認めてるよ!(笑)

こういう時、登希夫を一人にしない方がいいと思うんだがね。
今頃、何を思っているのやら…。

そして貴夫も。
料理しながら何をか思わん。

個人的にはこれで登希夫に脅されることは無くなると思いたいのだが、そう簡単にはいかないのかな。
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澪の手作りおぼろ昆布。

みをつくし料理帖です。

今週は、ドラマ化を記念して、一人で勝手にみをつくし祭りしてました!(汗)

というわけで、今回は第一巻「八朔の雪」と、四巻「今朝の春」に登場する澪の手作り「おぼろ昆布」です。

おぼろ昆布。家ではとろろ昆布とも呼んでいましたが、これまた母の大好物です。私も大好き。というか、塩昆布も昆布の佃煮も大好き。祖母のお土産は塩昆布と昆布の佃煮詰め合わせだったもんなー。母の料理の出汁も、昔は基本的に昆布でしたね。今も鍋の水炊きは昆布から出汁を取ります。

でも!!江戸では上方ほど昆布を食べる文化がないということで、おぼろ昆布を買うことが出来ないようです。澪は上方出身の人にあげるお弁当に、上方を偲ぶ料理ということで、おぼろ昆布をつめようと考えます。
大坂の職人が作るようには出来ないだろうけど・・・と考えますが、上等の昆布から表も裏もおぼろ昆布をかいて、白い板状になるまでかけるようになりました。
こんなことが私にもにできるのか、やってみました!(笑)

澪が使っているような高級昆布とはいきませんので、家にあった昆布で勘弁していただきます。

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酢で表面を湿らせます。

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で、包丁でかく!
…。
…。
うーむ…。
で、できない!
私には無理っぽいですなぁ。
結局、

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これだけ…。(笑)。
本当は

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こんなんですけど〜。

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ちなみに、神宗のとろろ昆布です。
まぁ、本来職人さんが作っていたものなので、初めからうまくできるとは思いませんが、残念!
残った昆布はおつゆの出汁にしました…(笑)。
さて、おぼろ昆布ですが、これ、本当においしいんですよね〜。
すうどんに入れたり、お吸い物に入れたり、味噌汁に入れたり、澪が言うように、お湯をかけて醤油を垂らしただけでも本当に軽いおつゆになるし、ご飯にかけるだけでもおいしい。
今回は、「今朝の春」に出てきた、澪が不揃いになったおにぎりを、おぼろ昆布で巻いてみたものを作ってみました。

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これまた懐かしい感じです。
もうちょっと分厚く巻けば見た目よかったですけど、ケチってもた…。
でも!十分美味しかったです!!

祖母と母のおにぎりは絶対俵型。幼稚園の頃は、絵本やアニメなどでしか三角おにぎりを見たことがなく、三角おにぎりを食べてみたいなぁと思っていたものです。
おぼろ昆布は、やはり現在でも大阪での人気とこちらでは違うと思います。なので、お弁当のふたを開けておぼろ昆布を見つけた人の感動が、口伝だけで直接描かれてはいませんが、とてもよく分かると思いました。

いよいよドラマは明日ですね。
見たいような怖いような、困るような、見たくないような(汗)。
とりあえず、祭りは今日まで。ドラマは明日ですが、自分的に盛り上がったので、よし(笑)。
まぁ、これからもたまにみをつくし料理帖のお料理は再現して食べたいなぁと思っています。
お祭りにおつきあいいただき、ありがとうございました!
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聖痕ちょっくら感想。

第70回。

おばあちゃん冴えてるねぇ。
名探偵はだしじゃないか。

おばあちゃんの一言が、今回で一番爽快感のあるセリフであることは論を俟たないだろう。

おじいちゃんはなんだかんだ言いながら、登希夫への愛が感じられたんだけど、ほかの人たちはどうも・・・って感じだからなぁ。
しかも、おじいちゃんが一番人間臭かったのに、本当に残念。悲しいよ。
登希夫、ひどいな。

貴夫こんなときでも、心が騒いだ様子はない。
別の意味で大丈夫か・・・。
でもその態度が、こういうとき下手人を不安にさせていくかもね。

土竜(もぐら)のような目って・・・。
貴夫との違いがひどすぎる・・・(汗)。

登希夫が成長したら、あの変態犯人とそっくりになったりして・・・。
とか思っちゃうのは、大映ドラマで育ったからさ!
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里芋黒胡麻あん。

みをつくし料理帖です。

今週末のドラマ化を記念して、一人で勝手にみをつくし料理帖祭り爆走中です!(何)

今回は第三巻「想い雲」より、「初雁」に出てくる「里芋黒胡麻あん」です。
こちらも再現料理の同志kabatanさんが再現なさっていますので、そちらもどうぞ。
大事件が起こっているつる家ですが、大変な中でも店を開けることにします。
そんな時にこそ、大坂の天満一兆庵で旦那さんに褒められた料理を出したいと、澪は初めて、里芋の煮つけに黒胡麻あんをかけたものを献立に出します。
食通の版元、坂村堂さんはこの味をとても気に入り、澪こそ天賦の才を持つ料理人だと褒めるのですが…。

澪にとって、料理人の心構えを改めて学ぶきっかけとなった料理です。
里芋の煮たのは大好きですが、胡麻あんをかけるのは家ではしたことがありませんでした。でもいかにも美味しそうですよね〜。
里芋の味付けは薄めなんですが、今回は醤油を濃口醤油を使いました。
我が家では里芋は薄口しょうゆで煮ます。澪もきっと大坂では薄口を使ったと思いますが、ここでは江戸っ子を喜ばせるために、きっと濃口を使ったのではないでしょうか。

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これは美味しいですよ♪
黒胡麻あんは出汁味噌醤油砂糖が入るのですが、その味が里芋をとても引き立てて本当においしい!
おすすめです。
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聖痕ささやかな感想。

第69回。

ダメダコリャ。

チョーさんがこのセリフをつぶやく時、果たしてこれほどまでの絶望を感じたことがあっただろうか。

駄目だった。

登希夫に深い考えなんてなかった。
被害者意識しかなく、ただ欲望の赴くままに、どこまでも自分本位に行動しているだけだった。
それが、周囲を傷つけずにはおれないのだ。
ひどすぎる。

おじいちゃぁぁぁん。

だから脅しはいかんってあれほど・・・。

お前を殺しておじいちゃんも死ぬ!ってところが昭和やね。
そして泣かせる。

おばあちゃんの懸念がこんなところで現実のものとなるとは・・・。

それにしても、佐知子は何をやっているのかね。
初めに猛夫が叱った時に出てこないとは、怠慢としか・・・。

貴夫、お前は見ていたよな。
この凶行を。

見ていたと言ってくれ。
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